シルバーウィーク店休からのリベンジ!

シルバーウィークの後半を休まさせて頂きました。

これで、今年の大型連休は、営業自粛ばかりでしたね。

期待していたお客様には、ぎりぎりの案内となり、大変ご迷惑をおかけしました。

9/20(日)、過去にない長時間(3~4時間待ち)の待ち時間となり、

活イカは提供できたものの、流石に心苦しいばかりです。

 

「こんなに梅乃葉は休みをとって、大丈夫なの?」

萩地域でも、多くの観光客の方々にあふれた連休だったようで、

営業自粛をするお店などはなかったと思います。

そのこと自体は、大変、明るい話題ですし、

多くの方が自粛生活からの解放を、お好みの楽しみ方で満喫し始めたわけですから、

当店も、本来はその機運を一緒に盛り上げなければならないのですが、

思うところもあり、お休みとさせて頂きました。

 

大丈夫か?と問われると、

ん~大丈夫ではないです。(;^_^A);;;;;

 

梅乃葉が他にも行ってきた「仕出し事業」や「団体昼食・宴会」などは、

ほとんど需要はすっ飛んでいますので、売り上げなどありません。

そんな中、のどから手が出る目先の売り上げより、

このタイミングでの大型連休の最繁忙日のリスクを、

回避することを優先しました。

 

コロナ対策?うちよりやってるところの方が少ないのでは?

コロナ感染対策は、こう言っては何ですが、

おそらく、うちほど、効果的な感染対策をしている飲食店は、そうそうないと思っています。(梅乃葉のコロナ対策詳細

※ソーシャルディスタンスの距離がかなり広いとか、マスクの上にフェイスシールドとか、濡れたダスターで拭いた後にアルコール除菌するとか、そういう意味のない施策や非効果的な対策を排除して、積極的な「攻めの除菌」に取り組んでいます。

それでも、本年最後の連休最繁忙日を回避したのは、

 

感染防止やスタッフの過度の疲労負担の回避もありますが、

メディア露出による初めての方の来店比率の高さ、

情報を正確に得ていないお客様の比率の高さが、

お問い合わせなどでも予想されたため、

混乱することは間違いなく、

お客様に期待される商品・サービスの提供に対し、

責任を持てない状況になると判断したからです。

 

申し訳ありません。

 

リベンジへ!

ちょこちょこ顔を出してくださる常連のお得意様、

いつも本当にありがとうございます。

 

何時間もお待たせしておきながら、

笑顔で声をかけてくださる初めてのお客様、

本当にありがとうございます。

 

目の前の、そんな感謝に支えられ、

悩み・葛藤を繰り返しながらのやせ我慢をしている状況の中、

今後、どんなふうにお客様に喜んで頂けるかを、

ず~っと、考えふけっております。

 

うちにとってのリベンジは、

今、自粛などでご来店できず、届けきれないお客様への笑顔の体験を、

巻き返してゆくことです。

もっともっと、お客様の笑顔につながる食の提案をしてゆきたい!

そんなことばかり考えていたら、

とても、信じられないお話が舞い込んできたんです。

 

超絶、サプライズ!?

ええ、にわかには信じられない、びっくりするような、

身に余るオファーです。

(正式な情報公開は10月後半くらいかな?)

 

おそらく、それを受けるにあたり、

お店の様々なベースラインを見直すことになるかと思います。

それは、今来られているお客様にとっても、良い形に変化してゆくものですし、

今後の梅乃葉にとって、持続可能なお店の運営の形にシフトしてゆくきっかけにもなろうかと思います。

 

ただ1つ言えることは、このお話を受けることができたのは、

間違いなく、日頃から、ご愛顧頂けている、お客様のおかげだと思っております。

ありがとうございます。

 

是非、未来の梅乃葉の新しい変化も、今後の楽しみの一つにしてください。

一緒に、楽しみましょう!

