2025年の挑戦について

公式インフォメーションと被る内容が多いのですが、補足と新年の備忘録として綴ります。https://umenoha.ume8.jp/2025/01/9735/

明けましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いいたします。

本年も、変わらず皆様のご愛顧に感謝しつつ、ただひたすらに喜んでいただけるよう精進いたします。

本年も様々な取り組みに向けて挑戦してゆこうと思っています。ですが、思うように進まないかもしれません。

それでも、ご愛顧いただいているお客様に頼りながら、ご理解をいただきながら、そして、楽しんでいただきながら、この厳しいご時世を生き抜いてゆこうと思っております。

ホームページ改修いたしました。

随分と、不具合も多かった当店のホームページをようやく改修いたしました。

デザイン的には、変えておりませんが、多くのバグが発生し(バックグラウンドでは、もう、手に負えない状況に陥っていました)、見づらいページも多々ありましたので、手直しして頂きました。

今更ですが、スマホやタブレットで見る方が大半ですので、改めて、そうしたモバイルファーストへの改善もありました。(バグのせいで、対応自体できなかったのです。)

改修するに当たり、本来の皆様へのメッセージや伝えなければならないことを整理する機会にもなり、反省も多く、今後の情報発信に努めたいと思います。

現在、梅乃葉の情報発信メディアとしては以下のようになっています。

  1. 公式ホームページ:https://umenoha.ume8.jp/news/インフォメーション
  2. Instagram:https://www.instagram.com/umenoha/新メニューなど料理中心 
  3. Facebook:https://www.facebook.com/umenoha instagram&インフォメーションの転載が中心
  4. Youtube:https://www.youtube.com/@umenoha62354/videos 動画上げてます。
  5. 店長blog:https://umenoha.ume8.jp/blog/  ←今ここです。
  6. LINE公式:https://lin.ee/kqcJMfG  LINE独自の特典あります。
  7. 2025年 店長noteスタート予定!!

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友だち追加

LINEメッセージ配信スタートします。

昨年末に1回目を配信しましたが、LINE登録されている方(もしくは、入店時にLINEを利用された方)に今までやってこなかったLINEでのメッセージ配信を行っています。

ただ、11月~3月までの期間で、山口県広島県島根県在住の方を想定していまして、この時期だからこそ楽しめるメニューを紹介したいのと、オトクなクーポンなどをお付けしたいと思っています。

是非、未登録の方は友だち登録を!

又、SNSでのフォローと、投稿への「いいね」お願いします!
※励みになりますm(__)m

 

 

活イカ漁について

昨年9月末からの活イカの異常不漁が継続しており、皆様にはご不便・ご心配をおかけしております。

剣先イカのシーズンとしては今季はほぼ終了となりましたが、春のヤリイカの入荷に今後は注目しております。入荷は例によって当日の朝の確認となりますが、海(イカ釣り)の回復を期待したいと思います。

漁獲自体、年々加速度的に減少しており、今後も、不漁で入荷が滞ることも多々あろうかと思います。そうなってきた場合は、その状況に応じたサービスの形を模索してゆきたいと思います。希少になってゆく生鮮の海鮮素材は大変多くなってきています。

そんな時に、活イカの楽しみ方、剣先イカ料理の楽しみ方を多くの方に伝えておくことが、当店の使命です。漁業の市場では、大手小売業者(イオンを筆頭に)や、その納入卸業者(仲買い)が、市場の健全化を狂わせています。通常なら、希少になれば魚価は上がるものですが、そういった業界の慣例が、妨げています。それは、漁師が食っていけなくなり、担い手が減り、後継者が去り、生産者自体がいなくなってゆきます。(他の魚種ではすでに起こっています)

少なくなっても、その価値が高ければ、高値でも消費者が支持をし、生産者がやっていける市場の健全化につながると思っています。

口福の馳走屋 梅乃葉の原点

pdf最近のメニューブックでご覧になられた方もおられると思いますが、メニューの1ページ目に、当店の想いを創業時を支えた祖母の写真とともに掲載させていただいております。

メニュー(PDF)はこちら!2024年12月23日 改訂版

 

いつも頑張るあなたに、ちょっと贅沢なひとときを。

ここでしか味わえない口福の馳走で

ワクワクと満たされる時間を提供します!

