月刊「外戸本」(ガイドボン)取材を動画にしてみた。。。

月刊「外戸本」

「山口・九州」温泉旅行ガイドブックの月刊「外戸本」さんが取材に来てくれました。

このたびの取材は、うちの「まかない丼」です!

色々、スタッフの方に九州の美味しいお店を聞いたり、今後の参考にと思っていましたが・・・・・・

やっぱり、行きたくなってきまして、近日中にグルメ旅行へと旅立つことにしました!

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取材をなんとなく、動画にしてみました。

海がおかしい・・・・。

海がおかしいんです。

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生態系としてどうなん?っていう疑問がウチの仕入れから起こっています。

今年は特に、水温が低いとのことで、活イカの不漁もそういった影響を受けているとのこと。

須佐の「もずく」は今年は、いつもの時期には採れませんでした。萩では採れてたそうですが。。

磯の素材を入れてくれる漁師は、

「なんかおかしい・・・」

としきりに言います。

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ボチコ(ボテコ・カサゴ・アラカブ・・・)ですら、船槽ですぐ死んでしまうものがいるとか、アワビも生きないと言います。

今年は赤潮がほとんど出ないので、地蔵の手(亀の手)が美味しくならんとも。。。

赤潮は、魚にとってみれば大敵ですが、磯ものにとっては重要な自然の循環。何かが、どこからか、ずれてしまってきているのでは・・・・と感じます。

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おいおい、やめてくれよ!

更には、5月から解禁となった北浦の赤ウニですが、これもかなりおかしいのです。

通常、10月くらいには身から白っぽい液体を出すようになり、これがかなり苦いのですが、もちろん、食べれませんから、漁も終わります。

それが、今、そんなウニが続出しているんです。

日本海”北浦”の活きた赤ウニ

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ウチは、殻付きの活きてるまんまの状態でお出ししますから、中には、身の入りが少ないものや、色が悪いものもあります。通常、漁師の段階で高確率にいい状態のものは選ばれていますが、それでも出るロスは、ウチと漁師で負担し合い、一定レベル以上のものしかお出ししません。

しかし、そのフィルターを無視するように、この液体を出すウニが結構います。

漁師も、

「この時期にこんな状態のウニが出るなんて漁師をやっとって初めてじゃ・・・」

とのこと。

当然、提供できませんし、加工品にすることもできません。少々の負担は生き物を提供する店として覚悟のうえですが、この、生態系にまで異常現象がおこっているとなると、素材の安定供給といった面で、さすがに考え込みます。

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地球的変化かただの人為的公害か

大きな地球的変化がそうさせてるのか、公害なのか、あまりに自分には予備知識がなさ過ぎです。

co2のように、人が住む空間の環境問題にはリアリティもありますが、海のことって、無法状態のことも多いですよね。

ひところあった、ふぐの養殖場で、ホルマリン(だったかな?)撒いて育てている問題もありましたが、

あれって、海上にばら撒いてるから、何か他人事のようにスルーしちゃいそうですけど、あれが、大気中に、何かばら撒いている行為だったら、周辺のリアクションはもっと違ったんじゃないかなと思います。

海だって、大気のように流れています。海流にのってどこまでもつながっています。余計に原因は雲をつかむようでもあり、身近なことの積み重ねなのかもしれません。

自然のもつ浄化機能がテンパッているのでしょうか?

牛や豚がおかしくなっているって言っても、似たものを感じます。

知人が宮崎の、とある養豚研究施設で見たものは、不自然な環境で科学的に人為的操作が行われているものだったそうで、人は、そういう部分に立ち入っちゃってるんですよね。

そんな自然の拒否反応か、正常に戻ろうとしている過程の1つなのか、身近な海の生物がサインを出しているようです。

剣先イカのイカ飯に注目!?