 

 

お盆休業の中で~GOTOからの今後を考えてみた。

営業自粛しております。m(__)m

まず、お盆を含む8/12~8/17までの期間の営業自粛を急遽決定となり、

ご期待に沿えず、せっかくの機会にと検討されていた方には、

大変申し訳ありませんでした。

・山口県内のコロナ感染者増加、近隣市町村(益田市など)の増加
・連日の不特定多数の遠方の県外(大阪・関西圏)からの来店者の増加
・炎天下による影響で店内にて不測の3密状態

など、様々な状況が、急に重なり、決定いたしました。

 

その裏には、国のgotoキャンペーンに付随し、

県単位の需要喚起キャンペーンや、

市町村単位の需要喚起キャンペーンもあります。

 

又、テレビメディアでも、ロケ取材が自粛されていることから、

過去の番組の再放送が次々と行われているようで、

当店を扱ってくださった、全国テレビ放送が、

何社も繰り返し、放送されていると、お客様より報告を受けています。

 

直近では、山口放送の熱血テレビさんでは、

この1カ月くらいで、別件含め3回取材と放送をして頂きました。

それを見た古くからのお客様が来店してくださったり、

立て続けに、来店を煽る状況となっています。

 

お盆というのは、本来、飲食店にとっても書き入れ時、

多くの方が、お休み時に「楽しみたい!」と思われるお休みの時こそが、

我々にとっての「お気持ちにお応えすべき時」と、

過去そのようにしてまいりましたが、

ご承知の通り、本年は様々な状況が違います。

 

冷房と暖房の中で

とは言え、感染防止対策は一定レベル以上には講じているつもりですので、

少々多くのお客様が来られたとしても、

新たな体制にシフトし、ご理解を得ながら、

対応できる気で臨んでおりました。

 

しかしながら、本年の特に今現在は、とても特殊です。

小池都知事が

「冷房と暖房の両方をかけることについて、どう対応していけばいいのか」

と嫌味を言ってしまわざるを得ない、

矛盾を抱えたままの状況の中で、

 

今後もお客様に喜んで頂ける梅乃葉として存続してゆくために、

我々自身が、折に触れ、様々な決断をしてゆかなければならないと、

強く感じています。

 

営業自粛に踏み切った理由

お盆全日程を営業自粛に踏み切った要因は、

上記以外にも他にもあります。

 

今年は、お盆前に連休がございました。

もともと、この連続した連休をこなすこと自体、

人手不足の当店としては大変危惧すべき日程でした。

 

そして、不安を的中させることが次々と起こります。

まず、メディア露出のたびに増えていた来店者の数が、

激増し、客席数を減らしながらの営業では、

待ち時間が更に長くなり、3時間から4時間という、

尋常でない状況に陥っていました。

 

それでも、待ってくださるお客様には、

本当に頭が下がる思いで、

気持ちよく、イカ料理~お食事を楽しんで頂けるよう、

対応方法を腐心しておりましたが、

 

そこに今度は、スタッフの持病による体調不良、

高齢のスタッフによる長時間のハードな労働、

 

そして、一番危惧していた、

フロアスタッフの疲労による集中力の低下です。

 

当店のスタッフは、本当にみんな頑張ってくれています。

クチコミに、スタッフの対応を褒めて頂けるたびに、

スタッフのへの感謝で溢れ、何より嬉しく思います。

 

そのスタッフの集中力が切れるということは、

そういったサービスや雰囲気を期待するお客様に対し、

担保できなくなるということにつながります。

 

回りくどい言い方をしましたが、

お客様が、期待する商品・サービス(接客や雰囲気を含む)を提供できないのであれば、

営業してはいけないという選択肢を取りました。

 

その前提は、「今後もお客様に喜んで頂ける梅乃葉として存続してゆくため」であり、

お客様、スタッフのためでもあります。

 

「イカさえ出してくれりゃ、あんたらのサービスなんかいらないよ」

と考える方もいらっしゃるかもしれません。

大変、申し訳ありませんが、そうお考えのお客様においては、

当店で食べる必要は全くないことですので、

是非、今後とも他のお店でお食事してください。

 

