22年間封印していたイカ刺し「剣先イカ霜造り」の提供始まる。

4月からのメニュー刷新を機に

4月からのメニュー改定を機に、新たな「イカ刺し」メニューが入る事になりました。当店が活イカを提供し始めて以来、頑なに提供を拒んできた「イカ刺し」を、自信を持って解禁するメニュー「剣先イカ霜造り」です。

「楽しさ増量作戦期間」終了

11月から3月までは、天候による悪路の影響や活イカがないであろうというイメージもあって、活イカも含め多くのメニューラインナップを用意し、「楽しさ増量作戦期間」としていましたが、4月からは、一旦、季節のメニューを中心にメニュー数が減ります。

又、ご高評を得ていた剣先イカ一夜干し「ほろ酔い干し」の炭火コンロの無料サービスも、一旦、通常通りに戻ります。(炭火オプション価格370円(税込))

沢山の方に楽しんで頂き、当店の「ほろ酔い干し」&「北大路魯山人風炙り蒸し」の味わいを知って頂けてうれしい限りです。(もちろん、今後も提供し続けます!)

「活イカ」漁を取り巻く状況の変化【背景】

スルメイカの漁獲制限についてニュース報道がありました。ケンサキイカには制限は出ていませんが、漁獲量は同様にどんどん減ってきています。

出典:令和 4(2022)年度ケンサキイカ日本海・東シナ海系群の資源評価(水産研究・教育機構 水産資源研究所 水産資源研究センター)

活イカ漁となるともっと顕著でして、生きたまま漁獲するため、ほぼほぼ、小型船となり、波がちょっと荒れれば出港できず、漁獲割合も更に減ります。

そこにきて、異常不漁などが頻繁に起こるようになっており、もう、海洋生態系の変化は著しく、漁獲漁場(水揚げエリア)の移動なども近年は珍しくありません。

ケンサキイカの漁獲地域も年々北上しており、北陸から東北まで上がってきてきて、スルメイカの漁獲制限の影響もあり、現在、ヤリイカ・ケンサキイカの市場価格が高騰し始めています。

当店が22年前に活イカを提供し始めた頃とは全く状況が変わっているということです。

一周回って辿り着いた技術

なぜ拒むんだ??

活イカの入荷がない日というのは、天候の影響や漁の不調、単純な売り切れ、などなど、生き物ですから当たり前なんですが、20年以上昔から普通に存在するんです。

ですが、そんなことはお客様にとってはわかりにくいことですので、「あるのが当たり前」という前提でいらっしゃる方が大半でした。

そして、極一定数の方からこう言われるのです。

「活イカがないなら、普通のイカ刺しとかないのか!?」

「なんでもいいから、冷凍したイカ刺しとかはないのか!?」

・・・・・・(^^;)。。。。。

最近こそ、少なくなりましたが、以前は、結構な頻度で要求されました。

もう、ここまでくると、それを提供したとして、残る印象や人づたえに「梅乃葉でイカを食べた」=「須佐男命いか(活イカ)ってことかな」=「普通のイカ刺しだった。たいしたことなかった」と感想を言うであろうことは想像に難くないと思いましたので、活イカ以外のイカ刺しは、お店では一切提供しないようにしていました。

「須佐男命いか」という地域ブランドを立ち上げ、一生懸命になっている漁師たちが、「このイカの味を伝えて欲しい」(活イカの魅力を伝えて欲しい)という気持ちからすると、当時の私としたら、活イカの価値を誤認させるような料理を出すべきではないと判断したからです。

又、生鮮で水揚げされるイカというのは、当然、季節や天候・漁によって、価格や身質が違い、安定した素材品質や価格でないことに加え、冷凍保存技術というのも一般的な機器でしたので、高い商品性を担保できないという背景もありました。

22年のキャリアと技術革新と素敵なお客様

近年は漁獲の低迷・資源の枯渇・異常不漁に悩まされていますが、とうとう、昨年は、1年のうちの約半分の6ヶ月間は活イカの入荷がないという事態となり、お客様に随分御迷惑をおかけしました。

