7/28の集中豪雨被害に対し「被災者生活再建支援法」の適用。
http://www.bousai.go.jp/kohou/oshirase/pdf/130805-2kisya.pdf
被災者生活再建支援法とは
自然災害によりその生活基盤に著しい被害を受けた者であって経済的理由等によって自立して生活を再建することが困難なものに対し、都道府県が相互扶助の観点から拠出した基金を活用して被災者生活再建支援金を支給するための措置を定めることにより、その自立した生活の開始を支援することを目的とする。基金は、財団法人都道府県会館(被災者生活再建支援基金部)が取り扱う。(出典:wikipedia)
概要
——————————————————- (出典:青森県HPより抜粋) ——
制度の対象となる被災世帯
① 住宅が「全壊」した世帯
② 住宅が半壊、又は住宅の敷地に被害が生じ、その住宅をやむを得ず解体した世帯
③ 災害による危険な状態が継続し、住宅に居住不能な状態が長期間継続している世帯
④ 住宅が半壊し、大規模な補修を行わなければ居住することが困難な世帯(大規模半壊世帯)
支援金の支給額
支給額は、以下の2つの支援金の合計額となる
(※ 世帯人数が1人の場合は、各該当欄の金額の3/4の額)
① 住宅の被害程度に応じて支給する支援金(基礎支援金)
全壊(①に該当) 支給額 100万円
解体(②に該当) 支給額 100万円
長期避難(③に該当) 支給額 100万円
大規模半壊(④に該当) 支給額 50万円
② 住宅の再建方法に応じて支給する支援金(加算支援金)
建設・購入 支給額 200万円
補修 支給額 100万円
賃借(公営住宅以外) 支給額 50万円
※一旦住宅を賃借した後、自ら居住する住宅を建設・購入(又は補修)する場合は、合計で200(又は100)万円
支給申請
(申請窓口) 市町村
(申請時の添付書面)①基礎支援金: り災証明書、住民票 等
②加算支援金: 契約書(住宅の購入、賃借等) 等
(申請期間) ①基礎支援金: 災害発生日から13月以内
②加算支援金: 災害発生日から37月以内
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といった内容です。
山口県の被災者支援制度、 萩市災害時見舞金との兼ね合いとか、
半壊、大規模半壊といった内容がどこまでのことなのか?
どっぷりと1Fが浸かって再使用に耐えないようでも床上扱いなのか?
その判定基準は、今後気になるところですが、
こういった支援制度が認定されたということを、被災者のお身内の方、情報を得ることのできる方は、周囲に一言、声をかけてあげて下さい。
見えない将来に悲嘆にくれる被災者もいます。
商売を続けられるのか!?という不安を持たれている被災した事業者もいます。
事業者の支援制度の大半は、金利を安く融資をしてあげますよといったもの。要は借金です。
そりゃ、ありがたいけど、元となる箱や原資に損害を受けているんです。
保険で全てが元通りになるわけでもなく、元々ある借金だってあるんですから、
上記、被災者生活再建支援制度の適用というのは、本当にありがたいと思います。
又、国の支援でいうと、
恐ろしい規模の災害損失、復旧費用をどこまで、支援して頂けるのだろう?と
今日は本当に肌で感じました。
今日は、1日中ボランティア活動
今日は、定休日ということもあって、1日、ボランティアに回ろうと思っていました。
萩市 割烹千代さんのとこの児玉さんも一緒に同行。前日被災地を見回って、
浦西地区の最深部の災害ゴミの搬出が、小さい路地のため、全く手付かずの状態だったため、
災害ゴミの搬出をすることにしました。 それに、軽トラを千代さんが貸して頂けることになり、(感謝!)
