集中豪雨復旧からお盆を超えて。。。

現況:復旧対応進んでいます。

平成25年7月28日の大雨災害の支援情報

H25.8.15号

萩市は7月28日08時に萩市災害対策本部を設置し、全職員で災害応急・復旧を行っています。
現在、災害救助法及び災害被災者支援法(7月28日)が適用されています。
また、激甚災害指定され、8月20日から適用となります。
萩市報・7月28日集中豪雨(被害・支援・義援金について)の抜粋

被災された皆さまへ(相談窓口)
被災された皆さまへ(支援制度等)
災害ボランティア・義援金・救援物資の募集
被害状況速報と内閣府防災担当の公表資料

【市報「萩」8月15日号からの抜粋】
被害状況・義援金・救援物資・ボランティア等 (pdf形式:5.26MB)
総合相談窓口・り災証明の発行・各種支援や減免制度など (pdf形式:300KB)

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暫定「山口島根豪雨」の復旧支援情報は市報・防災メール・被災地域の防災行政無線で随時お知らせしております。
公式SNSに詳しく掲載していますので、インターネット環境の利用できる方は、参考にしてください。
ホームページ緊急情報 http://www.city.hagi.lg.jp/
Twitter https://twitter.com/hagi_bousai
Facebook http://www.facebook.com/hagibousai
※本件災害は、災害復旧事業で国の補助率を引き上げる激甚災害に指定されましたが、引き続き災害ボランティア・義援金・救援物資にご協力をお願いいたします。
山口県・島根県の豪雨に伴う災害用伝言ダイヤル171のメッセージの再生、及び災害用伝言板Web171へのメッセージの登録・閲覧は、平成25年8月16日(金)15時までとなります。
http://www.ntt-west.co.jp/news/1308/130813a.html
2013年8月15日(木)13時現在の暑さ指数(WBGT)
萩 31.0 危険レベル
須佐 29.7 厳重警戒レベル
※暑さ指数は℃で表示されますが、気温とは異なります。
熱中症予防と対応は、環境省HPの熱中症環境保健マニュアル(2011年5月改訂版)を参照してください。
http://www.env.go.jp/chemi/heat_stroke/manual.html
「平成二十五年六月八日から八月九日までの間の豪雨及び暴風雨による災害についての激甚災害並びにこれに対し適用すべき措置の指定に関する政令」が本日8月15日に閣議決定されました。
公布・施行は8月20日からです。
これにより、萩市は国から農地等の災害復旧事業、水産業施設災害復旧事業、公共土木施設災害復旧事業等に関する特別の財政援助が受けられます。
http://www.bousai.go.jp/kohou/oshirase/pdf/130815-1kisya.pdf
8月15日付け山口新聞は14日、山口市阿東で災害復旧のための測量作業中の会社員が川に転落し、溺死する事故があったと報じています。
復旧工事やボランティア作業を行われる方は、二次災害防止のため足元の踏みぬき、転落、熱中症、交通事故の防止に注意しましょう
高温下での長時間作業は、注意力や判断力が低下し、非常に危険です。
特に連日、作業されている方は披露が蓄積していますので、疲れを自分で認識する前に休憩・水分や塩分の補給を心がけてください。
特に重機や車両の操作はもともと危険を伴う作業であることを再認識しましょう。(無資格者の操作は厳禁です。)
萩セミナーハウスのボランティア宿泊対応期間を延長します。
ただし、宿泊可能人数は日により異なりますので、ご注意ください。
8月15日(木)及び16日(金)15人
電話受付 17時~19時 0838-21-7501
入所時間 17時から翌日09時まで
17日(土)10人
18日(日)~23日(金)30人
24日(土)宿泊不可
25日(日)~31日(土)30人
※全般問合せ:萩市保健福祉部 0838-25-3137萩セミナーハウス(萩市大字堀内211番地1)
食事は各自で準備してください。
https://maps.google.co.jp/maps?expflags=enable_star_based_justifications%3Atrue&ie=UTF8&cid=3651038046694958308&q=萩セミナーハウス&iwloc=A&gl=JP&hl=ja
広報課は萩市公式ホームページにトピックスとして今回の災害写真を掲載しました。
防災安全課の緊急情報ページは、お知らせ主体ですが、こちらもご覧ください。
http://www.city.hagi.lg.jp/soshiki/detail.html?lif_id=35651
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知らない情報もありましたね。