ある時、色々なことがきっかけで、ふと、拒み続けていたイカ刺しの提供品質を飛躍的に上げられる技術・設備・仕入ルートをすでに持っており、そして当時配慮していた「お客様の誤認」というのが、実はすでにしにくい背景・環境ができていることに遅ればせながら気がついたのです。(本当に一周回ってという感じで今更なんですが。。。)

特に、誤認しにくい背景・環境とは、当店をご愛顧くださる多くの素敵なお客様によって作られてきた「活イカってこうだよね」という「仕入」や「季節・天候」による影響を含めた価値の常識が広く広がっていったという背景・環境のことでして、これは、本当に感謝しかありません。

「剣先イカ霜造り」がすごい理由

【アジア風オプション】
【サラダ風オプション】
イカの天プラ付きの定食

梅乃葉が満を持して提供を開始するイカ刺し料理です。

「活イカ」(須佐男命いか)というのが、剣先イカの希少性や生きているイカの身質(透明感・踊り食い・食感など)を楽しむ感動・エンターテイメントだとすると、

「霜造り」は、剣先イカの味わいに重きを置いたイカ刺しの深み・広がりを楽しむ料理です。

※当店身内やスタッフは、活イカよりこちらの霜造りの方が好きという意見もあります。

【素材】剣先イカ霜造りは、常に最良の剣先イカの身を提供いたします。

霜造りに使用する剣先イカは、生鮮市場で水揚げされる上質な状態の剣先イカを仕入れ、細胞を破壊しないまま急速冷凍させる3Dフリーザーによって冷却し、マイナス60℃の超低温冷凍保存した身を使用します。そのため、季節や天候・旬の移ろいに影響を受けることなく、最良の剣先イカをいつでも提供でき楽しんでいただくことができます。

【選べる食べ方】&無料オプション

無料オプションという形で、2つのプラスアルファの食べ方を提案しております。味に重きを置くイカの食べ方ならではのバリエーションをお楽しみください。

①サラダ風オプション

梅乃葉オリジナルの「はちみつゆずポン酢」と「夏みかんとお米のトロトロ発酵ソース」をお付けし、あしらいに野菜サラダを添えております。霜造りのイカと野菜をサラダ風に楽しんで頂けます。

②アジア風オプション

無国籍料理界のレジェンド「熊谷喜八」氏のご指導で生まれた梅乃葉オリジナル調味料「葱だれ」をお付けし、あしらいに白髪ネギを添えております。霜造りのイカと葱を和えて頂き、韓国風・エスニックなマリネを楽しんで頂けます。

◎基本の調味料とあしらい

オプションではなく、必ずお付けしている調味料・あしらいとして、

  • 醤油「萩の地醤油」:※九州山口独特の甘みのある醤油です。イカとの相性の良い醤油です。オススメはしませんし表記もしていませんが、どうしてもという場合は小豆島産濃い口の本醸造醤油をお出しできます。(ただし、味わってもらいたい味ではありません)
  • 萩の塩:地元萩市で作られる天然の海塩です。
  • 山葵&生姜&レモン:山葵(わさび)しょうゆも良いのですが、やはりイカには生姜(しょうが)があいます。醤油だけでなく、塩と生姜で(お好みでレモン)召し上がるのもオススメいたします。

※他にも食べ方提案はあるのですが、やり過ぎ感があるのでやめておきます。

【剣先イカ専門店ならではの細工】

霜造りの名前の通り、イカの身を熱湯にくぐらし、氷水で冷ますという霜降りをしております。

これは昔からある技法で、食感を良くし、加熱した部位の旨味を活性化させる技法です。(そのやり方にもイカ屋ならではのツボがあります。)