何度も何度も搬出を繰り返しました。
で、どこに運んだのかというと、町民グランドです。
入り口から見ても、巨大なゴミの山というのがわかります。
スペースを感じますが、ひたすら、重機でよせて上げてるんです。
で、まだまだ災害ゴミはありますので、その処理を考えただけでも。。。
災害ゴミは、家電もまとめて出していいとなっていますが、
国の支援ということが絡んできた影響もありますので、
環境省から、指導が入っているそうです。
テレビ、冷蔵庫、エアコン、冷蔵庫、(←忘れてましたが、情報提供がありました有難う御座います。)の4種類の家電はせめて、分別するようにとのことです。
今更の部分は大きいですが、
これは、被災現場にいる方、ボランティアの方、注意してあげましょう。
ゴミ集積現場で、二度手間となっています。
ゴミに関しては、二転三転しています。被災現場では、とにかく、運び出したいというのはすごくわかります。
お互いにちょと注意し合い、配慮できるようにしましょう。
国道191号線が本日片側通行で通行可能になりました。
須佐トンネルと大刈トンネル間の道路崩落現場の復旧が進んで、
片側通行ですが復旧しました。
まだまだ、他の国道にも復旧しなければ危険な箇所はたくさんあります。
国道315号線など、とにかくひどいので、雨天時は通行規制の可能性もあります。
又、国道315号・金山谷トンネル付近は
8月8日〜9日の09時から16時まで通行止になります。
国道だけではありません。
見に行けないままになっていますが、
須佐の唐津地区などは、孤立状態です。
生活道路は崩落したままで、未だ、歩いてしか現地に行けないそうです。
土砂や反乱した河川が、集落をズタズタにしていると聞きます。
須佐のいたる場所で、土砂崩れはあり、生活道路を分断しています。(もちろん、迂回できるところは、復旧は後回しです。)
家屋の復旧など生活に密着している復旧が最優先ですので、
そういうことは目立ちませんが、須佐全体が元通りになれるのかなんて、
市の予算だけではとても考えられないことです。
それに、最近頻繁に起こるゲリラ豪雨ですが、
今日も、福栄周辺で、うちの嫁さんが怖くて、車を走らせられないという勢いだったそうです。
そんな、今後を考えれば、脆弱な河川の護岸のままでいけば、決壊することもたやすく想像つきます。
下水のかわし先
下水処理場の復旧が目処が立たない今、
周辺自治体からも応援に来て頂いてるバキュームカーは、吸い取った下水をどこに運んでいるのかなと思ったら、
ここでした。
浦の下水処理施設です。
ここは、漁家集落「浦三区」のみの下水の処理施設として、以前からあった場所です。
港の一角にあります。ここに排出させています。
ああ、なるほど!他の地域の下水処理施設かと思っていました。
しかし、毎日、何台ものバキュームカーが、地域全体の下水を、往復でここに注ぎ込んでいるのですが、
ここの処理能力が追いつくものなのか。。。。そうなると、他の地域の処理施設へとなるでしょうけど。
国がどこまでやってくれるのか、期待したいと思います。
現況情報:
地元被災地住民やお身内の方は、
情報を得る方法と、情報を身の回りの方に周知して下さい。
↑ これらをコピーして、メールしてあげるのが、一番やりやすいでしょう。リンクを押すだけにしてあげるのが、わかりやすいかと思います。
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★萩市災害ボランティアセンター★
本日もたくさんの個人・団体の皆様にお越しいただきました。平日にも関わらず多くのボランティアさんに来ていただきたくさん活動ができたこと、大変感謝しております。学生さんの姿も多くみられ、若い風を吹き込んでいただきました。明日以降も、いろいろな方のご協力をいただきながら活動をおこなっていきたいと思っています。
明日も8時30分より受付開始です。ご協力どうぞよろしくお願いします!!
本日のボランティア参加数
個人:91人
団体:17団体 154人
計245人
活動件数 43件
終了 17件
継続 26件
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facebook 中村様よりシェア
益田の高校球児が須佐へボランティアに!!
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facebook 江島潔氏(自民党参議院議員)よりシェア
山口県庁にて、県知事および被災地自治体関係者との意見交換。
今こそ、政府としての対応のスピード感が問われている。
森本 敏生 被災地の方で、住居に困っている方が居られましたら、
山口県の新山口駅周辺に少し古いですが、2階建ての積水ハウス?のAPの3DKが4所帯分あるります。
仕事が落ち着かれますまで、無償で提供したいと思っていますが、お力になれませんでしょうか?
