須佐地域集中豪雨からの復旧6日目---育英小学校・須佐保育園・横屋丁・本町・山根西

今日はたくさんのボランティアが来てくれてたそうです。

本日のボランティア参加数
個人:241人
団体:31団体 287人
計528人

活動件数 119件
終了 29件
継続 90件

私は営業してましたので、ほとんど見れませんでしたが、

夕方、ぐるっと、須佐の被災地を回って、どうでした?と聞くと、

「来てくれたよー」

「東京から新幹線で来てくれてた。」

「九州から来てくれてた。」

と嬉しそうです。

「でも、終わんないけどね」(苦笑)

とも。

 

集中的に、災害ゴミを職員の方が回収しています(本町・横屋町・中津・浦西~)。

ですが、次から次へと出てきます。

ボランティアの方が来たし、片付いたかな?なんて思うと、

逆に、道の側には、新たな災害ゴミがたくさん出されていました。

須佐の中でも、災害ゴミを1度も回収されていない地区もあります。

言えば来てくれるかも知れませんが、「被災がひどい地域を優先してあげて」と、道端にほったらかしです。

ようやく大きなゴミが出せた。
ようやく大きなゴミが出せた。
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一見片付いたようにも見える本町筋。ただ、ゴミがまだまだ出せていないだけという現実。

建設事業者がボランティアで、道路の土砂などもどけてくれています。

 

地元消防団も、今日は、小学校を手伝いに行ったそうです。

育小
育小
体育館
体育館
体育館
体育館
渡り廊下
渡り廊下
生きてたうさぎ
生きてたうさぎ

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育英館門も損傷
育英館門も損傷
災害ゴミは貯まる一方。回収はまだない。
災害ゴミは貯まる一方。回収はまだない。

育小は、校舎が新しいこともあって、強化ガラスが、土砂の侵入を軽減させ、

全面浸水しましたが、わずか数cm程度ですんだようです。

教員の方が連日清掃にあたり、土日は休ませてとダウン。

 

代わりに、萩市内の教員の方や教育委員会の方が少しでもと進めます。

消防も力仕事を中心に進め、ちょっとづつ進めていますが、

何しろ、施設が大きいと、やることも多くなります。

 

体育館はかなり損傷のようで、倉庫は床がめくれ上がり、周辺土砂もまだまだです。

プールは、井戸水のポンプが損傷。水を出せず、清掃も出来ない状態。

 

グランドは、ガタガタ、真砂土混ぜて整地し直すとのことですが、いつできるかは未定。

消毒作業もいつとは言えない未定状態。

給食センターも被災。

完全な消毒作業が終わるまでは、作業も出来ないため、2学期に間に合うかとかまだまだわからない状態です。

裏手に回ると、1Fが全部冠水した横屋丁です。

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そこから河川を覗くと、護岸がえぐれあと1歩というところまできてました。

決壊してたら、今頃、もっとひどいことになっていたでしょう。

桜並木が綺麗なところです。

虹橋も真っ二つに折れ、根本からなくなって流されています。

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須佐保育園は、懸命に先生が復旧にあたっていますが、

まだまだ、手もなく、進みません。

園庭は、後回しです。

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現在、空き家となっているところは、後回しです。

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中津決壊箇所も、復旧作業中です。

昨日のような又豪雨が振れば、

又、決壊箇所が広がります。

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災害時冠水してひどい状況だった中津交差点は、

なんんとか土砂はなくなり、通過自体はできるようになっています。

(R191は不通のまま)

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ボランティアも来ないし、復旧作業を諦めている家もある。
ボランティアも来ないし、復旧作業を諦めている家もある。
山根西の小田歯科の場所は、以前の山陰水害時も冠水しています。
山根西の小原歯科の場所は、以前の山陰水害時も冠水しています。
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このライン()窓の真ん中まで冠水した跡

 

とここまで、一周りしました。

途中、知人らに状況を聞くと、まだまだ終わらない作業に、皆、疲れています。

ボランティアの数が今日明日は多いのですが、

又、平日となると小さなところには来てもらえないかもしれません。

 

その被災家屋のボランティアへのニーズの吸い上げも、

被災家屋全戸に聞いてるのか不安がよぎります。

途中話をした職員に聞くと、申告制と聞いていますが、

1件1件聞きに回ったというのもどこがどのような体制で聞いたのか知らないとのこと。

 

数日前には、「うちには聞きに来てくれていないよ」という家もありました。

うちの実家など、遠慮して、いらないと断っていました。

(その後、結局、親戚が来て手伝ってくれましたが。。)

留守にしていた家、避難していてボランティアを待っている家の方など、

把握は難しいのですが、人の手はどこも、足りていません。

 

下水処理施設の復旧作業も進んでいるようです。

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バキュームカーの応援も他市町村から来ていました。
バキュームカーの応援も他市町村から来ていました。下水処理が機能していないので、日々、町中から集まる下水を吸い上げる作業が永遠と続きます。

給水車両も、他市町村から応援が来てくれていて、続行しています。

水道は出始めましたが、濁り水が出るため、まだまだ、給水が必要です。

 

 

 

行政職員の方も目一杯の対処をしていますが、

対応すべき案件は、実際のところ、桁が違うのではと思っています。

目に見え・耳に入ってくる案件しか対処できてないのですから。

 

ボランティアの数も、復旧作業に当たるマンパワーも、

どんどん引き上げなきゃいけない状況ですが、

災害対策本部機能も何倍にも引き上げないと、現場に反映されるのは、ぐっと遅くなるでしょう。

 

情報が届いていないことを、わざわざ、本部に言いに行く人はいません。

避難していて、仮の住宅についてどうにかしてくれと、わざわざ、本部に言いに行く人はいません。

災害ゴミを1度も回収されていなくても、せかしに本部に全員行くわけではありません。

避難所の方のニーズを、勝手にメディアが拾って報道してても、本部に報告するわけではありません。

細かい数々被災現場の復旧の見通しを知りたくても、いちいち、本部に聞きに行くわけではありません。

災害ボランティセンターが、運営や細かい案件の優先順位をいちいち本部に報告しに行くわけではありません。

 

こんな小さな町ですから、行政職員をみんな知っています。

頑張っていることを知っています。

遠慮して言わずにいます。聞くこともためらっています。

災害対策本部が現状を全て把握し、ニーズを拾っているという前提で、

外部や萩市本所の方は、捉えないで下さい。

 

「何が足りない?」と聞いて、見えてないことまで応えられるわけではないでしょう。

防災無線、車によるスピーカーで、周知している気になっているのなら、それは行政の普段の悪い習慣です。

民間事業者が、広告を出して、それで、儲かった気になってるのと同じです。

情報発信というのは、伝えたいことを相手と共有できて初めて価値があります。

「言ったから」、「やったから」、価値が有るのではないでしょう。

特に、今、それが求められている「災害」という特殊な時なのではないでしょうか?

 

目に見えないことまで、耳に入ってこないことまで対処出来ないというなら、

じっと信じて待っている住民は、いつまで待てばいいのでしょう?

 

情報の伝達を軽視しないで下さい。

皆さん、支援をよろしくお願いします。

 

日曜日は、須佐に安部首相が来るという情報があります。

取り巻き&報道も多いでしょうけど、

「今」と「これから」とすぐに対応して頂きたいです。

 

萩市集中豪雨の被害・復旧状況まとめ

 

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