ゴールデンウィーク前に重なる重圧

優先順位

今年は、お客様へのサービスや商品・環境をもっと改善してゆきたい。良くしたい。という意識が念頭にありました。お店のリノベーションも、新メニュー、新サービスといった提案も、「喜んで頂きたい」一念からです。

団体に対しての対応基準も改善いたしました。要は、一部特定の日程はお断りしているんです。

お店に多くのご来店が想定される時には、お店のお客様への対応に、できる限り尽力したいからです。

※ウチの対応能力が小さいために、旅行会社様にはご迷惑おかけしております。申し訳ありません。

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そう思ったのも、昨年、お店のサービス体制が弱く、不本意な状況が続いたからです。

うちが出来ることをやる。目一杯のアイデアと知恵、勉強と努力を傾注した上で、今うちが出来る最高の食の提案をすること。

そういったことも、人がいて、運営できて、初めて成り立つわけですから、言い方は悪いのですが、事業的に余計なことはしないよう、優先順位を当初つけていました。

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軟弱なやつ

しかし・・・・・・、結局全ては断れないんですよ。常連の方、実績ある旅行会社様の拝むような依頼、仕出し・ご法要にいたっては、完全に日程が決まっています。ビシバシうちの定休日(毎月5日)にも仕事が入ってきます。それぞれの事業には腰を据えて取り組みたいことがいくつもあります。本当にありがたい反面、どこにしわ寄せがいくかというと、家族と自分です。

おかしいなあ・・・・としみじみ考えるまもないまま、今年のゴールデンウィーク前まで過ぎてゆきました。

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ストレスも業務もピーク

GW前に、一応店舗のリノベーションは終了しましたが、あくまでそれは、大工側の話で、そこから、自前での日曜大工です。店内の新しいスペースのインテリアも実はこれからです。(今はとりあえずのバージョンでして。。。)

リノベーション工事終了と同時に、水槽濾過槽の工事もありました。GW中に万が一たくさんの活イカを入荷することが出来た場合に備えて、水槽の調整は時間も体力も必要で結構なものでした。

同時に、新メニューに関しては、生産者・漁師との打ち合わせに、試作の繰り返し、メニューの作成、そんなのもありました。

又、地域のイベントもありました。人手不足の中で、なんとか成功させたいためにも、その準備は周りを巻き込んで相当の負担です。

各旅行業者や取引先も、連休前に、仕事の区切りを付けたいらしく、電話確認の嵐でした。

嫁は体を壊し、手術を。GW中は休養することに。営業上少ないスタッフで回さなければならなくなりました。

GW最終日には、そのストレスもピークとなり、自分が目が届かず、フォロー出来ないまま、スタッフの1人が辞めてしまうことにも。。。。申し訳ない。。

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イカ不漁のストレス

そんな中、活イカがまだまだ本調子でないにしろ、捕れ始めてきました。

GW中は、特に多くのお客様がこられます。WEBで活イカの不漁状況をインフォメーションしても、WEB等見ていない方の方が圧倒的に多いのです。このことだけで、申し訳ない思いにストレスは相当でした。

そして・・・・、

真綿のようにじわじわと締め付けてくるようなストレスの原因が、もう一つこのイカ漁にあったのです。

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某有名百貨店高級中元ギフト商材への依頼

「剣先イカのイカ飯」を高級お中元ギフトとして取り扱いたい。

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ウチでお出ししているイカ飯ですが、結構皆さん、お店では召し上がらないのです。なんでかって、活イカや活きた海鮮料理を目当てにこられていたら、ご飯の大半は白ご飯で食べたいものです。お昼ですし。

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加えて、「イカ飯」のイメージもマイナーというか低いです。市販品の不味さもあり評価も・・・・。剣先イカのイカ飯がどんだけうまいか知らないというのもあります。うちも、そこまでPRしてませんけど。。。

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ただ、うちのお取り寄せでは、いつも人気です。結構、そこまでPRに力を入れそびれていますが、うちのお取り寄せ商品(梅乃葉通販ショップ)って、メディアや大手食品メーカーも注目しているものばかりで、揃えていますので、面白いんです。

