須佐地域集中豪雨からの復旧11日目---ベテランボランティアからの提言

ベテランボランティアから見た萩市災害ボランティアセンター

ベテランというと適切ではないかもしれませんが、

昨日、東北や近畿、九州など、近年耳にした災害現場に、 積極的にボランティアに参加している方が、

個人で、須佐にも参加され、お話する機会がありました。

当然、各地の災害ボラセンを通しての活動ですから、

事例を多くご存知です。 この度は、徳佐地域にもゆかれ、

須佐にも、わざわざ宿を取られての参加ということ。

本当に、ありがたいです。

 

 

萩市災害ボランティアセンターや萩市の災害に対する対応について、

一定の評価をされていましたが、 どうしても、皆、この規模の災害対応など初めてですから、

「ここをもう少しこうしたら・・・」

「ここにもっと力を入れたら・・・」

という意見がありました。

 

でしゃばることを控え、提案することを遠慮されていましたので、

私がここで、書いておきます。

以下

・手のひら返しでいいじゃないか!?

・情報の伝達は、よりアナログに近いほうが有効。

・マッチングこそキャリアや人が必要。

・ボランティア側は、行政サービスを受けに来ているわけではない。

 

対応できる方、現場関係者、所管部署の方、外部からでも結構です。

提案・アドバイスしてあげて下さい。

そして、増員できるならお願いします。

 

現場に携わっている方は、誰もが、

「やれることはやっている」

と思っています。(もちろん、いい意味で)

気づきをお互いに、言うこと、聞くことを躊躇しないで、

声をかけてあげて下さい。

 

・手のひら返しでいいじゃないか!?

この度の萩ボラセンでもありましたが、

雨の時の対応で、朝、今日は中止という告知。

 

そいう判断はもちろん、安全のためには正しいのですが、

要はその後、晴れた場合や、状況が変わった場合に、

手のひらを返したように、

やっぱり状況が変わったので、やることにしました!

と言ったっていいじゃないかという考え方をもっと、持つべきとのことです。

 

それが、平時の行政サービスでのことではなく、

状況がどう変わるかわからない災害対応・復旧現場でのことで、

「被災者のために」なることなんですから、

臆病にならず、情報発信や意思決定を消極的にしないようにすべきとのことです。

 

東北のとある地域ボラセンで、収束してきた現場を見て、ボラセンの閉鎖を告知した時に、

(ここのボラセンが素晴らしかったのは)

最後にニーズ調査を徹底的にもう一度したそうです。

すると、閉鎖を聞いていない被災現場から、チョット待ってくれという声がどんどん上がってきたので、

「やっぱり、続けます」と発表したそうです。

この度、須佐地区でも、水道再開にあたって、給水車の撤去が告知されましたが、

濁り水の影響で、「やっぱり給水車は配置します」という対応に変わりました。

 

状況が変わること、予測できないことは災害現場や、初めてのことには、つきものです。

確実で、決定したこと、事後報告だけにしておこうなど消極的にならず、

被災者のために

いい意味で、「手のひら返し」を肯定してはどうでしょうか?

 

住民も、関係者も、「対応がコロコロ変わる」と思っても、気がついて下さい。

コロコロ状況は変わるんです。(もういいと思ってたら、これもあった・・・なんてこれからもあります。)

対応だってコロコロ変えていく必要もあるんです。

今は、平時ではないんです。

 

 

・情報の伝達は、よりアナログに近いほうが有効。

これはボランティの方に対してや被災者に対してでもあり、

ボラセンのみならず、災害対策本部、又、対応に携わる全ての方に意識として持つべきことですが、

 

情報の伝達で、いきなりFacebookなどは、ハードルが高く、情報は伝わらないということです。

Twitterを活用する事例は結構あったそうです。

比較的、操作が楽という点では受け入れやすかったのかもしれません。

やはり、紙媒体が絶対に有効とのこと。

ボランティアの方々に、被災現場に行って、かわら版のような情報を、配ってもらう事例はあるそうです。

 

案件先に行き、被災者、身内、更新された内容なら、渡してあげ、

又、周囲に渡して頂くよう、お願いする。

区長さんなんかがいてくれたなら、もっと、話は早いです。

避難所には、世話している方に直接持っていけばいいし、

別の場所に避難している人には、電話をかけてあげる、

FAXするなどで対応すればいいことです。

こういうのは、災害対策本部や後方支援部署が、内容を用意し、紙を刷って用意し、ボラセンと連携すればいいことです。

 

かわら版、電話、直接会う、この面倒くさいけど、一番アナログに近い情報伝達こそ、

被災地にいる住民の不安を解消するものだと思います。

 

 

・マッチングこそキャリアや人が必要。

萩の場合、現状、マッチングは2名くらいでやられているよう(この方の見た印象)ですが、

もともと、こんな規模の災害対応でさえ未経験の方がやられていることです。

どうしても、マッチングに時間がかかってしまいます。

これについては、参加したボランティアの方からも多数声が上がっています。

ここに人を増やすべきということです。

追記:※現在、某市ベテランのボラセンスタッフ(社協職員)が応援にきているそうです。今後に期待!

