脂ぶりっぶり「のどぐろ」生姜釜飯ローンチ!の背景

【季節限定】のどぐろ生姜釜飯ローンチ致します!

一口食べて、「これ、好きなヤツ~!」とスタッフも絶賛。

相当うまいです(笑)。

脂ぶりっぶりの「白身のトロ」の旨味を
       ギュッと閉じ込めました!
特殊冷風乾燥技術【特許】で極柔のソフトな「一夜干し」にして
旨味を凝縮!そのまま炙り焼きに。ガツンと「生姜」をきかして、
アツアツの「釜飯」で炊きたてを食べる口福をここに。

最近、大変多くなっている山口・萩観光での昼食の機会を梅乃葉で

というお客様にこそ召し上がっていただきたい料理です。

 

 

釜飯料理の再開!

炊きたて

この度の釜飯は、梅乃葉が目指すところの「たて料理で味わう日本最強のイカランチ」への伏線です。

たて料理とは、さばきたて、炊きたて、焼きたて、揚げたて、・・という作りたてのたて。

梅乃葉は、萩市須佐の誇る「須佐男命いか」を日本一のイカとして「多くの方に」伝えてゆく使命があります。

 

割烹・懐石料理として限られた顧客層に最上の空間とサービスと料理をという方法もありますが、

それはそれ。

小さな田舎の料理屋にわざわざ遠方から来て頂き、

気軽に多くの方に楽しんで頂くための、空間とサービスと料理を提供するのが我が道です。

ガッツリ生姜・うっすら塩味

こののどぐろの釜飯で、

満を持して「炊きたてを食べる楽しさ」の提供を再開致します。(2年くらい休止していました。)

その味付けにも伏線がありまして、「生姜」をガッツリきかして、薄味(調味料)で、素材を楽しめるようにしております。

又、それは、一緒に食べて頂きたい「須佐男命いか」を念頭にしているからでもあります。

【特許】特殊冷風乾燥機による奇跡のソフト干し

のどぐろを、表面はパリッパリに、中は芯から均一に脱水させ、加熱後の柔らかさが半端ない仕上りとなるこの技術、この装置、

もうテスト期間からの解禁となりますので、近日、本格稼働致します。

 

イカの新商品開発のための装置なんですが、あまりに優れものなんで、のどぐろに使っちゃいました。

のどぐろの旨味を凝縮させ一夜干し状態にし、炙り焼きます。

↑この時点で、相当な美味しさなんですが、(惣菜としてメニューに出そうかとさえ)

炙り焼いたのどぐろを釜飯に仕立てたのが、この度の商品。炙り焼いた香ばしさも、したたる脂もお米が全部吸ってくれます。

そのまま、炊きたてアツアツを召し上がって頂きますが、

蒸気で蒸し上がる身が、柔らかく、のどぐろらしさを余計に感じます。

 

「いや、自分は焼いたものをそのままおかずにして食べたいんだ!」

 

とか言っちゃう方のために、(店では料理としては、現状、提供いたしません。)

もしかしたら、「のどぐろのソフト干し」を販売するかもしれませんが ・・・・・

多分しないでしょう。(ショーケースに入れるとこないんで。)

 

そんな色んな思いを載せて、

明後日くらいから、開始したいと思っています。

 

単品もありますが、

活イカと美人漬けとセットになった形で、お得になります。

 

是非、お楽しみ下さい。

 

 

 

 

感謝!!お盆期間を越えて。

6日間延べ1300名余りのお客様と、スタッフに感謝!

