活況の寒仕込み!澄川酒造場にて。

新造高層蔵での寒仕込み

澄川さんが高層の蔵で仕込みを開始しているのは知っていましたが、

なかなか、行く機会を作れず、とうとう、一番忙しいこの時期となりましたが、

朝っぱらから、見学に行ってきました。

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雪も散らつく萩市小川。

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新しい蔵で、仕込みは始まっていました。

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ちょうど、見たかった蒸し米の作業。

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次々とほぐされて、仕込み蔵へ運びだされます。

 

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3階フロアですが、各フロアは天井が高いので、

ガラス張りの壁面からは、結構な景色が広がります。

 

 

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小川の景色を背景に仕込まれる酒、いいですねえ。

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3階フロアから1階別棟の仕込み蔵へ蒸し米がエアーで運ばれます。

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設備・環境も新しく、新たな酒は造られてゆきます。

 

活気のある仕込み時間、ひょうひょうとお邪魔いたしました。

新しい蔵での仕込みをただ見るだけではなく、

より、合理的に進化した澄川さんの酒造りを知ることが出来ました。

その考え方は、現在進行中の開発作業に非常に参考になります。

 

梅乃葉 × 澄川酒造

昨年来、澄川さんの協力を得て進めてきた開発の肝(素材)はこれ。

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麹(こうじ)です。

 

「一麹、二もと、三造り」といわれるように、酒造りで最も大切なものの一つが麹と言われています。

澄川さんが、東洋美人の純米大吟醸のために、

手造りで仕込んだ生きた麹が、梅乃葉とのコラボレーションに、

新たなイノベーション生んでいます。

 

私が、開発上大切にしているのは、

澄川さんが、どういう思いで、何のために

この麹を仕込んでいるかという点です。

精神論や情の話ではなく、科学的な意図です。

 

日本の国菌とまで言われている麹ですから、

世の中には、麹と言っても、沢山の種類、性格のものが存在します。

ただ、くっつける、混ぜてみるだけの実験のようでは、中学生の理科です。

用途が違えば、最適な麹はもっと他にあります。

 

酒造り、純米大吟醸造りにおいて、この麹が何の役目を担って選ばれて、仕込まれたものなのか!?

蔵人の思いの詰まったこの麹が、梅乃葉でどう化けてゆくか!?

既に、たくさんの検証を終え、商品化へのプロセスを突き進んでおります。

まずは、特定のお客様に楽しんでいただきたいと思っています。(詳しくは、今度の梅食うポンメルマガで)

 

 

梅乃葉のファンの方のみならず、

澄川酒造「東洋美人」ファンの方にも、一緒に楽しんでいただけるよう、

確かなものを作ってゆこうと思います。

 

 

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しかし、いつ行っても、刺激を頂けるところです。

仕事が進化している場というのは、エネルギーに満ちています。

 

 

感謝!

 

 

 

 

 

よし!見えてきた梅乃葉アップデート in 2015

ブログ放置の影で。。。

さて、昨年秋口よりブログもほとんど書けず、

お客様への情報発信も滞っておりました。(スミマセン)

 

そんな中、常連の方だけでなく、たくさんのお客様にご来店頂けている状況に、

あぐらをかき感謝しつつ、粛々と進めている事がありました。

一言でいうと、

 

 

「勉強」です!

 

今までの梅乃葉にはなかった新しい食のジャンル(科学)についてです。

 

日々、様々なことに学びを求めるのは当たり前ですが、

経営の課題の大きさと、取り組む範囲の広さに、

心が折れそうになる不安定感や孤独感。

(やるべきことは何か、わかっているのですが・・・)

昨年末までは、そんな焦燥感との戦いでしたが、

 

本年に入り、待っていた「ソレ」が、ようやく来てくれました。

 

待っていた「ソレ」とは、

点と点が線で繋がる瞬間、自分の中のイノベーションです。

 

特に、大きな課題でもあった、

新商品の開発のためにずっと研究・検証をしてきたものが、

面白いように、様々な点を結んでいったのです。

 

「あ、これは、「アレ」に応用できる。」

「ということは、既存の「アレ」がよりブラッシュアップできる」

「これで、あの問題を回避できるのでは!?」

そんな感じで、イメージは拡散してゆきます。

 

まあ、自分の性格はわかっていますので、

はやる気持ちを抑えて、大切な部分のみにフォーカスし、

現在、検証をし続けております。

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新たな梅乃葉をお客様と作ってゆきたいと思います。

ということで、平たく言えば、

目下進めている案件は、新しい商品(料理)の開発です。

その上で、梅乃葉のメニューであったり、新しいサービスのシステムだったり、

様々な変革に挑戦してゆきます。

2015年、梅乃葉のアップデートをお楽しみください。

 

その一つ一つに、モニターとしてのお客様の声を頂戴してゆく予定です。

詳しくは、当店メンバーサービス、「梅食うポン」のメールマガジンにて、

お声がけいたしますので、気になった方は、次回のメルマガからは、よく読んでくださいね。

(携帯電話での登録でお願いしております。)

 

 

「イノベーションは、人との出会いが運んでくれる」と思っていましたが、

この度は、「本との出会い」でした。

面白いですね。

この先にある、お客様の笑顔がイメージできるようになってきました。

粛々と、研鑽を積んでゆこうと思います。

 

感謝!