 

 

又、もっとスムーズに進めてゆく方法で、

・  ニーズ案件を大きなボードに書いて参加するボランティアにも、見えるようにし、参加者側から積極的に声が出るようにするという事例もあるそうです。当然、消したり書き足したり、その作業性は増えます。

・とある地域のボラセンでは、前日に、次の日の具体的ニーズ案件を情報発信していたそうです。Twitterでの発信でもいいです。事前にボランティア側が知ることで、自分にもできることがあると思ってもらえるという効果もあるそうです。(既にある程度は発信はされていますが、もっと具体的でいいのでは?)

バスで、事前申し込みしている団体には、こういう事前の情報発信と、事前のチーム編成は、車中でも可能ではないかと思いました。

チームリーダーも決めておき、最低限の活動の注意事項も、やって頂いておけば、少なからず、

来てすぐ、現地への行ってもらう対応に移れます。

(又、早く出発してもいいじゃないですか? 先日、私がいた現場にボランティアが結局来たのは、10時頃ですよ。15時には、帰るのですから、わずか5時間しかできないなんて、参加者も思っていなかったでしょう。)ただ、休憩の必要、根を詰め過ぎは熱中症にもつながるので、もちろん、注意が必要です。

東北では、避難住民の方の話の聞き手役という案件もあったそうです。現在、萩ボラセンが、どういう場所からニーズ案件を拾っているかはわかりませんが、体を使うことはできなくても、そういうことならできるという方もおられるはずです。

現在、さくっとしたニーズ案件数は、告知されていますが、もっと、具体的でいいのではないかと思います。全てのボランティアが肉体的作業と思われます。(それしか、募集しないというなら別ですが。)

現在、萩ボラセンでは、軽トラを持って来られる方を呼びかけておられることを知りましたが、そういう情報発信が外部にはないので、軽トラの提供もできるし、運転もできる、又、そんなボランティアならやれるという方もいます。

—————-facebook 弥富:児玉さんからシェア————————————-

昨日、遅ればせながら被災地にボランティアに行きましたが、行って分かる事、行って被害の大きさに気付く事・・・。

須佐『梅の葉』の福島君から『軽トラ』が必要・・・
と言われ、借りていきましたが、被災地に入っている収集車はほとんどが4tトラックくらい・・・。

軽でなきゃ入れない地域(漁村の路地裏・山間部の細い道)も多々あります。

どういうシステムか分かりませんが、ボランティアセンターに『軽トラ』を持って行っても、多分使えないと思います。
保険や、事故等の問題があり責任を負えないので・・・。

『軽トラ』運搬のシステムを市側でも作ってくれたら・・・。

細い路地は、表まで『一輪車』『リヤカー』等で運搬している状態です。
その労力も大変です。

『軽トラ』さえも入れない場所は、『農業用のトップカー』でもあれば・・・
と感じました。

この際だから、『運搬で車が壊れたから弁償して!』とか言う人はそんなに居ないはず。
そんな人は端から来てないと思うので・・・。
ボランティアセンターで、何かシステムを作れないのかな・・・。

既に出来ていたらそれはありがたいのですが・・・。

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又、ゴミの搬出を懸命に行なっている須佐の行政職員から、ボランティアのマッチングを含め、現場のニーズとのギャップに苦心されている事も聞きました。加えて、「自分たちの立場からそういうことは萩市本所などに言えない。。。」とも。(実際そんなもんなんです。)

(ここの現場でも軽トラのニーズはありました)

ニーズ案件を拾うのは基本的に、被災者からだとは思うのですが、それを手伝っている、

行政職員

地域区長さん

ボランティアの方々(現在、報告としては受け取られています)

から、気付きや、提案、ニーズをもっと、細かく拾ってもいいのではないでしょうか?

避難している方に、連絡はとっているのでしょうか?

ニーズ案件があがらなければ、ボラセンとしても動けないというのはわかるのですが、

避難している方の家は、全く片付いていないところもあります。

又、そういうことへの職員の応援(増員)をすることが、今は、もっと必要なのではと感じました。

 

・ボランティア側は、行政サービスを受けに来ているわけではない。

この方は、 ボランティアは、平時の行政サービスを受けに来ているわけではないので、

マッチングに時間がかかって、作業時間が少なくなても仕方がないと割り切られておりましたが、

実際、もっと、作業がしたかった。こんなことなら、直接来てみればよかったと言う方もいます。

 

どういう状況・対応結果であれ、そのことを、ものすごい過失・過ちとして攻め立てようと誰も思ってもいません。

その先にいる「被災者」のためにつながっているかどうかですから。

 

改善の余地が、まだまだあるのですから、誰かが、大きなお世話であっても、

こういう声があるよ。

こうしてみたら。

手伝おうか?

と関係者・関係部署に聞いてみて頂けませんか?

