2022年の振り返りと今後

2022年を振り返り

コロナ対応の変化

現在、コロナ規制も緩やかになってきていますが、本年初頭はまだまだ厳しい時期でした。

まん延防止等重点措置の適用が山口県でも決まって、当店の感染拡大防止対策も継続しておりましたので、大変、お客様にもご不便をおかけしておりました。

しかし、GW中の5月1日からは、入店時の記帳を止めるなど、徐々にその対応も緩和してゆくようになったのですが、ここで問題が出てきました。

ありがたいことに、行政の経済対策が様々行われはじめ、人流がお陰様で復調し、当店にも多くのお客様が増えてきたのですが、その勢いが大きく、サービス対応が困難になってきました。

サービス・システムの改定

そこで、お水やお茶のセルフサービス化や、LINEで事前の順番取りのシステムを停止、営業時間中の電話対応の原則停止・・・等など、お客様へのご協力を得ながら対応を進めてきました。

原料・経費コスト価格の上昇

今後も続くと言われている電気ガスなどのエネルギーコストの上昇、仕入全般にわたり、何度も価格が上がってきているため、7月にはメニューの価格改定を行わさせて頂きました。

水産資源の減少

活イカ・のどぐろ・うになどの不漁の影響が大きく、対応が大変厳しくなてきました。

■活イカ

特に、活イカに関しては、本年夏お盆には実施しましたが、提供制限を今後も一定の条件のもと行うことも出てくると思われます。

提供制限とは、多くのお客様がご来店くださる連休等で活イカの入荷が少ない時に、取り置きの数を人数の半分までの数に制限させて頂く措置です。(実施時はその都度告知いたします)

■のどぐろ

又、のどぐろに関しては、異常不漁状態が今後も続く限り、異次元のような市場価格の高騰となっています。流石にそこまでの価格上昇を踏まえた料理の提供は困難ですので、年明け早々には一旦、提供が止まる状況です。

■活うに

春の3月後半から提供開始するクロウニ(ムラサキウニ)は、今後も提供は大丈夫ですが、5月から夏に出るアカウニは、不漁状況が今後も続くと思われます。その価値は現在も上昇し続け、市場では海外からの引き合いも強く、資源が少ないのに、価格が上昇し続けているという異常事態にもなっています。

来年からのさらなる挑戦!

本年は、お伝えしきれない取り組みや出来事がありました。

コロナウィルスやロシア-ウクライナ戦争の影響にしても、目の前のことばかり気にしていては、世の中の変化に対応できなくなってしまいます。

新しい出会いもありました。

旧知の方のお声がけやアドバイスによって、新たな目標や展開を想像することもできました。

各資源の不漁は今に始まったことではないので、どうやったら今後もお客様に楽しんでいただけるかは、以前より、お店の対応を考えながら進めてきました。

様々な挑戦・経験をしたお陰で、当店レベルの一般的な小さな飲食店にしては、似つかわしくない、高品質・高機能な機器が当店には揃っていたり、優れたパートナー事業者や生産者との繋がりもあります。

その御蔭で、まだまだ、お客様に提供して喜んでもらいたい、料理・素材やサービスはありますので、ご来店されるお客様に今後も楽しんで頂きたい思いで一杯です。

なかなか、情報発信ができず、いつも来てくださるお客様の中には、来られるタイミングを失っていらっしゃる方も多いかと思い、反省しております。

年末になり特に思うのは、本当に遠方の当店に、いつも来てくださる素敵なお客様への感謝の気持ちです。

コロナであろうが、不漁であろうが、いつも応援してくれ、声をかけてくださる笑顔に、「あ~お店をやってて良かった~」としみじみ思わさせて頂きます。

いつもありがとうございます。

今後とも宜しくお願い致します。

 

来年からの、梅乃葉の進化・挑戦を、又、楽しんでくださいね!

感謝!