そんな中のうちのイカ飯に注目してくれた、エージェントから、お話を頂き、今年のお中元商材にとご依頼がありました。

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某有名百貨店のお中元高級ギフトカタログの厳選商品

3ヶ入りの商品、低くても300セット(最初は500とかなんとか言われたような・・・・)は出ますんで・・・って。

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「無理です!」
「この度はなかった事にして下さい」

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って断ったんです。・・・・・最初は。

なんでって、もちろん、本業に差し支えるからです。

今、うちの通販業務を管理から梱包・発送・取引全般をやっているのは自分だけです。もちろん、ある程度、フォーマットというか、型が決まったらマニュアル化して他の家族やスタッフにやっていってもらうつもりですが、そこまでいたっていない段階です。

要は、他のものにとっては、通販業務って、わけがわかんないのです。買う側じゃないですからね。

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隣の益田市には、洋食屋を開業するも、やり始めた楽天通販が好調で、店舗を閉鎖して通販で稼いでいらっしゃるお店もあるそうな。。。(通販サイト上、実店舗は営業していることになっているそうですがwww)

微塵も興味のない展開ですね。本業があって、そのお客様と応援してくれる地域の人がいてこそのウチですから。

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ということで、お断りしたんですが。。。

エージェントの説得により、「作業性は簡単にしてある。」「webをしらない高齢者の方のお店でもやれている」などと最低限の引っ掛かりを解消されて、やることにしました。

ただ、限定200セットに下げて頂きましたが。

200*3=600パイのイカです。数にするとたいしたことのない数字ですが、それを取り巻く作業性の問題を考えると、不安はありました。まして、イカ飯大きさは、決めていますから指定した大きさの範囲のイカをそれだけ入荷しなければなりません。

お中元が始まる時期の前に捕れるイカとは、大型が須佐では多いので、それも不安でした。更に、例年不漁が続いています。胃に穴が空きそうなストレスでした。

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こんな感じ↑

GW中に少しづつ小型のイカが捕れ始めて、この様子では間に合うかな!?っと一応目星を付けることが出来ました。

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剣先イカのイカ飯

うちのイカ飯は、あえて大きいイカを使っています。
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「なぜ、大きいイカを使うんですか?」

と聞かれて、
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「そんなことするバカが他にいないだろうからです」

と答えました。(←ホントです)

誰だってイカさえあればイカ飯なんて作れます。味付けは様々でしょう。

しかし、そこまで剣先イカのイカ飯が世に出ていない理由は、

普通に言えば、剣先イカを使うのが、イカ飯の一般的評価に対して、もったいないからです。

特に、鮮度のいい大きい剣先イカイカ飯ごときに使うなんて、普通お店ではやりません。

刺身にしたら、その何倍もお金が取れるのですから。活きてりゃもっと高値です。

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なんで、うちやるんでしょう?

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バカ?

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いや、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・なんでだっけ?

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ウチでイカ料理を提供し始めた頃、もっと、剣先イカの魅力をPRしたいという思いから、様々なイカ料理を用意していました。そのうち、美味しくても、管理上、煩雑になってしまうため、たくさんあったイカ料理の種類を減らしていたんです。

で、イカ飯はその名残もあって、採算性は度外視した逸品として提供し続けているんです。

勉強のためとは言え・・・・・・

お話を受けた理由の大半は勉強のためです。正直儲かりませんし、お客様も、百貨店から買うというスタンスです。(うちの商品として紹介はされますが・・・)

百貨店からは、取り扱いミスだけはしてくれるなという、マニュアルと規定づくしですので、正直大変なだけです。

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今後の通販の勉強のためとは言え、GW前のすぐに確認してすぐに送り返せだのナンダの資料・書類攻めには参りました。

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ま、この勉強は1回だけにしておきます。

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ようやく、5月後半の今頃になって、もろもろ整理がついてきましたwww。

ちょっと、落ち着いて今後を考えたいと思います。

「萩市」水津建築センターレビュー。。。うちがSuiken-Styleにしたわけ

築23年の店舗表面をリノベーション!