この方の提案、なにか一つでも、うまく改善されていくのなら、

とても意義ある事例の提案だと思います。

 

この方に、うまくいっていたボラセンの事例で、共通するのは、

若いスタッフ(職員)ががむしゃらに、下働きしている所と言われていました。

そして、その若いスタッフ(職員)を上司が信頼しているということが伺えるボラセンが、

機能的だったということです。

 

ネットを駆使するのもひとつの方法ですが、アナログな方法をもどんどん取り入れて、

被災者」のために、もっと、柔軟で進化する体制。

萩市災害ボランティアセンターがもっと機能してゆくことを願います。

 

追記:システムを超えたこんな活動もありました。どんな感じでボラセン受付から進むのか説明もされています。

  須佐 災害ボランティア参加してきました

 

※決して、ボラセンを通さない活動を推奨しているわけではありません。基本は、ボラセンを通して活動すべきです。

 

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★萩市災害ボランティアセンター★
(2013年8月8日(木))本日も暑いなか多くのボランティアさんに活動して頂きました!
ありがとうございます!
平日にも関わらずみなさまの力をお借りできていることに、大変感謝しております!
明日以降もみなさまの力が必要です!よろしくお願いします!それでは本日の報告です。ボランティア参加人数
個人:107人
団体 31団体 249人
計356人

活動件数:58件
終了:22件
継続:36件

残ニーズ 154件
(活動内容 家財出し・床下の泥出し・雑巾がけ・その他)

泥が乾いてきておりますので、粉塵が俟っている場所もございます。暑い中の作業ですが、マスク・ゴーグルをつけての活動をお願いします。

☆みなさまのお越しをお持ちしております☆

須佐地域集中豪雨被害からの復旧10日目---支援の手

様々な被災地支援の手が広がっています。

■支援制度・見舞金・義援金・ボランティアの動きなど

萩市集中豪雨災害義援金の募集について(領収書が必要な方・事業所は直接窓口にて発行とのこと)

萩市集中豪雨災害の救援物資受付について

災害時見舞金の給付  山口県被災者支援・制度  「被災者生活再建支援法」の適用(山口県での詳細はまだ不明)

萩大志館facebook 義援金募金箱設置MAP

山口県 豪雨復興に113億円 県補正予算案12日提案へ  義援金募集

萩市災害ボランティアセンターfacebook  災害ボランティア用の宿泊施設を開設 MAP

※ 義援金は、様々な団体・地域で行われているそうです。ありがとうございます。

 

■相談窓口

被災者相談窓口場所一覧 (各総合事務所内にすでに設置されています。)

ボランティアに関しては、萩市災害ボランティアセンター( 09031774042 )へ

※萩ボランティア間の情報交換 萩ボラネットfacebookページ

■復興支援・要望の動き

いろんな方が、自主的に萩市行政や災害本部へ陳情や提案をしてくださっています。(ありがとうございます。)

又、SNS内でも、タイムライン上に提案や意見は活発に行われています。(それを、関係者が見ているかは別ですが)

議員(市議・県議・国会議員)で多方面に動かれている方もいる聞きます。

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宮内市議facebookよりシェア

(8/6)被災者が出したものを片づける作業をほかの人に任せて、皆さんから頂いた要望や意見をまとめて、萩市に届けました。野村市長は都合が悪かったようで、三原副市長が対応してくれました。三原副市長は現場もよく理解していて、話し合いはとてもかみ合ったものになりました。教えてもらうこともたくさんあって、事態の再認識と今後の方向性について大きな成果がありました。

要望項目は次の通りです

1、 被災者への迅速な対応が必要

緊急性を要する孤立集落への対応    唐津、中畑、開
交通網の確保
被災ゴミの搬出  家→屋外・道路  道路・屋外→集積

災害救助法に基づく支援を早く
被災住宅の応急修理、土砂など障害物の除去、生活必需品の給与・貸与
支援措置があることを知らせ、はやく確実な支援
仮設トイレの設置 対応済み
仮設住宅の設置を急ぐこと 市外に流出する

倒壊家屋の撤去
被災 空き家の対応

支援物資の申し込み 受け入れはどうしたらよいか ニーズがわからない

2、生活インフラの早期復旧
小川地区の固定電話

須佐と小川の保育園の再開   須佐現地ではないところでの再開 例 須佐分校

3、道路網の早期復旧  河川護岸の保全
国道 県道 市道 農道 集落道
河川護岸の保全

国道191号 須佐トンネル 押谷 長谷  国道の崩落は以前に議会でも問題になった

松原の護岸 狭くなっている 立ち退きして川幅の拡大を指摘していた
中津の護岸 古いところが決壊した これも住民から指摘されていた
須佐川の浚渫  萩市になっても要望していた

復旧は地元住民の意見を聞いて    例 須佐・松原や中津

4、被災者の生活と営業の再建をしっかり支援すること

①住宅再建 一番の基礎
立っていたから半壊ではない、生活ができるかどうかを基準に
床上浸水 家財道具購入への助成

○生活再建支援法の対応と上乗せ拡大
・住宅の被害認定は、被災者が納得行く対応を行うこ
・支援対象を拡大し半壊、一部損壊にも拡大できるようにすること
・国に対し金額を500万円に拡大するよう要望すること
・店舗や作業場・事務所などが住居と一体になった場合も対象にすること