2017年お盆期間(8/11(金)~8/16(水))を、無事営業できました。

6日間昼だけの営業で、11時~16時程度の5時間(/日)×6日間で30時間の間に、

遠くアクセスの悪い当店に、1300名余のお客様の御来店、

極力出漁し活イカを確保してくださった漁師の皆様、

全力で集中し、お客様サービスと商品提供に尽力したスタッフ、

そのスタッフの就業のために支えてくださったご家族の方々、

昔、働いてくれていたスタッフも応援に来てくれました。

ありがとうございます。

本当に感謝に堪えません。

ほぼ毎日2時間以上の待ち時間の中、

それでも、待ち続けてくださったお客様。

とてもタイミング的に、ゆったりとしたお食事の時間・空間ではない中、

当店の状況・システムにご理解をいただき、

笑顔でお食事をされる多くのお客様に、

胸が熱くなるほど、感謝の気持ちでこのお盆期間を越えさせて頂きました。

 

無事営業といっても、一部の方には心外かもしれません。

インターネットを見ていない方には、

お盆の状況をお伝えする術はありませんので、

ご来店してから待ち時間の長さに呆れて帰られた方もいます。

活きウニや、磯の海鮮汁等のサイドメニューの欠品もあり、

お求めになられた方には、大変恐縮でした。

気もはやり、足早に動き回るスタッフや雰囲気に、落ち着いて食事ができなかった方も多かったでしょう。

特殊な時期とは言え、せっかくのお食事の機会を、

不本意な時間とさせてしまった方には、申し訳ございません。

 

多くの方に、須佐男命いかを提供する機会を得られたことが、

何より当店にとっての感謝であり、

当店の使命に尽力できた充実感にひたっております。

様々な関係者・ご縁に支えられ、又、こうして本年のお盆を営業できたことに、

心より御礼を申し上げます。

ありがとうございました。

 

お盆休みにて

明け、代休のお盆休みを頂き、家族で宮島に行ってまいりました。

ものすごい人ですね。

The観光地!って感じで、そんな雰囲気を楽しんでまいりました。

昔の職場でもある旅館の1F食事処で、ちょっと変わり種の穴子飯。

18組待ちと待たされた時には、

さすがに、うちのお客様の気持ちになって、

「こんな時、どう時間を過ごせたら良いのかな~」

「待ってる時のほうが、楽しくならないかな~」

などと物思いにふけっておりました。

 

お客様が多いところは、

学ぶところも多く、(反面教師もありますが)

結局、頭の中は、仕事のことばかり考えてしまうのです。(笑)

 

 

地元の祭の世話を6月頃から~夏休み・お盆と、ドタバタやってきましたが、

一息つけました。感謝!

さて、明日より又、頑張って営業致します!!

 

やっぱり、俺ってついてる!

「ちょっと限界・・」梅乃葉のサービス・メニューの刷新を致します。

年々増え続ける御来店に感謝!

大変ありがたいことに、本年も昨年以上の御来店を頂いております。

過去十数年間の記録をたどってみても、活イカの提供数及び来店するお客様の数は、

年々増え続けております。

これもひとえに、お客様のおかげであり、

知人や身内に、オススメしてくださっているファン・常連の皆様のおかげであると、

しみじみ感謝の念を抱いております。

 

又、この間に当店を支えて来てくれた、漁師の皆さん、地域の方々、スタッフや家族にも、

本当に感謝に堪えません。

今まで多くのスタッフが、過去従事してきてくれましたが、

少しづつ少しづつ、梅乃葉の思いを伝えてゆくサービスの形を作ってきてくれました。

 

慢性的なマンパワー不足

ただ、スタッフにも様々、個人・家庭的事情、進学、などもあり、

長く従事できる人材ばかりではありません。

更に、こういった地方では、人材の少なさは仕方がありませんが、

サービス業に従事したいと望む人材も昨今は少ないのが現状です。

 

 

こういった背景の中、今いるスタッフや家族に負担が増え続けることは、

今後、継続的に梅乃葉を運営する上で、大変重い課題となっており、

ひいては、いざという時にお客様に御迷惑をおかけすることに繋がると考えております。

 

そして、現在のお客様の増加を目の当たりにし、

スタッフの状況を鑑み、

「あ、これは限界だな・・・・」と思うに至りました。

 

負担とは?

