「人生をやり直せるならわたしはもっと失敗をして   もっと馬鹿げたことをしよう」

随分前に知って以来、行き詰まっていっぱいいっぱいの時なんかに、目を通している詩で、95歳の女性の老人の詩だそうです。

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人生をやり直せるなら

わたしはもっと失敗をして

もっと馬鹿げたことをしよう

(ナディーン・ステア作)

人生をもう一度やり直すとしたら、今度はもっとたくさん失敗したい。

そして肩の力を抜いて生きる。

もっと柔軟になる。

今度の旅よりももっとおかしなことをたくさんする。

あまり深刻にならない。

もっとリスクをおかす。

もっと山に登ってもっと川で泳ぐ。

アイスクリームを食べる量は増やし、豆類の摂取量は減らす。

問題は増えるかもしれないが、想像上の問題は減るだろう。

と、いうのも、私は毎日常に良識ある人生をまともに生きてきた人間だからだ。

もちろん、ばかげたことも少しはやった。

もし、生まれ変ることがあったら、ばかげたことをもっとたくさんやりたい。

何年も先のことを考えて生きる代わりに、その瞬間だけにいきたい。

私はどこに行くにもいつも万全の準備を整えて出かけるのが常だった。

体温計や湯たんぽ、うがい薬と、レインコートと、落下傘なしにはどこにも
いけなかったものだ。

人生をやり直せるなら、今度はもっと身軽な旅行をしたい。

もう一度最初から人生をやり直せるなら、春はもっと早くから裸足になり、
秋にはもっと遅くまで裸足でいよう。

もっとたくさんダンスに出かける。もっとたくさんのメリーゴーランドに乗る。
もっとたくさんのデイジーを摘んで、もっとたくさんの夕日を見て、
もっとたくさんの子供たちと真剣に遊ぶ。

それぞれの瞬間をもっともっとイキイキと生きる。



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なんかね、今日もたくさんのお客様に来て頂いて、
たくさんの旅行会社から問い合わせを受け、団体の方まで目いっぱい来て頂いて、
嬉しさよりも、その責任や、やれていないもどかしさ、届かない思いに、
いつも頭はいっぱいいっぱいです。眉間にしわがよってきます。。。

当然なのですが、「できていないこと」「やるべきこと」そんなことなど山ほどあります。
そうこうしていると、悪い部分ばかり見るようになってきて、そう思うことで、又悪く思うことを引き寄せてたり・・・・思考の悪循環とでも言うんでしょうか。。。
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そんな時、頭を切り替えるきっかけのために、↑こういう詩を見返します。
窮屈に思い込んでいる自分を、ふっと切り離して見れるようにしています。
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筆者の人生の半分も生きていないし、そんな生真面目にも生きてきたわけじゃないですけど(笑)、計る定規の尺度を変えるだけで、気持ちをいったん区切ることもできます。
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すると、いろんなものが見えてきます。
漁師さんは活イカの供給を真剣に心配してくれ、行政の方もまちの活イカへの応援を惜しみなくしてくれる。取引業者は、様々な提案をぶつけてくれる。
家族は、自分の穴を文句も言わず埋めてくれるし、嫁は無茶苦茶な自営の仕事に追われながらも子育てと家事をこなしてくれている。
娘たちは、旅行どころか日曜日は自分達で遊ばなきゃいけない我慢の日。でも、帰れば「お帰り~!」っと嬉しそうに抱きついてくる。
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十分です。人に支えられ、助けられ、そのおかげで、多くのお客様に来て頂ける。
遠くから、たくさんの人に何度も来て頂いて、こちらが言うべき言葉をお客様が言ってくれます。
「ありがとうございました」
って。
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やるべきこと、足りていない仕事の穴・・・・・、何もそれを悲壮感漂わせてこの世の終わりのように考え込まなくても、やることは同じ。今の自分の境遇に感謝して取り組んだほうが100倍いい方向に進みそうですからね。
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ちょっと、一休みして一歩づつ考えていきましょうか!!
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最近、そんなふうに歩いて走って休んでいます(笑)

店長:福島 について

山口県萩市須佐の料理屋「口福の馳走屋 梅乃葉」店主
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