ちょっと、踏ん張りどこ。。。

かつてない状況に。。。

ゴールデンウィーク以降、新しい仕事への取り組みがちょっと・・・進まない。

というか、進めれない状況が続いています。

現状維持に精一杯なんです。(営業に支障があるわけではないです。)

というのも、1つは、GW初日に起こった事故の余波が引っかかっています。

怪我をした従業員の経過が思わしくなく、長期的なものに。

その後のケアをしてあげたく、手続きもありますし、ご家族の生活も心配の種です。

更には、GW中盤から、嫁が体調を崩し、仕事・家事から戦線離脱。

コレが激しく痛い。

子どもを朝起こし、

朝食を準備し、子どもに朝食を食べさせ、

荷物を段取り、

小学校1年のお姉ちゃんは集団登校の集合場所まで一緒に送ってあげ、

保育園の子はGWにきき腕を怪我(ひび)してギプスをはめているので、

トイレや着替えも手を貸してあげなければ出来ない。

やっと園まで送って行って、ようやく仕事です。

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しかし、夕方になれば、迎えに行って、

今度は夕食の準備、片付け、お風呂、着替え、寝る段取りまでやっていたら、

あっという間です。

嫁がやっていてくれていた経理・書類の仕事もやらなければならず、

徐々に増えてき始めている旅行会社との対応や流通企業との対応など

1テンポ2テンポ後手後手になっています。

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本来、自分は3時~4時には起きて仕事を始めるのですが、

朝食を食べるスピードが遅いことに不安のあるお姉ちゃんが、

自ら早起きし始めたため、(←もちろん、咎めることも出来ませんしwww)

その時間も削られ、新しい仕事にあてる時間が、ほとんど取れない状況に。

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週末を中心に徐々に増えるお客様や仕出し業務は

正直少ないスタッフの中いっぱいいっぱいです。

親もいい年ですから、体力は限界に来ていますので、

そういった事業の労務体制をざっくり再編してゆかねばならない時期なのでしょう。

流石に、今までにない状況ですので、

お店の運営体制にも影響は出てきます。

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うちはそもそも家族でやってる小さなお店ですから、

想定されていたこととは言え、現実に起こると、

構えてしまいますね。

頑張ります。

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もちろん、お客様に楽しんでいただくという線を守りながら、

新たな梅乃葉を作ってゆきたいと思います。

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GW中に実感する「萩観光」の魅力

震災の影響(自粛)とか、どこだ?

なんとなく自粛というムードもこのGWは全体的にどうなっているんでしょうか?

目の前のことに必死で、あくまで感覚的なものでしかないけど、

このGWのお客様の多さにも、県外からのお客様の流れも、例年になく凄さを感じます。

昔から、うちは萩で催しがあるとお客様の流れが激しかったので、

近年は更にその影響を享受しています。

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凄いですね、「萩」の魅力って。ホント、ブランド力です。

古いおじさんたちが勘違いして殿様商売的になっていたのもほんの少し前の話で、

「ああ・・だめだめじゃん萩・・・」と私自身も感じていたくらいでしたから、相当なもんでした。

よく、萩に訪れてたコンサルの方の講演会では、こういう指摘も珍しくなかったですよね。

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それが、どうでしょう。近年の観光振興やそれに付随する産業への影響力は、強さを感じます。

ずれたおじさんたちに代わって、若いエネルギーが活躍し始め、

外から訪れたUIターンの方々の知恵や取り組みは、びしばし地元人に影響を与え、

時流に乗って「萩」の名前は観光地としても世界的評価も加わりうなぎのぼり!

まさに、いい循環が、萩の中で勢い付いています。

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素敵ですよね。いっぱい魅力のある都市に盛り上げて頂きたいです。