梅乃葉が現在の位置に移転したのが、昭和63年頃ですから、かれこれ23年は経っています。

構造的な不安材料もありましたが、入り口を綺麗にしたい。

やるなら、今後を見据えたウチらしいお店構えにしたい。

などと、思いもあり、今年の閑散期1月後半~2月着工を目処に目論んでいました。

10年前の時点は・・・

昔の梅乃葉外観
昔の梅乃葉外観(昭和63年~)
昔の梅乃葉外観2(看板もこんな感じでした・・・)
昔の梅乃葉外観2(看板もこんな感じでした・・・)
梅乃葉外観3(色々・・・・)
梅乃葉外観3(色々・・・・)

色もあせ、とってつけたような自前の工作等ではどうしようもないほど印象は暗く、

国道筋なのに気にもとめられない状態まで朽ちていました。( ̄Д ̄;) う~ん

こんな時に、自分は故郷へ帰ってきました。

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そして、8年前(2002年)。ちょっと、改装いたしました。

梅乃葉店舗外観(2002年)
梅乃葉店舗外観(2002年)

とにかく、明るくしたかった。そんな思いで、8年前屋根を変え、色を塗り替えました。

予算の関係もあって、構造まではいじりませんでしたが、

田舎の食事処らしく温かみのある雰囲気になればと考えていました。

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そして、昨年まで

梅乃葉店舗外観(~2009年)
梅乃葉店舗外観(~2009年)

最終的には、看板も替えてこんな感じでしたね。

ちょこちょこ手造りで、周りをいじりながらやってきました。

しかし・・・・・・・・・・・・、

お客様で、入り口がわからない方、意外といたんです。

車を降りて、裏へ回ろうとするほど、この前側が入口には見えなかったようで・・・( ̄▽ ̄;)!!ガーン

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とある、飲食店コンサルの方にコメントを頂いた時も、

「入り口をとりあえず手直しして・・・・・」

と、前置きのように言われて他の業務について語られたんですが、

自分的には、前置き程度に一蹴されたその言葉がショックでした(笑)

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「入り口をなんとかしたい」

この思いは、とうとう本年結実しました。

当初は地元建築屋さんとお話していました。

そことは、昨年、私達家族の住まいを増改築して頂いた縁もあって、いい工事をして頂いたこともあり、再び依頼していたのです。。。。が、

どうも、1月後半になっても、着工に関して難しいというリアクション。当時施工中だった他の現場が、片手間では片付かない状況になり、2月中どころか、3月中旬にまで着工が遅れるとのことで、様々思い悩みましたが、施工可能な業者が他にいなかったらあきらめようということになりました。

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会ったこともない業者をピンで選び抜くには・・・

時間はない。

そこで、時間はありませんし、アイミツをとるような手間も掛けれません。何より仕上がりに対してこちらの思いが通じるかが不安です。

しかし、会ったこともない業者をできれば1ッ発で選び抜きたい。

最初はとりあえず、地元中心で施工能力があるところを検討し、周辺に情報を伺いましたが、こちらが思う条件に合わず、断念することに。

そこで、どうせなら、最近は施工可能エリアも業者は広がってきてるし、ちょっと離れた業者も当たってみようかと思い始めました。

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最初は、ツイッターから・・・

絶妙なタイミングで、とある島根県浜田市の業者の方がツイッター上で、フォローして頂きました。

まあ、自分が改築の話がうまく進まないことをつぶやいていましたし・・・それでかもしれませんが。。。

別に、ツイッター上で知ったから信用があるとかではなく、それをきっかけにホームページを拝見し、自分が思っていた基準(後述します)を持っていらっしゃったので、これも、縁と思い、お話しさせて頂きました。

結果は、着工希望の日程は他の現場との兼ね合いで無理との事。

それと、施工までの話し合いの時間が短すぎる点を挙げられ信頼関係をお互い作れないということで、あきらめることにしました。これは、今でも、ごもっともな話としてのちのち痛感することに。先ず、じっくり話し合う。本当に重要です。

