梅乃葉気が付けば梅雨。2021年上半期振り返り

気が付けば、オンシーズンに入ってます!

今年も情報を発信し損ねてばかりで、

既に、梅乃葉を取り巻く様々な事件・事象が物凄いスピードで起こっていて、

気が付けば、活イカが獲れ始める時期になりました。

もう梅雨入りですよ。

なかなか、想定通りには進まないジレンマはいつものことですが、

ここで、時系列無視で綴っておきますね。

 

梅乃葉に新ブランド!新たな事業展開を

本年初頭は、ちょっと、プライベートでつまづいておりまして、

これは、正直、全くと言っていいほど、お店の事業のことに専念できませんでした。

 

かなりのダメージでしたが、(現在は全然復活しております)

今振り返れば、お客様や事業や従業員だけでなく、家族もいての商売や人生ですので、

大変、良い経験となって、自身の考え方に影響を受けました。

 

実はここでの経緯が、今度展開する新しいブランド事業のきっかけともなったのです。

「誰かのため」「家族のため」「友人のため」といった利他の心が尊いのは当然ですが、

もっとその先、いや、手元にある考え「自分のために」という気持ちをキーワードにした

食ブランドをスタートします。

その事業背景とともに、大切にしてゆきたいと思います。

(この事業については、又今度。)

 

中田英寿さんの日本酒特番で紹介された「剣先イカ入りネギ味噌」と「活イカ」

[youtube]https://www.youtube.com/watch?v=ylH64IOyp7s[/youtube]

(もう、放送は終わってますが。。。)

味噌もご堪能いただけました。

それ以上に、ちょいちょいアドバイスをくださるのが、嬉しかったです。

別に、偉そうにとかマウントするようにではなく、普通に人の話を聞きいってくださり、

それに対して、ご自身の経験から得たアドバイスをスッとしてくださる。

素敵な人でした。

澄川さんのご縁に感謝!

 

トワイライトエクスプレス瑞風スタート!

4月18日(日)

JR西日本の豪華クルーズトレイン「トワイライトエクスプレス瑞風」が、

須佐駅に停車し、当店にて朝食を召し上がられました。

以降の予定日は、現在まで全てコロナ感染拡大の影響で運休になっていますが、

今後、山陰下り1泊2日コースにおいて、2日目の朝食提供を当店が担います。

 

梅乃葉らしさを突き詰めた究極の朝食を、

店長がテンパりながら用意しておりますw。

初めてのお客様からは、大変良いお声を頂けて、

よし!これから頑張るぞって時に運休が続くという

なんとも、残念なスタートですが、

空いた時間を、次回の献立やサービスの改善や工夫に生かしたいと思います。

 

瑞風の対応のために、普段来て下さるお客様には、

特段ご迷惑をかけることはないのですが、

もともと、店長が必死にこだわって対応してきた感染症対策は、

一般的な基準以上の対策を講じていますが、

瑞風対応のために、更に、その策を引き上げたのは言うまでもありません。

 

瑞風のための生産者

又、季節に応じた生産物を確保するため、

生産者の方ともどんどんお会いしております。

ただ、仕入れるだけでなく、瑞風のお客様により良いものをお出しするため、

生産者と共に進化してゆく良い関係が築けています。

 

こういった土台から、梅乃葉に普通に来て下さるお客様にも、

料理を通して瑞風基準のものをお出しできるようにしてゆきたいと思っています。

 

コロナ感染対策

本当に、皆さんもご苦労や不安の中にいらっしゃると思います。

コロナ感染防止対応について、

色々な企業や団体が、昨年の教訓を経て様々な取り組みをされています。

 

100%の効果など、あるわけではありませんので、

より効果的といえるもので、各々が関わる範囲に対応するだけで、

精一杯な状況だと思います。

 

梅乃葉としては、お客様や従業員、家族、といった

直接的な関わりのある人達に対しての感染対策はもちろんですが、

風当たりの強い「飲食店」の未来のためにも、

踏み込んだ対策を常に先駆けてやるべきだと自覚しております。

それも、当店の対応にご理解を頂きながらご協力してくださる

素敵なお客様方がいらっしゃるから可能なことだと思っています。

 

スタッフが、忙しさのあまり見落としている点をアドバイスくださり、

より確実に対応ができるよう応援してくださる方もいらっしゃいます。

 