梅乃葉の創業

馬喰の休憩所兼料理屋として切り盛りして繁盛させていた祖父と祖母が、お家騒動で追い出され、何にもないところから小さな食堂と水産製造加工・販売を始めたのが、当店の創業です。

梅乃葉初代
祖母です。

地元の魚介類の干物や惣菜を行商に出たり、小さな食堂(当時は「福梅」という屋号)で麺類や様々なおかずを提供しながらコツコツと営んでいたそうです。今でも昔を思い出し「福梅さん」と呼ばれる方もいらっしゃいます。当時「利用していたよっ」て話をされる方もいて、祖母が笑顔で切り盛りしていたことが容易に想像できる当時のお店の姿を聞けます。

地元の魚介類や、食べに来る方が喜んで食事をしてくれるように仕入れや行商に奔走し料理を提供する。まさに馳走奔走です。

それからお店は移転し、2代目によって現在の地「須佐」で根を張り、礎を築き、3代目によって、漁師との出会いから「活イカ」や「活ウニ」「のどぐろ」などを提供し始めました。おかげさまで、イカでは多くの方に知っていただけるようになり、活ウニやのどぐろでもファンの方がいらっしゃって、やりがいのある仕事をさせて頂けています。

食堂百名店

そんな奔走と挑戦を繰り返しているさなかに、昨年は食べログから全国の食堂百名店に選ばれたのは、亡き祖父祖母に喜んで頂けたのではないかと思っています。

振り返ると、「口福の馳走で喜んでいただく」という想いは、創業から変わらぬ不変の柱で、その折々に奔走して仕入れる素材は、店主と地域との出会いから生まれており、今後も、そうやって増えたり・変わったりしながらも、その時に求められる食のスタイルで提供してゆくのが、梅乃葉だと思っております。

今後の挑戦

新たな地域の素材と生産者

須佐のイカ漁師との出会いによって始まった梅乃葉のイカ料理は、多くの方に活イカの楽しみ方や剣先イカの味わいを楽しんで頂けています。今後、水揚げが少なくなってゆこうとも、この「須佐男命いか」の味を伝えてゆくことは使命として続けてゆきますが、入荷のない日も多くなってきます。

活イカと出会って取り組んできたように、今でも、地域の様々な生産者との出会いや、様々な素材との出会いがあります。

当地だからこそ、ちょっと奔走すれば手に入る素材、プロフェッショナルな生産者、「山口県」「萩市」「須佐」「日本海・山陰」という地域的な御縁から生まれた食のワクワクを料理を通して提供してゆきたいと思います。中には、「海鮮」だけではなく「野菜」や「果物」や「肉」もあります。

例えば、通常営業ではお出ししていないメニューや素材というのは、結構ありまして、理由は様々ですが、例えば、JR西日本の「トワイライトエクスプレス瑞風」の献立で使用している素材は、よりすぐりの素材ではありますが、手に入りづらい素材であったり、賞味期限が短い逸品であったりと様々です。

又、会席料理や仕出しなどといった料理では使用している優れた地の素材というのもあり、こういった素材を、今後は通常のお店でもメニューとしてご提案してゆけるようにと考えています。

現在、11月~3月はこの時期だからこそ楽しめる季節限定メニューがどんどん、増えております。本年は、この期間以降も、どんな料理だったら、楽しんでいただけるだろうと、様々な地の素材で挑戦させていただこうと思います。皆様のあたたかいご支援をよろしくお願いいたします。もちろん、今までのメニューが好みの方は、是非、引き続き、ご愛顧のほどよろしくお願いいたします。