しかし・・・・・・・、

それでも、探さねば・・・・。ターゲットは萩市内業者へ。

今度は、萩市内業者に絞って探すことに。

会ったこともない業者を選ぶにも、もちろん情報が必要です。当然、ネットで探します。ホームページを見るためです。

その時自分は、以下のような基準で探していました。(あくまでも個人的主観による基準です

  1. ホームページを持っていて、情報の更新をまめにしていて、それを含めて、自身でPRに力を入れていること。
  2. ホームページ上に施工事例を挙げている。(施工事例からセンスや細かい施工の柔軟性をチェック。)
  3. 大規模な施工業者ではなく、小さいながら(家族経営レベル)も施工実績はしっかりあるところ。
  4. 共同受注に頼らず、IT業者等に丸投げせず、自前で何とかしようとしているところ。
  5. 若い世代が主軸になっているところ。

いわゆる、自分が建築屋だったらこうするだろうという考え方と、同じか共感できる姿勢を持っていれば、こちらの改築への思いも伝わると思っていました。

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1.ホームページを持っていて、情報の更新をまめにしていて、それを含めて、自身でPRに力を入れていること。

先ず大前提としてホームページを持っていることですが、結構、田舎であればあるほど言い訳と共にホームページを作ろうとしません。ホームページを作ることを、「全世界発信」くらいに過大に考え、「ウチは地元密着型だから関係ない」「ウチは下請けだから元請けさえ気にしていればいい」的な意見・・・・・・・・・・・・・・・・・・あるんですよ~。

信じられないかもしれませんが、その時点で、柔軟性や発想力・チャレンジする意欲が乏しいと言っても過言ではない気がします。

もちろん、HPを作っていないからといって、腕が低い・信用出来ない業者というわけでは決してありません。望む仕事の範囲・規模が小さく「必要がない」と思っていらっしゃる業者もいるかも知れません。(←であれば、今回のウチの件にはそぐわないというだけです。)

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常々、自分が思うのは、ホームページを持つということは、情報発信をするわけですから、何をお客様(ユーザ)に対してPRしているのかを自覚するということにつながります。

まめに自身で情報更新していらっしゃる方は、常に、お客様が念頭にあって、一人でも多く、自分たちがやっていることを伝えようという意識のある方です。

こういう方と、そうでない方とどれだけ差があるかです。

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技術屋さんはなかなか顧客思考になれず、営業なんてできないと思っている方も多いようです。しかし、お客様側からしてみれば、どうでしょう?大金を払って、何年も住んで使う建築物に、せめて、建てた時点では合格点を出したいものです。

いや、自分が思う以上の仕上がりをキャリアと技術のある方に期待するのは、家を建てる誰もが思うことではないでしょうか?

顧客思考をどれだけ持っているか!?、その指標としてホームページの存在と内容、その運営の仕方を自分は基準にしました。

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2.ホームページ上に施工事例を挙げている。(施工事例からセンスや細かい施工の柔軟性をチェック。)

もちろん、施工事例はチェクします。センスはもちろん、技術屋さんにありがちな、固定観念に囚われた施工の仕方のために、お客様が望んでいるであろうコンセプトをどこまで応援してあげよう・実現してあげようという意欲が伺えます。

「こういう部分はこう施工するもの」という常識のために、外観上や使用上のコンセプトの優先順位が下がってしまうことって珍しくありません。

素人には見えるのに、慣れてしまった職人たちには、それが見えないのです。そんなアラ?を施工事例から読み取ります。現場に行ければ、それに越したことはありませんが。

コレも、自分が重要視した基準です。

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3.大規模な施工業者ではなく、小さいながら(家族経営レベル)も施工実績はしっかりあるところ。

意思の疎通が図られているかなんて、大きいから駄目小さいから大丈夫ということは決してありませんが、時間的に、その組織内容まで読み取ることなんてできませんでしたので、小さくても、施工実績がしっかりあるところであれば、ある程度の連携・意思の疎通は図られているのではという推測からこの基準を持っていました。

下請けを使うのはどこもやることです。今回もありましたが(後述)、下請け業者によっては、自分たちの仕事は、建築業者がお客様で、施主がお客様という発想を持っていない現場の人間って、結構います。