もちろん、保守の方で、天皇陛下を崇拝し、国旗掲揚・国歌斉唱が当たり前の日本人の家族に限ります。
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facebook 勝山憲和さんよりシェア
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山口・島根豪雨災害支援について~みな、がんばってます!須佐
災害支援ボランティアは初めてでしたが、様々な人々との関わりの中で、私にとっても、とても意義深い一日となりました。本当にありがとうございました(涙)。8時半…萩市災害ボランティアセンター受付(登録用紙に記載。付箋2枚作成→本部用とリーダー用として2枚作成。カラーガムテープにフルネーム記載の上、服の上から貼る)。その後、体育館へ移動し、何人かのグループに分かれる(私は、3人グループになり、にわかリーダーに抜擢され、陣頭指揮と活動報告を任されました)。その後、バスで「萩市須佐総合庁舎へ移動し、資材をセレクト(特に指定されているわけではないので、その依頼内容により予測しながら道具を選択していく作業。グループ内に昨日作業された方がいらっしゃり、アドバイスを受けながら準備を行った。ありがたかった!)し、依頼者宅へ徒歩にて移動。9時15分…作業開始。「家財の搬出」の依頼とのことで、食器棚を外庭へ。15分ほどで終了。その後、ボランティアセンターのマッチング班へ連絡し、次の作業指示を待つ。10時…萩市須佐総合庁舎付近のお宅に「泥だし」の依頼宅あり(急な依頼ではなく、マッチング班が既に聞き及んでいるニーズと場所からその要請をその日のリーダーへ指示する。これは、とても大変な作業だと思いましたし、待つ時間が非常に長く感じました)、とのことで、マッチング班より要請が入り緊急合流。我が班と更に4名の別の班が合流し、計7名で行動開始。またまた「にわかリーダー」として現地に乗り込む。「萩市災害ボランティアセンターより参りました、今日一日よろしくお願い致します!」
作業は、「泥」そして「水」の排出。前もってポンプである程度「水」は排出されていたけれども、予想以上に水を含んだ泥は難敵。「7人の侍」が立ち向かった!互いに知らない者同士であることは当然だが、目的は一つ、心は一つで、もくもくと作業させていただく。(※べた基礎のお宅の床下泥搬出作業については、「スコップ」「ひしゃく」「スイーパー」での搬出作業。また、土嚢袋やバケツに思いっきり入れすぎると運搬の負担が大きい)
「臭い」「暑さ」「汚泥量」「突然の雨」に圧倒されながらも、床下の地べたが見えた時は、更に力が入りました。
15時…最後に家主の方から「大変な目にあわせてしまったねぇ」の一言。とんでもない、我々お手伝いさせていただいただけでも恐れ入ります。これからが本当の意味で大変な時だとは思いますが、須佐人の「熱く、暖かい心」に感謝です。本当にありがとうございました。
一日だけで本当に申し訳ないのですが、微力ながらまたお手伝いさせていただければと思っております。
ちなみに、一昨日の8月2日。私の事業所「セルプ藤山」の「災害対策ウエス」を200㎏を寄贈させていただきました。掃除の仕上げ用にお使いいただきたく。また、何かあればご一報いただければと!
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ブログ
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JR鉄道の運行について
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萩市防災Twitterよりシェア
8月6日(火)09時~17時、萩市須佐で行方不明となっている県外男性1名を発見するため警察・海上保安庁・九州救助犬協会・消防が約168人体制で須佐湾一帯(市街地を含む)を一斉捜索します。 萩市須佐湾及び周辺市街地 ※死亡者2名以外の須佐・田万川・むつみの皆さんの無事は確認済。
国道315号・金山谷トンネル付近は8月8日〜9日の09時から16時まで通行止になります。夜間は通行可能です。問:山口県萩土木建築事務所0838-22-0045
萩市防災安全課公式ツイッター @hagi_bousai
田万川及び須佐の方は田万川温泉に無料で入浴できます。 萩市田万川総合事務所08387-2-0300
【災害関連】7月28日の大雨により災害救助法が適用された山口県萩市等の被災者の方に対して、中国財務局山口財務事務所は、通帳等を紛失した場合でも本人確認だけで払戻しに応ずる等の金融上の措置を適切に講ずるよう、金融機関等に要請しています。
山口県及び島根県における平成25年7月28日からの大雨による被害について電気料金支払いに関する災害特別措置を認可しました(山口県萩市、山口県山口市、山口県阿武郡阿武町及び島根県鹿足郡津和野町とその隣接する地域)http://www.meti.go.jp/press/2013/08/20130801005/20130801005.html …
大雨被害の萩市に鳥取県職員災害応援隊出発(鳥取県) http://tinyurl.com/mbjwb27
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萩市広報
ご協力をお願いする救援物資
現時点では、下記以外の救援物資の受付は行っておりません。
(被災者の需要や在庫状況により受付取扱物品は随時更新します。)