専門店として

今は、「剣先イカ専門店」という尖った看板も掲げております。でも、「活ウニ専門店」や「のどぐろ専門店」「海鮮スープカレー専門店」なども本当は掲げたいんです。(節操がないですが。。。)そのくらい専門店並みのこだわりと研鑽を重ねて、1つ1つのメニューを吟味してメニュー開発してきています。

ただ逆に、今後仕入れがままならないがために、「いつ行ってもあるんじゃないの?」「入荷がないとすべての料理がないんでしょ?」といった様々な誤解の種になっている懸念もあり、そのうち、この当店を表す表現は変わるかもしれませんが、ご理解の程よろしくお願いいたします。

予約の扱いに関して

梅乃葉では、お席の予約はお受けしておりません

(活イカの取り置きはございます。)

飲食店としては、本来、予約というのは欲しいのです。(どのくらいの方が今日来られるのかわからなければ、準備の仕方が変わるからです。)

当店も本当は予約を受けられるのなら、そうしたいのですが田舎特有の致命的なハンデもあり、トラブルの種になり、結果的にお客様にご迷惑がかかるため、お受けすることはできないのです。

予約が困難な理由

時間通りに来ない。来られない。

》お店が田舎にあるため、距離感がわからず間に合わなくなる方、通り過ぎてしまう方、道中携帯電話が繋がらず連絡ができない方などいらっしゃいます。

》往々にして予約をした方は、安心感からか遅れる方が一定数いらっしゃいます。しかも、そういう方のほうが、遅れても即入店を要求されることが多く、ルールを決めても意味がない状況に陥ります。

※交通事情やご自身に起因しない要因で、時間通りに来られない不可抗力と言えるケースももちろんあります。

※ベテランの旅行会社の団体ツアーですら、時間通りに到着しないケースも多いです。

故に繁忙期は特に、2時間3時間という待ち時間は、流石に、なんとかしたいというのが、近年の課題として解決できずにいます。

ファイストパスの発行(案)

しかし、将来的には、予約というのを部分的に受け入れてゆきたいと思っており、その段階的・試験的な取り組みとして、「ファストパス」の発行を検討しています。(お席の事前予約もしくは入店優先券)

同時に、関連して「食事券」の発行も検討しております。

これは、なんのためかというと、当店に来店されるお客様の中には、お孫さんであろう若者が祖父・祖母らしきお連れ様と来られ、ご馳走してあげていたり、美味しいものをご馳走してあげたい方と一緒にご来店されたりというケースなど、状況は違えど割といらっしゃいます。

自分たちだけの食事なら自分たちの意思なので待つのはまあ諦めるけど、お客様やご馳走してあげたい方に待たせるのは嫌だなというケースを前提に、まずは、こういった時に使っていただけるシステムを用意できないかと考え現在準備を進めています。

もちろん、ルールの範囲で、自分利用の方でも利用して頂いて構わないのですが、(この手の優遇システムを用意すると逆手に取って都合の良い使い方に自己解釈変換し、煽られる方もいますので)現在、様々なケースを想定しながら、使用基準を作成しております。

ファストパスは有料です。ただ、一定の食事券購入で無料~割引されるシステムで想定しています。

近日、ご案内できるよう、準備しております。

よろしくお願いいたします。

 

長々と、本年の思いを綴りましたが、

皆様とお店でお会いできることを切に願っております。

口福の馳走で、是非、楽しい時間を過ごしてください。

本年も、よろしくお願いいたします。

 

 

剣先イカ料理の至高の逸品。イカの不漁のお陰で日の目を見る逸品が!

目から鱗のイカ料理

絶賛、ただいま、剣先イカは不漁でとれておりません。(もう2ヶ月)

そんな中、「楽しさ増量作戦期間」(11月~3月)というきっかけも有りましたが、オススメしている料理がありまして、結構な割合でご注文いただいているのが、「剣先イカほろ酔い干し」(一夜干し)の炭火焼きです。

魯山人風「剣先イカの一夜干し」炭火炙り蒸焼き
魯山人風「剣先イカの一夜干し」炭火炙り蒸焼き

そして、「どうでしたか?」とお聞きすると、もう殆どの方が、絶賛してくださいます。

「すっごい美味しかった!」

「柔らかかった!」

もう、笑顔でお応えくださる言葉に本当に嬉しくなります!