○住宅リフォーム助成制度の予算を増やし、拡大すること

○住民税 固定資産税 上下水道料金 各種公共料金の減

○自動車の被害をどうするか

②営業  地域の業者を災害でつぶしてよいか
商店が廃業すれば地域に大きな影響あり
再開できるような支援が必要 融資だけではダメ
運転資金の返済棚上げ 利子の減免など

③農地 農産物  林地 林産物

水田の用水路復旧  応急措置  水路の確保 揚水ポンプの設置
共済金の前倒し支給
ゴミだし  木や竹などの収集・処分  焼却処分はできないか

農業を再開できるような大胆できめ細かい支援
例  小川の田村勝彦さんの場合
経営10ha  作業受託20ha  小川地域の中心的担い手
コンバイン1000万円 トラクター600万円 田植え機240万円
乾燥機200万円×9=1800万円  米選機 60万円 もみすり機 80万円
リフト100万円  積載トラック 200万円 その他

農業関係  合計 3980万円

住宅    1500万円

「農業を続けたい」  「出て働かなければいけないか」  → 地域農業の崩壊

○各種制度の周知徹底

④福祉施設への支援
阿北苑 E,G,F すさ苑  など

⑤市営住宅の補修はどうなるか  フローリングの張替えなど

5、市民から出された要望 意見

・避難勧告のしかた 遅かったのではないか
・保育園の再開を早く  現地ではないところで
・消防可搬ポンプの使用
・住民税の引下げを
・ゴミの運搬 トラックが少ない  トラックを住民に貸し出しできないか
・市営住宅の床の泥出し  床をはいでもよいか(発砲スチロール板)
・仮設トイレ
・仮設住宅の設置
・倒壊住宅の撤去 市ができないか
・住宅再建  働いているうちなら良いが 年金生活ではできない。
・水路の復旧 水の確保が急務
水路被害の応急措置  災害査定との関係
揚水ポンプの設置
・空き家の片づけ
・水道料金の減免
・田んぼの木や竹を焼かせてほしい
・流れたガラを片づけてほしい
・防災無線ない人は、大雨の時は聞こえない
・避難所の初期段階 ほったらかし 水と乾ぱん 年寄りには食えない 炊き出しが必要
・防災訓練が役に立っていない
・松原堤防決壊 立ち退き 川幅の拡大
・復旧は流域に住む人の意見を聞いて行ってほしい
・県道 高岩橋は早く通れるようにしてほしい
・段ボール製の簡易ベッド
・自動車が何台もパーになった。何とかならないか。

・花火・祭に対する批判続出 感情的対立にならないような今後の配慮が必要

○仮設トイレがすぐ隣に設置されていたが、知らなかった。小川 三明 通いの人

情報・各種制度の周知徹底をお願いします。

6、過疎地域の復興ができるか     地域崩壊の危機

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こんな時だからこそ、情報を横断的に共有しましょう。

 

地元被災地住民やお身内の方は、

情報を得る方法と、情報を身の回りの方に周知して下さい。

この記事:http://umenoha.ume8.jp/blog/archives/2369

 

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須佐地域集中豪雨からの復旧9日目---最河口区「浦西」災害当日ピーク時映像

唖然。。。ここまでか!?

須佐地区の災害で最も大きな影響を与えたのが須佐川流域です。

川上の唐津地区も甚大な被害ですが、

川下の中津・浦西地区の住宅が密集する地域も大きな被害を受けています。

その最河口集落の「浦西」地区の、災害当日ピーク時の映像を頂きましたので、

アップいたしましたが・・・・・・・・・。

 

一定期間公開後、映像データを、報道機関に提供、

萩市防災本部にも提供し、

削除しました。

 

【重要】

この動画のネットへのアップロードは、

情報提供者に主旨を伝え、私の意思で、拡散希望としていました。

目的は、メディア報道の、災害に関する取り扱い時間が少なくなってきており、

未だ、被災地の現状を知らない方が多いという事実に、

なんとか、「まだまだ、支援の手は必要です」というメッセージを伝えるためです。

しかし、反響も大きく、ネットという媒体のため、主旨を穿った見方をする方(須佐の住民含む)も少なからずいます。

地元、メディア局にも、一定の情報提供が出来ましたので、(既に放映されている局もあります)

当初の目的は達せました。

いたずらに、ネット上に置いておくのは、好ましくないので、

8/9をもって、メッセージを残し、映像を削除いたします。

※ニコニコ動画は既に削除しました。

※情報提供者の方には、主旨をご理解して頂き、大変ありががとうございました。

又、繰り返しますが、情報提供者の方に、ネットへの公開意思などは、もともと、なかったことを、重ねて書いておきます。

 

 

 

 

浦西のこのエリアをご存知のかたは、如何にこの状況が恐ろしいか、お分かりになるかと思います。

河口に近く、堤防も低いところです。

万が一、流されでもしたら、すぐに海です。

逃げ場もなく、水位が上がっていく状況は、どんなに恐ろしかったでしょう。

 

これが、日中だから、目で見れますが、

夜中だったらと思うと、ぞっとします。

映像の災害後(清掃がかなり進んだ後です)の現場です。

DSC01182 DSC01184 DSC01180 DSC01185

 

 