「お盆・連休は忙しいのは当たり前、そのあとにまとめて連休でも取ればよいのでは?」

と考える方もいらっしゃるかもしれません。

その連休中に、お客様・スタッフに致命的なミスや事故を起こしては、

次はありません。

お客様においては、何度も来店されることはない、

一生に一度かもしれない旅の思い出で、

不快な思い、又はトラブルに見舞われれば、

どんな言い訳があろうと、2度と来店することすらありません。

 

スタッフとて、連休に対するトラウマとなります。

 

お盆前の連休明けの平日8/11、

連休時を超える来店者に溢れ、

スタッフのシフトを減らして対応していたのもあり、

もはや、限界でした。

 

8/12(水)、お休みにちょっと遠くの病院に行かねばならない機会があり、

その帰りに、家族でお食事をしてきました。

郊外にある人気店で、感染防止対策もしっかりされているところで、

昔から何度も行っているお店です。

 

料理はおいしかったです。

ただ、帰り際の印象に残ったことは、

 

恐らく、連休による疲れからなのでしょう、

若いスタッフに笑顔はなく、

忙しさのあまり、違うソースの料理に対し、

別の取り皿の要求は拒否され、(洗えないからだそうです)

「こういう時期に来るべきではなかった」

という感想でした。

 

しみじみ、

我々がお客様にできること、

お客様が期待されること、

これらを、きちんと自覚していなければ、

体力的・精神的無理をして、

感染のリスクのある中、

営業しても、全く、無駄になるだけだと痛感いたしました。

 

今後を考えてみた。

withコロナの時代といわれる、今後を見据え、

とてもとても、大切だと思っているのは、

当店を気に入ってくださる素敵なお客様の存在です。

 

店舗にて、ふと思い立った時に、

当店の状況を、鑑みながら、配慮しつつ、

ご来店くださり、

 

ある時は、長い待ち時間とわかっていながら、

他のお客様同様にお待ちになられたり、

平日の隙間を狙って、ご来店くださったり、

年に1度と、行事のように決めて、ご家族といらっしゃったり、

と、様々です。

 

皆様、素敵な方々ばかりです。

当店の状況を慮って声掛けしてくれるだけでなく、

本当に、お食事を楽しまれて、笑顔で帰ってゆかれます。

我々が、いつも、元気を頂いている方々です。

 

もちろん、初めてお越しの方でも、

素敵なお客様はたくさんいらっしゃいますが、

やはり、繰り返し、何度も来られているお客様というのは、

お店としては、より大切にしたい関係であり、

より喜んで頂けるよう努力すべき方々でもあります。

 

通販でも、同様にそういったお客様がおられます。

商品点数も少なく、大手のように送料もなかなかサービスできない中、

何度も、利用してくださったり、

メッセージや感想を送ってくださったりと、

こちらが、ほっこりしてしまうような方々も多いのです。

 

特別な「梅乃葉ファン(会員)登録」を提案してゆきます。

過去、「梅食うポン」というモバイル会員から始まって、

現在は、LINEによるショップカードへ登録して頂いて、

繰り返し来て頂けているお客様の判断をしておりますが、

 

新たに、別のファン(会員)登録をご用意して、

そのファンの方のみに向けた情報提供とファンサービスを

してゆく予定です。

 

ご来店や通販利用が初めての方は、登録できませんが、

当店の何らかの商品・サービスを気に入ってくださり、

何度も利用してくださっている方限定で、スタートいたします。

 

詳細は準備が整い次第、告知し、直接お声がけしてゆきますね。

 

営業形態の今後

現在、営業時間や、順番受付時間の変更、

店内のシステムの変更、

テイクアウトや、ウェイティングエリアの変更など、

状況を鑑みながら、営業体制を変更をさせて頂いておりますが、

 

こういったことを考えるうえで、

いつも最初にでてくる課題が「予約」についてです。

 