更に、こまかく・多めにスリット(切れ目・隠し包丁)を入れており、イカ刺し自体も、細めに切っております。

イカに切れ目を入れたり、刺し身に切れ目を入れたりと、一般的によくある技法ですが、意図によって、多少の違いが出てきます。

活イカは、活イカならではの食感を楽しんでいただくために最適なスリットと切幅にしていますし、何より透明感を楽しんでいただくために早く提供することが必須なため、細工に時間をかけることはできません。

ですが、霜造りは剣先イカの美味しさを堪能してもらうために、舌の上にあたる面積を増やし、旨味を感じやすくさせるバランスを意図して、霜降りにて張りのある身でありながら、口の中で旨味が広がるイカ刺しを楽しめるようにしています。

これを、イカの胴(筒の部分)だけでなく、旨味の濃い「頭」「下足」「エンペラ・耳」といった部位も同様に細工し、盛り付けております。

こういった技法を駆使し、剣先イカに最適なバランスの細工で、天候に左右されず最良の素材でいつでも提供できるというのが、こんなに田舎の小さな飲食店でありながら可能にしてしまうのが梅乃葉のポテンシャルであること、

そして、懸念されていた活イカの価値を誤認させてしまう背景が変わっていることに、22年かけて一周回って気が付きました。気づくのが遅いんですが(←ホントそれな)

 

ぜひ、活イカ共々霜造りもお楽しみ頂き、ご愛顧いただければ幸いです。

2025年の挑戦について

公式インフォメーションと被る内容が多いのですが、補足と新年の備忘録として綴ります。https://umenoha.ume8.jp/2025/01/9735/

明けましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いいたします。

本年も、変わらず皆様のご愛顧に感謝しつつ、ただひたすらに喜んでいただけるよう精進いたします。

本年も様々な取り組みに向けて挑戦してゆこうと思っています。ですが、思うように進まないかもしれません。

それでも、ご愛顧いただいているお客様に頼りながら、ご理解をいただきながら、そして、楽しんでいただきながら、この厳しいご時世を生き抜いてゆこうと思っております。

ホームページ改修いたしました。

随分と、不具合も多かった当店のホームページをようやく改修いたしました。

デザイン的には、変えておりませんが、多くのバグが発生し(バックグラウンドでは、もう、手に負えない状況に陥っていました)、見づらいページも多々ありましたので、手直しして頂きました。

今更ですが、スマホやタブレットで見る方が大半ですので、改めて、そうしたモバイルファーストへの改善もありました。(バグのせいで、対応自体できなかったのです。)

改修するに当たり、本来の皆様へのメッセージや伝えなければならないことを整理する機会にもなり、反省も多く、今後の情報発信に努めたいと思います。

現在、梅乃葉の情報発信メディアとしては以下のようになっています。

  1. 公式ホームページ:https://umenoha.ume8.jp/news/インフォメーション
  2. Instagram:https://www.instagram.com/umenoha/新メニューなど料理中心 
  3. Facebook:https://www.facebook.com/umenoha instagram&インフォメーションの転載が中心
  4. Youtube:https://www.youtube.com/@umenoha62354/videos 動画上げてます。
  5. 店長blog:https://umenoha.ume8.jp/blog/  ←今ここです。
  6. LINE公式:https://lin.ee/kqcJMfG  LINE独自の特典あります。
  7. 2025年 店長noteスタート予定!!

最新情報をLINEで配信中!LINE限定のお得な情報をチェックしてください。
以下のリンクから公式アカウントを友だち追加できます。
友だち追加

LINEメッセージ配信スタートします。

昨年末に1回目を配信しましたが、LINE登録されている方(もしくは、入店時にLINEを利用された方)に今までやってこなかったLINEでのメッセージ配信を行っています。

ただ、11月~3月までの期間で、山口県広島県島根県在住の方を想定していまして、この時期だからこそ楽しめるメニューを紹介したいのと、オトクなクーポンなどをお付けしたいと思っています。

是非、未登録の方は友だち登録を!

