「浜料理がんがん」での交流会
又、熊谷喜八(ムッシュ)氏が萩に来られました。
四季を通した萩の素材を使ったKIHACHIレシピ本の作成のための来萩です。
お店に来て頂けたり、こうした交流会の参加で、お話できるのも得難い機会です。
10/27 萩の道の駅しーまーと内の「浜料理がんがん」で交流会がありました。
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ムッシュに対して自分的には、
ノウハウやマーケティング・理論を言うだけ言って、実際には現場サイドに立ったことがないような、
地域プランナーとか自称しちゃうコンサルとは、存在価値や距離感が違います。
(まあ、個人的にですが・・・料理人という職業柄もありますし。。)
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もちろん、これは行政の企画ですが、これほど行政の企画に感謝したことは、
活イカのブランド化を漁師に持ちかけた事業の時以来かな?(笑)
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萩の若手料理人との交流
しかし、前回、分不相応にアドバイスやご意見をムッシュから頂いていたので、
この度は、ずうずうしく話しかけるのは、控えておこう(笑)などいう心づもりもありましたし、
萩の若手料理人・飲食店経営者との交流や情報交換を目的に参加しました。
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声をかけてくださり、話題を振ってくださる割烹千代の河村氏や、
若手飲食店を引っ張っている「MARUまる」の小祝氏に、
越ヶ浜の民宿「嫁な喜荘」の河村氏等、
不躾な質問にも親身に応えてくださり、又、萩の若手飲食店の縁にお誘い下さり、
感謝に堪えません。今後とも宜しくお願いします。
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なかなか、ムッシュに話しかけることができない萩の料理人の卓に、
ムッシュの方から来て下さり、声をかけてくださいました。
私の隣に来てくださったというのもあり、
それを機に矢継ぎ早に質問を浴びせる自分。
(さっきまで遠慮しておこうなどと思ってたのは誰?)
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前回からの流れもあり、話は自分自身に対しては、もっともっと、多くのお店・世界を見ることを強く勧められました。
萩の素材の豊富さ良質さを大いに賞賛され、萩の食に関する、ネガティブな部分に関しては、
さすが、ムッシュならではの視点で、問題のシンプルさを説いてくださいました。
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自分を信じて良かった!目指すべきベクトル。
「萩というアクセスの悪い地に、食のジャンルで観光客や人の流れを掴むには?」という問いに対し、
私自身が、この田舎に戻ってきたとき以来信じてきた世界観とまったく同じ意見・考えをご指導下さいました。
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自分が料理修行から故郷へ戻って来る直前、
滞在したヨーロッパの旅での感覚は、洋食というカテゴリーとしてではなく、
成熟した文化の行先を目の当たりにしたという感じでした。
「日本でも個々の文化観が成熟されてくれば、どんな田舎であっても価値を求めてやってくる」
ヨーロッパでは田舎に三ッ星レストランがあるのは、素材の近くにお店があるのが必然だからです。
そこに、世界中からお客様がやってくる。
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行政のしかけによってではなく、
自分自身の努力と、お店がそういう質の高い仕事をやりきれるかどうかなんだと、
ムッシュがおっしゃった時、
正に、その内容・ベクトルを糧に、今までやってきた自分にとって
「その方向のまんまでいいから、もっと努力しなさい」って、
励まされた気分に(勝手に)なっていました。(笑)
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バースデイイブに感謝&幸運
10/28は私の40歳の誕生日。
バースデイ・イブに再び頂けたムッシュの言葉が、
最高のバースデイプレゼントとなりました。
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お店は60周年、私は40歳。
そんな節目にムッシュのみならず、
行政の方々、須佐の方々、家族、そしてたくさんのお客様から、
今後必要となるであろう気付き・引き寄せにどんどん出会います。
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なんて、俺ってついてるんだろう!