「こんなに美味しいと思わなかった」

「これ、活イカより美味しいよね!」

もうね。私(店長)が、「あ、届いた!」って思う瞬間です。

個人的には剣先イカ料理の至高の逸品と認定している料理です。

一見、どこにでもありそうで、いつでも食べれそうで、絶対に梅乃葉でないと食べられないわけがあります。

①素材の仕込みが地味だけど凄い!

まず、漁師や仲買い、あえて言えば、水産加工会社も知っていますが、剣先イカの皮を残したまま一夜干しにしていることは鮮度・品質の良さの現れなのです。

普通、剣先イカの干物の胴の部分、得てして皮が剥いてあって白くありません?もちろん、耳(エンペラ)も一緒に取っちゃってますよね?

なぜだか分かりますか?

剣先イカの皮は薄く剥けやすいことと、匂いが出やすい足の早い部位なんです。

ちょっと、品質が悪い剣先イカは皮がズリ剥けてたり、色が変質し、匂いが出始めます。

要は、見栄えと匂いが悪くなり日持ちもしないため、商品にしづらいのです。

当店が商品にしている「剣先イカほろ酔い干し」(一夜干し)は、皮付きです。すなわち、高鮮度で、高い品質の状態で加工しているという証なんです。

 

そして、干し方ですが、天日も素晴らしいのですが、日照・温度・湿度が安定しない天日では、仕上がりがバラバラになってしまうため、当店では、特殊な低温乾燥機を使い、特許技術でもある特殊な温度と送風管理で、素材の中心部分の水分から均一にしっとりと揮発させ、焼いた時の柔らかさを残した乾燥「ソフト生干物」になっています。

一般的な素材の表面に風をガンガンぶち当てて乾燥させたり、ちょっと高めの温度で乾燥させたりといった技術では、表面が過乾燥になったり、品質が固めになるなどの低品質になりがちです。

そのうえで、地酒「東洋美人」の純米大吟醸を塗布しながら染ますことで、焼いた時の上質な芳醇さ、ぷりっとした食感を実現しています。

結構、手間がかかっています。そして、考え抜いて試行錯誤の末にたどり着いた製法なのです。

②「北大路魯山人風」炭火炙り蒸し焼きが凄い!

私(店長)の修行時代から好んで読んでいた料理本の1つに美食家「北大路魯山人」のエッセイ集がありまして、その中で学んだ秘訣で、ずっとやりたかった焼き方がこの方法です。

「炭火に蓋をする」

たったこれだけのことなんですが、一般的にはやらないんです。

特に、当店でも、「わかってる!わかってる!」って感じで、スタッフの説明をろくに聞こうともしない方がやりがちな失敗例が2つ。

失敗① 一度に網いっぱいに並べて焼こうとする。

イカは部位によって焼き加減がバラバラで、火の入りやすい炭火ですと、どんどん、焦げてしまいます。「ちょっとづつ焼いてください」という説明は、伊達ではありません。

失敗② 蓋をしない

網の上に置いたイカの身の上側を見続けても、蓋をしていなければ、なんの変化もなく焼けていないと錯覚し、網の上に置き続けてしまうのです。身の下側は炭火の高温でガンガンに炙られていますので、当然焼けています。どうなるかと言えば、焼き過ぎて固くなった身を「スルメの炙り」かのように勘違いして食べてしまうのです。

おそらく、バーベキューのノリで、肉を炙っている感覚でやられているのかもしれません。網いっぱいに肉や野菜を並べて、焦げ目を頼りに、歓談しながら焼いて楽しむ方法ですが、バーベキューの時には、是非、そうして楽しんでください。

一応、「北大路魯山人風」とまで冠をつけて提案しているので、やり方をスタッフも要約しながらご説明いたします。

  • コツ① 網の上に置いたら、蓋をしてください。(少しづつがオススメです)
  • コツ② 片面、30秒から1分で、イカの身を裏返すくらいの感覚で。
  • コツ③ 仕上がりの目安は「焦げ目」ではなく、イカが「反り返り始めたら」食べ頃!

