梅乃葉新体制-に店長の個人的趣味が!?

家族と過ごして考えた「自分が行きたい店」の形

長い営業自粛を終え、5月7日(木)から、

梅乃葉、営業再開します。

 

こんな感じで、新たな体制にチャレンジしながら

お客様にもご理解いただきながらの模索の新体制です。

梅乃葉インフォメーション

 

お休みの間中、色々情報を集めながら、

世の中のたくさんの飲食店の方々が実践する素晴らしいアイデアや、

アドバイスをされている方々の案を、

咀嚼しながらどうすべきかを悶々と考えていました。

 

新しい挑戦や、見えていることは取り組みつつも、

さて、この先終息もままならない中どうすべきか!?と。

 

まあ、煮詰まりながら、ふと、足元を見ると、

同じく自粛生活をする、子供たちがいて、

文句も言わず、おりこうさんに過ごしているんですよね。

 

お出かけしてあげたいなあって思いますよね。

 

基本的には、不要不急の外出自粛なわけですから、

どこにも、でかけることはないのですが、

(近所の散歩・ウォーキングくらいかな)

ふと、どこか外食に出かけるとしたら、

こうだったらいいのにって妄想をしていた時、

昔、やりたかったスタイルのお店の形を思い出したんです。

平たく言えば、

外の席(テラス・オープンデッキ)で食べる形

ってだけのことなんですが、

 

めっちゃ個人的な趣味が入っているんで、

他のお店がマネしたほうが良いってことではなく、

あったらいいな=なくてもいい

って感じです。(笑)

 

梅乃葉にここ数年来たことのある方なら、視界には入っていたと思うのですが、

外観の上みたことありますよね。

梅乃葉
リノベーション直後の梅乃葉

 

 

 

 

 

店先のデッキは、なんとなく見られてたかと思うのですが、

上にもデッキがあるんですよ。

しかし、階段はないんです。

・・・・予算がなかったので(笑)

 

ま、それはさておき、

そのリノベーション時に、もともと、個人的に好きだった、

オープンデッキ(外)で食事を楽しむというスタイルを、

いつかやれたらって思いが、

当時の店舗デザインにつながっています。

 

で、普段、家族と外食に出ても、好んで外の席で食べることを思い出し、

こんな席で、少しでも安心して食事を楽しめる方がいらっしゃったらって、

ちょっと、店長、DIY熱が、久々に出動しました。

屋外用カーテンも考えたんですが、

見積もると、意外と高く、予算が・・・・

2Fの上がる階段設置も考えたんですが、

いや、普通にどう考えても、予算が・・・・・

 

で、ホームセンターに駆け込み、DIYです。

普通にあばら家風ほったて小屋というか、

海の家ですね(笑)

 

↑でも、これで正解なんです。

 

うちは、リノベーションの時に、エイジング処理をガッツリ仕込んでいるんで、

錆びたトタン屋根や古材・足場板などで仕立てていますので、

当時のデザインコンセプトも、

「外国の香りがほんのりする古い日本の海の家」でしたので、

なんか、アジアンチックなテイストにも見えて、

まずまずのデッキエリアに変わりました。

間に、間仕切り入れて、2卓で利用という形になります。

※追記:現在、デッキテーブル席では、ペット同伴可として、対応しております。

 

でもって、その下側の駐車場も、オープンデッキに拡張予定です。

更に、調子に乗って、準備ができ次第、テイクアウト用に、別にベンチやテーブルを設置したいと思っています。

っていうのも、うちのお客様、遠方の方が多いですからね。

テイクアウトして帰って食べるって、あまりないんですよ。

近隣の方は、良いのですが、ちょっと、ピクニック気分でって感じに利用して頂ければて考えています。

まあ、「梅乃葉が海の家になった!?」とでも、思ってくださいw。

 

「テイクアウト」や、

「ほぼドライブスルー」への対応もありますが、

私、個人的にこの「テラス席」押しで、進めてゆきます。

弁当(仕出し)やテイクアウトは、もともと、やっていたことなので、もうちょっと、

便利な形に進化はさせていきたいと思っています。

(今後メニューも増えます)

 

後、駐車場を減らしてまでって思ったのは、

隣接する市の無料駐車場を利用して頂き、

ついでに須佐の物産店「いかマルシェ」の利用もお願いしたいのと、

最近は、待ち時間(ウェイティング時)は、いかマルシェに行かれる方も多く、

ウェイティングスペースでの3密を防ぐ意図もあり、

基本的に、自家用車で、待っていただくという方針にいたします。

順番の呼び出しは、「ラインで順番待ち」システムからできますので。

 

色々、変化する内容に、ご説明が追い付かないと思いますが、

少しづつ、形にしてゆきたいと思います。

 

皆様のご協力とご支援をお願いいたします。

楽しい食事の時間を作れるよう、

いつ来られてもいいように、

進化し続けてゆきます。

 

新型コロナウィルスの騒動で、世の中心配ばかりです。

どうか、お体に気を付けてお互い頑張りましょうね。

 

 

さて、明日からぼちぼち頑張ります!

