全面禁煙、飲食店・官公庁などで…厚労省通知 だそうで。。。

全面禁煙、飲食店・官公庁などで…厚労省通知 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞).

受動喫煙

とうとうきましたね。一応努力目標ということですし、経営に影響のある小さな飲食店はやらんでいい等の逃げ口は用意されていますが、時代の流れですね。

いずれ、そういう空気が常識化するのでしょう。

もともと、日本はタバコに対しても喫煙マナーに対してもゆるゆるでしたから、こういう状況に持ち込んだのは、受動喫煙で嫌な思いをしてきたお客様の声の反映だと思います。

うちも、随分前に、多くのお客様から厳しいお声を頂き、もちろん、すぐ対応はしたいところでしたが、すぐには出来ませんでした。

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決して、お客様が減るかもしれないという恐れからではありません。←そう思われていたお客様もいらっしゃいましたが・・・・、

そういうのは、減ったら減ったで増やせばいいことですから、喫煙者の数にしがみついて営業していたわけではないんです。

以前も書きましたが、うちの超常連(1年300日以上)のお客様の、何年もの間親しまれていたお昼の一時を、不便なものにすることができなかったという、他の方にはなんとも申し訳ないのですが、

わかってはいてもできなかったジレンマがありました。

結局、その方の個人的禁煙のタイミングもあって、昨年よりすんなりと、店内完全禁煙に致しております。

しかし、夜営業中心の居酒屋とかになると、こういうのは実際厳しい問題でしょうね。

信州・安曇野からのお客様。。。&お客様へのおかえしと決意

長野県ですよね。。。

3月にイカを召し上がりに来店したいとお問い合わせを頂き、その時に活イカ(ヤリイカにはなりますが・・・)が入荷出来るかが心配ですが、そういった事情を承知の上でのご予定とのこと。ありがとうございます。

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最近は、本当に遠くからのお客様が多く目立ちます。日帰りでも和歌山の方が私の知る限りでは一番長距離ですが、たまたまお話出来ていないだけでもっとおられるのかもしれません。

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昔は自分も体力的に自信があった頃(←情けない。。)は、思いたったら前の晩から飛び出してバイクで夜通し目的地に行くことなど、珍しくありませんでした。

「そのためだけに行く」というのも、面白いもんなんですが、向かってる最中は期待に胸を踊らせ、帰る時は余韻に浸りながら・・・

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旅なんて全般そんなものですが、「余韻に浸って頂けるようなお店・商品・サービス」である責任というか使命って自分の経験からしても切実に感じます。

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萩・津和野のおかげ

ご来店のお客様の大半は萩・津和野観光に絡んだご予定を組んでいらっしゃいます。萩市内でイベントがある日なんて、昔からお客様は多いのが普通でしたから、いかにお客様が「ついで」(笑)を探していらっしゃるかが理解できます。

「萩観光のついでに梅乃葉に行っておこうか!」

「萩・津和野ルート行くんなら、イカ喰っとこ!」

まさしく、うちの戦略とは萩・津和野観光-漁夫の利作戦とでも申しましょうか・・・・(笑)

是非とも、「萩津和野観光」は今後ともガンガン盛り上がって頂きたいと願っていますw。

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使命感

もちろん、

「活イカ・須佐男命いかが食べたい!」

「まかない丼・イカ天丼が食べたい!」

などと言って頂ける、ピンポイントで来店されるお客様もいます。(ありがとうございます)

「クチコミで聞いてきた」「ネットで見た」という方もいます。

どんな理由にしろ、ご来店頂ける感謝と共に、「お客様に期待されていること」とはなんだろうかというのが常に課題としてありました。

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そんな課題の中に、「料理・サービス」というのはもちろん中心的なウェイトを占めていますが、それらとは別に「雰囲気」というのがあります。

特に、外観・入り口という最初にお客様が目にする部分に対して、随分ほったらかしになっているということをずっと気にしていました。家族でやってるような小っちゃなお店で、小回りききそうなもんですが、忙しさにかまけて手入れもできておらず、痛いよな・・・・・と内心忸怩たる思いを持っていながら何も出来ないでいました。

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で、改装いたします!