又、SNSでのフォローと、投稿への「いいね」お願いします!
※励みになりますm(__)m

 

 

活イカ漁について

昨年9月末からの活イカの異常不漁が継続しており、皆様にはご不便・ご心配をおかけしております。

剣先イカのシーズンとしては今季はほぼ終了となりましたが、春のヤリイカの入荷に今後は注目しております。入荷は例によって当日の朝の確認となりますが、海(イカ釣り)の回復を期待したいと思います。

漁獲自体、年々加速度的に減少しており、今後も、不漁で入荷が滞ることも多々あろうかと思います。そうなってきた場合は、その状況に応じたサービスの形を模索してゆきたいと思います。希少になってゆく生鮮の海鮮素材は大変多くなってきています。

そんな時に、活イカの楽しみ方、剣先イカ料理の楽しみ方を多くの方に伝えておくことが、当店の使命です。漁業の市場では、大手小売業者(イオンを筆頭に)や、その納入卸業者(仲買い)が、市場の健全化を狂わせています。通常なら、希少になれば魚価は上がるものですが、そういった業界の慣例が、妨げています。それは、漁師が食っていけなくなり、担い手が減り、後継者が去り、生産者自体がいなくなってゆきます。(他の魚種ではすでに起こっています)

少なくなっても、その価値が高ければ、高値でも消費者が支持をし、生産者がやっていける市場の健全化につながると思っています。

口福の馳走屋 梅乃葉の原点

pdf最近のメニューブックでご覧になられた方もおられると思いますが、メニューの1ページ目に、当店の想いを創業時を支えた祖母の写真とともに掲載させていただいております。

メニュー(PDF)はこちら!2024年12月23日 改訂版

 

いつも頑張るあなたに、ちょっと贅沢なひとときを。

ここでしか味わえない口福の馳走で

ワクワクと満たされる時間を提供します!

梅乃葉の創業

馬喰の休憩所兼料理屋として切り盛りして繁盛させていた祖父と祖母が、お家騒動で追い出され、何にもないところから小さな食堂と水産製造加工・販売を始めたのが、当店の創業です。

梅乃葉初代
祖母です。

地元の魚介類の干物や惣菜を行商に出たり、小さな食堂(当時は「福梅」という屋号)で麺類や様々なおかずを提供しながらコツコツと営んでいたそうです。今でも昔を思い出し「福梅さん」と呼ばれる方もいらっしゃいます。当時「利用していたよっ」て話をされる方もいて、祖母が笑顔で切り盛りしていたことが容易に想像できる当時のお店の姿を聞けます。

地元の魚介類や、食べに来る方が喜んで食事をしてくれるように仕入れや行商に奔走し料理を提供する。まさに馳走奔走です。

それからお店は移転し、2代目によって現在の地「須佐」で根を張り、礎を築き、3代目によって、漁師との出会いから「活イカ」や「活ウニ」「のどぐろ」などを提供し始めました。おかげさまで、イカでは多くの方に知っていただけるようになり、活ウニやのどぐろでもファンの方がいらっしゃって、やりがいのある仕事をさせて頂けています。

食堂百名店

そんな奔走と挑戦を繰り返しているさなかに、昨年は食べログから全国の食堂百名店に選ばれたのは、亡き祖父祖母に喜んで頂けたのではないかと思っています。

振り返ると、「口福の馳走で喜んでいただく」という想いは、創業から変わらぬ不変の柱で、その折々に奔走して仕入れる素材は、店主と地域との出会いから生まれており、今後も、そうやって増えたり・変わったりしながらも、その時に求められる食のスタイルで提供してゆくのが、梅乃葉だと思っております。

今後の挑戦

新たな地域の素材と生産者

須佐のイカ漁師との出会いによって始まった梅乃葉のイカ料理は、多くの方に活イカの楽しみ方や剣先イカの味わいを楽しんで頂けています。今後、水揚げが少なくなってゆこうとも、この「須佐男命いか」の味を伝えてゆくことは使命として続けてゆきますが、入荷のない日も多くなってきます。

