「活イカ」団体ツアーオファーが秋まで。。。

旅行会社から今シーズンの活イカの予約

ありがたい申し込み

「活イカ」を昼食に召し上がられる団体ツアーのオファーが、
多方面の旅行社から寄せられてきました。
非常にありがたく、身が引き締まる思いで対応させて頂いています。
「須佐男命いか」が安心して出始める5月くらいから10月の日程で、
土日を中心にです。

こんな田舎の、家族で営む小さな食事処に旅行会社から利用させてくれと頼まれるのですから、
そのこと自体大変ありがたい話です。

お断りしようかと・・

しかし、実はこれらの旅行社からの団体予約を今後はお断りしようと、
昨年一時期は本気で思っていました。特に企画募集によって集客されるツアーについてです。

悩みに悩みました。お店が小さいが故に、あれもこれも十分な対応ができるわけはなく、
昨年は多くのお客様や旅行会社様にはご迷惑をおかけしたかと思います。
こうした旅行会社からのお客様の送込みに不慣れであることも、無知識であることも、
こちら側の問題。対応能力がないなら、お受けしないことも礼儀ではと考えたからです。

ツアー団体であるがために、決められたお時間で全員に活イカを提供しなければならないことや、まだ活イカも提供し終えていないタイミングで、飲み物のオーダーでも座られるや否や一機に注文・提供を要求されること。団体旅行とはこういったものと自分の経験からも想像はつくものの、要領も心得ていない人数も少ないスタッフでは、限界を通り越していました。


そして、一番胸を痛めたのは、お受けする旅行社に言われるがまま日程を組み、
お食事の時間が、一般のお店に来てくださるお客様の時間帯にかぶってしまったことでした。

団体のお客様に提供する間、尋常ではない待ち時間となってしまった方もおられます。気持ちの上でも、団体のお客様もお店に来られるお客様もどちらも等しく大切なお客様であると認識してはいるものの、その団体ツアー対応のしわ寄せは目に見えないところで多くあったのでは・・・と申し訳ない思いになります

救ってくれる旅行会社と添乗員

随分以前には、旅行会社の添乗員の方にも、マナーの悪い方がおられました。禁煙席で禁煙サインを裏返しにして喫煙される方。営業担当の方と約束もしていないのに、お客様と同じ食事を無料で要求される方。おたくに、お客を動員してあげたんだから、ここまでするのが旅行業界の常識よ!って言わんばかりにお店のスタッフを見下すように怒鳴る方。

得てして、こういった方は、お客様の前でもベテラン気取りで、どちらかというとお客様を捌いているといった、とても気持ちが入っているとは思えない方もいました。

共にお客様を喜ばそうというパートナーではとてもありませんでした。

ところが、昨年の旅行会社や添乗員の方は、うちのそんな稚拙な対応能力を気遣い、
車中で十分なアナウンスをしてくださったり、うちのスタッフと一緒に配膳の手伝いまでしてくださった方もいらっしゃいました。穴だらけのサービスを事前事後とフォローしてくださったのです。
気持ちよく、お客様を気遣い、切れのいい手際に冷たさは感じませんでした。
素晴らしい。これこそ、プロの方々だと実感いたしました。


この方々に、成長するチャンスをうちは頂いた。

・・・そう思いました。

「出来ないから止める」・・・・子供が言いそうですね(笑)。

確かに、団体対応は厳しいです。
普通のお店のお客様にですら活イカの提供ではご迷惑をかけることもあるのに。
決まった日程・時間で多くの方に提供する約束をするのですから。

一般のお店のお客様は、お席の予約は出来ません(土日祝)。順番です。
(活イカは取っておけますけど)
でも、団体なら言われるがままに受けるのか?