情報拡散の感謝。

この映像を広く、拡散(シェア)して頂き、ありがとうございました。

しかし、まだ、災害復旧は始まったばかりで、

ボランティアや支援の手は、被災者には必要です。

地域住民だけではもちろん、対応しきれないのです。

宜しくお願いします。

又、別の映像が須佐の方によりアップされていますので、シェアします。

[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=z5UBmGoykLQ[/youtube]

 

須佐地域集中豪雨からの復旧8日目---被災者生活再建支援法が適用

7/28の集中豪雨被害に対し「被災者生活再建支援法」の適用。

http://www.bousai.go.jp/kohou/oshirase/pdf/130805-2kisya.pdf

被災者生活再建支援法とは

自然災害によりその生活基盤に著しい被害を受けた者であって経済的理由等によって自立して生活を再建することが困難なものに対し、都道府県が相互扶助の観点から拠出した基金を活用して被災者生活再建支援金を支給するための措置を定めることにより、その自立した生活の開始を支援することを目的とする。基金は、財団法人都道府県会館(被災者生活再建支援基金部)が取り扱う。(出典:wikipedia)

概要

——————————————————-  (出典:青森県HPより抜粋)  ——

制度の対象となる被災世帯

① 住宅が「全壊」した世帯
② 住宅が半壊、又は住宅の敷地に被害が生じ、その住宅をやむを得ず解体した世帯
③ 災害による危険な状態が継続し、住宅に居住不能な状態が長期間継続している世帯
④ 住宅が半壊し、大規模な補修を行わなければ居住することが困難な世帯(大規模半壊世帯)

支援金の支給額

支給額は、以下の2つの支援金の合計額となる
(※ 世帯人数が1人の場合は、各該当欄の金額の3/4の額)
① 住宅の被害程度に応じて支給する支援金(基礎支援金)

全壊(①に該当)     支給額 100万円
解体(②に該当)     支給額 100万円
長期避難(③に該当)  支給額 100万円
大規模半壊(④に該当) 支給額 50万円

② 住宅の再建方法に応じて支給する支援金(加算支援金)

建設・購入        支給額 200万円 
補修            支給額 100万円 
賃借(公営住宅以外)  支給額  50万円

※一旦住宅を賃借した後、自ら居住する住宅を建設・購入(又は補修)する場合は、合計で200(又は100)万円

 支給申請

(申請窓口)       市町村
(申請時の添付書面)①基礎支援金: り災証明書、住民票 等
②加算支援金: 契約書(住宅の購入、賃借等) 等
(申請期間)       ①基礎支援金: 災害発生日から13月以内
②加算支援金: 災害発生日から37月以内

——————————————————————————————-

といった内容です。

山口県の被災者支援制度、 萩市災害時見舞金との兼ね合いとか、

半壊、大規模半壊といった内容がどこまでのことなのか?

どっぷりと1Fが浸かって再使用に耐えないようでも床上扱いなのか?

その判定基準は、今後気になるところですが、

こういった支援制度が認定されたということを、被災者のお身内の方、情報を得ることのできる方は、周囲に一言、声をかけてあげて下さい。

見えない将来に悲嘆にくれる被災者もいます。

商売を続けられるのか!?という不安を持たれている被災した事業者もいます。

 

事業者の支援制度の大半は、金利を安く融資をしてあげますよといったもの。要は借金です。

そりゃ、ありがたいけど、元となる箱や原資に損害を受けているんです。

保険で全てが元通りになるわけでもなく、元々ある借金だってあるんですから、

上記、被災者生活再建支援制度の適用というのは、本当にありがたいと思います。

 

又、国の支援でいうと、

恐ろしい規模の災害損失、復旧費用をどこまで、支援して頂けるのだろう?と

今日は本当に肌で感じました。

今日は、1日中ボランティア活動

今日は、定休日ということもあって、1日、ボランティアに回ろうと思っていました。

萩市 割烹千代さんのとこの児玉さんも一緒に同行。前日被災地を見回って、

浦西地区の最深部の災害ゴミの搬出が、小さい路地のため、全く手付かずの状態だったため、

災害ゴミの搬出をすることにしました。 それに、軽トラを千代さんが貸して頂けることになり、(感謝!)

何度も何度も搬出を繰り返しました。

 

で、どこに運んだのかというと、町民グランドです。

 

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入り口から見ても、巨大なゴミの山というのがわかります。

スペースを感じますが、ひたすら、重機でよせて上げてるんです。

で、まだまだ災害ゴミはありますので、その処理を考えただけでも。。。

災害ゴミは、家電もまとめて出していいとなっていますが、

国の支援ということが絡んできた影響もありますので、

環境省から、指導が入っているそうです。

テレビ、冷蔵庫、エアコン、冷蔵庫、(←忘れてましたが、情報提供がありました有難う御座います。)の4種類の家電はせめて、分別するようにとのことです。

今更の部分は大きいですが、

これは、被災現場にいる方、ボランティアの方、注意してあげましょう。

ゴミ集積現場で、二度手間となっています。

ゴミに関しては、二転三転しています。被災現場では、とにかく、運び出したいというのはすごくわかります。

お互いにちょと注意し合い、配慮できるようにしましょう。

 

