GW中に実感する「萩観光」の魅力

震災の影響(自粛)とか、どこだ?

なんとなく自粛というムードもこのGWは全体的にどうなっているんでしょうか?

目の前のことに必死で、あくまで感覚的なものでしかないけど、

このGWのお客様の多さにも、県外からのお客様の流れも、例年になく凄さを感じます。

昔から、うちは萩で催しがあるとお客様の流れが激しかったので、

近年は更にその影響を享受しています。

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凄いですね、「萩」の魅力って。ホント、ブランド力です。

古いおじさんたちが勘違いして殿様商売的になっていたのもほんの少し前の話で、

「ああ・・だめだめじゃん萩・・・」と私自身も感じていたくらいでしたから、相当なもんでした。

よく、萩に訪れてたコンサルの方の講演会では、こういう指摘も珍しくなかったですよね。

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それが、どうでしょう。近年の観光振興やそれに付随する産業への影響力は、強さを感じます。

ずれたおじさんたちに代わって、若いエネルギーが活躍し始め、

外から訪れたUIターンの方々の知恵や取り組みは、びしばし地元人に影響を与え、

時流に乗って「萩」の名前は観光地としても世界的評価も加わりうなぎのぼり!

まさに、いい循環が、萩の中で勢い付いています。

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素敵ですよね。いっぱい魅力のある都市に盛り上げて頂きたいです。

「漁夫の利」を座右の銘に持つ私としては(笑)、

なんだかんだ漁夫としてその魅力に乗っかって、

うちのお店に来られるお客様に、最大限楽しんで頂ければ、こんなに嬉しいことはありません。

当地「須佐」を、「萩」ともども楽しめる面白い町として知って頂ければ、

住んでいるみんなが活気付いてきます。

GW残りまだまだ楽しんでいってください。

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男命いかスタートしています・・・・・が。。。。

男命いかがようやく獲れ始めたとはいえ、走りの時期ですので、

まだまだ入荷量は少なく、漁止め・時化の影響も重なり、

早々の売り切れ・未入荷で、来店するお客様には申し訳なく思っています。

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更には、活きウニも切らしております。

北浦の天然活きてるまんまの殻付きウニを、

楽しんで頂いていたのですが、

とうとう切らしてしまいました。申し訳ありません。

今年は、私自身のこだわりもあり、

店内でのサービスや料理の仕上がりにいつも以上に注意を払い、

闇雲に、入店して頂くことを控えていますので、

お待たせするお客様には大変申し訳ありませんが、

こういう時期だからこそ、しっかり楽しんで頂きたいと思い、取り組んでいます。

力及ばず、ご期待に添えなかったお客様もいらっしゃるかもしれませんが、

1つ1つ、1組1組、精一杯やらせて頂きます。

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GW初日に襲われた悪夢

そんな思い・覚悟で望んだGWですが、

初日に次々と、呪われているかのような、事故が次々とおこりました。

接触

先ず、営業前に、お客様の車の駐車スペースを少しでも確保するために(今年はイベントで駅前駐車場が結構使えないので)、

姉が自前の車を近所の許可を得た空き地に移動しようとした矢先、

侵入口の傾斜に囚われ、車体の下部を激しく接触。

破損しました。まあ、人に怪我はなかったのでこの時点では良かったのですが・・・・・・。

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火傷

新しく働き始めたパートさんが、忙しい昼の時間、

イカの天ぷらを揚げている最中に、

イカが爆発!(イカは、爆発するんです。)