皆さん、頑張りましょうね! 素敵な日々が又やってきますよ!

なぜだ!?普段より忙しいぞ  ( ̄◇ ̄;)エッ!

梅乃葉は、緊急事態宣言後の、4月25日(土)から、営業自粛をしております。

お休みだから、ボーっとしてんのか?と言えば、

全く、そうはならず、むしろ、やることが膨大に広がっており、

「これ、こなせんの?」ってくらい日々増えています。

 

まあ、当然て言えば当然ですが、

終息なんていう状況が、すぐにあるわけでもなし、

行政支援も、湯水か湧き水のように際限なく出てくるわけでもなし、

でも、従業員や家族の生活を守らなければならない。

晴れて、終息時には、声をかけてくださるお客様とお店でお会いするためにも、

ぶっ倒れてる場合じゃない!

 

前向きに、

新しいことや普段やらないことに

チャレンジしていくしか

ないですからね(笑)

日々、情報収集と、新たな動きの準備・挑戦ばかりしております。

って、根を詰めてたら、子供に引っ張られて、

ホルンフェルスまで、ウォーキングしてきました。

(ちょっと、運動不足の体には過酷でしたが。。。)

気持ち良かったです。

 

すれ違いに申し訳なく。。。

せっかくの、周りの方々が、テイクアウトなどのPRをしてくれているのですが、

梅乃葉は、店舗営業日でないとテイクアウトや仕出しはやりづらい体制のため、

連休時は、オンライン通販のみの対応となっています。

 

ご注文したいと、お客様から連絡も入るのですが、

上記にあるよう、お断りしています。

申し訳ないなあ・・・と、私も残念なのですが、

こんな時だからこそ、ご注文をしてみようと思ってくれたお客様に、

申し訳なくて、

電話を切った後、電話機に深々と謝っています。

「申し訳ありません。。。」

 

声をかけるって凄いですね。

須佐の災害の時もそうだったのですが、

うちだけでなく、お互い被害を受けているのに、

(コロナの影響は、サービス業だけじゃありませんから)

声をかけて頂いたりするのって、

本当に心に染みます。

 

先日以来、当店の通販部をご利用してくださるお客様の中には、

ご注文の備考欄や問い合わせ時のメールの中で、

コロナの影響を受ける当店を慮る言葉が、

綴られていることも珍しくありません。

 

「がんばってください!」

「又、行きますからね~」

等など

 

読むたびに、涙腺が弱くなっている自分を感じますが、

それ以上に、使命感もわきます。

勇気を頂いております。

 

本当に、感謝です。

ありがとうございます。

 

 

なので、受け取ってばかりではいけないんだなって、

思ったのです。

まるで、飲食店やサービス業だけが被災者のように自分自身が錯覚しないためにも、

ご家庭で、不安な生活を強いられているのは、

日本国民全員ですし(いや、世界もか)

大人だけでなく、子供たちもです。

 

こんな時だからこそ、自分や梅乃葉でできることを、してゆこうと思います。

口福の馳走屋らしく、イカ屋らしく、

イカLOVEな笑顔、美味しい笑顔が、ご家庭に広がるように、

外食が厳しいのなら、美味しいものをご家庭に届けられるように。

 

通販・宅配を充実させます!

 

魚介類総菜商品も増やしてゆきますが、

お酒(「東洋美人」)の通販も可能になります。(←しばらくお待ちください)

※でも、山口県内だったら、今でも通販可能なんですけどね。

 

テイクアウトも、柔軟にできるよう

ご案内・メニューを充実させますね。

 

目に触れる情報が笑顔になるように。

そして、近い将来、必ず平穏で素敵な日々が又、やってくる時に、

 

「梅乃葉行きて―!!」

 

って、思って頂ける、ワクワクするお店の変革を、

楽しみに、情報をチェックしていてくださいね~!