こんな感じです。炭火の勢いや、炙る身の大きさによって若干加減は変わりますし、焦げ目などは、お好みで調整していただいて結構です。

染ました日本酒の効果も相まって、蓋をした状態の身は、酒蒸ししながら高温で炙り蒸されます。当然、炭火の遠赤外線の効果もあって火の入りは早く、無駄に水分が飛ばないため柔らかさを担保します。タンパク質が変性する70℃近くになれば、身が反り始め、甘味も活性化し、干すことによって凝縮されていた旨味も更に香ばしさと相まって、旨味の塊となります。

この1点、この瞬間を、是非、召し上がって頂きたいのです。

剣先イカ専門店梅乃葉店長が絶賛する

剣先イカ料理の至高の逸品とは

この瞬間の醍醐味なのです。

 

使う高鮮度な剣先イカを加工品に使うことも、一般的な加工屋さんはやりませんし、まして、東洋美人というハイブランドの日本酒の純米大吟醸を仕込み酒に使うなんて、普通はしません。(←バカでしょw)

炭火コンロなんて、焼肉屋じゃあるまいし、飲食店で常に用意するって、めちゃくちゃ面倒くさい(手間な)のです。まして、家で炭火ってそうそう扱いませんよね。

なので、梅乃葉だから楽しめる味なんです。イカオタクじみてる私(店長)がスタッフの愚痴を押し切りながら、炭火を貫いてきたのは、この味を届けたいからです。

それが、最近の活イカの不漁の影響で、この料理を食べる機会が増えたおかげで、日の目を見始めているというなんとも皮肉な現象ですが、この「剣先イカほろ酔い干し」と炭火の料理は、今後も出し続けてゆきますので、活イカの入荷があろうがなかろうが、是非、お試しください!!

 

いつもありがとうございます!

感謝!!

日本の食堂百名店2024年認定!

食べログ日本の食堂百名店2024年版に認定されてたようです。


ありがたいです。

お客様から推挙いただき、評価して頂けたそのお気持ちそのものに、心より感謝申し上げます。

活イカ異常不漁。。。

楽しんで頂きたい気持ちとは裏腹に、日々、天候も変われば、イカの釣果も不安定で、2024年9月26日を最後に、もうそろそろ活イカの入荷がない状態が2ヶ月経ちます。

この時期にこの状態は、そりゃあもう異常不漁でして、過去にないくらいひどい状況です。他の魚介類の水揚げ状況も例年の動きなど参考にならないくらいでして、萩沖でも沖縄の魚が取れたり、普段釣れない地域で大量に釣れたりと、日本近海の海の状況は、激動の予測不能状況です。

とは言え、イカに関して言えば、イカの水揚げが激減し始めたのは、ずっと前からのことですし、当時から活イカ以外の料理の魅力を提供し発信してきましたが、どうにも、「活イカ」を強烈にPRしてきた今までの影響は大きすぎ、

「活イカの入荷がない」=「全ての料理が提供できない」

という印象をお持ちの方が本当に多く、「じゃあ、お休みなの?」と聞いてくる方もいます。今までも一定数おられました。

反省しております。

正直、びっくりしながらも、PRの在り方をちょっと反省しております。(すみません)

自然に左右される天然自然の生きた素材を扱っていても、季節が時化の多い時期であっても、台風が接近していても、梅乃葉に活イカを食べに行こうと思い立ったお客様にとっては、それらはあまり考慮すべきことではなく、行けばあると信じて、電話もせず、WEBも見ず、来られる時は来られます。