かなりの量の熱い揚げ油が、その方の首筋や顔を襲い、

火傷を負わせてしまいました。

すぐに冷やし、しばらく休んで頂きましたが、幸いに顔などに影響は少なかったのですが、

首筋の火傷は、後に残ったようで、

イカの揚げ方や注意の指導の至らなさに悔いました。

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半月版損傷!入院そして手術に

その後今度は、別のパートさんが、外にある水槽からウニを運んでいた時、

何度も通った厨房内の通路は水浸しになっており、

そこで、足を滑らせ、激しく転倒。

受身も出来ず、ひざを強打し、しばらく立てない状態に。

気丈な方ですので、大丈夫と言いながら、しばらく働いてくれていましたが、

どう見てもおかしいので、家へ送っていってあげようとした時、

あまりの痛さに、今から救急に行きたいと言い出したので、

嫁に運ばせ、益田市の日赤へ運びました。

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結果、半月版が十字に割れており、

連休のため、特殊な手術部品を発注できるのはそもそもGW明けに。

その後手術になるということで、しばらく入院となってしまいました。

ご家族共々今後の生活をどう保障してあげればよいのか、

労災ではまかなえない穴をどうすればよいのか!?

夜遅くまで考え込みました

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嫁と先生も驚く次に運ばれてきた患者に!?

嫁が日赤でパートさんに付き添っている時、

信じられないことが。。

うちの子供達の面倒を見てくれていた私の姉が、

なんと下の娘(4歳)を運んできたのだ。

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自転車でこけて、腕を激しく痛がると言うので連れてきたということだった。

これには、嫁も先生もびっくり!

診断は、腕にひびが入っていて、

ギプスをすることに。

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私自身も、パートさんのご主人を日赤に運ぶので、後から行ったのですが、

痛がる娘の声はなんともかわいそうで、

働く気満々だったパートさんの気落ちした顔を見るのもかわいそうで、

言葉になりませんでした。

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まだ続くか!?

続いた事故に少々怯えながら、家に帰りましたが、

まだまだ終わりません。

ギプスをした娘が、骨が痛み、寝れないんです。

痛みに泣きつづけ、抱えることのほうが痛いようなので、寝かせるしかなく、

「痛いよ~、痛いよう~・・・」って。

寝れない娘を、嫁と2人で見ていましたが、

「明日もGWで大変だから」

そういって、嫁が私に寝るように促すんですけど、

布団に入っても、子供の泣き声って、周波数が違うんですよね、

耳を通り越して、脳に直接響くんです。

結局、疲れの方が増して、娘もようやく寝れたんですけどね。

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やるべきこと

そんなスタートでGWが始まり、

ようやく、中盤まできました。

身内のこととはいえ、お客様は楽しみに来られてくるわけですから、

抜かりがあってはいけません。

初日に起こった事故は、色々考えることもありますが、

それは、しばし、おいといて、

美味しいものをお客様に提供することを一番に考えてGWに対応してゆきたいと思います。

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娘を萩の嫁の実家に預け、夜は嫁が萩へ行き面倒を見ています。

寝不足の嫁にはつらい思いをさせていますが、

GW明けは、ちょっとお休みを下さいね。

従業員含めて休養を取ります。

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ゴールデンウィークの須佐へようこそ!~久原公園展望地にはためく鯉のぼり

ゴールデンウィークがやってきました!

昨晩、漁師の船から一報が、

「男命いかとりよるけぇのぉ!」

GWに入る直前にようやく時化が明け、

満を持して漁師も男命いか漁へと出港したようです!

ありがとうございます(^人^)感謝♪

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まだまだ走りですので、僅かづつの入荷になりますので、

活イカのお取り置きは必須ですが、

今後の釣果と天候の具合で変ってゆくと思います。

とりあえずご報告。

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GW(4/29-5/8)は須佐ではぶっ通しのイベントです。

当店となりの駅前を中心としたイベントで、出店なども駅前では行われています。

須佐湾遊覧船の運航

なんといっても、この期間中須佐湾の遊覧船毎日運行するというのが目玉です。

2種類の船があって、1つは、漁船で漁師によるガイドで須佐湾を周遊するんです。

もう一つは、遊覧船型の船で、こちらもボランティアの方がガイドしてくれます。

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5/3-5/4は、須佐焼祭りといって、須佐の陶芸の祭典です。

5/5は、エコキャン祭り。エコロジーキャンプ場にて子供向けイベントが催されます。

是非、お越しください。

当店でも、イベントとタイアップしたオリジナルメニューを提供しています。

男命いか三昧丼

詳しくは、こちら梅乃葉グルメニュースを御覧ください。

まかない丼・イカ天丼・ネギ焼き丼のハーフサイズでの3つの味の定食です。

これはゴールデンウィークだけの限定メニューです。

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久原公園に鯉のぼりが!