新メニュー続々登場~自家製炙り生姜糀の土鍋ごはん

2月からのメニューをアップしています!

アッという間に、1月が終わっていますね。

コロナ(オミクロン株)の影響は、この度は大きく、来店するお客様も過去一少ない状態ですので、皆さん、自粛生活をされていることと思います。

山口県は、そうそうにまんえん防止措置地域となっていましたので、警戒するのも致し方ないのですが、外出できないのはやっぱり不自由ですね。早く、収束することを願うばかりです。(頑張りましょう!)

さて、昨年末から粛々と準備しておりましたが、店内メニューがアップグレードしております。新メニューが増えたり、献立内容が変わったり、増えたりと、結構欲張っております。おそらく、どれにしようか、どれを頼むべきか迷うところですが、今の時期のような、お客様の来店が少ない時期だからこそ、とりあえず、丁寧に、新メニュー体制を進めたいと思い一気に増やしました。

梅乃葉メニュー2022年2月~

結構、スタッフ的には、オペレーションが増え、大変になります。なので、夏秋の繁忙期には、メニュー数は減らすとは思いますので、この時期のラインナップを是非、楽しんでいただければと思っています。

新メニューなどちょっとづつ紹介してゆきますね。

炙り生姜糀土鍋ごはん

以前より梅乃葉の身内的には昔からある料理で、登場させる機会がなかなかないため日の目を見なかったのですが、のどぐろ生姜釜飯や釜飯メニューのベースにしているもので、「むしろこれだけでよくね!?」的なシンプルで美味しい一品です。

これが、美味いんですよ。

メインの素材の味を活かすために、凄い薄味なんですが、自家製の皮ごと炙った生姜と米糀を発酵熟成させた「生姜酵素」の入った「炙り生姜糀」を使い、ほんのり甘味があって、ピリッと生姜が効いています。ヘルシーでさっぱり!心も体も温まります!

土鍋で炊き上げますので、アツアツの炊きたてを楽しみながら、生姜と相性の良い「イカ」やその他の料理との組み合わせを楽しんで頂けます。いや、むしろ、活イカを召し上がる時、この生姜糀ごはんと一緒に味わうことで、より一層、イカ料理屋ならではの「イカ」を体験して頂くことができます。

で、そんなお膳を用意いたしました。

生姜糀土鍋御膳

生姜糀土鍋御膳

イカは低糖質・低脂質・高タンパクの滋養素材。「須佐男命いか」の活き造りと、「イカ水餃子」、「サラダ」(写真には写っていませんがミニサラダが付いています。)、そして熟成発酵させた生姜酵素たっぷりの「生姜糀土鍋ごはん」で、イカを堪能しながら美味しく食べて健康に!

活イカの定食・活イカの御膳全てにミニサラダが付くようになりました!

意図して、今後梅乃葉では献立の中に、よりヘルシーなバランスを持ち込みたいために、サラダメニューを増やしてゆく予定です。そのためにも、サラダメニューに使用する「野菜」の使用率を上げてゆくことで、生鮮のクオリティを上げたいと考え、ひとまず、「男命いか釜飯御膳」「生姜糀土鍋御膳」「活イカ定食」に、ミニサラダが付くようになりました。

サラダのドレッシングには、東洋美人の酒粕を酵素発酵させて作っている「夏みかんとお米のとろとろ発酵ソース」です。

夏みかんとお米のとろとろ発酵ソース

このソースは、もともと、焼いたイカを野菜サラダと一緒に食べていただくために、益田市のNOBUの上田シェフの料理に感銘を受けて作ったフルーティーな味のソースです。

そんな活イカメニューをアップグレードさせつつ、本年の活イカ料理を楽しんでいただければと思っています。

 

是非~!