NTTの伝言ダイヤルなど、やっていたのか。。。という感じでした。

周りは何かしら被災のための対応をしていたかもしれないけど、

被災現場にいる人は知らない事のほうが多かったです。

 

今は、行政も、情報発信が多く、対応の成果(様々な支援制度の決定など)も

いろいろな形で現れてきています。

ボランティアの方が日々遠方や近圏から来られています。

その支援の社協方々も各地から支援に来られているそうです。

ほんとうに有難いです。

 

お盆の間、午前中、突然、停電が起こりました。(めちゃめちゃいい天気の中です)

その後、この事について、アナウンスはありませんが、

僅かの間のことです。復旧対応期間中と思えば大した事件じゃありません。

ですが、梅乃葉では、この時、この後も大事件が続いていたのです。

 

メイン水槽ポンプ停止。。。メイン冷凍庫機能不全。。。

このわずかの間の停電は、午前中の営業開始前です。

復帰後、異変には気が付かなかったんですが、

営業開始しばらくして、水槽の活イカに異変が起こったのをスタッフが気がついたのです。

 

循環ポンプが動いていない!

 

活イカ水槽は、既に真っ黒でした。

それも、メインの大型水槽です。大半の活イカをここに入れていました。

この時期の漁のイカは、海水温の上昇から、弱くなっているというのに。。。

 

ポンプの再起動を試みましたが、電気系以外の支障が同時に起こったらしく、

もはや、その復旧より、活イカを別の水槽にかわすことの方が手一杯でした。

結局、10kg以上の活イカが死に、

お客様への提供数が、一気に減ったのは言うまでもありません。

 

被災当時以降にも、雷の影響もあって、停電は何回もありました。

その後は、この異常な暑さが連日続きます。

今度は、冷凍庫の冷却装置がおかしくなりました。

応急対応ではどうにも出来ず、業社もお盆休み。

とうとう、大半の冷凍物を、一時、漁協冷凍庫(借りて)に移動させる対応にまでなっています。

 

電気に頼った被災対応は本当に有効か!?

被災した後、電気が通らない地域もありました。

携帯どころか、固定電話もつながらない地域もありました。

今更ながら、電気で賄っている機器の多さ、生活に気が付きます。

 

被災当時、うちは、ケーブル配線はつながっていましたし、携帯は繋がる状態、電気も通っていました。

たまたまです。

目の前の河川が氾濫していましたし、あれ以上の影響が出た時、近所の電柱もどうなっていたかわかりません。

情報発信もできていなかったどころか、情報の収集も困難だったでしょう。

防災無線は生きていましたが、1Fが冠水した家では、無線機器も使えなかったでしょうから、

周りの被災対応が見えず、ストレスは大きかったと思います。

 

レスポンシブな防災情報対応とは!?

SNSは便利です。今回、災害のことをいち早く知ることにつながったケースも有ります。

WEBも便利です。無線も便利です。携帯も便利です。

でも、全部、電気が必要です。

どんな状況・媒体・デバイス・人がそこに想定されるのか?

(被災者・住民だけでなく、消防団・自治組織に対してもです。)

どんな情報が必要とされるのか?

レスポンシブな防災情報の形とは?

電気がいきてるなら、それに越したことはありません。

WEBも使えばいいだけです。

今後の災害時に対する被災対応を考える時、是非、考慮して欲しい部分です。

 

未だ復旧できずにいるところは多いです。

復帰できていないうちの従業員には、唐津地区の実家の復旧に負われている者もいます、

ここには、ボランティアは来れません。(土砂災害のため危険があるためです。現時点の普及状況はわかりませんが)

ライフラインも完全ではないです。

家屋清掃がまだまだ進まないところもあります。

支援情報から、今後の対応や将来を考えている家や事業所がいて、

今、正に、将来への希望、元気が欲しい時です。

 

市の努力もあって、国の災害に対する様々な支援措置を取り付けられたのは、

大きいと思います。色んな保険の対応結果も出てきています。

そんな数字と共に、ボランティアの方々のアツい思い・元気・優しさは、町中に広がってきています。

 

朝、社協周りに集まったボランティアの方々を見ると、

本当にエネルギーに満ちています。

 

無償で遠方からわざわざ来られ、

ひとつの目的をみんなが共有しあって、

やる気に満ちている面持ち

その中に、誰ひとりとして、強制されて来た人、やる気のない人はいないのですから。

 

そんな方々が、被災現場に向かい、手を貸してくださっています。

元気は人が運んでくれる。

そんな印象を受けます。

これで、被災した方々も少しは元気になっていただけるのでは!?

