【動画】日本海、萩市須佐の春の活イカ漁2

動画にしてみました。

2・3時間で気軽に作ったつもりが、何やら凝った作りのように見えるのは、

面白そうなので、充てがったBGMのせいかもしれません。

DOVA-SYNDROME  http://dova-s.jp/

[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=8qbO0yTCI5o[/youtube]

グダグダに酔いながらww、撮影したいくつかの素材を掻い摘んで、作りました。

活イカ漁がこんな感じっていうのがわかって、尚且つ、漁師がかっこよく見えたら、作ったかいがあります(笑)。

 

釣り人のためのハウツーではないので、漁法等詳細説明はありませんので、あしからず!

 

日本海、萩市須佐の春の活イカ漁

入荷なし!

今日も天気は良かったのですが、海は時化で漁がありませんでした。

お店の活イカも、そんな訳で入荷なし。

祭りついでに立ち寄られたお客様、

申し訳ありませんでした。

 

春のヤリイカの終わり

春のヤリイカのシーズンも、もう、終わりを迎えています。

九州から長門市あたりまでは、もう、ケンサキイカが水揚げされている模様。

萩でも、見島沖では、動きがあるようです。

ここまでくれば、後、もう1歩。

暖冬の影響か、海水温もぼちぼちの温度。

赤ウニの身にも早めのいい状況がきそうです。

(海水温が寒い時、赤ウニの身は苦み走っていますので。)

 

なんとか、GWまでには、釣果が出始めて欲しいです。

 

 

活イカ漁船に乗船!

先日、もろもろのきっかけもあって、

活イカ漁に同行しました。お相手はヤリイカです。

夜の漁の現場は、危険ですし、漁の妨げになってはいけませんので、

こちらも、そうそう気軽に頼むことはないのですが、

 

旅行エージェントからの依頼もあって、

漁の様子を撮影するため、

以前から、「機会があったら・・・」と、

お願いしていた漁師(元船団長)さんの船に乗せて頂きました。

 

こ、このタイミングでか!?

ただ、お願いはしたものの、時化も続いていたので、いつ、その時が訪れるかわからない状態でした。

たまたま、久しぶりにひいた風邪らしき症状に悩まされ、

頭痛と胸やけに悩まされていましたが、

そんなタイミングを図ったように、その時は訪れました。

 

「時化ると思っとったけど、波もないし、出れそうなで!」・・・・(い、今か!?・・・・笑)

 

 

「すぐ行きます~!」

 

もちろん、急いでいたのもありましたが、

活イカ漁もだんだん状況が悪くなってきていましたので、

獲れる時期に、早めに乗っておきたかったからですが、

そこは、素人。ちょっと、海をなめていましたね。・・・地獄でした。

 

出港!

漁船

16時出港!

漁場は近場。高山の周辺です。

漁船で漁場へ!

明るいうちに場所取りです。

ホルンフェルスも通過

ホルンフェルスも通過しちゃいます!

夕暮れ

とまあ、漁場に到着。

そこまでは、気持ちもよく、クルージングを楽しむような感じだったんですけどね。

日没を待ちます。

 

風もなく、波も穏やか。警戒していた天候が嘘みたいな感じでしたが、

実は、これが、なかなか厄介で、

風もないので、船が四方どちらからともなく揺れるため、

そんな微妙な揺れは、風邪と運動不足によって弱り切った三半規管を持つ自分に直撃!

もう、酔い始めました。

 

さて、撮影!

活イカ漁

活イカ漁

活イカ漁

活イカ漁

 

色々、たくさん撮れました。(ビデオでも収録できました!)