国道191号線が本日片側通行で通行可能になりました。

須佐トンネルと大刈トンネル間の道路崩落現場の復旧が進んで、

片側通行ですが復旧しました。

まだまだ、他の国道にも復旧しなければ危険な箇所はたくさんあります。

国道315号線など、とにかくひどいので、雨天時は通行規制の可能性もあります。

又、国道315号・金山谷トンネル付近は

8月8日〜9日の09時から16時まで通行止になります。

 

国道だけではありません。

見に行けないままになっていますが、

須佐の唐津地区などは、孤立状態です。

生活道路は崩落したままで、未だ、歩いてしか現地に行けないそうです。

土砂や反乱した河川が、集落をズタズタにしていると聞きます。

 

須佐のいたる場所で、土砂崩れはあり、生活道路を分断しています。(もちろん、迂回できるところは、復旧は後回しです。)

家屋の復旧など生活に密着している復旧が最優先ですので、

そういうことは目立ちませんが、須佐全体が元通りになれるのかなんて、

市の予算だけではとても考えられないことです。

それに、最近頻繁に起こるゲリラ豪雨ですが、

今日も、福栄周辺で、うちの嫁さんが怖くて、車を走らせられないという勢いだったそうです。

そんな、今後を考えれば、脆弱な河川の護岸のままでいけば、決壊することもたやすく想像つきます。

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下水のかわし先

下水処理場の復旧が目処が立たない今、

周辺自治体からも応援に来て頂いてるバキュームカーは、吸い取った下水をどこに運んでいるのかなと思ったら、

ここでした。

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浦の下水処理施設です。

ここは、漁家集落「浦三区」のみの下水の処理施設として、以前からあった場所です。

港の一角にあります。ここに排出させています。

ああ、なるほど!他の地域の下水処理施設かと思っていました。

しかし、毎日、何台ものバキュームカーが、地域全体の下水を、往復でここに注ぎ込んでいるのですが、

ここの処理能力が追いつくものなのか。。。。そうなると、他の地域の処理施設へとなるでしょうけど。

 

 

国がどこまでやってくれるのか、期待したいと思います。

 

現況情報:

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★萩市災害ボランティアセンター★

本日もたくさんの個人・団体の皆様にお越しいただきました。平日にも関わらず多くのボランティアさんに来ていただきたくさん活動ができたこと、大変感謝しております。学生さんの姿も多くみられ、若い風を吹き込んでいただきました。明日以降も、いろいろな方のご協力をいただきながら活動をおこなっていきたいと思っています。

明日も8時30分より受付開始です。ご協力どうぞよろしくお願いします!!

本日のボランティア参加数
個人:91人
団体:17団体 154人
計245人

活動件数 43件
終了 17件
継続 26件

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facebook 中村様よりシェア
益田の高校球児が須佐へボランティアに!!
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facebook 江島潔氏(自民党参議院議員)よりシェア
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山口県庁にて、県知事および被災地自治体関係者との意見交換。
今こそ、政府としての対応のスピード感が問われている。
森本 敏生 被災地の方で、住居に困っている方が居られましたら、
山口県の新山口駅周辺に少し古いですが、2階建ての積水ハウス?のAPの3DKが4所帯分あるります。
仕事が落ち着かれますまで、無償で提供したいと思っていますが、お力になれませんでしょうか?
もちろん、保守の方で、天皇陛下を崇拝し、国旗掲揚・国歌斉唱が当たり前の日本人の家族に限ります。
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facebook 勝山憲和さんよりシェア
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山口・島根豪雨災害支援について~みな、がんばってます!須佐

日曜日に更新 · 萩市須佐で撮影

災害支援ボランティアは初めてでしたが、様々な人々との関わりの中で、私にとっても、とても意義深い一日となりました。本当にありがとうございました(涙)。8時半…萩市災害ボランティアセンター受付(登録用紙に記載。付箋2枚作成→本部用とリーダー用として2枚作成。カラーガムテープにフルネーム記載の上、服の上から貼る)。その後、体育館へ移動し、何人かのグループに分かれる(私は、3人グループになり、にわかリーダーに抜擢され、陣頭指揮と活動報告を任されました)。その後、バスで「萩市須佐総合庁舎へ移動し、資材をセレクト(特に指定されているわけではないので、その依頼内容により予測しながら道具を選択していく作業。グループ内に昨日作業された方がいらっしゃり、アドバイスを受けながら準備を行った。ありがたかった!)し、依頼者宅へ徒歩にて移動。9時15分…作業開始。「家財の搬出」の依頼とのことで、食器棚を外庭へ。15分ほどで終了。その後、ボランティアセンターのマッチング班へ連絡し、次の作業指示を待つ。10時…萩市須佐総合庁舎付近のお宅に「泥だし」の依頼宅あり(急な依頼ではなく、マッチング班が既に聞き及んでいるニーズと場所からその要請をその日のリーダーへ指示する。これは、とても大変な作業だと思いましたし、待つ時間が非常に長く感じました)、とのことで、マッチング班より要請が入り緊急合流。我が班と更に4名の別の班が合流し、計7名で行動開始。またまた「にわかリーダー」として現地に乗り込む。「萩市災害ボランティアセンターより参りました、今日一日よろしくお願い致します!」