 

 

ところで、インフォメーションにも上げておりますが、まんえん防止措置の山口県全域指定に合わせて一旦お休みし、2月6日より再開しましたが、入店後の感染防止対策をより強化する形にシフトすることで、お住まいによる入店制限を撤廃いたしました。

今後とも、ご理解、ご協力のほど、よろしくお願いいたします。

 

 

活イカを超える食味!「剣先イカほろ酔い干し」の世界観。

毎年恒例!?( ̄◇ ̄; イカの異常不漁が始まっています。

もう、あれですね、「やっぱりそうなの?」的悲哀感が漂う漁港ですが、

昨年で免疫がついている分の衝撃はなく、
むしろ、そういうフェーズに突入している日本近海の水産資源の状況を、
「前提」にしてゆかねばならない覚悟だけは、
備わってきた感じです。

時化も多いし、出漁しても不漁という苦境の漁師たちのためにも、
何ができるか、昨年考えていたことを、
本年は、コロナ禍でありながらじわじわと進めてきました。

 

で、そんな思いを結実させてくれるかのような、
ひとつのきっかけが、近日中に発表となるとある大きなご依頼。
(ご報告しますね)

 

その中にも登場する料理のお話です。

梅乃葉の「剣先イカほろ酔い干し」って何さ!?

【剣先イカ ほろ酔い干し】高鮮度な剣先イカに、「東洋美人 純米大吟醸」を塗布しながら、特殊な低温乾燥方法によって、ソフト干物状態(※ありがちな表面だけが過乾燥の干物とは違い、素材の中からしっとりと水分を揮発させる特殊技術です。)の一夜干しに仕立てた梅乃葉オリジナルの一夜干しです。

過去、高島屋さんのカタログ宅配でも販売させて頂いたこともありました。

 

活イカがあると、皆様、活イカを目当てで来られるので、
そのインパクト・存在感に、
他の料理の存在が目に留まらないことがほとんどなのですが、

(確かに、1人で活イカと同時に両方食べるというのは、きついですしね)

 

これは、常々、うちのメニューのPRの仕方に原因があるな~とも思っておりまして、
犯人は自分だな!wと自覚しつつも、なかなか、メニュー表示を変える時間もないまま、
ずるずると過ぎておりますが、

まあ、それはおいおいやるとして(←これが原因(笑))

 

活イカよりも断然うまい(店長談)!

今日は、改めて、今後、うちの主軸となる料理のスタイルの一端をご紹介というか、だらだらとつぶやいておきます。

正直言いますと、個人的には、活イカよりも断然美味しいと言い切っていますw。(一部のコアなお客様にはいつも言っていますwし、ブログでも紹介しています)

 

北大路魯山人風「剣先イカほろ酔い干しの炭火炙り蒸し」

この料理の凄さ・違いを3行で表すと・・・

  1. 一夜干しの原料が凄い(違う)!
  2. 一夜干しの製法が凄い(違う)!
  3. 北大路魯山人風の調理法が凄い(違う)!

です。

1.一夜干しの原料が凄い(違う)!

イカの女王と呼ばれる「剣先イカ」の凄さを、
日本中で認知されていないのが、ある意味すげえなっていつも思うのですが、

この剣先イカの特徴や良さは、一般的常識で言うと甘味や旨味の強さです。
ただ、ここに補足が入ることで、些末な他のイカとの比較がどーでもよくなります。

それは、
鮮度の良い(活イカもしくは扱いをきちんとした)剣先イカであることで別格になる
ということです。

これについては、かの美食・陶芸家の北大路魯山人も言葉として残しています。

「肉厚のすみいかやアオリイカが認められて、やりいか(剣先イカ)はやすっぽく扱われているが、新しくさえあればやりいかほど小味で、微妙な美味しさをもったものはないのである。生きているヤリイカの皮を剥いで刺身として食う美味は、すみいかやアオリイカの刺身の比ではないのである。しかし、知る人の少ないのは惜しい。・・・・・」