先日、なんでもない普通の日の平日、保育園から帰ってきた娘が、

「お弁当持って今から遠足に行こうよ」

と誘ってきました。(何やら、嫁さんらといろんな経緯があったようですww)

あまりに嬉しそうにかわいい顔して誘ってくるので、「仕事がある」とは言えず、行くことに(笑)。

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急遽、その日のうちの夕食は、久原公園の展望台でということになり、

ささっと嫁さんも重箱におにぎりと余ってたおかずを詰め、

家族4人でお出かけです。・・・車で1分?。

観光客が立ち寄らない須佐湾を見下ろす展望地

ちょっと、頂上への遊歩道を歩きますが、手頃な距離ですので、子どもでも平気で頂上へいけるんですが、

うちは、遊歩道で行かないんです。

ちょっと、秘密?の斜面から登っていくんです。

それは、

warabi

わらびを取るためです。

遊歩道周辺は結構取られちゃっていますので、

ちょっと離れたところに入ると、あるある!!

warabi2

みんなで、こんなに取っちゃいました!

子どもも楽しんで見つけますし、自分にもいい運動です(笑)

お店でも出します(笑)。

kubara-kouen

途中からは、遊歩道で。

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須佐湾の入り組んだ景観を近場で見れます。

ホント、いい眺めです。

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漁港もリアルに俯瞰できます。

ちょうど、うちのお店も見えるんです。

ウメノハ

お店のテーブルからもこの展望台は見えるんです。

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で、この展望台に、このGWは鯉のぼりがはためいています。

なんか、かっこいいですよ!(笑)

写真は又。

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GW期間中の駅前イベント会場と、久原公園展望台とに、鯉のぼりがはためいています。目印にしてください。

にごやかになるといいなと願いを込めて、地元のボランティアの皆様がイベントや祭りを世話しています。

是非、遊びに来てください。

ちなみに、久原公園のわらび、まだGW初めころなら取れそうですよ。

益田市サイクリングムーブメント

益田サイクリングサークル御一行様

益田のサイクリングサークルの皆様が、

チャリティーライド(走行距離×10円を募金する)という、

趣味をそのままチャリティ活動にしている皆様です。

4月週末全て開催ということらしいのですが、

ウチへは平日での企画、益田から弥富「道永の滝」に行かれたそうです。

益田サイクリングサークルの皆様 益田サイクリングサークルの皆様 益田サイクリングサークルの皆様

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益田市は、今、密やかに(?)

自転車・サイクリング文化が賑やかになってきています!

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都会でうっとうしい街中を走ることから、

公共交通機関(飛行機)等で自転車を持参し、

快適&爽快な田舎走るという楽しみ方をしている人達が結構いるとか。。

そんな方々も、益田市に注目してるようです。

実際、時間があったら自分もやってみたい!ってホント思います。

見た目のカッコ良さって言うより、体を使う楽しみ方というか(ダイエットには絶対いいですよね。)、

登山やマラソンのような、自分に厳しく仕向ける遊びってカッコいいですよね。(←M?)

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ちょっと、影響もあって、最近は自分も乗っているんです。

10年前に購入し、当時よく使っていた(←現在ほったらかしだった。。。)スポーツバイクもどきのチャリンコで、近所を徘徊(笑)。本人的には意外に新鮮。

どこに行くのにも車ばっかりのなまった体には、かなり刺激的です。

いいですね。もう一歩、はまったらスポーツバイク自分もやろっかな?

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ともかく、益田市を中心に色んなコースが提案されていて、益田・萩・津和野 を舞台に全日空さんもタイアップしながら、これからもっと近隣のチャリダー人口が増えてくるのでは!?と予感させる、なんとも楽しいムーブメントです。

益田-須佐-津和野のコースもあるんですよ!

