現場の情報は誰がほしいのか?
ここんとこ、須佐の状況を詰めて情報発信しております。
もちろん、今回の災害にあった地域は須佐以外にもあります。
報道では、当初、須佐の情報はあったのか?あるわけ無いです。交通は分断され、メディアも入れませんでした。
映像も写真もない中、誰が、その情報を欲しがったか?
テレビの前の視聴者か?
不特定多数のブログ読者か?
馬鹿馬鹿しい。
関係者に決まっています。
災害に合っている方の、離れたところにいる身内です。
当初、
うちで言えば、梅乃葉に向かっているだろうお客様にまず知らせなきゃ!でしたし、
対応してくれるであろう関係者に対し、事の重大さをすぐにでも知らせなきゃ!でした。
その後は、
ほぼ、須佐出身者、須佐に身内のおられる方に対する発信です。
得てして、こういう時、当事者や現場で働く方は、写真など撮ってる場合ではありません。
報道関係者は、絵面が刺激的であれば良いのでしょう、
刺激的でない風景は、僅かな時間では放送もされません。
私も実家で復旧作業しながら、合間に写真を撮ったりしていますが、
流石に、必死の住民を面と向かって撮るほどの信念も義務もありませんが、
「様子を知りたい」という、須佐住民の関係者に対し発信しています。
(たくさんのお声をありがとうございます。)
なので、「住民に配慮のため」という面でしか捉えられない関係者と縁の薄い方は、
撮影することも情報発信することもしなきゃいいだけです。
と、ここで、改めておことわりしておきます。
壊滅的「浦西」地区
今日は、合間に、被害のひどいという浦西・中津を、
知人の家も心配だったので、行ってみました。
漁家集落で、古い家の多い地区です。
高齢者も多く、河口付近で、堤防も昔ながらの高さです。
同級生の実家も多く、作業をしていた同級生とも現状を話し合いました。
「こりゃ、終わらんで。。。」とも。
遊縁のとうちゃん・かあちゃんも作業中です。
「大きな支援部隊は、大きなところしか行かないだろうから、
ボランティアに期待したい。」
と全くはかどらない作業に疲れ、言っていました。
多くの身内の方が帰省し、手伝っています。
それでも、水も出ませんし、はかどりません。
浦中を回りました。
離れた友人が自宅を気にしていましたので、撮りに行きました。
この辺りは、床下浸水だったようですが、商店も被害にあっています。
災害ゴミが浸水の被害を語っていました。
飲食店や魚屋・酒屋など相当な被害を受けています。
河口に近く、川の側であった家屋は、
思わず目を背けたくなる被害です。(実際、写真も控えました)
徐々に災害ゴミの回収が進んでいますが、
家屋の中のめちゃくちゃな家財を外に出しただけで、
家の中は、まだまだ泥水との戦いです。
中津交差点付近
行政職員も総出で復旧作業に出ています。
今朝は、私は水海公民館を部落の人達と清掃です。
色んな備品がゴミと化してしまいました。
今日は、水道は試験的に夕方の6時-7時のみ供給されましたが、
それだけですので、清掃も、生活も、かなり、不自由は不自由です。
更に、下水処理施設の可動が不可能な状況なので、
下水が、あふれる可能性まで出てきています。
下水の水の使用も抑えていかなければなりません。
梅乃葉も、明日から営業出来ればと気持ちの上での目算をつけていましたが、
このインフラでは、お客様に迷惑がかかる部分も多いので、
一旦取りやめます。
再開は、機をみて、行いますので、宜しくお願い致します。
萩市災害ボランティセンター稼働!
多くの住民も期待している、人の手です。
是非、宜しくお願いします。
Facebook:萩市災害ボランティアセンター
住民が、住民の身内(関係者)が、欲しい「今」の状況
住民が情報を得る手段が、基本的には防災無線で、各家庭に1台あります。
ただ、作業をしていれば聴き逃します。
今日は、車で放送もされていました。
いや、文字でどこかに書き記しておいてくれないと、
情報が必要な時、今、どうなっているんだろう?
という現場のニーズには応えられません。
せめて、若い方だけだったとしても、webで、情報発信を随時して欲しいものです。
須佐は、島根県に近く、実際、今、須佐に来るには、島根県を通らなければなりませんが、
道路情報は、横断的に表示されていませんので、
いちいち、島根県の道路事情も確認しなければ、迂回もできません。
抜け道を知っている方はいいのですが、
身内の方が、須佐に応援に来たいと思っても、
今、どうやったらいけるのか?
という基本的な情報をわかり易く、見つけやすくする必要はあると思います。
と、どちらのどなたさんでも構いません。
そんなシステム作って下さい。
そんな、今です。