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梅乃葉(2010.02現在)

デザイン・レイアウト・機能性

改装を躊躇していた理由はたくさんあります。

もちろん費用もですが、どうすべきかという点において、デザイン・レイアウト機能性・その後の使用に関する拡張性などを決めかねてたというのがあります。

メッセージ(お店の方向性)はもちろん決まっていましたが、具体的に今のスペースを鑑みながらどうすべきかを悩んでいたのです。

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風水・家相

あとは風水・家相という点から、今の流れを壊してしまわないかというのが気になっていました。まあ、これは勉強すればいいことだったんですが、この点でも随分設計が変わりました。

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で結局、「よし、改装しよう」と踏み切ったのは、お客様の多さ=責任・使命感の大きさからです。それと、少しでもお客様に還元したいという気持ちからです。

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おかえししたい。

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先ずはきちんと!

うちは、たくさんの恩に支えられています。地元の皆様や漁師の方々、常連のお客様、見えないところでたくさんのクチコミを発信されていらっしゃるお客様方。

皆さんが自分のことのように、自慢して、新たなお客様を連れてきてくれます。そのお客様に恥をかかせては申し訳ない「きちんとしなくては!」という思い。

「見てくれ」も雰囲気を作る重要な要素です。(もちろん、それだけではありませんが)

まずは、入り口をきちんとしよう!です。

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ウェイティング

この改装への決断に含まれるもうひとつの要素が、ウェイティングの方へのおかえしです。イベント日などは、満席で入店できず、店先に無造作に待って頂いておりました。1時間も待たせたお客様もいます。(申し訳ございません)それでも、待ち続け、お食事をされるお客様方のご負担を少しでも和らげたい。

ウェイティングのお客様のスペースを確保したい!それがもうひとつの要素です。

おかえしへの決意

いつでも活イカを!

実は工事はもうひとつあります。活イカ水槽の工事です。ちょっと大掛かりになるので、いつもの手作りでは荷が重すぎでしたので、業者に入って頂きます。

活イカの水槽を増設したりするのではありません。いい状態で長く生かすための大仕掛けです。いつでもお客様に活イカを提供するために、活イカを少しでも長く生かしておく努力は永遠の課題です。時化の影響は常にあります。それでも楽しみに来られるお客様のための、うちにできる努力の一つです。

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身の丈にあった仕事を

そして、もうひとつの決意があります。

団体ツアーの受け入れ日程の制限です。お世話になっている旅行会社には恐縮ですが、活イカ料理を提供する団体のツアーの受け入れ日程を例年より制限することにしました。

基本的に、連休の2日目以降(土日月だったら、日月に関して)は活イカ料理の団体ツアーは受け入れをお断りさせて頂きます。すでに、例年利用される旅行会社様には温かいご理解を頂いております。新たなオファーもありましたが、丁重にお断りさせて頂きました。本当にありがとうございます。

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連休はお店に来られるお客様の数が大変多く、団体のお客様の対応は、キッチン・ホールスタッフ共に時間を奪われますので、どうしても影響が出てしまいます。その影響は、こちら側の都合であって、お店のお客様には関係のない都合です。わかってはいるものの、うまく対応できず、ご気分の悪い思いをされたお客様もいらっしゃったと思います。

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団体のお客様も、お店の個人客様もどちらも大切なお客様です。回転させてお客様をさばくなんてことには興味はありません。うちにできる身の丈に合った仕事の受け方をするのもお客様への誠意だと思っております。また、そうは思っていない団体ツアー派遣添乗員の方も中にはいらっしゃいます。受け入れる飲食店を睥睨する習慣のある方は得てしてお客様にもそういった扱いをされています。「お客様に喜んで頂くための努力」をパートナーとしてできないと判断した場合、今後の協働は見合わさせて頂きます。

うちは、そんな大きなところじゃありません。スタッフも家族中心の弱っちいところです。添乗員に怒鳴られたり、なじられながら仕事が出来るほど器量がありません。ご勘弁願います。

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店舗休業

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まさに表づら工事デス。そのため、先ずは3月1日(月)~3月5日(金)まで休業になります。