 

 

 

 

 

 

 

2014年の感謝

ありがとうございます。

本年、梅乃葉に、ご来店下さったお客様、

本当にありがとうございました。

皆様から頂く笑顔で本年も締めくくることが出来ました。

 

又、本年は、様々な新しい挑戦をさせて頂きました。

支えて頂いた関係者の皆様、従業員、家族、

本当にありがとうございました。

起こった事象ではなく、そこで得た学びが、次に繋がっています。

 

地域に対して、復興・文化振興に貢献することが出来ました。

協力してくれた、関係者の皆様、

本当にありがとうございました。

「義」で繋がった復興への皆さんの行動に、感動し続けました。

かかるリスクを飲んだ上で、行動してくれた前夜祭への熱い想い、必ず、次に繋げましょう。

 

家族みんな、大病もなく、無事・健康に過ごさせて頂きました。

何よりの感謝です。

 

お客様のみならず、

従業員や関わる周囲の方々が幸せになるために、

ゆっくりと、確実に成長してゆく会社であること。

この須佐の地で。

 

目の前の事象に囚われず、執着せず、惑わされず、

自分の軸を持って、新しい年に想いを馳せています。

イカロボメッセージ

 

本年は、大変お世話になりました。

ありがとうございます。

 

口福の馳走屋 梅乃葉

店長 福島淳也

お客様から頂く時間

年の暮れ!?

おっと、気づくとブログも更新しておりませんで、

気がつけば年の暮れ。

あっという間だったとは思いますが、

いつからがあっという間なのかもわからないくらい、

ここ数ヶ月は時間を忘れておりました。

 

課題も多く、得難い経験も多く、一息を入れることが出来ずにいましたが、

ここにきて、ようやく探していたモノが見つかったような、

今の気分です。

 

迷走!?

今年の前半は、様々なことに挑戦し、その勢いのままに、事業も進める予定でしたが、

さて、これから手に持っているはずのボールを投げようとした矢先に、

そのボールが何処にいったのかわからなくなってしまって、

 

確かに、ここにおいてあったのに・・・・、

このへんにあるはずなのに・・・・

早く投げないと間に合わないような気になったり・・・・・、

あれ?そもそも投げるのはあのボールで良かったっけ・・・・?

 

といった感じの迷走もあって、なかなか周囲にもご心配をお掛けしております。

そんな自分を客観的に見ている自分もそこにいるのですが、

今一歩、腹落ちしない日々でした。

 

 

教えてくれたのは、お客様

達成できた小さな目標

本年の梅乃葉は、過去最高の来店者数と過去最高の売り上げで、現在まできています。

とても、ありがたく、本当に感謝の日々なのですが、

こういったことより、達成感をしみじみ感じたのが、

3年前に立てた、1つの目標の達成です。

 

「顧客満足度を上げるサービス体制をつくる」

といった内容のテーマで、

「顧客サービスを評価して頂く」

というものがありました。(実際は細かく詳細が書いてあるのですが)

 

当時、お客様の増加に追われるままのサービス状況に、

お叱りも多く、トラブルもあり、お食事への評価はあっても、サービスへの評価は皆無でした。

 

少しづつ、体制を変え、システムを見直し、

時間を掛けて段階的に、色々な取り組みをしてきました。

スタッフの能力に依存せず、システムや習慣、雰囲気をそのレベルにまで上げたいと考えながら、

やって来ました。

 

もちろん、サービスは、これで、100%というものはありませんし、

来られるお客様の全てが、同じ嗜好・動機で来られるわけもなく、十人十色です。

 

ブランドプロミス

そんな中で、「梅乃葉」「男命いか」「須佐」といったことを気にされて、

又は求めて来られたお客様に、どれだけのおもてなしができるか、楽しんで頂けるかが、

私達が最大限に意識すべきブランドプロミスだと思っています。

 

とは言え、気安い客単価のお昼だけの食事処ですので、営業中は、相当の喧騒です。

十分な時間も余裕もない中ですので、なかなか思いを届けることはできません。

私達の中に、(今もですが)もう十分やれているというサービスへの100%の満足感はないのですが、

それでも、嬉しい事がありました。

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先日、あるお客様から、匿名でお手紙を頂きました。

お店をいつも楽しみに来られているとのこと、

そして、若いホールスタッフのサービスに対する感謝が、

丁寧に、溢れるように綴られていました。

 

胸の中の「不安」を優しく包んでくれるような思いにグッと来るものがあり、

最早、追いかけるのが当たり前になっていたそんな目標を、

改めて思い出しました。

 

若いスタッフに、その手紙を見せると、すぐに、どなたであるかは気づいていました。

(月に1回は来店されていた広島から来られる方でした。)

 

その後も、来店する度に、スタッフとの会話を笑顔でされているのをみながら、

私自身がサービス(接客)の業種を学び始めた頃を思い出していました。

こういうお客様から、サービスを学び、仕事へのモチベーションを頂き、

向上心を掻き立てられ、もっと、自分自身はできるという自信を頂いていました。

 

私が、若いスタッフに理屈や知識を教えるよりも、数倍も大切なことを経験させて頂くようなものです。

 

お客様から頂く時間

お客様から、私達に

「美味しいものを頼むよ!」

「楽しい時間を過ごさせてね!」

そんな風に、お客様自身の時間を委ねて頂く職業でもあることを、

いつも、お客様の声によって気付かされます。

 

私達の仕事の原点です。

 

今年は、そんなサービスについて評価してくださるメールや手紙(又は直接)が何件もあり、

お客様への感謝と共に、そこまで、雰囲気を作ってくれたスタッフに

「ありがとう」と言いたい年でした。

 

残念なことに、本年で去ってしまうスタッフもいますが、

そういうサービスの雰囲気を作り、システムや体制を、一緒に作ってきてくれましたので、

来年は、新しいスタッフと共に、心機一転、頑張ってゆきたいと思います。

 

 

 

 

 

迷走していた自分の足元に、

ないないと探していたボールがあった時、

何かが腹に落ちた気がしました。

 

 

 

やっぱり、俺って、ついてる!