ご承知の通り、当店は「予約」を受け付けておりません。

普通の飲食店であれば、「予約」をどう獲得するかなど検討するものですし、

むしろ、そのほうが対応に計画性も持てますので、様々な無駄も省けます。

現在抱えるストレスやデメリットも、解消できることも増えますが、

当然、デメリットとなることも、新たに出てきます。

 

しかし、何度シミュレーションしても、

現在の当店が掲げる使命感・コンセプト及び環境では、

全てのお席の時間指定「予約」という対応は、できないのです。

 

もし、全てのお席に対しお受けするとしたら、

前述のとおり、お店の使命感・コンセプトを変えるということになります。

まさしく、梅乃葉にとってのパラダイムシフト、

安易には変えられません。

 

ただ、お客様をとりまく時代は変わってきています。

withコロナ時代への対応という点でもドラスティックに変わってきています。

お店の使命感・コンセプトを変えずとも、

できることは、もちろんあります。

 

  • 予約をお受けできる席又は席数を限定して用意するのも1つです。
  • USJなどでもやられている「アーリーパークイン」や「エクスプレスパス」といった考え方も1つです。
  • 3密を回避しずらい繁忙期間の連休などの日程のみ、「予約のみ」の対応をするというのも、1つです。

いずれにしても、

「聞いていない」「知らない」と、

当日、その時になって、

そのシステム変更を知らなかったがために起こるトラブルもつきものです。

 

当然、知らずに目の前で入店できなかったり、

不本意に待たされたりすれば、

お怒りにもなられます。

 

こういったことを考えながら、

今後の運営体制の変更を検討しています。

 

不確定要素ばかりの水商売

現在のように、メディア放送やキャンペーンが重なれば、

対応できないくらいの来店者が溢れます。

しかし、

昨年は、今頃の時期から、記録的なイカの不漁が始まりました。

ゲリラ豪雨や台風による災害も、夏のどの段階でもありましたね。

今なら感染者が当店に絡めば、営業自粛どころか、

その後の風評被害にもつながります。

 

こういった浮き沈みの激しい波の影響を受けるのが

飲食店・水商売だと思っています。

それでも、

お客様が来るか来ないかわからない状態の中でも、

仕込みや人員体制は整えておかねばなりません。

 

それが、水商売とわりきって、営業してまいりましたが、

半面、古くからある慣例に縛られ、試行できていなかったのかもしれません。

もっと、時代に対応するやり方を、考えて考えて、

支えてくれる、お客様をはじめ、スタッフや地域の方と、

持続可能な新たなお店の形を作ってゆきたいと、

改めて思っております。

 

お休み中、あれこれと考えつつ、

徒然に、長々と書き綴ってみました。

 

一緒に食べる目の前の人が、

イカLOVEな笑顔・美味しい笑顔になればいい。

今後とも、宜しくお願い致します。

梅乃葉新体制-に店長の個人的趣味が!?

家族と過ごして考えた「自分が行きたい店」の形

長い営業自粛を終え、5月7日(木)から、

梅乃葉、営業再開します。

 

こんな感じで、新たな体制にチャレンジしながら

お客様にもご理解いただきながらの模索の新体制です。

梅乃葉インフォメーション

 

お休みの間中、色々情報を集めながら、

世の中のたくさんの飲食店の方々が実践する素晴らしいアイデアや、

アドバイスをされている方々の案を、

咀嚼しながらどうすべきかを悶々と考えていました。

 

新しい挑戦や、見えていることは取り組みつつも、

さて、この先終息もままならない中どうすべきか!?と。

 

まあ、煮詰まりながら、ふと、足元を見ると、

同じく自粛生活をする、子供たちがいて、

文句も言わず、おりこうさんに過ごしているんですよね。

 

お出かけしてあげたいなあって思いますよね。

 

基本的には、不要不急の外出自粛なわけですから、

どこにも、でかけることはないのですが、

(近所の散歩・ウォーキングくらいかな)

ふと、どこか外食に出かけるとしたら、

こうだったらいいのにって妄想をしていた時、

昔、やりたかったスタイルのお店の形を思い出したんです。

平たく言えば、

外の席(テラス・オープンデッキ)で食べる形

ってだけのことなんですが、

 