この負担って誰が作ったものかというと、

犯人は私です。

 

私が、お客様にもっと喜んでもらうために、作ってきた数々のサービスやメニュー、システム、考えが、

複雑に、多様にデフォルトとなって、サービスの体制を作ってきました。

よく、スタッフがこなしてくれているなあと、常々感心しております。

 

これらは、手を抜きさえすれば、負担でもなんでもないんですが、

お客様に喜んで頂きたいと思えば思うほど、手を抜けなくなるのです。

 

しかし、前述の通り、多くのお客様が来店するときには、とても大きな負担となり、

又、新しく従事しょうとするスタッフにとっては、とても習得するのが困難な要因にもなります。

 

蓄積した課題

中には、なんとなく十数年来変わらず続けているサービスもありますが、

新しく増えたサービスのために、その古いサービスがあまり意味をなさなくなってきたものもあります。

お客様の来店動向が極端に変わってきたために、十数年来存在していたメニューが、

あまり需要がなくなってきて、商品の品質管理にも影響が出てくるものもあります。

 

価格設定が、導入時のサービス価格から変更されておらず、原価に見合わないものもあります。

逆に、時代的な嗜好の変化から、ニーズに応えてゆく新たなメニュー・サービスの必要性も出てきています。

 

その都度、マイナーチェンジしてゆけば良かったのですが、

少なくとも利用されているお客様がいれば、

なかなか、その機会をつかむのが難しく、

変更する機会を失っていました。

8月より段階的に刷新してゆく予定です。

サービスの変更は、その都度、インフォメーションを致しますが、

8月1日頃より、段階的にサービスの変更をしてゆきます。

「より、シンプルに、お客様にもスタッフにも、わかりやすく」

をテーマに、

サービス・メニューの改定・廃止、新サービス・メニューの導入をしてゆきます。

現在予定している、幾つかの変更内容は、

  • 食後のソフトドリンクの値引きサービスの廃止 (LINEや梅食うポンでの、ドリンクサービスのみとなります。)
  • ご飯の大盛り無料サービスの廃止 (有料となります。)
  • イカ肉味噌丼の廃止・「イカ味噌醤」の販売停止 (イカ一夜干しのネギ焼き丼に、変更され、三昧丼も変わります。)
  • 活ウニ料理の固定価格の廃止 (時価に合わせ、適正な範囲で価格を設定致します。)
  • クレジットカード・電子マネー・Apple Pay等の決済サービスの導入予定 (他の割引サービスとの併用はできません。)
  • 送料無料サービス–お土産の組み合わせ8個購入の品目を、「萩美人漬け」「炙り美人」「イカ墨美人カレー」の3種に増加。
  • 既存メニューの縮小。新しい活イカメニューの導入。
  • お酒の販売開始。

などが、予定されています。(どの変更・導入がいつになるかは、未定です。)

 

御来店の多い時期ですので、いきなり一気に変更することは、

お客様にもスタッフにも負担が逆に生じるので、

段階的にはなりますが、

ご理解の程、宜しくお願い致します。

 

店舗だけではなく、

団体昼食(ツアー)の受け入れ、

仕出し料理の受注にも、影響がありますので、

ご依頼の都度、ご説明させて頂きます。

 

重複しますが、

この度の変更は、

今後とも、お客様のご期待に沿うために、健全に当店が運営してゆく体制への変更です。

本来なら、閑散期時期にこういった変更は行いますが、

状況を鑑み、上記のようになりました。

 

今後とも、宜しくお願い致します。

 

 

梅乃葉

店長

 

 

 

 

 

 

活きたウニの味を守るためにできる3つのこと

今年も、活ウニやってます!

生きてるまんまのうにの味。

梅乃葉で提供する北浦の活きウニは、その濃厚な味にこそ特徴があります。

海でとって、その場で食べてたあの味が忘れられないで、

そんな味を提供したいと思い立ったはいいが、

実は、生きたウニを捕ってくれる漁師さんがいないという現実にぶち当たり、

何年も掛けて、交渉して、

ようやく提供することができるようになりました。

 

しかし、提供するようになると、又、色々問題が出てきます。

生きてても、中身が痩せてて食べしろがほとんどなかったり、

色が黒ずんで、美味しそうに見えなかったり、

水槽で、なかなか生きてくれなかったり、

前途多難な、スタートでした。

そのうち、要領を得て、生態がわかってきて、

漁師と話し合いながら、調整を取りつつ、

ウニというものが、どういうものなのかを、お客様に伝えてゆく必要がありました。

 