そして、活イカの入荷がないと入口で見るやいなや、怒る方もいます。「イカの入荷がないのだから他に食べるものはない」と思ったのかもしれませんが、踵を返し、他所へ行かれる方もいます。

つらつら思うのですが、

食堂百名店として選出の土台となったいつも来てくださる素敵なお客様の声などは、決して、活イカだけのことで喜ばれてはいないのです。世の中、活イカを提供する店は、まあまあたくさんありますし、もちろん九州にもたくさんありますし、大都市にもありますよね?全て、百名店となってはいないですよね?いや、百名店の基準に、メニューに活イカがあれば選出されるというなら簡単ですが、そうではないですよね。

私は、その当店の良さを感じて、楽しんでくださって、人に紹介したい!教えたい!と思って、百名店に選出してくださったお客様の視点を、PRの中に、入れていなかったんだろうなと、反省したのです。

もちろん、お口に合わないとか、ご自身の想像・期待するイメージと違うとか、スタッフや料理などに不手際があったとか、ご期待に添えず、ご満足頂けないばかりか、お気に召さない印象を残された方もいると思います。(申し訳ございませんでした)

仮に、梅乃葉が提供できるパフォーマンスを全力で提供しても、世の全ての方の嗜好に、梅乃葉の料理やサービスが合うとは思いませんし、受ける印象の良し悪しはバラバラだとも思います。

 

だからこそ、事前にできるだけ、期待しイメージするお店の情報を、考えて発信してゆかねばならないなあって改めて思ったしだいです。

期待に応えられる楽しい時間を、今後も尽力してお作りしてゆきますね。

なかなかお店の経営としてはコロナ以上の困難なのですが、こんなにイカがとれない状況でも、それでも、

「いやあ、俺ってついてる!」

って思ってます!

いつも皆さん、ありがとうございます!

感謝!!

店長のキャリア最高傑作ついに!剣先イカ専門店のこだわりイカ焼き

ふんわり・しっとり・ぷりっぷりのイカ焼き、登場しています。

お店のサイドメニューにも登場しました。サラダ仕立てで、シェアして召し上がってください!

最高の剣先イカ惣菜を求めて!

近年は、剣先イカも含め、魚介類の資源が減少し、不漁状態が続いています。

このままゆけば、更に剣先イカは希少となってゆくのは目に見えている中、この素敵な素材を活イカ以外でもその価値を伝えられる最上の食べ方(メニュー・惣菜)を今のうちに沢山の方に食べていただきたいと考えていました。

「剣先イカならではの特徴」、「剣先イカだから得られる美味しさ」、活き造りという食べ方以外だったら、どんな料理がわかりやすく、伝えられるだろう!?

そう、「わかりやすく」がキーワードでした。

そこで出てきた案が、祭りの屋台でおなじみの「イカ焼き」でした。

 

屋台のイカ焼きを上質にしたら・・・

イカ料理でもちょっと特別感があるのは、外で食べるからかもしれませんが、イベントや催事などでも焼いているイカの香り、甘じょっぱいタレの香ばしさも相まって、とても人気です。

ただ、屋台などで焼かれるイカ焼きのイカは、ほぼ「スルメイカ」です。それは安いからというのがほとんどの理由ですが、そのかわり、スルメイカ独特の固さが、「イカ焼きとはこういう(固さの)ものだ」という食文化をつくっています。

また、タレは確かに甘じょっぱい味わいは相性が良いのですが、やや濃すぎたり、醤油の焦げが過ぎたりします。それが屋台の味の醍醐味といえばそうなのですが、

そもそも素材を剣先イカにするだけで、全く違う印象となることは、剣先イカを知る西日本(特に山陰・九州)では当たり前でして、このあたり前の素材の良さを、上質な味わいに調味して最高のイカ料理で食べて頂けるようにしよう!! (←そんな経緯でした)