誤解を恐れずに言えば、今は、飲食店だけが変わる時なのではなく、

飲食店の利用の仕方を、消費者の方々が変えてゆかなければならない時でもあります。

お互いが、より良い「外食の楽しみさ」のために、進化してゆく時だと思うと、

不謹慎ですが、変わること自体は楽しみでもあります。

 

このまま、コロナ感染が拡大し続ければ、

まんえん防止重点措置が山口県も発令される可能性もあります。

(萩市の現在の状況では該当地区にはならないと思いますが)

そうなると、当店は、本当にご近所様だけを来店対象としてみなければなりません。

流石に、厳しいですね。

 

そうならないためにも、感染拡大防止効果のある対策を、飲食店現場から発信してゆきたいと思います。

 

商品開発続々。。

新しい商品やメニューの開発もずっと続けておりまして、

何点かは既に、料理で提供し、販売もしています。

これらも、今後、1つづつ紹介してゆきますね。

結構、各々こだわって作っている割に、

紹介もろくにしないまま、提供していることもあるので、

この辺は、反省して、丁寧にやろうと思います。

 

最近のローンチした、なかなかの逸品ですが、

「アカモクと胡桃(くるみ)の佃煮2種」(イカ生姜味・ちりめん山椒味)というのがあるのですが、

これ、普通に、お店の漬物にもお出ししています。

でもって、美味いんですよ。来られた際は、是非、気にしてみてくださいね。

又、改めて紹介します。

 

「FAN会員」&「FANラボ」スタートしています

梅乃葉に2回来店したことのある方限定の、ファン会員登録、スタートしていますが、

ちょっと想定外のことも続き、内容は遅れています。

ただ、FAN会員登録はできますし、FANの方限定のオンラインサロンFANラボにも招待できますので、興味のある方は、是非。

くれぐれも、1回来店したことがあるというのは、ご遠慮して頂いております。

又、割引などお安くなるようなサービスはございません。

非公開の情報発信をしてゆきますので、

その辺はご容赦ください。

FAN会員登録はこちらから!

https://forms.gle/xdeCp9dGgknm4LGF9

 

以上、徒然に振り返ってみました。

なんか、凄いなーって。。メディア掲載~トレーニング!

婦人画報に当店の瑞風朝食メニューが掲載されています。

うちとしては、本来、婦人画報に載ること自体ありえない話なのですが、

主体がJRの瑞風の記事ですからね。

恐縮です。

地元向け取材会にて

そんなJRさんのパワーだなあと思ったのが、

先月11月12日に行われたプレス向け取材会。

あろうことか、梅乃葉にメディアの方を呼び出すという会です。

いやいや、田舎の食事処が、メディアを呼びつけたわけじゃないのはわかっていますが、

すっごい、その立ち位置が嫌でしたね。(なんか偉そうで。。)

って、自分がそう思っているだけで、取材会は淡々と進み、

こなれたメディアの担当者から、質問が繰り返され、

なんとかお応えしながら、無事終了しました。

当日夕方のテレビニュースなどで、放映は始まり、翌朝の朝刊、週末の記事などで、掲載して頂けるなど、本当にJRさんのパワーをひしひしと感じました。

 

本当に、皆様、ありがとうございます。

 

JRさんの徹底ぶり

本番のお客様への対応は、来年3月からですが、すでに、そのトレーニングは始まっておりまして、瑞風クルーの方や関係者の方によるシミュレーションが繰り返されています。

当店スタッフも、この機会に、いかに段取り良く、食事を楽しんで頂くことに注力できるかをシミュレーションできるので、この何度も行うJRさんの徹底ぶりに、感謝するとともに、プロフェッショナルな姿勢をひしひしと感じております。

凄い!

先日も、実際に瑞風がJR須佐駅に停車し、本番さながらのトレーニングを行いました。

これは、朝食時の停車ではなく、その後のダイヤ時間調整のため停車なので、停まっているホームが反対側です。
ちょうど梅乃葉の真横にまで達する長い車両!

来年に入っても、それは続きます。

入念に、繰り返し、大切なお客様の旅の思い出になるよう、

スタッフ一同、尽力して参ります。

 

梅乃葉もお応えせねばと!