少しづつ、知られてくると、楽しみにやって来る方が増えてきます。

すると今度は、異常気象や磯焼けなどの、生態系・自然環境の変化が、

ウニそのものにも影響し始め、

同時に、ウニの餌である海藻がなくなってゆくという事態も多くなってきました。

 

少なくなった、餌(海藻・藻場)を求め、小さな芽さえも食べてしまうウニは、

藻場が少なくなる原因とも言われますが、原因はそれだけではありません。

 

ウニを漁獲する漁師が減ると、ウニは一定数増えてゆきますが、生命力(繁殖力)が落ちるとも言われます。

適度に漁獲している状態が、適度に、ウニの繁殖力を維持するためにもなります。

繁殖力の落ちたウニの生殖器(いわゆる可食しているウニの身)は、小さく、当然食べごたえもありません。

 

 

 

現在、梅乃葉でも、夏のアカウニ(本来なら、5月~8月に提供)は3年連続ご提供できておりません。

それというのも、3年前の集中豪雨災害時に要因の一つと言われた、海水温の上昇による、藻場の死滅、

災害の土砂による湾内海底が土砂で埋没。海藻がほぼ、全滅に近い勢いで、なくなりました。

 

餌でもあり、様々な機能を持つ、海中の藻場の大切さは、失って初めて気付きます。

藻場には、大陸棚の生態系を支える機能がある。藻場は魚類や甲殻類など海中の様々な生物に隠れ場所・産卵場所などを提供する。海藻・海草と、それに付着した微細な藻類は窒素やリンなどの栄養を吸収して光合成を行うので、水の浄化や海中に酸素を供給する役割も果たしている。光合成で作られた有機物は、流れ藻、寄り藻といった形で外洋や深海にも運ばれる。細菌や真菌などの微生物も海藻・海草に付着し、海中の有機物を分解して増殖するため、水の浄化に寄与している。

また、海草は地下茎や根で海底を安定させ、酸素を通すことで嫌気性細菌の働きを抑制し、土壌の悪化も防いでいる。

藻場を構成する藻類自体も、貝類を始めとする多様な生物の餌になるほか、付着する微細な藻類や微生物が小型甲殻類や巻貝の餌になり、それを捕食する魚類も集まってくるため生物多様性が高く、日本では古くから漁場として利用されてきた。漁場以外でも、アマモなどは沿岸における農業で、肥料として利用されたこともあった。【Wikipedia

 

もう、こうなるとですね、普通なら、提供やめちゃえばいいんですけどね。

止めませんでした。うにの味を残したかったからです。

そこで、考えたのが、うにの味を残すためにできる3つのことです。

 

①「ウニを食う!」

ウニを食べて頂く、自分でもちろん食べます。その分、捕って頂きます。もちろん、捕れる分だけです。

ある程度捕ることで、繁殖力に刺激を与えてゆきたいと考えています。

少しでも食べて、味を知って頂く機会を提供し続けたいと思っています。

 

②「ウニについて伝える!」

提供し続けて行く過程で、ウニのことを、生態や価値、一般的な流通商品や、本来の味について等、

もっと多くの方に、伝えてゆくことで、興味を示して頂き、いつか又、豊漁となるときには、思う存分食べて頂けるよう、

伝えてゆきたいと思っています。

 

そして、③「育てる!」です。

 

須佐の海を再生する事業「海の森を作る会」

本日、地域の子たちと、やってまいりました。

藻場再生の事業。

地道な活動ですが、植林や、海藻の種を意図的に撒く手法など、

様々な事業を続けています。

 

 

海藻・藻場を育て、

魚介類だけでなく、海のそのものが浄化され、故郷のきれいな海を持続させてゆくために、

子どもたちに、海の生態系、循環環境、藻場の働き、そんなことを体験を通して、知ってもらい、

又、本当に、海の森が生い茂るようになるよう、続けてゆきたいと思っています。

 

感謝!