 

どんな状況でも、笑顔や声掛けが、幸せを運んできますね。

 

皆さん、

お互い頑張りましょう!

(@^▽^@)ノ

イカがないので、人気のノドグロを1000食分仕入れたら…( ̄◇ ̄;

活イカがない時の梅乃葉人気メニュー「のどぐろ炙り丼」

日本海の白身のトロ「のどぐろ」(アカムツ)を、

皮目を炙った刺身で海鮮丼にしたものですが、(アラ汁付き)

このちょっと贅沢な海鮮丼、

高騰する「のどぐろ」そのものの仕入れ価格もあり、

そう安くはないのに、

イカがいない間に人気メニューとなっています。

 

そこで、気をよくした店長は、←(^^;)

活イカの不漁回復が厳しいであろうという個人的な予測もあって、

GWから増えてくるであろう、期待してご来店くださるお客様に、

口福の馳走で喜んで頂きたい!と、

 

山口県産の上物ののどぐろを、少しづつ備蓄し、

1000食分確保していたのです。

梅乃葉では、重要で繊細な原材料・商品については、特殊急速冷凍3Dフリーザーという、組織を壊さず生鮮の状態を保持したまま冷凍させる装置を持っており、そのまま、マイナス-60℃という超低温冷凍庫にて、たんぱく質劣化が一切おこらない温度帯で、保存するようにしています。

しかし・・・・・

イカの異常不漁からのコロナショック

GWに絡む営業自粛について告知しておりますが。。。

お客様並びにスタッフの健康と安全を考慮し

更新【重要】ゴールデンウィークの営業自粛に関して

4月29日(水)の祝日から5月6日(水)までの

土日祝日を営業自粛いたします(現在)が、

状況を鑑み、期間・日程の拡大をするかもしれません。

 

・・・という状況です。

イカの異常不漁も、特に完全回復したわけではないのですが、

現在は、オフシーズンのため(もともと獲れない時期)、

活イカの入荷の見通しはわかりません。

 

多くの方が不自由な行動を自粛したまま

不安な毎日を送っておられると思います。

正直、飲食業である当店も例にもれなく破壊的な影響を受けております。

 

「イカがないので、・・・・」シリーズの挑戦の裏側

昨年末、イカの異常不漁も極まって、お客様の来店も厳しくなり、

漁師ともども将来の資源枯渇に不安を抱えていたところ、

 

小学2年生の娘が、こんな絵?を持ってきてくれました。

娘しんぶん

 

「お父さん、この真ん中に何か書いて!」

「それで、これを配ろう!」

「そしたら、お客さん来てくれるかもよ!」

 

なんか、もうね、

立ち止まっていられないじゃないですか。(笑)

 

おかげで、それからは、いっぱい挑戦しています。

新商品の開発・研究から、自分自身の新たな技術の習得など。

その全てが、今度来てくださるお客様につながると思うと、

それを、娘にも見せてあげたくなったからです。

 

コロナ終息も見えない状況ですが、

当店にできることは、

 

お客様が、いつか、又、来てくださる時に、

食事を楽しめる・信頼に応えられるお店として、

存在していることが第一だと思っております。

 

なので、皆様にお願いします。

来店がかなわないのなら、ご家庭にお届けさせてください。

「のどぐろ炙り丼」1000食販売いたします。

のどぐろ炙り丼

 

東洋美人純米大吟醸の「糀」と、

小豆島産本醸造木桶仕込み醤油で作る「醤油糀」をベースに、

純米本味醂【李白酒造】

純米大吟醸【東洋美人・澄川酒造】・

玉搾り金胡麻油【萩胡麻衛門】

でブレンドした贅沢なタレに漬け込んでいます。

 

山口県産の別名「白身のトロ」アカムツです。

脂ののったのどぐろの柔らかさや旨味を、

皮目を炙り、そのまま、こだわりの漬けだれに漬け込んでいます。

優しくしっかりした味わいの漬けだれが、のどぐろの旨味と合わさり、

ご飯がすすみます。

 

 

 

未曽有の危機に、皆様のご健康・安全を、

祈念しております。

 

少しでも、今の生活の楽しみに繋がるようでしたら、

当店の商品を取り寄せてみてください。

 

店長 福島

 

―― イカLOVEな笑顔が
世に溢れればいい ――
口福の馳走屋 梅乃葉

2020年!サステナブルシーフード「一本釣りケンサキイカ」を活イカから!!

