ホームページリニューアル
ちょいと前から、コツコツと時間を作って、ホームページのリニューアルを準備しています。(まだ、アップしていないですが)
昨今のメディアやITデバイスを意識したことがきっかけではありましたが、
ちょっと悩んだのが、フラッシュの使用です。
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分かりやすさ
iphone、ipadは、フラッシュという、WEB上ではかなり使われている動画・アニメーションをネット上で見ることができるソフトというか、機能を搭載していません。(これは意図的なんです。)
で、お客様の忘れ物だったiphoneを手に持ったとき、画面がちょうど、当店のホームページの地図を見ていらっしゃったようで、どうも、なんか見たことないページだなと思っていたら、地図の部分だけ表示されていないんです。で、今後こういったことって、増えてくるんだろうなあと言う思いもあったんですが・・・・・・・・・・
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動画・映像って分かりやすいですからね。飲食店のホームページに要求されることって、あんたんとこ「何があるん?」「どこにあるん?」っていうのが先ず基本ですから、それを分かりやすくするというのは至極当然なんですが、webが色んな身近な機器から閲覧される機会が増えてくると、その対応フォーマットの煩雑さにちょっとめんどくさい引いちゃうんです。
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究極のところ、文字と画像だけで基本、伝わるようにしていたら、いちいち悩まなくてもいいんですけどね。でも、やっぱり、あれこれやっちゃいたくなります(笑)
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伝えなきゃいけないメッセージ
まあ、そんな技術論はともかく、自分が作ったサイトを年を経て振り返ると、なんともわかりずらいもんがあります。
自分が分かりづらいなら、お客様にはもっとわかりづらい。
重要である部分は抑えたつもりですが、細かくいえばキリがないくらい注意や事前に伝えておきたい詳細というのはあります。
そういうのもあわせて、整理・充実させたいと思っています。
そんな伝えたいことの一つに、このタイミングにて梅乃葉の転換期がきたということを伝えたいと思います。
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パラダイムシフトと不易流行
パラダイムシフト
前回エントリーしたBlogにも書きましたが、今は、梅乃葉自身の大きな軌道修正という時期だと思っています。
うち自身の課題、生産者現場の事情(自然環境の変化)、
そして、もっとも大きなうねりを感じるのが、お客様である、飲食店を利用する消費者文化のパラダイムシフトです。
中には、「そんな事、前からだよ」と言えてしまうこともあります。消費者を取り巻く背景や飲食店利用時の動機、そして、飲食店や素材・料理・食文化そのものへのイメージ等、確実に変わっています。
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変わらないもの
ただ、変わらないものもあります。
あえて言えば、自分自身それを追いかけてきたつもりです。
飲食店風に極々平たく言えば、「本当に美味しければ、お客様から支持して頂ける」ということでしょうか。
もちろん、今ではそれに付随するサービスというのもお客様の満足に対する絶対的要素になりますが、割とこのサービスの形というのは、時代によってはいい意味で変化します。うちのような町場の飲食店というレベルでは尚更です。
うちが追いかけてきた「変わらないもの」「変えたくないもの」「紡いでいきたいもの」とは、
- 天然自然の須佐(萩・北浦)の素材
- 地元(萩・須佐)の食文化
- 「美味しい物を提供したい」という親から受け継いだ思い
です。
まあ、追いかけてるだけじゃ怒られますが、それを「変わらないもの」として、その時代にあう提案をしてゆくというのが梅乃葉のスタイルだと思っています。
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連綿と紡がれてきた食文化にも「風雅の誠」的な真実があると思っています。
「古人の跡をもとめず、古人の求めたる所をもとめよ」
その時、その時代の人達も、「どうしたらこの素材を美味しく食べられるだろう」という思いはあったと思います。
うちが追いかけたい精神とは、そういう「素材に対する思いから生まれてくる」のではと考えています。
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先だって、京都「なかひがし」で、日本最高峰のそれを目の当たりに体験してきました。
一般的な調理法、文化を、それをわかった上で、踏まえた上で、「美味しい」を求める姿勢、何より花背という土地の産物への敬愛。
全てが学びで、気付きでした。
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節となるお客様の声
ここ最近、大変多くのお客様が来られています。お盆前後は今までにないほどでした。
こういった時しか来れないからという家族連れを多くお見受けします。
- 都会から子どもが帰ってきたから食べに来たという方。
- 連休を利用して萩観光のついでに来たという方。
- 高速で遠方(県外)からお越しの方。
- 親戚が訪れた機会にという方。
- カップルで、ちょっと行ってみようかと思い立った方。
などなど・・・。
本当にご来店ありがとうございました。
心より、来て頂けたことに感謝しております。
そして、
忙しさの中で不十分なサービス体制であったこと、
そのために不快な思いをされたお客様、
心よりお詫び申し上げます。
申し訳ございませんでした。
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お客様からの声
様々なお声を頂戴いたしました。
料理・サービスに関してなどに厳しいご指摘・ご意見。
会計のミスもありました。
更に、感謝させて頂くのが、こういったご指摘・ご意見を下さるお客様の大半の方が、
メールで直接くださるのです。
そのほとんどが、他の方(外部)の目に触れないようにとのお気遣いからです。
素敵な方々です。
お気に召さなかったら、一瞥もくれずお帰りになり、2度と来る事がないというのが一般的です。そして、残念なのは当方はそのことに気付かないままです。
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中には、過去、携帯からメールを下さっているため、こちらからの返信がもしかしたら届いていない可能性の方もおられますので、この場で改めて、お礼を申し上げさせて頂きます。
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様々なご意見・ご指摘を下さったお客様の皆様、
当方の不手際、落ち度による不快感を受けながらも、
あえて、ご意見を賜り、心より感謝しております。
ありがとうございました。
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頂いた、ご意見・ご指摘は、全て当方にとって財産だと思っております。
なぜならそういったお客様の声を気付かせてくださっているわけですから。
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中には、事実誤認や個人的先入観・主観とのギャップに違和感を覚えられた方もいらっしゃいます。
しかし、言い換えれば、それはこちらが誤解をまねく表記だったり、
充分な詳細を伝えられなかったことが大きな原因であると思います。
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地域的な食文化を、県内の方はよく知っていらっしゃるのに、遠く(県外)の方は知らないということもあるんだと気付かせてもくれました。
ホームページ・店内popやチラシ・メニュー・色んなメッセージや詳細を伝える方法はあります。
それをもう一度見直す機会にもなりました。
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節という考え
竹はしなやかで強く、丈夫です。中国では高層ビル建築の足場に竹が使われていましたね。
節があるから強く、真っ直ぐに伸びていきます。
節はたけのこの時に既に存在しているそうです。節ができて成長し、また節ができるわけではないということです。
節と節の間が成長することによって、そしてその継ぎ目を節が支えることによって、真っ直ぐに伸びていけるそうです。
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「節目」、とよく聞きます。
人生の岐路や、うまくいかず停滞してしまう時期、何かに備える時機、その数はもしかしたら竹のように最初から決まっているのかもしれません。
ここのところの引き寄せや気付き、出会い、そして、現在のお店の状況は、
まさに、節目であり、梅乃葉がこれからもっといいお店になるための必要プロセスであることは間違いないのです。
節目をどう過ごすか、どう捉えてゆくか、もう既に決まっています。
着実に、1つ1つ変ってゆきたいと思います。
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多くの気付きを頂き、本当にありがとうございました。
つくづく、俺ってついてる!って感じずにはいられません。