イカは魚類ではありません。むしろ貝類に近い性質の生物です。

余談〉魚のように、熟成する酵素を体内に持っていませんので、(寝かして熟成させたと言っている熟成屋さんの論理は、論理不足です。)旨味が増すということはありませんし、脂質がほとんどありませんので、魚のような「脂がのった」というわかりやすい表現もあたりません。旨味成分もイノシン酸とは別の、様々な旨味が複合して味わいの素が存在します。

アシもはやく、その旨味の強さゆえに、鮮度が落ちれば、匂いも強くなり腐敗臭に変わる速さも魚より速いです。

なので、鮮度の良い状態のイカを、どう扱うかが肝となります。

〈余談〉その点で、須佐の一本釣り船団の漁師達は意識が違います。直接お客様と接触する機会が多いからです。良いものを渡してあげようという気持ちは、相手が見えることから生まれるからです。直売市などで、おしゃべりするお客様に触れ、又、当店などのような事業者と直接取引することで、お客様の様子がわかるからです。

一本釣りというまさに素材を生かす漁法で、とった活イカとは、そんなイカの扱いの上でも最上の状態であると言えます。

剣先イカの鮮度の目安

生鮮の剣先イカの鮮度の良し悪しを見る簡単な方法は、「皮の色」と、「皮がきれいに残っているか」どうかです。

皮を通して、透明感が残っており、小さな赤や青色の色素細胞が点滅しているように見て取れる。明るく輝いているのは虹色素胞(にじしきそほう)というもので、これが、輝いていると鮮度感をわかりやすく感じることができます。透明→赤→白→乳白色という感じの色味の変遷で、鮮度を判断します。

又、剣先イカの皮は、非常に繊細で、ずり剥けやすいのです。スルメイカなどは、逆にゴワゴワするくらい強力な強さもありますが、剣先イカの皮の弱さは、釣り方やその後の扱いで、破れやすさに繋がり、身へのダメージにもつながります。綺麗に皮が残っているというのは、良い釣り方をしたことと、扱いの良さにも繋がる前提条件のようなものなのです。(スーパーなどで皮が剥いてあるのは、皮が破れ、見た目も悪く、鮮度感の悪いのがばれてしまうからです。)

ほろ酔い干しは、剣先イカを皮や耳(エンペラ)の部分を付けたまま(皮を綺麗に残したまま)干しあげる一夜干しのため、そもそも、鮮度の良い + 皮が綺麗に残っている原材料を使用しているのです。

2.一夜干しの製法が凄い(違う)!

温度が上がるとき、素材の中にある水分は、外へ揮発するように動きます。
逆に下がるときは、素材の中の水分は、素材の中に戻ろうと働きます。
その温度帯をコントロールしつつ、上下を繰り返すことで、
素材の中からしっとりと、水分を揮発させるという、独特の低温乾燥法で造ります。
通常、一般的な一夜干しの製造では、機械乾燥や天日(回転)乾燥などでも、
素材の外側(表面)に風が当たり、表面からどんどん乾燥させます。
なので、表面は過乾燥状態、中は生に近い状態という、水分の偏りがありますが。

 

その点、ほろ酔い干しを作るときの低温乾燥法では、
その水分の偏りがなく、
素材の中心部からもしっとりと水分を減らした状態の仕上がりとなり、
焼いた後などの柔らかさ・しっとり感に違いが出てきます。

 

更に、仕上げに、
日本酒(地元の銘酒「東洋美人・純米大吟醸」を使用)を塗布して干しあげることで、
焼いたときの芳醇さ独特な柔らかさが秀逸な一夜干しになっています。
お酒の効果を優しく残すことから、
当店独自のこの商品製法を「ほろ酔い干し」と呼んでいます。

 

皮つきの剣先イカで、ほろ酔い干しで仕立てた、
剣先イカのポテンシャルを最大限に生かした、最高峰のイカの一夜干し、
梅乃葉オリジナル商品です。

 

 

3.北大路魯山人風の調理法が凄い(違う)!