施主の目の前で、敷地内にタバコを投げ捨てたり、つばを吐いたり、挨拶もせず、施主との会話でも、威圧的に話をしたり、慣例を持ち出し、都合のいい仕事の状態に持ち込もうとする。「お金がかかってもいいんなら何でもやるよ」と、半ば、めんどくさそうに断らせようとする業者もいます。

下請けとしては、当然決められた範囲以上のことを無償でする気はないでしょう。であれば、依頼した建築業者は気づくべきです。この下請け業者でなければならないメリットが本当にあるのかを。

自分達が気がつかない時に、施主との会話で、施主が納得のいかない工事をされた、我慢させられた、不快に思った・・・・なんておとがあったとしたら、それは、下請け業者だけのせいです?

逆に、知らない間に、施主が下請け業者の対応に感動し、建築業者への高評価につながっているのだとしたら(今回、こういう業者もいらっしゃいました。)、自分ならそういう思いのある業者と手を組みます。

下請け業者の中には、どこに頼んでも価格的に変わらない業種だってあります。決められた範囲の工事、特に飛び抜けた技術を要しないのであれば、個人業者を含めれば結構な数いらっしゃるんではないでしょうか?

施主への対応も軽視する、忙しいベテラン気取りの下請けと(←結構、力はいってます)、施主の思いを組んで真剣にあるいは柔軟に対応して施主に好印象を持たれる下請けと、これから先、長く付き合っていく上で、取引価格が対して変わらないのであればどちらと手を組むかなんて明白だと思います。近所づきあいじゃありません。ビジネスですから。

もろもろ、思いはありますが、大きいところだと、そういう細かいことも流されてしまうのではという考えから、小さな建築業者を基準にしていました。

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4.共同受注に頼らず、IT業者等に丸投げせず、自前で何とかしようとしているところ。

共同受注に関わるところは論外で外しました単に、自分なら頼らないだろうし、それを頼っている方とは話が合わないだろうと思ったからです。(別に、共同受注が悪いわけじゃありませんよ。)

集客やPRを業者に依頼することはよくあることです。技術的に分からないことも多いIT関連など、丸投げしてしまう気持ちもわかります。

時間的なロスや業務効率上アウトソーシングした方が、形の上ではいい場合がほとんどでしょう。

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ただ、最初はともかく、その後自分自身で運営するために、又はコントロールするために、学ぶ姿勢のないところは、新しいものに対しての柔軟性はどうでしょう?

コレもまた、個人的に基準にさせてもらいました。

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5.若い世代が主軸になっているところ。

ただでさえ、慣例に流されやすい建築業界の中で、新たな流れ・センス・技術を取り込んで、尚且つ、顧客思考を取り入れていくには、若い世代が主軸になって、年配のキャリア層がバックアップするといった体制が必要なのかなと考えました。

もちろん、年配層の中にも柔軟性や創造力を持ったクリエイターもいらっしゃいます。

ただ、時間のない当時の段階で、そういった方との出会いを期待するより、体制としてそうなっている業者であれば、期待できるのではと考えました。

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㈲水津建築センター

logo

http://www.suizu-hagi.com/

で、その基準に合致したのが、こちら萩市西田町の㈲水津建築センターさんでした。

自分が考える基準を満たし(当時の時点で)、WEB上でしっかり露出しているところでした。

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とにかく時間がない。

こちらの持つイメージが伝わるか、着工や店舗閉鎖期間についての条件はクリア出来るかなど、話をすすめ、大筋で合意。

デザイン・仕上がりの方向性はなんとか伝わった感じでした。細かい部分は、進めながら決めてゆくといった感じで、なんとかスタートを切れることに。

面白い条件

面白い条件を提案されました。他の現場もあって職人の数を多くはさけないため、施主である自分達に工事を手伝って欲しいというものでした。

掃除や運搬、資材の塗り、壁面の左官を一緒にやって欲しいというものです。もちろん、出来る範囲の出来る時間でです。

単に人手の補完もありますが、それ以上に、施主が工事を一緒に体験するというメリットは大きいことは知っていましたので、問題なくOKでした。うちのことですから、言われなくても現場にしゃしゃり出ていくところでしたので、渡りに舟です。

一昔前、ハーフビルドという、施主が日曜大工レベルで施工に参加して、価格を低くし、マイホームへの思い入れを高めるというやり方を提案をする建築業者がテレビで紹介されていたのを良く知っていましたので、まさか、ここ萩でそういう提案を受けるとは思いませんでした。

梅乃葉リノベーション工事2010年!