作業は、「泥」そして「水」の排出。前もってポンプである程度「水」は排出されていたけれども、予想以上に水を含んだ泥は難敵。「7人の侍」が立ち向かった!互いに知らない者同士であることは当然だが、目的は一つ、心は一つで、もくもくと作業させていただく。(※べた基礎のお宅の床下泥搬出作業については、「スコップ」「ひしゃく」「スイーパー」での搬出作業。また、土嚢袋やバケツに思いっきり入れすぎると運搬の負担が大きい)

「臭い」「暑さ」「汚泥量」「突然の雨」に圧倒されながらも、床下の地べたが見えた時は、更に力が入りました。

15時…最後に家主の方から「大変な目にあわせてしまったねぇ」の一言。とんでもない、我々お手伝いさせていただいただけでも恐れ入ります。これからが本当の意味で大変な時だとは思いますが、須佐人の「熱く、暖かい心」に感謝です。本当にありがとうございました。

一日だけで本当に申し訳ないのですが、微力ながらまたお手伝いさせていただければと思っております。

ちなみに、一昨日の8月2日。私の事業所「セルプ藤山」の「災害対策ウエス」を200㎏を寄贈させていただきました。掃除の仕上げ用にお使いいただきたく。また、何かあればご一報いただければと!

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ブログ

・関 伸久氏(萩市議会議員)ブログ「明治維新胎動の地「萩」で想ふ「関 伸久」のつれづれブログ
大嶋 匡史 氏(萩JC、大嶋ペイント代表)ブログ「豪雨災害

・萩青年会議所(萩JC)様のブログ「災害復旧作業

・須佐観光協会インフォメーション「 須佐湾遊覧船の一時運休と復旧状況(通行規制)について

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JR鉄道の運行について

JR線は、山口市–益田市を結ぶ「山口線」は当面復旧はできません。(全区間ではありませんので、下記にお問い合せ下さい)

須佐駅上り下りは運行していません。代行バスが走っています

代行バス運行表:http://www.westjr.co.jp/press/article/items/130802_03_yamaguchi_shimane.pdf

須佐~宇田間は未だ復旧作業中とのこと、当面、回復は遅れるようですので、代行タクシー・バスが運行される予定です。下記にお問い合せ下さい。

須佐~益田方面も、代行JRバスが運行しています

中国ジェイアールバス株式会社 山口支店 083-922-2519

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萩市防災Twitterよりシェア


8月6日(火)09時~17時、萩市須佐で行方不明となっている県外男性1名を発見するため警察・海上保安庁・九州救助犬協会・消防が約168人体制で須佐湾一帯(市街地を含む)を一斉捜索します。 萩市須佐湾及び周辺市街地 ※死亡者2名以外の須佐・田万川・むつみの皆さんの無事は確認済。

国道315号・金山谷トンネル付近は8月8日〜9日の09時から16時まで通行止になります。夜間は通行可能です。問:山口県萩土木建築事務所0838-22-0045

萩市防災安全課公式ツイッター ‏@hagi_bousai

田万川及び須佐の方は田万川温泉に無料で入浴できます。 萩市田万川総合事務所08387-2-0300

【災害関連】7月28日の大雨により災害救助法が適用された山口県萩市等の被災者の方に対して、中国財務局山口財務事務所は、通帳等を紛失した場合でも本人確認だけで払戻しに応ずる等の金融上の措置を適切に講ずるよう、金融機関等に要請しています。

山口県及び島根県における平成25年7月28日からの大雨による被害について電気料金支払いに関する災害特別措置を認可しました(山口県萩市、山口県山口市、山口県阿武郡阿武町及び島根県鹿足郡津和野町とその隣接する地域)http://www.meti.go.jp/press/2013/08/20130801005/20130801005.html …

大雨被害の萩市に鳥取県職員災害応援隊出発(鳥取県) http://tinyurl.com/mbjwb27

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萩市広報

萩市集中豪雨災害の救援物資受付について

ご協力をお願いする救援物資

 現時点では、下記以外の救援物資の受付は行っておりません。

(被災者の需要や在庫状況により受付取扱物品は随時更新します。)

ただし、特に記載のあるもの以外は、未使用・未開封で、梱包単位(輸送用段ボール箱、包等)毎としていただきますようお願いします。

なお、食料品については、使用(賞味)期限が受付時点で1ヶ月以上先まであるものに限ります。

  1. 飲み物
    • スポーツドリンク(500ml)
    • お茶(500ml)
      [水は現時点では充足しています。]
  2. 食品
    • カップ麺
    • レトルト食品
      ※賞味期限が1ヶ月以上先まであるもの
  3.  衣類
    • 夏用の衣類
      ※未使用・未開封のものに限ります。
  4. 寝具
    ※未使用・未開封のものに限ります。
  5. ゴム手袋(厚手のもの)

詳細はリンク先

萩市記者発表 8/4付

〇災害対策本部の設置

28日午前8時に災害対策本部を設置
〇県への災害派遣要請の依頼 28 日午後0時40分
〇災害救助法を適用、救助を実施(7/28)
〇山口県警・海上保安庁が、須佐地域で捜索活動中(4日現在)