北大路魯山人が残した調理法の一つで、
炭火で失敗しない一大秘訣として、この方法があります。
大変、理にかなっており、実際、その効果も抜群なこの方法。
更にそれに創意工夫をして現在も、活イカのオプションとして提供しているのが、
炭火コンロの「炙り蒸し」です。

なんのことはない、炭火の上で、蓋をするだけです。(笑)
ただ、これがやろうと思うと、色々難しいのですがw、
バーベキューでは、そんな道具ありますよね。

 

梅乃葉では、お客様自身が、炭火コンロでイカを焼くオプションサービスを
もともとしていましたが、蓋を用意する前は、大きめのアルミカップを用意して、
同じ効果を狙ってやっていました。(覚えている方もいるかな?)

 

なぜ、この方法が良いのか?
ずばり、
早く火が入ることで、無駄に水分を飛ばさせず、無駄に焦がさせない。
覆われることで、適度な湿度感が、素材の表面にしっとりと水分を残し、
やはり、無駄に焦がさせない。
下側の炭火の遠赤外線で炙りつつ、
上部蓋からの輻射熱や、覆われた熱い熱気で、蒸されます。

 

平たく言えば、ご家庭の魚焼きグリルやスチームオーブン的な空間ですね。
それが、炭火の力で、素早く焼けますので、手軽です。
更に、梅乃葉の炙り蒸しが凄いのは、日本酒の力を足しているからです。
活イカの提供時のオプションの時は、
日本酒そのものをお出しして、ちょっと浸したイカの身を炙り蒸しにして頂きます。
日本酒の効果は絶大で、すぐにその芳醇さが、鼻こうをくすぐり、
イカの身はぷりっと柔らかく炙り蒸しされます。

ほろ酔い干しは、既に日本酒が沁み込んでいるので、

炙り蒸しするだけで、同じ効果が得られます。

<余談>生のイカを炙り蒸しするのと、一夜干しを炙り蒸しするのとどう違うのか?ということを、以前、お客様に食べ比べをして頂いてアンケート集計したことがあります。どちらが美味しいというより、好みの差で分かれますが、6割以上の方が、一夜干しの方が、香ばしさと旨味の強さがある支持され、生のイカを支持された方は、ぷりぷり感(水分の多さからくる違い)が良いとされました。

なかなかご家庭でも、やれそうでやれないこの炭火コンロの炙り蒸し、

もし、ご家庭でやる場合は、炭火のある方がそうお考えでしょうから、
蓋ができるものを、ご用意ください。ステンレスのボウルでも良いのですが、
扱いづらく、火傷にご注意ください。

 

簡易的には、魚焼きグリルで上等です。是非!

 

 

しかし、相変わらず、読む気の失せる長文だな。。。。スミマセン

過去最悪の異常不漁!!・・・さて、どうしようかな。

市場価格6倍以上~!?

現在、活イカより、市場で競られる死んだイカ(鮮イカ)のほうが高い値がついています。。。(・_・;)

もはや、異常な海の状態ですが。

イカの不漁もここまで来ると、しゃれになりませんね。

梅乃葉のメニューも、そろそろ、提供不可なものが出てきました。

活イカは、もちろん、獲れなければ提供できませんが、

鮮イカ(市場に出される箱詰めのイカ)として仕入れていたイカが、高騰しており、

(回復するまで、しのごうと思って、それでも無理して、仕入れていましたが)

 

そもそも、それさえも、入らない状況になってきました。

ガーン!ですよ。(←どころじゃない)

 

お盆あたりから、下降気味になってきましたが、

よもや、ここまでか!?という感じです。

 

常日頃、5-6年も経てば、こんな感じだろうと、思っていた資源減少の姿が、

まさか、今目の前にきてしまいました。(早いよ!)