ただし、特に記載のあるもの以外は、未使用・未開封で、梱包単位(輸送用段ボール箱、包等)毎としていただきますようお願いします。
なお、食料品については、使用(賞味)期限が受付時点で1ヶ月以上先まであるものに限ります。
- 飲み物
- スポーツドリンク(500ml)
- お茶(500ml)
[水は現時点では充足しています。]
- 食品
- カップ麺
- レトルト食品
※賞味期限が1ヶ月以上先まであるもの
- 衣類
- 寝具
※未使用・未開封のものに限ります。
- ゴム手袋(厚手のもの)
詳細はリンク先へ
〇災害対策本部の設置
28日午前8時に災害対策本部を設置
〇県への災害派遣要請の依頼 28 日午後0時40分
〇災害救助法を適用、救助を実施(7/28)
〇山口県警・海上保安庁が、須佐地域で捜索活動中(4日現在)
■復旧活動の状況(4日)
①ボランティアの活動状況(萩市災害ボランティアセンター把握分)
・25団体(271人)、個人242人の計513人が各須佐、田万川地域で活動
(4日までの延べ累計 63団体(588人)、個人577人の計1,165人
活動内容 家屋の清掃、泥の除去作業、家具の搬出等
②市職員の復旧活動
・指定応援職員(本庁勤務の旧須佐町・田万川町出身者による災害時等の応援職員)
40人(須佐23人、田万川17人)
・本庁からの応援職員 56人(今日までの累計 325人)
・総合事務所勤務職員 須佐18人、田万川18人
・そのほか、土木・上下水・環境衛生などの業務担当職員が現地活動実施
※国・県・他市の応援活動あり
■被害状況
①人的被害
〇死者 2名
・田島美乃たしま よしのさん(上小川 79 歳女性)死亡確認 28 日午後 11 時 30 分
家屋倒壊、胸部圧迫による窒息の疑いにより死亡
・伊藤清久いとうすみひささん(須佐 84 歳男性)
河川に流されたと推定された方、死因については警察が捜査中
〇行方不明者 1名
・国道 191 号中津交差点付近(須佐)で車両発見、運転手(60 歳代男性)と連絡が不通
○負傷者5名(男性3名、女性2名)
※うち1名(須佐堀田 60 歳代男性)を市内病院へ搬送、軽傷、意識あり
※うち1名(阿北苑の職員 40 歳代男性)がろっ骨骨折により入院
※その他の方は軽傷
②住宅被害(各地区合計のみ・詳細調査中・さらに増える見込み)(4日午後1時現在)
○全壊 36棟 (住家 31棟、非住家 5棟)
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ボランティアや支援につなぐ情報発信
当ブログは、あくまで、須佐地域に関してを中心に書いています。
正直、被災のひどい小川地区や、被災地として名前があまり上がらないところの情報など、
本当は調べてあげたいのですが、正直、とてもおっつきません。
ボランティアの方、お身内の方が、被災地に行って、写真を撮ることを、被災住民に配慮し、ためらい、情報発信を遠慮することが美徳のように思われがちですが、
住民や遠方にいるお身内の方は、情報を欲しがっているんです。
被災地の様子を写真で撮ってあげ、
(家の中までズケズケととは言いません。最低限のモラルの中でです。)
復旧状況、困っていること、現場での気付きなどを添えて、
被災した情報が風化しないように情報発信し、周囲にもっと教えてください。
そして、1人でも多くのボランティアの方や支援の手が増えるよう協力して下さい。
実際、萩市の中心部でさえ、被災現場情報など、遠方にいる方と同レベルの認識の方は大変多いと聞きます。
当日の天気も違いましたし、テレビのニュースで知った。たまたま、知り合いから聞いてそんなひどい状況だとは思っていなかった、とかです。
ネットの中で情報は活発でも、その情報は大半の方にはリーチしません。
今日、普段この周辺を担当する宅配のお兄ちゃんが、被災以来初めて現状を見て、
あまりのショックに唖然としていました。(特に小川の現状にはかなりのショックを受けていました。)
そんな中、まだまだ、復旧は続きます。
泥を出しても、ゴミを出しても、次から次へと後から後から出来てきます。
気が折れそうな中、平日のボランティアが少ないため、自分たちだけで懸命に復旧しています。
1人でも多く、手を貸して頂けませんか?
宜しくお願いします。
今日、ゴミ出しを手伝った、浦西のゴミ搬出後
ボランティアの方も、来て頂き、集中的に片づけても、
たった1本の路地の表面だけです。
家の中は、床板を剥いで、住めない状態です。
泥をまだ、掻き出せずにいる家屋もあります。
今日ここのゴミ出しを手伝おうと思ったのは、
災害以来、まったく回収されない目の前の災害ゴミの山を、
どけてあげるだけで、少しは気持ちが違うだろうと思ったからです。
中津交差点付近
港橋付近の浦中筋。
朝、ゴミの搬出を手伝ってあげて、目の前にあった災害ゴミ(というより、流れついた他所からきたゴミ)を片づけたので、
安心して浦西へ行ったのですが、
帰りに見たら、朝よりも多い災害ゴミが出されていて、唖然。
今日は、ボランティアの方も来てくれんかった。。。と疲れ果てていました。。。
お手伝いが今日しか出来ないので、私も張り切ったのはいいんですが、
熱中症一歩手前となりました。
この夏日の中、マスクし、長袖で、作業をしていると、これは、かなりこたえます。
飛び出た釘で手を刺され、ホコリと泥まみれ。。。
ボランティアの方、被災住民の方、十分にお気をお付け下さい。
帰りに住民と話していると、浦西のとある娘さんが、水害時の動画を撮っているというので、
借りて来ました。編集して、次回、アップいたします。
最河口集落「浦西」の最深部の水位がMAXの時の映像です。
凄いです。