めっちゃ個人的な趣味が入っているんで、

他のお店がマネしたほうが良いってことではなく、

あったらいいな=なくてもいい

って感じです。(笑)

 

梅乃葉にここ数年来たことのある方なら、視界には入っていたと思うのですが、

外観の上みたことありますよね。

梅乃葉
リノベーション直後の梅乃葉

 

 

 

 

 

店先のデッキは、なんとなく見られてたかと思うのですが、

上にもデッキがあるんですよ。

しかし、階段はないんです。

・・・・予算がなかったので(笑)

 

ま、それはさておき、

そのリノベーション時に、もともと、個人的に好きだった、

オープンデッキ(外)で食事を楽しむというスタイルを、

いつかやれたらって思いが、

当時の店舗デザインにつながっています。

 

で、普段、家族と外食に出ても、好んで外の席で食べることを思い出し、

こんな席で、少しでも安心して食事を楽しめる方がいらっしゃったらって、

ちょっと、店長、DIY熱が、久々に出動しました。

屋外用カーテンも考えたんですが、

見積もると、意外と高く、予算が・・・・

2Fの上がる階段設置も考えたんですが、

いや、普通にどう考えても、予算が・・・・・

 

で、ホームセンターに駆け込み、DIYです。

普通にあばら家風ほったて小屋というか、

海の家ですね(笑)

 

↑でも、これで正解なんです。

 

うちは、リノベーションの時に、エイジング処理をガッツリ仕込んでいるんで、

錆びたトタン屋根や古材・足場板などで仕立てていますので、

当時のデザインコンセプトも、

「外国の香りがほんのりする古い日本の海の家」でしたので、

なんか、アジアンチックなテイストにも見えて、

まずまずのデッキエリアに変わりました。

間に、間仕切り入れて、2卓で利用という形になります。

※追記:現在、デッキテーブル席では、ペット同伴可として、対応しております。

 

でもって、その下側の駐車場も、オープンデッキに拡張予定です。

更に、調子に乗って、準備ができ次第、テイクアウト用に、別にベンチやテーブルを設置したいと思っています。

っていうのも、うちのお客様、遠方の方が多いですからね。

テイクアウトして帰って食べるって、あまりないんですよ。

近隣の方は、良いのですが、ちょっと、ピクニック気分でって感じに利用して頂ければて考えています。

まあ、「梅乃葉が海の家になった!?」とでも、思ってくださいw。

 

「テイクアウト」や、

「ほぼドライブスルー」への対応もありますが、

私、個人的にこの「テラス席」押しで、進めてゆきます。

弁当(仕出し)やテイクアウトは、もともと、やっていたことなので、もうちょっと、

便利な形に進化はさせていきたいと思っています。

(今後メニューも増えます)

 

後、駐車場を減らしてまでって思ったのは、

隣接する市の無料駐車場を利用して頂き、

ついでに須佐の物産店「いかマルシェ」の利用もお願いしたいのと、

最近は、待ち時間(ウェイティング時)は、いかマルシェに行かれる方も多く、

ウェイティングスペースでの3密を防ぐ意図もあり、

基本的に、自家用車で、待っていただくという方針にいたします。

順番の呼び出しは、「ラインで順番待ち」システムからできますので。

 

色々、変化する内容に、ご説明が追い付かないと思いますが、

少しづつ、形にしてゆきたいと思います。

 

皆様のご協力とご支援をお願いいたします。

楽しい食事の時間を作れるよう、

いつ来られてもいいように、

進化し続けてゆきます。

 

新型コロナウィルスの騒動で、世の中心配ばかりです。

どうか、お体に気を付けてお互い頑張りましょうね。

 

 

さて、明日からぼちぼち頑張ります!

イカがないので、普段やれないことをやってみた。#2【剣先イカ一夜干し「ほろ酔い美人」】

店長雑感です。

「活イカより美味しいですよね!?」にちょっと感動!