「漁夫の利」を座右の銘に持つ私としては(笑)、

なんだかんだ漁夫としてその魅力に乗っかって、

うちのお店に来られるお客様に、最大限楽しんで頂ければ、こんなに嬉しいことはありません。

当地「須佐」を、「萩」ともども楽しめる面白い町として知って頂ければ、

住んでいるみんなが活気付いてきます。

GW残りまだまだ楽しんでいってください。

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男命いかスタートしています・・・・・が。。。。

男命いかがようやく獲れ始めたとはいえ、走りの時期ですので、

まだまだ入荷量は少なく、漁止め・時化の影響も重なり、

早々の売り切れ・未入荷で、来店するお客様には申し訳なく思っています。

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更には、活きウニも切らしております。

北浦の天然活きてるまんまの殻付きウニを、

楽しんで頂いていたのですが、

とうとう切らしてしまいました。申し訳ありません。

今年は、私自身のこだわりもあり、

店内でのサービスや料理の仕上がりにいつも以上に注意を払い、

闇雲に、入店して頂くことを控えていますので、

お待たせするお客様には大変申し訳ありませんが、

こういう時期だからこそ、しっかり楽しんで頂きたいと思い、取り組んでいます。

力及ばず、ご期待に添えなかったお客様もいらっしゃるかもしれませんが、

1つ1つ、1組1組、精一杯やらせて頂きます。

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GW初日に襲われた悪夢

そんな思い・覚悟で望んだGWですが、

初日に次々と、呪われているかのような、事故が次々とおこりました。

接触

先ず、営業前に、お客様の車の駐車スペースを少しでも確保するために(今年はイベントで駅前駐車場が結構使えないので)、

姉が自前の車を近所の許可を得た空き地に移動しようとした矢先、

侵入口の傾斜に囚われ、車体の下部を激しく接触。

破損しました。まあ、人に怪我はなかったのでこの時点では良かったのですが・・・・・・。

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火傷

新しく働き始めたパートさんが、忙しい昼の時間、

イカの天ぷらを揚げている最中に、

イカが爆発!(イカは、爆発するんです。)

かなりの量の熱い揚げ油が、その方の首筋や顔を襲い、

火傷を負わせてしまいました。

すぐに冷やし、しばらく休んで頂きましたが、幸いに顔などに影響は少なかったのですが、

首筋の火傷は、後に残ったようで、

イカの揚げ方や注意の指導の至らなさに悔いました。

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半月版損傷!入院そして手術に

その後今度は、別のパートさんが、外にある水槽からウニを運んでいた時、

何度も通った厨房内の通路は水浸しになっており、

そこで、足を滑らせ、激しく転倒。

受身も出来ず、ひざを強打し、しばらく立てない状態に。

気丈な方ですので、大丈夫と言いながら、しばらく働いてくれていましたが、

どう見てもおかしいので、家へ送っていってあげようとした時、

あまりの痛さに、今から救急に行きたいと言い出したので、

嫁に運ばせ、益田市の日赤へ運びました。

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結果、半月版が十字に割れており、

連休のため、特殊な手術部品を発注できるのはそもそもGW明けに。

その後手術になるということで、しばらく入院となってしまいました。

ご家族共々今後の生活をどう保障してあげればよいのか、

労災ではまかなえない穴をどうすればよいのか!?

夜遅くまで考え込みました

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嫁と先生も驚く次に運ばれてきた患者に!?

嫁が日赤でパートさんに付き添っている時、

信じられないことが。。

うちの子供達の面倒を見てくれていた私の姉が、

なんと下の娘(4歳)を運んできたのだ。

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自転車でこけて、腕を激しく痛がると言うので連れてきたということだった。

これには、嫁も先生もびっくり!

診断は、腕にひびが入っていて、

ギプスをすることに。

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私自身も、パートさんのご主人を日赤に運ぶので、後から行ったのですが、

痛がる娘の声はなんともかわいそうで、

働く気満々だったパートさんの気落ちした顔を見るのもかわいそうで、

言葉になりませんでした。

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まだ続くか!?

続いた事故に少々怯えながら、家に帰りましたが、

まだまだ終わりません。

ギプスをした娘が、骨が痛み、寝れないんです。

痛みに泣きつづけ、抱えることのほうが痛いようなので、寝かせるしかなく、

「痛いよ~、痛いよう~・・・」って。

寝れない娘を、嫁と2人で見ていましたが、

「明日もGWで大変だから」

そういって、嫁が私に寝るように促すんですけど、

布団に入っても、子供の泣き声って、周波数が違うんですよね、

耳を通り越して、脳に直接響くんです。

結局、疲れの方が増して、娘もようやく寝れたんですけどね。

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やるべきこと

そんなスタートでGWが始まり、

ようやく、中盤まできました。

身内のこととはいえ、お客様は楽しみに来られてくるわけですから、

抜かりがあってはいけません。

初日に起こった事故は、色々考えることもありますが、

それは、しばし、おいといて、

美味しいものをお客様に提供することを一番に考えてGWに対応してゆきたいと思います。

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娘を萩の嫁の実家に預け、夜は嫁が萩へ行き面倒を見ています。