他の船の様子も撮れ、

漁の現場を生で見ることが出来たのは、本当に貴重な体験でした。

 

当日は、もう、程よく暖かくなっていましたから、

ある程度の防寒で大丈夫でしたが、

冬の気候や、雨などにさらされながらの漁を想像して、

夜の海の漁が、こんなに厳しいものだとは。。。実感です。

 

二日酔いどころではない吐き気・目眩と闘いながら、

なんとか、終えられ、これも又、得がたい体験でした。

 

今度は、体調万全の時に、もう一度、おじゃまさせて頂ければ、

もっと、積極的なアングルでの撮影を試みたいと思いました。

 

 

懲りない挑戦と、挑戦の副産物

結局、常に挑戦・進化

昨日のブログで、挑戦の代償ともいうべき苦い失敗に凹んだ自分をつぶやいていましたが、

結局、事業に関わる全てのことは新たな挑戦・進化を意識していますので、

自ずとそういう姿勢になります。

 

とは言え、私自身、脆弱な胆力しかありませんから、

めげて、凹んで、挫けて、逃げることなど、

しょっちゅうです(笑)。

 

私の場合、

スタートダッシュ時に、高邁な理想とコンセプトを掲げ、

自分的に練りに練った計画に向かうのですが、

そうそう、100%うまくいくことはありません。

 

どちらかと言うと、メインで狙っていたことより、

その途中で得た副産物的な何かが、

後々、価値ある武器・資産となることの方が、圧倒的に多く、

「ま、いっか!」

とオチを付けつつ、ここまで来たような気がします。うん。

 

熊谷喜八氏&奥田政行氏からのヒント

以前、萩市の事業で来られた、日本を代表する有名な料理人・経営者のお二人、

KIHACHIでお馴染みの、無国籍料理の草分け的存在、熊谷喜八氏。

世界が評価する山形アルケッチャーノの人気シェフ、奥田政行氏。

この方々とそれぞれお話をする機会があったことは、本当にいい刺激となりました。

 

当時、お二人と会って、話をした時、どうしても聞きたいことがあったのです。

こんな機会は2度とないと思っていましたし、

今後、仕事の上で、交流をすることは現実的にはないと思っていましたから、

その時、かなり、図々しくお近づきになり、聞いたのです。

 

「うち、どうしたら良いと思います?」って。

 

もちろん、自分自身、お店づくりの方向性は確固として持っています。

要は、その手法です。

 

KIHACHIメソッド

特に、喜八氏は、うちに食べに来られていましたし、

男命いかを大変気に入られてもいました。

 

料理人として、経営者として、世界的視野を持つコンサルタントとして、

「あなただったらどうする?」的な、

この方の、ファーストインプレッションから湧く提案、アイデアの片鱗を頂きたかったのです。(←おこがましいでしょw)

 

 

↑で、いただきました(笑)!

注意すべき点、まだまだ及ばない点など、うちの店に対するピンポイントアドバイス付きです!

 

奥田メソッド

もうひとかた、奥田氏から学んだこと、得たことは、もっと、別の角度の刺激と引き寄せを感じました。

お店というより、料理人としての姿勢には、学ぶべきメソッドに満ちていました。

 

奥田氏は、うちには来られていないので、

質問するにしても具体的にイメージを沸かすことは出来ないので、

極力、今後、新たなお店を出すとしたらどういうスタイルにするかという視点で、根掘り葉掘り質問しました。

 

面白かったですね。

ヒントは多く、その中でも、もともと自分もやってみたいと思っていた料理の提供方法があって、

これは是非、やらなければ!と思ったのです。

 

その後、氏は何度も萩市を訪れていて、お会いする機会も本来あったのですが、

それ以降、あえて、お会いしていません。

 

多分、何度も会いに行って親交を深めたほうが、よりいい刺激や学びは得られるのでしょうけど、

欲しかったのは、あの方の名声と絡めた自分ではなく、学びによって進化した自分だからです。

 

懇親会を終える際には、年齢が1つ違いということもあって、今後の自分の頑張りに、ハッパを掛けてくださいました。

次にお会いする時は、得た学びをきっかけに、挑戦をスタートさせ、次のステージに上がっているべきだと考えていました。

 