先日、来店されたお客様が、

当店のメニューにある

「剣先イカ一夜干し”ほろ酔い美人”」×炭火コンロのセットを頼まれ、

↑こう感想をおっしゃってくださいました。

 

「活イカは、色んな所で食べてきた」

ともおっしゃるそのグルメなお客様。

「今まで食べたイカの中で一番美味しい!」

と感想をおっしゃってくださいました。

 

「うれしー!」

いやあ、この料理のツボ・意図を、ピンポイントでご理解してくださり、

そう、感想をいただけるなんて、

もうね、ズキューンって感じで嬉しかったんです。

ありがとうございます。

 

「いやいや、

干物を炭火で炙っただけだろ?」

(↑ 一般的な心の声)

 

ははははw、

全然違います!

 

素材の鮮度とその加工方法・調理法を、徹底的にこだわることで、

多くの方が知る剣先イカの美味しさの、

更にその先を知ることができます。

 

そのくらい、イカっていうのは、扱い方や調理方法で、変わるということを、

料理で表現してきたつもりでしたが、

こういった機会によって、ハッと我に返り、

いかに普段、情報をお伝えできていなかったかを思い知ります。

 

反省!m(__)m

先日はNHKさんによるイカ不漁の取材もあり、

( ・・・取材は多いのですが複雑ですね(^^;) )

その折にも聞かれて、お答えしたのですが、

 

「普段が活イカ中心の情報発信ですし、

他の料理や素材について情報発信すればするほど、

お店のイメージがわかりにくくなる懸念もあり、

あまりしてこなかったため、

活イカ以外のことは結構知られていないんです。」

と。

 

まあでも、

うちのお客様は、活イカ以外の料理のファンの方も大変多くいてくれて、

(それはそれで、めちゃめちゃ嬉しいのです!)

ありがたいのですが、

 

現在、イカが不漁で入荷がないんですと、

問い合わせに応えると、

 

「じゃあ、

お店はお休みなんですね!?」

 

いやいやいやいや、 ( ̄◇ ̄; あせ・・・

「ふつーに営業しとります。はい。。。」

とか、

 

「じゃあ、何があるんですか!?」

 

えーっと、 (━_━)ゝウーム

(※ 情報0かあ。。。)

 

というお客様も大変多く、

今まで、活イカ以外の料理について、

あまりお伝えしてこなかったことを反省しております。

申し訳ございません。

 

一応ここではっきりと。

活イカの入荷がなくて提供できないのは、

基本「活き造り」だけです。

 

※ただし、活イカだけでなく「鮮イカ」も異常不漁のため、

イカの種類を替えて提供したり、

剣先イカへのこだわりのため提供しないものもあります。

 

 

活イカとは!?

活イカ・活き造りというのは、

イカの食べ方が数多ある中の、

1つの方法であり、

 

透明感、コリッとした食感、吸い付く下足、などを

目で、舌で、楽しむことができる、

超高鮮度の生食ならではの限られた食べ方です。

 

その醍醐味・ライブ感覚は、食卓の上のエンターテイメントですので、

大人から子供まで、楽しめるイカLOVE感満載の逸品です。

 

しかし、美味しさ、というのは、味だけではなく、

もちろん、素材の鮮度だけによる話ではありません。

個人の嗜好もあります。

お店の空間・設え・サービスでも相当影響を受けるものです。

 

その上で、あえて「活イカを超える美味しさ!

と表現してもはばからないのが、

上記の炭火とのセットなのです。

 

剣先イカ一夜干し「ほろ酔い美人」炭火炙り蒸し

↑きちんと書くとこのようになるので、くどいのですがw。

「ほろ酔い美人」というのは、

梅乃葉で製作している一夜干しの独特な作り方による商品名です。

 