寝不足の嫁にはつらい思いをさせていますが、

GW明けは、ちょっとお休みを下さいね。

従業員含めて休養を取ります。

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アル・ケッチァーノ奥田シェフ来萩!目から鱗の濃密なセッション

山形アル・ケッチァーノ奥田正行氏-来萩

当初、私が持っていた奥田シェフの情報というか印象は、

「山形県庄内地区を日本の食の都としてブランディングした立役者」というイメージの方が強く、

料理人としては、「地産地消を積極的に取り入れるイタリア料理のシェフ」といった程度のサラッとしたものでした。

(↑後に認識の甘さに衝撃を受けたのですが。。。)

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奥田シェフに調理をして頂きながらの交流会

こんなイベントが3/28ありました。

奥田シェフ

奥田シェフ

奥田シェフ

奥田シェフ

場所は萩の千代さんの厨房です。

自分のお店以外の厨房に入るのは、そうそうあることじゃありませんし、

プロの料理人が調理する行程を、側で見ることなどありませんからね。

それも、今話題の奥田シェフのです。

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シェフは、地の野菜や素材に詳しく生産者との関係を強く持たれていて、

素材を活かすために、シンプルな料理法を得意としている・・・・・・。

この程度の認識でしかなかったのですが、

程度・レベルの違いはあれど、同じような取り組みをしている自負が多少なりとあったので、

教えを請いたいと思い参加しました。

それが、コレほどまでに「素材を活かす料理」の奥の深さを知ることになろうとは思いもよりませんでした。

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考察力・素材に対する勉強・柔軟な発想など、

私が、3~5つ程度の方向から素材や料理を考えているとしてたら、シェフの考察は、

それに加えて、3次元の発想(まったく違うベクトル軸)でも深く探求しており、

更に、それとは別のスケールの視点をも実践していて、

一朝一夕に積み重ねられたものでないことは直ぐに感じ取れました。

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目から鱗が。。。。。。。。

最初は、シェフのやることに、

え?・・・・・・・・・・は?・・・・・・・・・・・・ん?

いいのか?それ?

といった印象で調理はサクサク進みます。

シェフは前もって指定された素材にレシピを考えてから来たわけでなく、

当日、素材を買出しに道の駅しーまーとに行ってから、献立を発想されたとのこと、

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調理中、狙いや考え方を説明されますが、

その度に、目から鱗がほろりと落ちます。

探ろうとしますが、1手先は読めても、その先の2手3手先は引き出しの多さ・勉強の積み重ねを感じます。。

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千代--奥田

試食の席では、もう夢中で理解に努めました。(笑)

なぜ、そう発想したのか、どの状態を狙ったのか、視点を共有したかったのです。

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しかし、衝撃の交流会は、夕方からのLa Ceibaでの懇親会で、更ならなる衝撃的で濃密なセッションとなったのです。

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La Ceiba での懇親会

LaCeiba

LaCeiba2

LaCeiba3

懇親会では行政の方の手引きで席を推められ、シェフの横にずうずうしくも座らせて頂きました。

自分はこういう時に、絶対遠慮はしないと心に決めていますので、いけるならいくようにしています。

(本業のことですし、チャンスに対して遠慮するという愚行は、若かりし頃十分しましたから。)

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実は、この日の昼の仕事、予約や急な大きな仕事で本当は来れなかったのに、

身内が、「そんな機会があるなら是非行って勉強しておいで」と、

かなり無理をしてカバーしてくれたんです。

そのせいもあって、心には・・・・・・・・

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「絶対、盗んで帰るぞ!」

(笑)

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という意気込みがみなぎっていました。

シェフには見抜かれていましたがww、逆にそのおかげでかなりのノウハウを教えて頂きました。

濃密すぎて目から鱗はダダ漏れし、

頭の収納にはその場では整理しきれず、

手持ちのビデオを最初から最後までず~と(ほぼ、音声を狙って)撮り続けることで、スタックしておきました。

※ちなみにこのビデオ内容、冗談で言ってはいましたが、30万円以上の価値はホントにあります。(売りませんが。)

LaCeiba4

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昨年、熊谷喜八氏から受けたものとは、全然違うものでした。

良いとか悪いとか、レベルが高い低いとかでなく、

具体的なノウハウ、思考法、着眼点、マーケティング、マネージメント、

とっておきのレシピなどなど・・・・

経験に裏付けられた内容で結果まで出しているその秘密を、

よくぞここまで惜しげもなく教えて頂き感謝しきりでした!