※といっても、今期中には、ある程度回復はするとは思いますが。

 

というわけで、

5-6年後に想定していたことを早めてゆかねばなりません。

(いや、急には無理ですが。)

 

本日も、つい先日放映されたBS朝日の番組を見られた方々が、

たくさん来られましたが、活イカがないというショックの中、

又、リベンジを期して帰られていかれました。

秋の連休です。

本来なら、剣先イカはバンバン獲れているときです。

皆様が、全員ネットを見られるわけじゃありませんし、

電話で、入荷状況を確認して来るわけじゃありませんので、

状況確認できないで来店されます。

申し訳ない思いです。

 

その時期、折々そのものを楽しんで頂けるファンづくり。

 

当店の使命としては、地元の須佐男命いか・剣先イカをより楽しんで頂くために、こだわっていますが、

2・3月ころは、剣先イカが獲れないため、ヤリイカ(ささいか)をお出しすることもあります。

同様に、この度も、今手に入れられる、別のイカ(スルメイカ)を限定的にお出ししてゆくことに、

いたします。(時期は未定ですが、状況によっては、近日になるかもしれません。)

 

こういう時期に、いつも思うのは、別のイカで料理をすると、より、違いがわかって面白いと言う点があります。

まずいんじゃなくて、色々、違うのです。それぞれの食感、旨味、甘みなど。

 

おつきあいさせて頂いている、「東洋美人」の澄川社長と、

以前、お話したときにお互いに共感を得た話だったのですが、

澄川酒造社長と梅乃葉社長

ものづくりをしていて、自然のものを原料にしていれば、当然、味の違いや、良し悪しなども出てきます。

(もちろん、常に、過去よりも、より美味しく、つくってゆこうとする姿勢は変わらない前提でです。)

 

そんな中で、今年のお酒は昨年と比べてこうだったね。一昨年はこうだったね。

といった会話があるように、

イカも、何月ころのイカは、身がこうだったよね。あの別のイカの時は、こうだったよね。

と、折々の時期、品種の良し悪しや味の違いそのものを楽しんでいただきたい。

そんなファンづくりをやっている。

というお話だったのです。

 

澄川社長がやられている、「東洋美人」のファンのためのものづくりがあるように、

梅乃葉が今までしてきたのは、

良いときも悪いときも、「イカ」を好きでいてくれるファンのためのお店作りです。

 

今、そんな素敵なお客様に、支えられています。

「不漁なんですよ」

と、こちらが言うと、来店タイミングを改める方も多いのですが、

「いや、活イカだけが食べたいわけじゃないから」とか、

「いやいや、梅乃葉の丼が食べたいんだよ!」とか、

お帰り時には、笑顔で又の来店を語られてゆかれます。

私の、長々しい「イカうんちく」も、ニコニコして聞いてくれます。(それは、すみません。)

ありがたいですね。(感謝!)

 

本当に、お店をしていて、良かった~って思う嬉しいときって、

食べて頂いた後の「ごちそうさま」や「ありがとう」といった笑顔も、もちろんですが、

お店が、不本意な状況で困っている時に、斜め上の笑顔で、

さらっと、声をかけて頂く時ですね。

 

しびれます。

 

胸が熱くなります。

 

必ず、この方々のために、

喜んでいただけるお店に成長させて頂こうと、

何度も思わさせられます。

 

 

ないものはない。

ない時に、どんなことを提供して差し上げられるかも、

お店の力であり、魅力です。

イカ屋らしく、梅乃葉らしく在りたいと思っています。

 

素敵なお客様のために、

5年後程度に想定していたお店のイメージを、

前倒しに進化させてゆきます!

宜しくお願い致します。

 

 

本年直近からも、随時、改定が続きます。

人手不足、イカ不足を乗り越えて!

