2012年4月21日設立「海の森をつくる会」
GW前の超テンパっているその時期に、こんな会を設立しました。
「海の森をつくる会」 (海森会)です。 ※発起人は私+2名の合計3名でです。
GW明けも活イカのシーズンinに向けたもろもろの忙しさもあって、
このことをアップできなかったんですが、
その後も増え続ける会員の方もいらっしゃいますし、(現在、100名を超えました。。。)
自分自身が予てから考察していた実験モジュール(←自分で勝手にそう呼んでる)の設計案と、
その素材の準備もできたので、
そんな節目に、設立までの思いを書いておきます。
藻場の減少・磯焼け・貧酸素状態の沿岸部・・・
理由にまでは誰も関心はない。
今に始まったことじゃないのですが、
興味ない人や、言われるまで気づきもしなかったという人は意外に多いのが、磯の現状についてです。
魚介類が昔に比べて捕れていないことは、よく耳にしていると思いますが、
そこからは興味の薄い部分で、そんなもんです。
普段、消費環境にはいても、生産現場にいくことはないですからね。
疑問・出会い・学び
梅乃葉が活イカを始めた時は、イカについてというより、水生生物についてかなり勉強しました。
いや、勉強しなきゃやっていけませんでした。
同時にそれは、海の環境を学ぶきっかけでもいあったのですが、
地元の海でとれる素材に出会い、向き合えば向き合うほど、
この不思議な自然の素晴らしさと、バランスが、いかに、崩れてゆきつつあるのかを感じます。
で、いつも思っていたのは、
「崩れるには崩れるなりの、かならず根拠がある」ということです。
荒唐無稽な自然破壊理論や漠然としたエコ活動に、しっくりくるものが自分にはなく、
自分自身というより、この地域で商売をさせて頂いている梅乃葉として、
何か、できることがあるのではないか!?って、いつも思っていました。
日々、自然から頂いているたくさんの恵みに対して、
循環する環境の中の、コチラから自然に与えられるものとは!?
って追いかけていると、不思議ですね、ひょんなことから出会うんですよ、こういうことって。
それが、とある理論に基づいた海中の緑化を図る取り組みです。
発足!
細かい理論は、さておき、
昨年から、漁師で、顔も広く、こういったことにも積極的な方とともに、
色々と、取り組み方を模索しました。
取り組みの中には、子供たちに、故郷の海のことや、循環環境について知ってもらいたい思いもあって、
小中学校の教育現場との関わりと、地域の方を巻き込む継続的な事業・組織づくりが柱となりました。
ほぼ、その漁師の方の超人的な働きによって、GW前の4/21に、会を発足することが出来ました。
(萩ケーブルさんでも放映)
その時点で、70名余りの人が会に入って頂いており、趣旨に思いのほか賛同して頂けたことに感謝です。
若い方の参加もあって、今後の活動に期待もかかります。
会の名前の通り、海の森を作ることが、何を変え、何を生み出し、何を巻き起こすのか、
自然だけでなく、水生生物、あるいは、漁師や地域の方に、はたまた、商売屋に、
どんなイノベーションが待っているのか!?
本年のメイン事業は、藻場再生の取り組みを実際に行われている、外部の先生&生徒さんをお呼びして、
中学校で講演を行って頂き、実際に、秋口にはその実験を始めます。
再生には時間も必要。ゆっくりじっくり、トライしてゆきます。
私の実験モジュール初号機~参号機(予定)も、裏側で進みます。
この実験で得られるあらゆるデータは、全て公開するつもりです。
(もちろん、成果の上がる状態にしてからですけど。)
起こりうる、あらゆる問題に対する対策・方法についても同様にです。
こういうことは、みんなでやらなきゃ意味が無いですからね。特に海つながってるし。
私も、漁師さんも本業や本業以外でも、なんだかんだ抱えた上で、更に、この活動です。
正直、首を占める思いでした。(GW前は特に。。。)
でもですね、この活動、今後、ずーーーーーーーーーーーーーーと、連綿と紡いでいくことだと思っています。
がんばりますよ!
PS.
会に興味を持って賛同・ご入会していただける方は、私の方にでも連絡を。年会費500円です!
(賛同されるほど、まだご説明しておりませんが。。。)