一緒にいた萩の若手料理人たちも、感動の一時であったことを口々に漏らしていました。

「そのビデオノーカットで頼む!」とコピーを託されました(笑)

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調子にのって高いワインボトル何本か注文したのは、私です。

ごめんね。S本君。

言われなくても、それ以上のこと、きっちりやりますよ!

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2日目講演会

次の日はシェフの講演会。

奥田シェフ講演会

行く予定ではなかったんですが、前日の話に出てきた一部の話題はこの中でやるよと言われたので、

これ又、無理して昼の仕事を抜け、参加することに。

改めて、前日の話をオーバーラップさせながら聞き入りました。

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前日シェフとのセッション中、頭に浮かんでいたことや、

今まで躊躇していたり、きっかけがなくてできなかったことが、

シェフの考えを聞いて、これはいける!お客さんは喜んでくれると思ったこと、

朝からどんどん湧き出ていて、正直講演より、それらを形にする作業に取り掛かりたかったんです。

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今日頂いた気付きを、今に活かそう!

頂いた気付きは、素材に対する考察の仕方・着眼点についてが多く、

それは今後料理に携わっていく者として一生勉強し、追いかけてゆくべきテーマだと思います。

今までやっていた考察を更に深く、生産者との関係をもっと高いレベルへと育み、

素材から得る感動をお客さんにシェアしてゆくこと。

今日からできることを少しづつ実践してゆきます。

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決して、今やってることが間違っていたということではなく、

考察の幅を広げ、生産者とのお互いの向上によって得る進化が、

今のうちの取り組みをブラッシュアップさせてくれるということです。

そう考えると、これからが面白くてたまりません。

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秋にもう一度来てくれると約束して頂けました。(←主催者側が本当に呼べるのかはわかりませんが。。。)

たくさんの宿題を置いていかれました。

やりますよ!

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S本氏他ふるさと萩食品協同組合-萩の地魚もったいないプロジェクトの皆様に感謝!

協力してくれた身内に感謝!

得難い機会でした。

ああ、

やっぱり俺って

ついてる!!

節電

大地震

未曾有の地震災害

目を疑うような光景がテレビやネットでどんどん流される。

時間の経過と共に、具体的な被災状況が映しだされ、

夜な夜な見るたびにもらい泣きしてしまう。

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特に、子供の被災にはなんとも言いがたい辛いものがある。

家族や財産が一瞬にして全てなくなるなんて、

想像しただけで絶望的で、自分だったら立ち直れるのだろうか!?

と、自分のことのように胸が痛い。

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節電だけでない。

ラジオで、東京電力エリアへの他地域からの電力供給という話が流れていた。

※追記:どうやらこれはガセだそうです。実際、50Hz・60Hzの壁は大きいようです。

中国地方の更に山口県萩市エリアの節電が、どれほどの効果があるかはともかく、

義援金や物資の援助の呼びかけ以外にも出来ることがあれば協力したいと思った。

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送電線で送る電力の歩留まり(?)は相当悪いとも聞いたことがある。

ただ、日本全体が節電などを通して、被災地への支援や復興を応援している空気感を高めるべきとも思った。

震災直後に感じたことだったが、この規模の災害を今の日本が抱えるということは、

新たな税金での動きがあるだろうと思っていたら、

やはり、自民党からそんな話が出てきた。

http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110314ddm012040067000c.html

それもやむを得ないと思う。

義援金や予算からの捻出で、どうにかなるレベルのものではないのは容易に想像できます。

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商売

節電や計画停電・復興支援の空気の中、首都圏や被災地周辺の商売は大変なものだと思う。

破綻するところもあるでしょう。

娯楽産業など、この状況でどう商売してゆくのだろうか?

もちろん、かわいそうだから、おとなしく商売をすべきというわけではないし、それはそれで間違いだと思う。

こういう時だからこそ、商魂たくましく復興へのパワーをアピールすべきだと思う。(モラルの上で)

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幸いにして、当地では地震・津波ともまったく影響はありませんでした。

予備水槽やこの時期不要不急の電力は元から落とし、節電に努め、

今後も、被災地に対し、何が出来るのか見守っていきたいと思います。