その中の挑戦の一つは、地域の藻場再生事業「海の森をつくる会」となって、既にスタートしています。

で、もう一つが(ここ本題)、梅乃葉的、最大最高の品質を提供する、

活イカを使った1つの料理のメニュー(仮称)「極み御前」です。

 

 

カリスマシェフからの宿題

この「極み御前」、氏と会ってから、ずうっと実現できず、頓挫していたのです。

提供が難しく、繁忙日には相当の負担となることは目に見えています。

その上での安定供給です。最早諦めかけていました。

このメニューは、喜八氏から頂いた(笑)アイデアも融合させたもので、

梅乃葉の今後のイメージを、ガツンと変えるような商品だと思っています。

 

 

※ここで、長々とした話がようやく元に戻ります。

 

挑戦の副産物

で、このメニュー、ようやく、提供できるところまでこぎつけました。

それは、このところ続けてきた数々の挑戦の副産物が、

可能にしてくれたからです。

新たな設備投資から生まれた技術的な面も大きいのですが、

挑戦してきたからこそ生まれた、本物へのこだわりが、

このメニューの実現を近づけてくれたのです。

 

もう少し、詰めて、提供にこぎつけたいと思います。

 

半ば、諦めかけていたこのメニューの提供、

正直、狙っていても及ばなかった(実現させれなかった)自分の力のなさはこの程度。

ただ、いろんな挑戦を経て、気がついたら、

「あれ!?あるじゃん!」と、

ピースが揃っていたことに気づく自分の運とツキ。

 

いやいや、やっぱり、俺ってついてる(笑)!

 

 

 

梅乃葉活イカ取扱い10周年!もっと進化します!

そう言えば(笑)。。。

先日の漁師との会話で、うちが活イカを扱い始めて10周年だということに気がついた。。。ww

活イカを始めた年には、「イカ墨カレー」「いか飯」「まかない丼」「イカ天丼」などもスタートしているので、

かれこれ、10年もこれらメニューを追いかけているのかと、感慨深かったのですが、

ikameshi02-s2

イカ墨カレー3

どれも、未だ、更に美味しくなる余地を持っていると思っていて、

自分自身の研鑽をもっとやらなければと思っているところです。

 

活イカもそうです。

男命いか
男命いかの造り

 

もっと、長く活イカを扱われているところなど、日本にはたくさんあります。

私も、数多く勉強しに行きました。

結論はもちろん、お客様が喜ぶかどうかは、お店の営業年数とは関係ないということです。

どれだけこだわり、どれだけ常に進化・挑戦をできるか、

それがお客様が本当に喜ぶことなのかと考えれるか!?

 

ただ、切るだけでいいなら苦労はしません。

うちの場合、いつ、何人で来るかもわからない、たくさんのお客様に、

早く、安定した高い品質を、決まった規格に、常に、提供する場でなければなりません。

それも、大きさも、活きの強さも違う生きている活イカをです。

 

割烹会席料理屋さんや小粋な小料理屋さんのように、

予約によって、キャパと時間を限定的に絞って、

高品質な料理とサービスを提供することができるスタイルとは、

基本的な条件が違っていますので、

 

調理上の段取りだけでなく、

提供する形は、自ずとその条件の範疇でできる最大限の形となります。

しかも、サービスは、高品質であることが当たり前となってきている時代です。

料理だけでなく、サービスへの期待、その責任。

自分自身だけでなく、スタッフの技術・キャリアも上げ、環境を整え、意志を疎通し、

その最大値をどう引き上げるかは常に課題です。

 

もっと提案いたします!

 

もっと、活イカを美味しく食べる方法はあります。

もっと、活イカで料理を楽しむことはできます。

もっと、梅乃葉で楽しい思い出をつくることはできます。

 

これまで、支えて頂いた、たくさんのお客様、漁師、地域の方々のために、

活イカ10周年を機に、更に進化するお店でありたいと思います。