店舗改装が最終段階にようやく。。
もう終わっているはずの工期でしたが、2月後半以来、あまりにも天候が悪すぎたためかなりずれ込みました。
で、ようやく木工事が終わりそうです。
細かい部分は今からです。
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今回の工事は、私も家族も参加していますので(といっても清掃や塗り・雑用程度ですが・・・)、非常に思い入れもあります。
・・・お客様に使ってもらう部分ですから当たり前なんですが。
古材、トタン、漆喰、でリニューアルです。完成時は改めてご紹介します。(っていうか来て下さい。笑)
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しかし、入り口がゴールデンウィーク初日には間に合わないことが、本日発覚!( ̄□ ̄;)ガーン
それも、新しい試みで、技術的というか施工商品としては、今度テレビにも紹介されるというものらしいのですが・・、ちょっと施工にコツがいるようです。GWにかかってもいいから仕上げて欲しいとお願いしました。
ここまできて、中途半端に工事を妥協したくないですからね。
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別の工事が始動
いきなり厨房横に大穴。。
改装工事が終わりきっていないのですが、別の工事に入りました。
もうこれ以上待てないからです。
ゴールデンウィークも近づき、突然その時がやっくるかもしれないという状況ですからね。
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活イカ水槽用の大型の濾過(ろか)槽を設置します。
活イカのクオリティを上げるため、様々な方法・機器を用意していましたが、ここにきてようやく土台となる濾過槽を大型化することにしました。
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以前より思いはあったものの、設置場所やタイミングが図れず流れていた話だったのですが、店舗改装業者がこの手のことにも長けていらっしゃったので、改装工事の仕上げ時とあわせて施工してもらうことにしました。
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今までの濾過槽は、多分、同業者が聞いたら、信じられないくらい本水槽の大きさに対して小さいものでした。
「そんなんで、よく活イカを活かせられていたもんだ」と言われてもおかしくない異常に小さいものでした。
もちろん、その濾過槽に加えて強力な濾過装置で補完していました。(←これが結構ミソですが)
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ただ、こういう装置は、物理的な濾過といって、圧倒的な力で海水を綺麗にしてくれますが、海水がどんどん無機質なものになります。
それを、生物濾過というバクテリアによって海水を綺麗にする方法をとると、海水のミネラルというか豊富な栄養分も失われずにすみます。(←これが本来普通なんです)
海辺に店舗のあるところは、ボーリングして、常に新しい海水をダダ漏れさせればいいかもしれませんが、ちょっと陸に上がればそんなことできるお店ばかりじゃありません。市街地で活イカを提供するお店は一般的にこの方法をとります。
でも、水槽とは別の場所をとってしまうので、なかなか小さいお店には真似できません。うちもそうでした。
で、前述のような装置が必要になってくるのです。
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新しい活イカ蓄養システムへ
以前より試したいと思っている長く活イカを生かす蓄養システムを構築していくために、ベースとなるのは、やはりこういった大型の濾過槽が必須でしたので、このたびの工事は新しい取り組みへの下準備といった感じのものです。
もちろん、これだけでも以前とは全然違う効果が得られるのですが、多くのお客様の期待に応えるために、いかに活イカを元気な状態で、いつでも提供できるようにすることが出来るかは、うちが抱える絶対的な使命ですので、このことには常に力を注いでゆきたいと思っています。
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更に更に別の施工も行っています!
おいおい、どんだけ突っ込んでんだ?っていうくらい、改装を機に様々な新しい技術やテクノロジーをお客様のために投資しています。
店舗全面ガラスにこんなフィルムを施します。
http://www.mmm.co.jp/cmd/scotchtint/product/suncontrol/index.html
3Mってよく見るロゴですよね。
詳細は上記サイトを見て頂くとして、なぜ、施工しようと思ったのかというと、
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1つは断熱性。店舗の壁はガラス面がほとんどです。空調の効きも効率が悪く、お客様への影響も大きいのです。もちろん、光熱費にも関わります。
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2つ目は、ガラス飛散防止。結構大きな窓ガラスです。万が一を考えるとやっておきたい安全策です。
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でも、その2つは実は後付の効果なんです。なにがきっかけでこれを施工しようと思ったのかというと、
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紫外線99%カット、透明度80%以上
ほぼ透明です。それでも紫外線を99%カットしてくれます。
紫外線によって、たいがいのものは劣化します。POPは色あせますし、人体の皮膚ももちろん影響があります。うちは、昼はそう感じないのですが、夕方前から西日がかなりひどいのです。
新しくした部分の全てはこの西日に晒されます。
で、それが理由ではなく(もちろんプラスの効果ですが)、紫外線を防ぐとこんな効果があったんです!
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防虫効果
走光性を持つ昆虫(紫外線領域の光が誘因となる)の飛来を減少する効果があるんです。
昆虫の目は人間の目とは違い波長の短い色に反応します。反応する波長は300nmから400nm。紫外線と言われる光です。
昆虫は一般的に紫外線に引き付けられて飛来してきます。この習慣を走光性と言います。
蚊や蛾、ハエなどの昆虫は波長360nm付近の紫外線を最も好み集まってきます。
しかし、紫外線は蛍光灯からも出ています。(それを防ぐフィルム商品も多数あります)100%紫外線の存在を防ぐことは出来ませんし、
虫の全ての行動原因が紫外線に向かっているわけではありませんので、虫の存在を100%防ぐ訳ではありませんが、
既存店舗側に既に施工してしばらく経過を見ていますが、貼ってあるところと貼っていない改築中のガラス面とでは雲泥の差がありました。
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虫に関しては、今までも多くのお客様に不快な思いをさせてきた経緯があります。お金をかけてでもなんとかそれを防ぐ方法はないかと考えてきました。
虫を捕獲するという、存在を認めてしまう方法ではなく、いなくさせたい。
化学薬品系は論外としていましたし、
ハーブを窓際に敷き詰めようかとも考えましたが・・・・・・・・・・
サボテンすら枯れさせてしまう植物メンテのできない人ですので、それも現実的ではないと諦めていました。
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そんあところへ、萩ウォーカーの新着ブログからとあるブログを辿っていった時、この商品を施工している萩の業者さんにであったのです。
どうせなら、地元業者さんという意識もありましたので、渡りに船、すぐに連絡して、施工していただきました。
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改装する新しいガラス面にも施工予定です。
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と、色々こだわっています。
全ては、お客様の快適で楽しんで頂ける食空間のために。
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