JRさんが、お客様に対し、そこまでの姿勢で臨まれているのに、梅乃葉としてもメニュー内容はもちろんですが、なんとか、お迎えするに堪えうる体裁にしたいと、お客様の進入路を舗装したり、古くなった木のフェンスを修繕いたしました。

木のフェンスは、DIYです。

古くなったフェンスを解体し、使えないものは捨て、木材を購入し、塗装して、修復したのですが、これは、高齢の父が全部やってくれました。もともと、DIY好きで、イカの水槽やプレハブ冷凍庫なども、私と一緒に作ってきたくらい、うちは手作りの構造物が多いのですが、この度は、私が業務に追われている間に、父がやってくれていました。

更に舗装は、父の個人的な資金で、業者に依頼してくれました。

正直、何が起こるかわからないコロナ禍の経営としては、当店も余計な出費は抑えまくっています。必要なものには(例えばコロナ対策や普通に商売としてかけるべき経費など)、もちろん費用はかけているつもりでしたが、こと、装飾的な経費に関しては、清潔感を維持することで、プラスアルファの費用をかけない方向でしたが、、、

 

こうやって、今まで梅乃葉というのは、父や家族が支えてきたお店なんだと、つくづく感じています。苦労を重ねてきた父が晩年となって、自らが作ってきた店に、こうして瑞風のお客様をお迎えする誉を頂けたことは、本当に良かったとしみじみ思っております。

高額なクルーズトレインのサービスの一端として、朝食を提供するという機会は、想像以上に、関わる人の想いの凄さ、覚悟の凄さを感じています。それに触れる機会を頂けたことに、自分はついてるなーって思うと同時に、今後始まる本番に向けて、抜かりなく準備してゆきたいと思いました。

 

「トワイライトエクスプレスをわざわざ停めさせたイカ」の物語

JR西日本「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」の朝食提供

さて、インフォメーションにも出しましたが、
このたび、JR西日本「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」の朝食提供を、梅乃葉が行うことになりました。
5コースの中の1つ、「山陰コース(下り)~文豪と維新の歴史をたどる旅~」の2日目の朝食となります。

瑞風は、沿線の魅力的な景観を車内から楽しみならが、
ラグジュアリーな設えと、最上級のおもてなしサービス、
三ツ星有名シェフや有名な人気店のシェフ監修のお食事、
そして各地での観光を楽しむ、予約は満席状態の超人気のクルーズトレインです。

最低でも御一人30万円以上(スイートの方はその倍以上です。( ̄◇ ̄;)はする豪華周遊型寝台列車(クルーズトレイン)の旅のお食事ですよ。

・・・( ̄  ̄;) うーん・・どうすんだ!?ってなりますよね。

関係者の方の、後押しもありましたが、
そもそも、当店が3つ星クラスの料理店になるわけでもなく、

JR西日本様にとって瑞風というのは、
単に、お客様に沿線の魅力を楽しんで頂くサービスの提供だけでなく、
沿線の魅力の土壌となり種となっている、各地の生産者や事業者、又は様々な地域資源を応援したいという役目も担われていることは、以前より知っていましたので、

「沿線の魅力の1つである当店を体験しに来てくださる」と冷静に整理すれば、至極シンプルな話で、梅乃葉の魅力を突き抜けさせれば良いという結論に至ったのです。(笑)
で、お受けいたしました。

 

「福島さんの出したい料理を出して頂いて結構です。」

お話の中で、最初にJRの担当者様から頂いた言葉がこれです。

ありがたいですね。
この言葉で、自分の引き出しに封印してお昼の店舗での提供は諦めていた、料理の提供の形を実現させる良い機会だと判断し、脳内ですぐにくびきが外れました。

過去何度も構想し、挑戦しかけては断念していた「日本一のイカランチ」の形を、「日本一のイカ朝食」として、始動したのです。

萩市内の生産者・事業者様、阿武町の生産者様の素材提供やご厚意もあり、3月までの献立を立て、まずはそこからスタートしてゆきます。

 

山陰本線の無人駅JR須佐駅に瑞風がわざわざ停まる!?