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無事、完了。

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実は、今から第2期工事!?

感謝

水津建築センターさんのおかげで、自分では出せないアイデアと施工をして頂きました。大変良い建築業者と出会えたことに感謝しています。

自分が勝手に基準としていた条件をクリアしていたことは、設計の段階、施工期間中、十分に感じました。話し合いの時間をこちらの都合で短くしか持てなかったことは、様々影響ありましたが、それも、リカバリーして頂き、現場の職人の皆さん、左官の皆様にはその後の水槽濾過槽工事でも、お世話になり、最高のいい仕事をして頂きました。

特に、木工を担当された大工の古谷さんには、大変感謝しております。ありがとうございました。

土日関係なく工事をして頂き、工期の遅れを夜の7時以降まで工事されたり、その責任感、柔軟性には感謝にたえません。

2度と御免

反対に、たった一つだけ、次回水津建築センターさんにお仕事を依頼することがあっても、申し訳ないけど、このことだけは2度と御免だということがあります。

下請けが中電工を使う電気工事です。

お金を払い、夢を託したクライアントの立場からのレビューとして、誤解を恐れずかかさせて頂きます。

威圧的な態度、忙しそうに、余計な仕事をめんどくさそうに押さえ込む会話、設計士が用意した照明器具に合わない形状の設備備品を確認しておきながらも、変えようとしない姿勢、施主が変更してくれと頼んだはずの電気設備の様式を、無視し、そのまま施工している態度。

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家を建てるなんて、普通の人は一生に一度くらいのもんです。いわゆる、素人を適当に言いくるめておけばいい、いちいち素人施主なんかの要望を聞くなんてめんどくさいこと、自分達は正直したくないのでしょう。

こういう下請け業者達は、そうやって、各現場を忙しそうにこなして、「言われた通りした。言われなかったから、いつも通りやった。」それを正義にしているのでしょう。(端的に言えば、それはそれで間違ってはいません。)

そうやって、今日もまた、いろんな所から依頼され、萩市内の素人施主をカモに、仕事をしていることでしょう。

私は、電気工事の資格を持っています。(←工業高校出身)いや、持っていました?(既に化石状態ですが)

だから、言えます、この仕事、この人(業者)じゃなきゃ出来ない仕事か?

電気工事の業者単価なんて、大方相場は決まっています。ウチは、昔から懇意にしている電気工事業者さんがいますが、柔軟です。対応力があります。安価にいつもやってくれます。無理を言ってでも、この方に電気工事をして頂いたほうが、100倍マシだったという後味の悪さでした。

この中電工の業者がこちらの思いを無視した設備に関しては、既に自前で備品を買ってきていて、自分で直す予定です。(正直、そのままの状態を見たくないです。)

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水津建築センターさんは、先に別の施工現場を請け負われていたので、今回たまたま、ウチの施工に対して、この業者だったかもしれません。(今度は絶対に確認します。)

そこで、マイナス100ポイントだったとしても、他の施工(設計・デザイン・価格・他の下請け業者)に関しては、プラス200ポイント以上の仕事をして頂きました。もし、他の人に薦める機会があったら、躊躇なくお奨めすることでしょう。(中電工の電気工事以外)

ちなみに、水津建築センターさんの施工エリアは、山口県内だそうです。気になった方は、問い合わせしてみて、ガッツリ相談されてみるといいと思いますよ。自分が思う以上の提案力と施工能力があります。是非!

ということで、熱くなるのでここまでにしておきます。

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そして始まる自前施工

実は、まだ、改築は完了していないという事実。

これからじっくり、時間をかけて自前で改造してゆくというのが、第2期です。

周辺の植木や基礎、中のインテリアなど、ぼちぼちやらさせて頂きます。

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