活イカ復調の兆しでスタートしております!

ほんと年末だっていう頃になって、活イカに復調の兆しが見え、

現在、時化でなければ、そこそこ獲れてきています。

昨年9月~12月は、これでもかって!くらいの異常不漁で、

本当に多くのお客様に、ご期待に添えず、申し訳ない状況が続きました。

 

1月6日より、活イカも入荷しての新年の営業開始ができました。

時化の合間の中の入荷となりますが、

日々、活イカを提供できるのが、嬉しいですねえ。

 

「サステナブルシーフード」

イカの不漁は何が原因?

まだまだ、今後、入荷がどうなるか?イカの生態がどう変わったのか?

誰にも予想はできません。

 

この度の異常不漁は、

「資源の減少・イカ漁の不漁の長期化は、数年後程度にむかって、なだらかに進む程度」

に構えていた自分の予測は、

厳しくその現実を叩きつけられる形で、

裏切られました。

 

マグロの規制が原因だと言い切る方もいます。

規制するからマグロが増えてイカを食べるからだと。

確かに、イルカ・マグロ等の大型魚が近海で、大量によく見かけることもあります。

真に受けて報道するメディアさえもいます。

 

しかし、そんな近視眼的レベルの原因ではないことは確かです。

イカの不漁は、近海でしか起こっていないのではないのです。

それに、日本近海のマグロは激減しています。

 

温暖化の影響は圧倒的です。

産卵場所の沿岸部が近年夏場は煮えているからという影響もあります。

 

巻き網・底引き・などでの乱獲の影響も大きいです。

稚魚の漁獲に対する無規制も大いに関係あります。

小さな小さなイカを大量に網でとれるだけとって、

二足三文の値しかつかないとわかっていても、止めないのです。

 

韓国・中国漁船の違法漁獲も、影響あるのかもしれません。

 

イカ漁への漁業規制はやり損?

いかの生態はそもそも、未解明。どこにどんな要因が影響したのかわからず、

推測の域であるがために、上記のような様々な意見が散在しています。

まして、今までにないほどの異常不漁です。

 

どんな対策・規制策も「やり損かもしれない」という安易な逃げ道だらけで、

誰も踏み込んでゆけない。

そんな状況なのです。

 

機能不全?漁業市場流通経路

よくある話で、どんな魚種でもそうですが、

漁師は弱い立場です。大型漁船で操業している漁業者ですら、

「背に腹は代えられない」「従業員を養わなければならない」「事業者として破綻してしまう」

などの理由を錦の御旗に、違法操業を繰り返す船もあります。

大手水産会社の確信犯的意向もあるようです。

 

小さな市場では、違法操業とわかっていても、水揚げがなければ、仲買も集まらないし、魚価も上がらないので、

市場関係者・行政の立場では、黙認するのが慣例となっている面もあります。

 

魚価は、純粋に魚の価値では決まりません。(地方の市場では特に)

競り場での仲買の都合の相対値次第です。

仲買同士で話し合い、競りで安く買い、

後で分け合うことでお互いの購入価格を安くしたりすることなど、

珍しくありません。

当然、競り値が低ければ漁師の収入は減ります。

 

魚が捕れるなら、まだしも、とれない上に、

このような漁業の市場流通経路では、

小さな規模の、真面目に営む漁師にとっては、

夢・希望どころか、生活の糧にすらならない。

 

当然、資源が枯渇するだの、持続可能な漁業管理などと言っても、

目の前に、異常な不漁が訪れても、

市場・流通段階での、こういった行き詰まった商慣行が、

誰も、自ら何かを変えようとすることはできずにいる、

これが、日本の水産業の現状だと思っています。

 

さて、どこから、何をしてゆけば良いのだろうか!?

サステナブルシーフードとは、

未来も魚を食べ続けられるように、

環境や生態系を壊すことなく、獲り過ぎない、自然を傷つけない、

魚獲量や環境を配慮した、適切な方法で獲られた魚介類が

「サステナブル(持続可能な)シーフード」と呼ばれます。

 

様々な立ち位置の方々が、様々なアプローチで、

このサステナブルシーフードについて、啓発に取り組んだり、

実行されています。

 

同じ飲食店の立場の方々が、積極的にやられているのに、

うちが具体的な言葉で発信していなかったのは、

ちょっと、恥ずかしい思いです。

 

なぜなら、そんな現状のために、イカの付加価値を上げ、

業界に対し、イカの扱い方に気づいてもらうために、

梅乃葉は、今まで様々な取り組みをしてきたからです。

 

イカが不漁なのは、今に始まったことではありません。

いつか、極端に漁獲が落ちるような時代がくる時までに、

「剣先イカの価値をもっともっと、上げておかなければならない!」

それが、地元の漁師のためでもあり、

イカ好きのお客様のために、

梅乃葉が全力で取り組むこととしていました。

 

誰が、イカをそんなふうにした!?