※そういえば、最近、うちにスポーツバイクの方のお立ち寄り増えてきてるんですよね。

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中華の師匠勇退

広島料理修行

私が広島で料理修行を始めたのが、広島の宮島にある旅館でした。

ちょうど、旅館としては新しい試みで、和食だけでなく洋食・中華の献立や、真空調理方など最新機器を取り入れたい意向(←結果的には経営上失敗でしたが)もあって、

板場の人事は刷新され、ほぼ全員(色んなキャリアの職人)が新人として入社したというタイミングでした。

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自分も料理修行としては、26歳で、遅いタイミングでしたし、東京で営業会社を経て起業したりと遠回りをしていましたので、

和食の業界の中にある一部のくっだらない習慣(総上がりや理不尽な上下関係、博打・風俗好き文化など)が許容できないと思っていましたから、

今にして思えば、そんなリニューアル状態だった旅館が修行のスタートには丁度良かったとしみじみ思います。

そこに入社日が同じタイミングで、朝から一緒に寮から出社した同僚が、中華料理のコウさんでした。

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コウさん

その旅館にいる間、コウさんから中華料理の技法や考えを学びました。

コウさんの料理は美味しく、味付けも親しみやすいもので、

既に、ご自分なりの料理哲学を持っていることは、当時、素人の自分でさえもよくわかりました。

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ご自身も、旅館では新しい和食洋食の技法を積極的に学び、

年下である料理長(何人も変わられましたが)にも従順で、

いつも笑顔でよく働く人でした。

その人柄の良さは、辞めていった皆が今でも「コウさん」を訪ねていくことでわかります。

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旅館を辞め、自分のお店を持たれたのが14年前、

広島市安佐北区あさひが丘3丁目にある「宝来」がその店です。

宝来

街場の小さな中華屋さんで、地元の方に親しまれながら14年、

この4月で閉店すると聞いて、駆けつけて行ったのです。

広島市内の飲食店や飲み屋さんは不景気の波で散々な目にあっていても、

宝来はお客さんが普段使いとして食べに行く感覚のお店で、

まったく影響もなく、ゆっくりじっくりと地域の中に存在し続けたお店。

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夫婦2人でやってきて、老後の蓄えもでき、

負担を掛け続けてきた奥様のために勇退することに決めたそうです。

もう2度と、コウさんの料理を食べれないのも残念ですし、

今でも、中華の料理を作るときは、コウさんが教えてくれた基本やコツを中心にやっていましたので、

気がつけば、もっともっと聞きたいことあるのにと、今さらながら後悔しきりでした。

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小さな店の哲学の背景

コウさんの料理哲学というか考えは、至ってシンプル!「美味いかどうか」です。

安く、美味しく、ガッツリ食べさせたい愛情に満ち溢れています。

作っている側のカウンター越しに、しばし料理談義を交わしながら、

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コウさんが14年も立ち続けたポジションを眺め、

他のお客さんに出した料理の余りをちょっとづつ味見させてくれ(笑)、

作り方のポイントを教えてくれます。

色んなものを抱えながら、色んな夢を描き、

この小さなお店をやり続けられたコウさん。

中華鍋を振るこの姿ももう見れなくなるのかと、

過ぎてゆく時間が切なくて、まだまだ、教えを請いたくて、

気がつけば、あっという間に閉店時間。

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飲食店の批評や評価などというものは、

一般的には眼に見える範囲、体験できる範囲で測れるものがほとんどですが、

自分自身、勉強のために食べ歩くとき、もう一つ知りたくなるのが、

意図や狙いがあって事業を営まれていて、

なぜそうやっているのか、

なぜそれを選んでいるのか、

といった経営者やシェフ・調理長・板さんの考えです。

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お会いして話が出来れば、会話の中から探りますが、

得てして、どんな方でも、もっと様々なやり方や、知っていることなどたくさんお持ちなわけで、

どういう考えによって、目の前の事業や料理を捉えていらしゃるのかを知りたくなります。

1つ1つのお店にそういう魅力を感じます。

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水商売という業界の中で、存在し続けれる1つの形・考え、

勉強になりました。

コウさん、お疲れさまでした。

学んだことは一生忘れません。