唯一無二の製法

  • イカの皮に透明感が残っており、細胞膜の虹色素胞がまだ動いている状態の鮮度を持ったもので作ります。
  • 皮をつけたまま干します。
  • 特殊冷風乾燥機によってただの低温だけでなく、内部水分を揮発させる特殊技術によって作ります。
  • オゾン生成-乾燥循環によってつくります。(イカの生臭さがなく、干物臭もしません)
  • 仕上げに、東洋美人の純米大吟醸を塗布しながら、乾かします。
  • -60℃の超低温保存によって、一切のタンパク質劣化を防ぎ、出来たての状態を保持しています。

 

以上の点だけでも、おそらくどこの大手であろうが、

そこまで面倒くさいこと、真似できるものではありません。

そのくらい、鮮度・手法は梅乃葉でしかできない、

アホみたいにイカにこだわったものです。

 

【柔らかい】

平たく言い換えれば、鮮度の良いイカの旨味をギュっと凝縮した生干物です。

風味を損ねることなく、水分を内部からも乾燥させているので、

表面が過乾燥した一般的な干物のように、焼いた時の表面の硬さがありません。

故に、冷めても柔らかく食べられます。(焼きすぎれば別ですが)

 

【芳醇】

更に秀逸なのが、

東洋美人の純米大吟醸が染みているので、

焼いた時の芳香香が絶妙で、

一般的な干物を焼いた時に感じるくぐもったような香りではなく、

袋に詰めてスーハーしたい!(←なんだそれ)

ってくらいの芳醇さです。

 

 

で、それを、

炭火で炙るのですが、

ただ、炙るのではなく「炙り蒸し」なんです。

 

【魯山人風炙り蒸し】

かの美食・陶芸家、北大路魯山人が一大秘訣とまで言わしめた

炭火焼きの方法です。

 

なんのことはない、多くの方が、野外のバーベキューでやってるあの方法です。

 

そう、蓋をするんです。

梅乃葉では、この蓋を、炭火には必ずお付けしています。

(もし、付いていなかったという方、ごめんなさい、マニュアルの徹底不足です)

 

【火が早く通ります。】

一般的には、イメージとして、炭火の上で、ちまちま弄りながら炙り焼きますが、

当然、焼く素材の上側(炭火と反対側)は、熱が伝わりませんので、

見た目にも、火の当たる側がどれだけ焼けてるかわからず、

結果的に、長い間、火の上で炙るため、

必要以上に水分は飛びますし、

焦げやすいのです。

当然、無駄に固くなります。

 

蓋をすることで、

熱をこもらせ、

全体から熱が通ります。

(もちろん、下側からの炭火の温度のほうが高いです)

 

無駄に水分を飛ばすことなく、

加熱できるため、

早く、焼けた良い状態にできます。

 

更に!

活イカのオプションとしても提供していますが、

この「ほろ酔い美人」で炙る場合、

既に、お酒(東洋美人の純米大吟醸)が染みていますので、

適度な酒蒸し状態になることで、

ただでさえ、剣先イカは加熱によって柔らかくなるところを、

もっと、柔らかくしてくれるのです。

 

水分の揮発が無駄に少ない分、

ぷりぷり感もあり、それでいて柔らかく、

干している分、味わいも濃い。

焼けた香ばしさも重なり、

 

焼きたてのその上質な味わい・香りは、

剣先イカのポテンシャルを最大限引き出した、

至高の食べ方といえます。

 

焼くときのコツはありますが、

実際にやられる時に、アドバイスさせて頂きます。

また、焼き上がりにつけて食べて頂いている

おすすめの調味料もありますので、是非。

 

っていうメニューですが、梅乃葉では、ふつーに、メニューに載せているんです。

しかし、私が説明を始めると、

上記のように、ひたすら長ーくなるのでw、

今まで、お伝えする機会を逃してきましたが、

※嫁や子供に、日頃から注意を受けてるもんで。

需要があれば、いつでもご説明致します(笑)

by 家族曰く「日本一鬱陶しい剣先イカの焼き方にうるさい店長」

 

活イカが入荷がなければ、

絶対におすすめのメニューです。

是非、次の機会には狙ってください。

 

ただ、イカ不漁のため、追加生産も止まっています。

在庫があるマデとなっています。