■復旧活動の状況(4日)
①ボランティアの活動状況(萩市災害ボランティアセンター把握分)
・25団体(271人)、個人242人の計513人が各須佐、田万川地域で活動
(4日までの延べ累計 63団体(588人)、個人577人の計1,165人
活動内容 家屋の清掃、泥の除去作業、家具の搬出等
②市職員の復旧活動
・指定応援職員(本庁勤務の旧須佐町・田万川町出身者による災害時等の応援職員)
40人(須佐23人、田万川17人)
・本庁からの応援職員 56人(今日までの累計 325人)
・総合事務所勤務職員 須佐18人、田万川18人
・そのほか、土木・上下水・環境衛生などの業務担当職員が現地活動実施
※国・県・他市の応援活動あり

■被害状況
①人的被害
〇死者 2名
・田島美乃たしま よしのさん(上小川 79 歳女性)死亡確認 28 日午後 11 時 30 分
家屋倒壊、胸部圧迫による窒息の疑いにより死亡
・伊藤清久いとうすみひささん(須佐 84 歳男性)
河川に流されたと推定された方、死因については警察が捜査中
〇行方不明者 1名
・国道 191 号中津交差点付近(須佐)で車両発見、運転手(60 歳代男性)と連絡が不通
○負傷者5名(男性3名、女性2名)
※うち1名(須佐堀田 60 歳代男性)を市内病院へ搬送、軽傷、意識あり
※うち1名(阿北苑の職員 40 歳代男性)がろっ骨骨折により入院
※その他の方は軽傷

②住宅被害(各地区合計のみ・詳細調査中・さらに増える見込み)(4日午後1時現在)
○全壊 36棟 (住家 31棟、非住家 5棟)

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ボランティアや支援につなぐ情報発信

当ブログは、あくまで、須佐地域に関してを中心に書いています。

正直、被災のひどい小川地区や、被災地として名前があまり上がらないところの情報など、

本当は調べてあげたいのですが、正直、とてもおっつきません。

 

ボランティアの方、お身内の方が、被災地に行って、写真を撮ることを、被災住民に配慮し、ためらい、情報発信を遠慮することが美徳のように思われがちですが、

住民や遠方にいるお身内の方は、情報を欲しがっているんです。

被災地の様子を写真で撮ってあげ、

(家の中までズケズケととは言いません。最低限のモラルの中でです。)

 

復旧状況、困っていること、現場での気付きなどを添えて、

被災した情報が風化しないように情報発信し、周囲にもっと教えてください。

そして、1人でも多くのボランティアの方や支援の手が増えるよう協力して下さい。

 

実際、萩市の中心部でさえ、被災現場情報など、遠方にいる方と同レベルの認識の方は大変多いと聞きます。

当日の天気も違いましたし、テレビのニュースで知った。たまたま、知り合いから聞いてそんなひどい状況だとは思っていなかった、とかです。

ネットの中で情報は活発でも、その情報は大半の方にはリーチしません。

 

今日、普段この周辺を担当する宅配のお兄ちゃんが、被災以来初めて現状を見て、

あまりのショックに唖然としていました。(特に小川の現状にはかなりのショックを受けていました。)

 

そんな中、まだまだ、復旧は続きます。

泥を出しても、ゴミを出しても、次から次へと後から後から出来てきます。

気が折れそうな中、平日のボランティアが少ないため、自分たちだけで懸命に復旧しています。

1人でも多く、手を貸して頂けませんか?

 

宜しくお願いします。

 

今日、ゴミ出しを手伝った、浦西のゴミ搬出後

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ボランティアの方も、来て頂き、集中的に片づけても、

たった1本の路地の表面だけです。

家の中は、床板を剥いで、住めない状態です。

泥をまだ、掻き出せずにいる家屋もあります。

 

今日ここのゴミ出しを手伝おうと思ったのは、

災害以来、まったく回収されない目の前の災害ゴミの山を、

どけてあげるだけで、少しは気持ちが違うだろうと思ったからです。

中津交差点付近

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港橋付近の浦中筋。

朝、ゴミの搬出を手伝ってあげて、目の前にあった災害ゴミ(というより、流れついた他所からきたゴミ)を片づけたので、

安心して浦西へ行ったのですが、

帰りに見たら、朝よりも多い災害ゴミが出されていて、唖然。

今日は、ボランティアの方も来てくれんかった。。。と疲れ果てていました。。。

 

お手伝いが今日しか出来ないので、私も張り切ったのはいいんですが、

熱中症一歩手前となりました。

この夏日の中、マスクし、長袖で、作業をしていると、これは、かなりこたえます。

飛び出た釘で手を刺され、ホコリと泥まみれ。。。

 

ボランティアの方、被災住民の方、十分にお気をお付け下さい。

 

 

帰りに住民と話していると、浦西のとある娘さんが、水害時の動画を撮っているというので、

借りて来ました。編集して、次回、アップいたします。

最河口集落「浦西」の最深部の水位がMAXの時の映像です。

凄いです。