本当にそうです。反省しきりです。
ですので・・・・

今年からは対応できる条件を掲げさせて頂きました。

特に募集ツアーは、ばらばらのお客様です。土日祝日のオファーが中心です。
お店のお客様にもご迷惑が掛からず、団体ツアーとしても成り立つ範囲の条件をお出ししました。
その上で、今年の各旅行社様から申し込みに対応させて頂いております。

多店舗経営・団体中心の商売に興味なく・・・

私自身、旅行会社や団体のお客様だけで商売を成り立たせようという気がまるでなく、

ツアーで来てくれたお客様が、嬉しそうに家族にお話になり、次は家族でご来店頂けたらというのが望みです。ですから、ツアーで来てもお店に個人として来ても、美味しくなければなりません。

そうなんです。「梅乃葉に行って、今日は美味いもん食べよう!」ってお店。ご馳走をいつでも食べれるお店。口福になるお店。そんなお店として信頼を積み重ねてゆきたいというのが私の使命だと思っています。

漁師との約束

「多くのお客様に「須佐男命いか」を知ってもらい、召し上がって頂く」

それが、梅乃葉が活イカを提供し始める時、私が漁師と交わした約束です。

死んだ造り置きのイカの刺身でなく、透明で活きてる「須佐男命いか」をお出しすることが、

梅乃葉の責任です。その結果、お客様から喜びの声を聞くことで信頼の紙を一枚づつ積み重ねていければいいなと思います。

今年も、頑張ります。

美味しいもの作ります。

本気になればいいだけ!・・・なんだけどね、なかなかそれが。。。

派遣切りって言っても3Kには行かないの? 選んでる余裕あるの?:Ken’s USA-Japan あっとらんだむ – CNET Japan.

飲食店

こんな記事があって、記事の内容を正か非かとかは言えるほど社会の情勢を理解していないし、あくまで記事の事例内容とは関係なく、「3kにいかない」「飲食業」という言葉に引っかかってふと気になってたんですけど、

飲食業って、そういう位置づけなんだよねって思わされるきっかけって結構あるんですよ。

アンケートに答えてたら、職業・職種欄にまったく該当するものがない(サービス業でひとくくり)とか、昔からの慣習からとか、他愛もないことからなんですが、ふと、「あ、そうなんだ」ということに遭遇します。

まあ、だから自分的に卑下する気もまったくないですし、他の職業では得られない素晴らしい仕事だと当然思っていますが、最初からというわけではありませんでした。そういう風潮をつい意識してしまった時期も昔はありました。

思考はたえず変わりますよね

誰でも、わかってると思うのですが、やったら変わるんですよね「考えてること」。

初めてやる仕事でも、なんのかんのしながら、その仕事への捉え方って変わっていきますからね。もちろんそれがいい方に変われば言うことないのですが。色んな職場環境がありますから、十把一絡げに継続していればいいことあるさとはなかなか言えないところです。

自分も、よくもまあ色んなことをやってきて色んな仕事をしてきたもんだなと思いますが、あくまで若いときの話。30代40代50代で、仕事を変わるという感覚・覚悟?は持てません。(というか恵まれているのですが)

UIJターンの覚悟

須佐にはたくさん他の地からやってきた男性の方がいます。様々なきっかけでこられているみたいですが、漁師を始めた若い方・年配の方もいらっしゃいます。

あの、漁師達の間に入って、生活の場・人生の舞台を変えた勇気というか覚悟、ホント凄いです。

他の仕事をやられた方もそうですが、都会にいれば、どこに住み変わろうと隣近所なんて最悪無視してても生きていけますが、田舎では閉鎖的な田舎の慣習や人付き合いを飲み込んでいかなければならないこともあります。

並々ならぬ努力・気遣い・不安・孤独・挑戦・・・そんな連続のスタートだったでしょう。

なぜ、できたんでしょう?

好きなことをやりたかった。この地を好きになったから、好きな人がここにいたから、きっかけはホント様々。でも、どっかの地点で現実を見なければならなくて、それを知った上で、仕事や住む場所を変える。そこには、そうとうな覚悟、「本気」にならなくてはいけない部分ですよね。

なれたんですね。彼らは。自分のタイミングで。

リストラは自分に必要なきっかけだったと

今、人員削減によってリストラされた、たくさんの(派遣だけではないと思いますが)人たちに対して、色んな支援策も出ています。もちろんそれだけで、全ての人が仕事にありつけるわけじゃないですし、抱えているものも様々あると思います。

でも、UIJターン組みの中には、やりたいことを追いかける前のきっかけとして、こういうケースの方も結構いらっしゃるんですよね。定年後とか前向きな脱サラだけがきっかけじゃないんですよ。クビ・左遷・窓際・社内問題があって、自分の人生を見つめなおして、やりたいこと探しを始めたとか、過去そういう方いらっしゃいました。