と期待しています。

 

行政機関の被災発表には見えない大きな被害もあります。

 

被害を知られていない須佐湾内土砂によるヘドロ化

現在、須佐湾内の内海は全て、この度の土砂などによって、埋まってしまっています。

家屋の基礎に埋まったあの泥が、堆積しているのです。

風光明媚で、名勝天然記念物の須佐湾。北長門海岸国定公園の中に、あまり知られていませんが、

海中公園の指定も受けているほど、海の中は綺麗で、ダイビングスポットとしても人気なのです。

そこが、被害を受けているのです。

 

触れば、細かい粒子が舞、視界を奪います。

どこにどんな獲物がいるのかわかりません。

少々の泥がかぶったくらいでは、貝類でも死滅することはないという、漁師の意見もありますが、

普段、岩礁の奥底に隠れているウニなどが、この泥の中を本当に生きてくれるのか、

覆いかぶさった泥で潰された藻場は、再生するのか?

それをエサにしていた生物は、今期、生きて行けるのか?

何年経てば、この泥はなくなってくれるのか?

 

確実に言えることは、

今期、浅海漁師はアワビ漁・サザエ漁・ウニ漁など、全て、出来ないということです。

 

アワビなど稚貝から育て、放流し、収穫のためにやってきたことが、台無しになっているのは、農業だけではありません。

現在、農業への支援情報は、萩市の対応も進んできています。

ですが、漁業については、確かに、田んぼのように自己所有しているものではありませんが、

地域の海は漁師が共同で管理し、守ってきています。

そして、被害状況や復旧対応方法がわかりにくく、対応もしづらいところでもあります。

 

そんな目に見えない被災状況・影響は、今後、色んな所で出てくるのではと思います。

市の対応を是非、お願い致します。

 

 

お盆のお客様2~3割減

梅乃葉ですが、実は予想よりも多くのお客様に来て頂けました。

従業員が復旧のため復帰出来ない万全とはいえない中、

少ないスタッフで、なんとか対応してきましたが、

サービス・商品に不本意な思いがなかったわけではありません。

 

お待たせしては申し訳ない思いが、あせりをうみ、

お客様への十分な商品・サービス提供につながらなかったのでは?という

思いは常に降りかかってきます。

 

被災対応のため、早めにお店を閉めた時もありました。

そういう時に、たまたま、遠方から来られた方もいたようで、

お叱りの声もありました。(申し訳ありませんでした。告知不十分な対応でした。)

 

お客様には、あえて、そうお声を出さなかった方もいるかもしれません。

申し訳ありませんでした。

私は、常々、事情があって対応できないなら、お店は開けるべきでないと思っています。

今は特に従業員も、家に帰れば、整理清掃がありますので、尚更です。

 

想定していたお客様はもっと、少ないく見積もっていたというのもありましたが、

当店がうごくことで、漁師や、仕入元の地元農家・小売店など、も動きます。

景気のいい姿を地元の方・外部の方に見せることも、須佐の復興につながると思っての営業です。

 

少ないながらも、もっと、シビアに気を引き締め、サービス提供にあたりたいと思います。

 

 

ボランティアの方・須佐出身の方の来店

お盆期間中、たくさんのボランティアの方がご来店してくださいました。

ボランティアのが終わる時間が当店が閉店する時間ですので、

夕方に、食べに来られようとした方もいらっしゃいます。

(申し訳ありませんでした。従業員に、そこまで、無理を言えないため、定時で営業させて頂いております。)

 

須佐出身の方においては、

お声をたくさんかけて頂きました。

 

「ブログの情報発信、様子がわかって助かりました。」

「ありがとうございます!」

 

感極まります。

お土産まで、持ってきて下さる方までいて、恐縮です。

あまり、泣かせないで下さい。

 

無理して、努めたかいがありました。

 

又、萩大志館の義援金BOXに、たくさんの方が、応えてくださっています。

NCM_0107

少ないけど・・・・、お釣りは全部・・・思いは皆同じです。

郵送で送られてきた方・・・・・義援金BOX設置前に持ってきてくださった方。。。。。。

色々な方が被災地に対し応えてくれています。

 

その思いに応えるべく、須佐はこれから、元気にならなければなりません。

復旧をもっと進め、

須佐の今後を、強いものにしてゆければと思っています。

 

 

被災したことで気づく、人の優しさ・義侠心・無償の愛。

このことに気付かさせて頂けただけでも、自分はついてる!と思いました。

感謝!

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