その後も工事は続きますので、仮設の入り口や壁にて営業いたします。

その後も平日になん回かお休みを設けるかもしれませんがご容赦ください。その都度告知いたします。

萩おもてなし大賞の後。。。

新聞

受賞の模様は、次の日すぐに萩ケーブルで放送されていましたが、(結局自分は見れなかった・・・)

今日になって新聞の方で、記事が掲載されていました。

まあ、扱いは隙間埋めのような取材なしの記事ですが(笑)、うちがやったことじゃないですからね、萩市で行われた公式な行事でしたから当然記事にもなります。

ありがとうございました。

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漁師

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何より嬉しかったのは、受賞した次の日、活イカを仕入れに行った先で、船団長に報告。

「おかげさまで、萩のおもてなし大賞を頂けました。」

と言うと、

船団長が自分のことのように喜んでくれました。

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ホント、それが、何よりです。

(人-)感謝

萩おもてなし大賞授賞式を終えて。。。

萩おもてなし大賞観光部門受賞

「決まったので来て下さい」と事後報告で連絡を受けたのが始まりでした。

こういうのって、ノミネート段階でお知らせはないのかとも思いましたが、そもそも、もしノミネート段階でお話を聞いていたら、辞退させて頂こうと思っていました。

名前が重いですよね「おもてなし大賞」って。萩でおもてなしを実践しているところに評価をされるわけですから。

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自分の中では、「おもてなしなど出来ていない」と思っていましたし、「もっと、おもてなししなければならない」と満足などしていなかったからです。

たくさんのお客様に、もっとやるべきことがある。そういう気持ちでいました。ですから、「実践している」として評価されることに違和感があったんです。

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勘違い

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もう審査会議で決まっちゃってたというのもあり、辞退は失礼だよな・・・・・など色々考えましたが、しばらくして、ある自分の勘違いに気付いたんです。

それは・・・・

これら評価を受けたことや推薦されたことが、まるで、自分一人でなし得たのであれば、辞退するなどと考えてもおかしくないかもしれないのですが、

そもそも、評価を頂いた「梅乃葉」は、家族の支えがあって、地域の方の応援があって、漁師達からの熱い支援があって、行政の方たちからの協力もあって、お客様からの絶大な支持を得て成り立っているようなものです。

言わば、うちのおもてなしの屋台骨とは実はこれらの方々であって、評価されたのは、自分個人ではないと言うことです。

そう思うと、凄く嬉しくなりました。うちに関わる全ての方に、「萩のおもてなし大賞」を頂いた気分です。

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お客様の喜ぶ笑顔を見るために、支えてくれる人が笑顔になるために、よし!これからも頑張ろうと奮い立たせてくれる機会になりました。

ありがとうございます。

イベントの趣がちょっと・・・・

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しかし、「萩おもてなし大賞」なんですが、コンセプトや取り組み方・規模など、行政や様々な団体を巻き込んだ萩観光にとっても大きく、大切なイベントだと思うのですが、

WEB上にたいして情報ないんですね(笑)。(←扱い低ッ!)募集要項や講演会告知がメイン扱いですね。。。

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なので、最初はあんまり行政的にもやっつけ仕事なのかな?などと失礼ながらも思うところもありましたが、いざ、会場に行ってみればノミネートされた方々・受賞された方々皆さん、びしっとスーツや正装されて来ており、よれよれの一張羅(しかもただの私服)しか持たない自分としては、終始みっともなく、壇上に上がるのも恥さらしだな・・・・・と、ほとほと赤面の思い、恐縮至極でした。

冠婚葬祭以外、自分には正装など縁のない世界と割り切って、飲食に携わるようになった時に山のようにあったスーツやネクタイ(←結構、こだわる人だったので)は捨てていましたので、TPOのスイッチが入らなくなっていたのかもしれません。「いいかげん大人なんだから・・」と流石に反省しました。

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しかし、それでも、現場に自分の仕事観があるものとしては、こういうセレモニーの機会など普段から意識するはずもなく、又、「そんなことがあるかもしれない」と思うこと自体いやらしいと思ってしまいます。

まあ、恥をかいたことも、ご評価頂いた事も含めて得がたい機会でした。

ありがとうございます。

表彰状と、萩市商品券5万円分頂きました。家族にあげたいと思います。

萩おもてなし大賞