食べ歩きの旅-最終日
旅の最終日は京都に舞い戻り、一路祇園へ。
嫁さんが独身時代は京都が職場だったので、なんだかんだ考えなくてもすんだんですが、まったく京都は字が読めん。
初日、一人で地下鉄に乗った時も、料金所の路線図を見ても見つけづらい。あて字というのか、「男命いか」と書いて「みこといか」と読ませるみたいな(笑)そんな地名・駅名が多い。
大阪は、自分は住んだこともないけど、地下鉄路線図も違和感なく読み取れるし、駅内でも案内看板で迷うことはないんだけど、なんか、京都だと、分かりづらく、ほとほと嫁がいなければ行きたいところにもサクっと行けない状態でした。
※でも、有名観光地は分かりやすく案内されています。。。
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と、まあ嫁ナビに助けられながら、最終日はお目当ての「山玄茶」(さんげんちゃ)さんにランチでお邪魔しました。
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京都「山玄茶」
京都の祇園の路地裏にありますが、絶対自分ひとりではたどり着けなかった。。。。嫁ナビのおかげ。
山玄茶の見える路地裏の曲がり角には、町屋風の趣きのある建物に何やら・・・・・
「らぴすらずり」・・・・・???きただにファンの方か?と、とりあえず入っとこうかなと思いましたが(笑)、夜の店のようで断念ww。
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飯とサービスは特筆
滋賀県の名料亭「招福楼」で長く研鑽を積まれた増田伸彦氏のお店。
料理はもちろん評価は高いのですが、クチコミで特筆すべきは、ご飯へのこだわりと、サービスの良さというかご主人の人柄が作り出すリラックスした気持ちの良い空間(←行って納得)。
今回は家族四人で行かさせて頂きました。
初日の「なかひがし」には「草喰」という特徴があって、ある意味独特かもしれません。(それも又、自分が行きたい理由でもあったんですが)
「山玄茶」は、懐石料理の中で確固たる技術と、肩肘はらなくていい柔かなホスピタリティが高く評価されていました。ミシュラン1つ星となって更に人気も高くなっているようです。
今回の食べ歩きのテーマでもある「ご飯」については、別のコースでは釜炊きの白米を食べれたんですが、普通に炊いたお米を食べてみたかったので、あえて、そちらのコースを選びました。
いや、美味かった。(詳細は端折りますが・・・)
盛り付けはもちろん、ランチとは言え日本の懐石料理を肩肘はらずに気軽に楽しめました。普通に考えればお値段は高いのですが、料理・サービスに対して考えると納得の値段です。
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子ども連れでも気兼ねなく
子供がいるため、個室を選びましたが、ご主人も顔を出され、お話をすることが出来ました。
物腰の柔らかな方で、明るい笑顔で話しかけて頂き、子どもの料理にもサービスをして頂けて、なんともその人柄には感銘を受けました。
まあ、私が知る和食の親父さんや兄さん達は、得てして権威やプライドが体臭のようににじみ出てる人達がほとんででしたので、そういったことに興味がないというか、眼中に無いといった人柄は、「なかひがし」の中東氏にも言えますが、一個人として尊敬に値し、料理人として、経営者として出会えたことそのものが学びでした。
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米へのこだわり
ご主人のご飯・お米へのこだわりは強く、学ぶことだらけでした。山玄茶で出されるお米は、ご主人の滋賀の実家からだそうですが、品種はもちろん土壌へのこだわりが根本にあるとのこと。農家の出というだけあって、お米の話をし始めたら時間が足りないと笑いながらおっしゃっていました。
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他のスタッフ・調理場の若い衆も、柔らかで気遣いに満ちた接客・対応。ご主人の姿勢がそのままお店の雰囲気となっていました。
帰り際。店先までお見送りまでして頂き、「いつか、山口の方へ行くことがあれば立ち寄りたい」などと言われ、そう言ってくださる気持ちだけで十分です。恐縮しながら店を去りました。
又、こちらのお米のこだわりを学びに訪ねるだろうなあと思います。
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学びに引き寄せられる
今、このタイミングで、自分が京都へ行けたことも、様々な料理屋に予約が取れたことも、ご主人に出会えたことも、料理や会話から多くの気付き・学びを得れたことも、正に必然。
自分が進むべき道を改めて考えさせられました。
旅行に行かさせてくれた家族、一緒に旅をした家族に感謝です。
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つくづく、俺ってついてる!