山陰本線というローカル線の、須佐駅は、上下1日9本づつ汽車が運行しています。

朝夕は学生の通学時間もあり、若干多めです。
車両においても通常1両編成が、なんと2両編成になるのですw!!
そして、何より単線ですので、途中、汽車同士がすれ違うことはできませんので、駅でようやくすれ違えます。
そんな中、朝食の時間となる時の須佐駅は、ちょうど、上り下りの汽車が停まるのです。

右手が上りのホームで、改札側

更に、この度の瑞風が走るのは下りのコースです。須佐駅の下り線ホームは、陸橋を渡らなければならない側にあり、瑞風が停まる時は、逆方向の上り側ホームにつけ、お客様に陸橋を渡らせず、下りて頂かなければなりません。
それに、ホーム自体は瑞風よりも短いのです!!!


さあ、鉄道好きマニアの皆さん、あなたなら、どんな裏技を使って、実現させますかw?

一般の住民にご迷惑が掛からないよう、細心の気遣いの中で、

この度、その制約の中、須佐駅に、瑞風が停車することになりました。

担当者曰く、相当大変な調整だったそうです。

m(_ _)mアリガトウゴザイマス

トワイライトエクスプレスをわざわざ停めさせたイカ

そうまでして、わざわざ停まる必要が須佐にあったのか?

それは、
「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」を停めさせたのはここ(須佐)にイカがあったからです。

須佐男命いかのブランド化をはじめ、イカの町づくりを、17年、行政や漁師達とやってきました。民間の飲食店である当店の立ち位置だからこそやれることを、ガンガンやってきたつもりです。

たくさんの全国放送や芸能人の方に来て頂けたのも、メディア関係者の方に、魅力的な素材として伝えて頂けたのも、営業時間4時間程度の小さなお店に、4時間待ちの順番を待ってでも、年間2万人以上のご来店があるのも、全部、誰の仕業かと言えば、「イカ」がいたからです。

山口県や周辺近県の消費者のイカに対する価値観は、17年前と比べて、格段に変わりました。とうとう瑞風をも停めちゃったんです。

「イカすげえな」ってしみじみ思いますよねw。

そんなこの度の出来事も、須佐のイカ物語となって、皆さんと楽しんでゆきたいと思います!!

 

皆様への感謝

この度、身に余る誉を頂き、まず何より思ったのは、
このご縁のきっかけとなり、常に仕事上でも刺激や支援を頂いている、
瑞風のランチメニュー監修者 益田市 Restaurant BONNE-MAMAN NOBU
上田シェフへの感謝です。

 

上田シェフの瑞風メニューの素材探しのころから、
その後の生産者同士の付き合い方、地域の魅力への熱意・リスペクト、
その御苦労をずっと見させて頂いた勉強が、
まさか、この度、役に立つとは思ってもみませんでした。
素晴らしいお店、素晴らしいシェフです。

ありがとうございます。

 

そして、つくづく感じたのは、当店のお客様のおかげであることを、
ひしひしと感じました。

古くから見守ってくださり、応援してくださって、知人や家族と一緒に来られては、
我がことのように、当店の料理を自慢してくださったり、クチコミを広げてくださいます。

豪雨災害にあえば、復活のサインに気づいて、お食事に来てくださり、声をかけてくれ、
イカが異常不漁の時には、イカ以外のメニューを本当に楽しまれてゆき、
コロナとなれば、ご自身も不自由な身なのに、通販などで応援してくださる、
本当に素敵なお客様がたくさんいらっしゃいます。

家族やスタッフ、地域の方々が長年支えてくれ、応援してくれ、
素敵なお客様が、どんどんこのお店を成長させてくれました。

 

この度の瑞風のご縁は、
そういった皆さんによって作ってきた土壌の上に頂けたものと感謝しております。
ありがとうございました。

 

この機会を、更に皆様に楽しんで頂ける梅乃葉の成長につなげてゆきたいと思っております。瑞風への食事提供を通して、更に、皆さんに喜んで頂ける食事やサービスに、果敢に挑戦してゆきたいと思います。

ご指導、ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。

 

 

口福の馳走屋 梅乃葉
店長 福島

 

スタッフ募集

瑞風シフトの影響もありますが、当店の素敵なお客様方へのサービスをより良いものにしてゆくために、一緒に取り組んで頂けるスタッフを募集いたします。

パート・正社員、両方とも希望可能ですが、パートでも、短時間、週1日といった「ちょっとだけシフト」の方でも大歓迎です。あなたの経験をここで、生かしてみませんか!?

 

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