うまさの秘密

上質な味わい-専門店の味

漬けダレは木桶仕込み醤油と甘糀をベースにし、濃過ぎず、薄過ぎず、イカの旨味とのマリアージュが、焼いた時の香ばしさと相まって、屋台のイカ焼きをハイグレードにアップデートした印象となるよう繰り返し配合を検証しました。

また、ご家庭でも再現できるように、且つ、失敗しにくい調理方法をガイドできるよう、ご家庭を基準にした焼き方、タレの量を1g単位で調整しました。(タレが多いと、焦げの味が先立って、焦げの印象を強くするからです。)

調味液を染ませる技術

剣先イカの素材の身質のポテンシャルを活かすのに普請したポイントの一つが「漬けダレの染ませ方」です。

料理好きの方ならピンとくると思いますが、まあまあ塩味のある調味液に素材を漬けると、味が染みると同時に、離水効果もあって、素材の水分が出てしまいます。そうするとどうなるかというと、素材の食感が固くなってゆくのです。固くなると言ってもスルメイカのようになることはありませんが、剣先イカのポテンシャルを最大限味わって頂くためには、水分を離水させずに味を染み込ませる必要がありました。

実は、この技術、すでに他のイカ惣菜でも活用しており、目から鱗な技術なんです。

素材の水分を担保したまま、調味液を素材に染み込ませるとどうなるか?

イカの旨味を損なわず調味液の味わいが染みた、焼いた時にぷりっぷりの食感の身になります。

イカの身の特性を追い続けてきた専門店の技です!

ワンフローズンとは!?

当店が持つ特殊急速冷凍装置「3Dフリーザー」は、細胞を壊さず、解凍したときに生鮮の身質を再現することができる冷凍装置です。

3Dフリーザー詳細はこちら

仕入から調理加工後の冷凍保存まで、この急速冷凍を使用し、又、保存には、マイナス-60℃の超低温で保存することで、細胞の劣化を完全に防いでいます。

一般的な冷凍保存では、細胞が壊れてしまうことで、解凍時に、細胞内の旨味や水分がドリップとして出てしまします。そうすると、当然イカの旨味は抜け落ち、焼いた時の身が固くなってしまう要因となるのです。

生鮮の状態の身質のままに、それをイカ焼きで再現させるための工夫です。

 

身の厚い大型イカを使用

剣先イカは大きくなればなるほど、市場価格が高くなります。

生鮮では、それだけ価値が高いとされていますので、ほとんどは、生食用として流通されます。

本来加工に回るのは、小さいイカが主流なのは、市場価格が低いからです。

この度の商品は、市場価格が高いか低いかを全く気にせず、剣先イカの特徴やポテンシャルが伝わる最高級のものを作ることでしたので、この特別なイカ焼きには、剣先イカの身が厚い大型のイカを使用することにしました。

 

徐々にイカ漁がとれなくなっているというのに、そんな中でも、大型のイカとなると、高値で取引されるわけですから、なかなか仕入れしづらい素材です。

ですが、それでも、最高のイカ焼きを作ることを優先しました。(なので、原料不足のため製造を一時中断するようなことも想定しています)

世のイカ好き、料理好きに贈る、剣先イカ専門店のプライド商品

お酒のお供に、料理の一品に、そのままでも、アレンジしても、鉄板の美味しさ。そして、「これが剣先イカ!」と唸るふんわり・しっとり・ぷりっぷりの食感をご家庭で再現する商品です。

イカ屋ならではのキャリアで培った知見の集大成を注ぎ込んでいます。

梅乃葉店長のキャリア最高傑作、是非、お楽しみください。

現在、ちょうど2024年山口県のECエール送料無料キャンペーン中ですので、お試し期間ということで、バラ売り販売にしています。落ち着いたら、(セット販売に切り替えます)

お歳暮ギフトとしても、イカ大好きな方に是非、贈ってくださいね~!

梅乃葉のお取り寄せ(通販部)
https://www.umenoha.com/product/115

娘とイラスト動画で紹介しております!

ふふふふふふ・・おっ楽しみください~!