BS朝日の放送を経て、再来週9月23日には、NHKでの全国放送などが、

再放送を含めれば、年内、何度も放送されます。

正直、イカの回復は、いつになるかわかりませんが、入荷状況をご確認ください。

 

10月には、消費税増税があります。

価格改定

このタイミングで、昨年より検討していた、価格改定を同時に行いますので、

(メニューを何度も刷るようになるので、同時にさせて頂くという意図です。)

ご注意ください。事前に告知できるようにいたしますが、

現在、トラブル続きで、まだまだ、準備ができておりません。

キャッシュレスの受け皿拡大と、

「梅食うポン」&「LINE@」の現金会員サービス化

キャッシュレスの受け皿を広げます。

現在、d払いも増えました。PAYPAYも近日中に増えます。

 

しかし、正直、これらは、お客様の利便性を上げるためのサービス提供であると同時に、

決済会社に、手数料をお店側は取られます。

 

お店側からすると、キャッシュレス決済のサービス提供をしておきながら、

更に、割引(手数料分の)までしているようなものです。(それもお客様ご自身にでない会社にです)

(現在は、キャンペーンなどで、取られないところもありますが、一時的です)

 

なので、当店の会員サービス、「梅食うポン」「LINE@」による、食後のドリンク1杯サービスや、

活イカ料理の200円割引といったサービスは、現金払いの方のみとさせていただくことにします。

※ドリンクサービスも、キャッシュレス決済ご利用のお客様は、

対象外となり、普通のドリンクの値段をお支払い頂く形です。

 

来店ポイント各ステージ達成時の、プレゼントまでありますので、

はっきり言いますと、現金払いのほうが、完全にお得です。

 

 

営業日・休日の改定

これは、ご迷惑にならないように、告知してゆきますが、

現在、定休日を毎月5日と毎週水曜日としていますが、

これを変更する予定(検討しております)です。

お休みを増やす方向になると思います。

本年年末及び年始のお休み・営業も、例年とは違う予定です。

又、来年のGWやお盆の営業予定も変わってきます。

 

これらに関しては、重々早めに告知して参りますので、

ご注意ください。

 

営業時間の変更

こちらも、ご迷惑にならないように、告知してまいりますが、

実質は、あまり変わらないのですが、

11時オープンは変わりません。

 

15時までという表現を、厳密にしまして、

平日は、14時45分ラストオーダー

土日祝日は、14時半ラストオーダー

という形に変わってゆきます。

※すでに、実際の案内ではこのようにしております。

 

改めて、告知してゆきますので、

ご注意ください。

 

注文システム(OES)導入による、サービスの遅延

平たく言うと、注文を取るのを紙の伝票から機械に変えるのですが、

スタッフが、覚えるのが大変なんで、覚えるまでは、寛大な生温かい目で見てやってください

しかし、このシステム導入ですが、本来、9月には導入予定でしたが、

トラブルも有り、かなり遅くなります。

年末か年明けかわかりませんが、今後、変わる時には、よろしくお願いいたします。

 

今年はおせちをやるぞ!

と、意気込んでいます。(おせちを停止してからはや5・6年以上経ってますね。。。)

 

ただ、お重のフルセットではなく、単品限定惣菜の数品を通販でという形で準備しています。

イカの不漁もあり、影響を受けるかもしれませんので、

改めて、告知いたします。

その折は、ぜひ、ご利用・ご検討お願いいたします。

 

などなど、

正式な告知は、お店のインフォメーションで出します。

店頭でも告知してゆきます。

 

こんなことをやってゆきますよという

あくまで、今の時点での想定イメージということで、

よろしくお願いします。

 

以上、

これら、改定は、お客様に直接影響するものばかりですので、

告知をしながら、行ってまいります。

お客様とともに、より時代や状況にあった梅乃葉の在り方に進化するために、

行うものです。ご理解の程、宜しくお願い致します。

 

不漁で困ってはいるけど、

お客様に支えられて、嬉しいやら、

逆に、この状況にメラメラ、やる気を出している店長でした。