今でも忘れません。

昔(10年くらい前かな)、漁師が獲ってきた剣先イカで、加工商品を作り、

東京で活躍する凄腕バイヤーに、相談をした時、

「剣先イカなんて、消費者は誰も知らないよ」

と言われました。

 

スルメイカであれ、海外の名もないようなイカであれ、

剣先イカであっても、消費者は同じイカにしかみないので、

安くないと誰も買わないというのです。(又は、他に付加価値を付けないと)

 

誰が、イカをそんなふうにした!?

イカは、昔からある食素材で、

あふれるようにありましたから、

馴染み深くもあり、

安価で、手軽なイメージは、仕方がないのかもしれません。

 

しかし、資源に関して、無頓着な商慣行を続けてきた業界関係者は、

わかっていながら、価値を上げるために、なんら、変えようとはしませんでした。

 

消費者の大半が、資源の価値について無知識なのは、

生産者や仲買・水産加工会社が現状からぬけでられないのは、

資源に関して情報を得られる立場であり、

消費者やサプライヤーの方々に伝えられる立場である、

私達飲食事業者や小売業者が、

こういったことを伝えてこなかった面もあります。

 

そろそろ、消費者の皆様に、

日本の水産資源が、おかしなことになってきているというのを、

今以上に身近に考えて頂き、

今後、様々な事業者や団体が呼びかける、資源に対する思いや取り組みに、

気づいて、賛同して頂ければと、願っています。

 

幸い、うちのお客様は、イカが大好きな、素敵な方々が多いのです。

この度の不漁についても、すごく親身にお声を掛けてくださいます。

そんな方々に、きちんと、伝えてゆかなければならない責任が、私達にはあるのだと、

改めて、感じています。

 

活イカとは、サステナブルシーフードそのものです。

活イカとは、

イカの価値を最大限に感じ取ってもらえる、

消費者に提供するための、一つの料理法です。

 

この生産者-料理の形が、消費者を介して、

サステナブルな、資源に目を向けた取り組みにつながると考えているのです。

 

※特に、MSC【海洋管理協議会「MSC(Marine Stewardship Council)」】の認証を受けてるとか

そういったことではありません。

 

非効率的な昔ながらの手釣の一本釣りであり、

環境を汚さない疑似餌を使い、

獲り過ぎることもなく(中間水槽のキャパを超えることもなく)、

その価値を訴求できる漁法、

「もっと、イカは価値があるんだ」と訴え続けてきました。

 

須佐の漁師たちは、そのことを、本当によく理解しています。

 

イカ漁でも、網で捕る漁法などでは、魚も同じですが、ひどい状態になります。

そんな捕り方、扱い方、流通のさせ方では、価値は下がり、価格も下がる。

そのため、もっと大量に獲らざるを得ない。

一度価格が下がり、価値が低いと思われているものは、

価格の上げずらくなり、安くないと駄目だという悪循環に陥る。

獲れども獲れども、魚価が上がらないので、

小さな稚魚まで獲って稼ぎにしなければならなくなる。

自然環境・生態系の変化、大型魚の影響も重なり、

そのうち、「資源が枯渇してきた」、「不漁だ」と困る。。。←イマココ

 

獲れなくなったときに、多くの人から

「なんとかしたい!なんとかできないの!?」

って、言われる資源でありたい。

そうしたい。

 

 

漁師や地域のために、

二束三文同然の扱いをいまだに受ける「イカ」の、

その中でも「剣先イカ」の付加価値を上げてゆくことに注力してきましたが、

もっともっと、多様な考えで、多様な取り組みをしてゆきたいと思っています。

 

新年を迎え、

イカや地域やお客様との未来を想像した時、

そんな思いを強く感じております。

って、相変わらず、くどい長文になってしまうのが、

資源より先に、なんとかならないのか!?と。。。。

 

誰もが喜ぶ、持続可能な食の楽しさを!ワクワクする食卓を!

イカLOVEな笑顔が世に溢れるよう、

本年も頑張って参りますね!!