私が大好きな考え方で、そして、世の中の成功者が往々にして似た思考を持っていたのが、

逆境を節(ふし:竹や植物の節)と捉え、それがなければ次への成長に繋がらない必然のものと思う

という考え方です。

最悪最低の不遇のタイミングで、孤独・不安な精神状態の中、やる気になれば何とかなる・本気になればなんとかなる・と言っても、なかなか・・・・でしょう。

昔、そんなタイミングの時期が自分もありましたが、そんな時ほど、悲壮感漂う自分の面を鏡で見ながら将来の自分の成功を強く念じていました。

今思えば、あの時に作った「節」のおかげで少々の暴風雨にも耐えうる幹を作れたと思っています。成功などはしていませんが(笑)

節とはそういうものだと思います。節が生成されるプロセスは見方によっては、竹にとって不遇かも知れません。しかし、その節が一つ一つできると、しなやかに湾曲しても折れない強さを持ちます。

「苦節」とは、逆境にあっても、自分の信念や態度を固く守りとおす心(大辞泉)だそうです。苦しい時期だけのことをさすんじゃないんですね。

現実の雇用の時事ネタから話がそれていますが・・・・・、

ちょっと、応援したかったんです。  頑張れって!

2009年を迎えて・・やるぞ└(`ヘ´)┘

リニューアル・・

新年を迎えて、blogをリニューアルし、
wordpress(米国では主流のオープンソース・ブログソフトウェア・・・です無料ですよ。)で
サイト内に設置しました。
どうでもいいんですが、今年は、このwordpressユーザもかなり増えてくると思います。
常々このオープンソフトの世界に魅せられてきましたが、XoopsといいWordpressといい、
世の中の考え方というか集合知というか、とにかく素晴らしいですね。
趣味の世界としてこれからも個人的に勉強してゆきたいです。

田舎ICT

田舎でのICTインフラが、まずまず整ってきている今、
望めば情報は直ぐに手に入ると言えば手に入るんですが・・・・・
これからも、使わない人は使わないという「格差」は、
田舎は大きいのかなと感じています。
デジタルデバイドなんて言葉もありますが、言葉一つで説明できるようなもんじゃないですけどね。
その事情・背景を考えると深く・根深いものを感じますし・・・・・・。
まあ、誰でも必要に迫られればそのうち変わっていくでしょう。(←最近、楽観的)
さるお方もおっしゃっておりましたが、
「世の中を変えようとしても変わんないよ。世の中は勝手に変わっていくもんだからね。」
言葉だけ書くと、かなり端折っていますが、
とある、青年会議所に呼ばれ講演されたその方が、
最後に盛り上がるメンバーの方たちに向けた言葉だそうです。(うわっ・・・)

「余計なお世話」との線引き

話はそれましたが、田舎のICTインフラ&リテラシーの出遅れを憂い、
地域振興に力を注いできましたが、(萩ウォーカーの運営や観光協会事業などなど)
こういうことはよくあることなんですが、
「余計なお世話」なんじゃないか!? という疑問(笑)
ハイ 多分、そうなんです。
地域振興って、やってて「余計なお世話」なんですよ。
余計と思っていないやる側がいて、好きでやっているんですからね。
勝手連とでもいうんでしょうか。その行為が素晴らしいとか社会的にどうだとか、
やってる人はあまりそんな評価を気にはしていないんですけど、
褒められると嬉しいですし、光栄ですけどね (← 根がお調子もんなんで・・)
結局、そんな余計なことを、好き勝手に、楽しみながら、今年はやっていこうかなと思っています。

本業は??

もちろん、梅乃葉にとっては今年は更に面白い年にするつもりです。
お客様がもっと喜んでもらうための、お店作りに邁進してゆきます!
1つは、お取り寄せのためのネットショップをゆっくりですが、運営できるようにしてゆきます。
なぜ、ゆっくりなのか!?
うちは、家族でやってる小さなお店です。手作りにも、対応にもマンパワー不足。
背伸びせず、無理をしない運営が基本です。
ぼちぼち、頑張ってゆきます!!