活イカと出会って取り組んできたように、今でも、地域の様々な生産者との出会いや、様々な素材との出会いがあります。

当地だからこそ、ちょっと奔走すれば手に入る素材、プロフェッショナルな生産者、「山口県」「萩市」「須佐」「日本海・山陰」という地域的な御縁から生まれた食のワクワクを料理を通して提供してゆきたいと思います。中には、「海鮮」だけではなく「野菜」や「果物」や「肉」もあります。

例えば、通常営業ではお出ししていないメニューや素材というのは、結構ありまして、理由は様々ですが、例えば、JR西日本の「トワイライトエクスプレス瑞風」の献立で使用している素材は、よりすぐりの素材ではありますが、手に入りづらい素材であったり、賞味期限が短い逸品であったりと様々です。

又、会席料理や仕出しなどといった料理では使用している優れた地の素材というのもあり、こういった素材を、今後は通常のお店でもメニューとしてご提案してゆけるようにと考えています。

現在、11月~3月はこの時期だからこそ楽しめる季節限定メニューがどんどん、増えております。本年は、この期間以降も、どんな料理だったら、楽しんでいただけるだろうと、様々な地の素材で挑戦させていただこうと思います。皆様のあたたかいご支援をよろしくお願いいたします。もちろん、今までのメニューが好みの方は、是非、引き続き、ご愛顧のほどよろしくお願いいたします。

専門店として

今は、「剣先イカ専門店」という尖った看板も掲げております。でも、「活ウニ専門店」や「のどぐろ専門店」「海鮮スープカレー専門店」なども本当は掲げたいんです。(節操がないですが。。。)そのくらい専門店並みのこだわりと研鑽を重ねて、1つ1つのメニューを吟味してメニュー開発してきています。

ただ逆に、今後仕入れがままならないがために、「いつ行ってもあるんじゃないの?」「入荷がないとすべての料理がないんでしょ?」といった様々な誤解の種になっている懸念もあり、そのうち、この当店を表す表現は変わるかもしれませんが、ご理解の程よろしくお願いいたします。

予約の扱いに関して

梅乃葉では、お席の予約はお受けしておりません

(活イカの取り置きはございます。)

飲食店としては、本来、予約というのは欲しいのです。(どのくらいの方が今日来られるのかわからなければ、準備の仕方が変わるからです。)

当店も本当は予約を受けられるのなら、そうしたいのですが田舎特有の致命的なハンデもあり、トラブルの種になり、結果的にお客様にご迷惑がかかるため、お受けすることはできないのです。

予約が困難な理由

時間通りに来ない。来られない。

》お店が田舎にあるため、距離感がわからず間に合わなくなる方、通り過ぎてしまう方、道中携帯電話が繋がらず連絡ができない方などいらっしゃいます。

》往々にして予約をした方は、安心感からか遅れる方が一定数いらっしゃいます。しかも、そういう方のほうが、遅れても即入店を要求されることが多く、ルールを決めても意味がない状況に陥ります。

※交通事情やご自身に起因しない要因で、時間通りに来られない不可抗力と言えるケースももちろんあります。

※ベテランの旅行会社の団体ツアーですら、時間通りに到着しないケースも多いです。

故に繁忙期は特に、2時間3時間という待ち時間は、流石に、なんとかしたいというのが、近年の課題として解決できずにいます。

ファストパスの発行(案)

しかし、将来的には、予約というのを部分的に受け入れてゆきたいと思っており、その段階的・試験的な取り組みとして、「ファストパス」の発行を検討しています。(お席の事前予約もしくは入店優先券)

同時に、関連して「食事券」の発行も検討しております。

これは、なんのためかというと、当店に来店されるお客様の中には、お孫さんであろう若者が祖父・祖母らしきお連れ様と来られ、ご馳走してあげていたり、美味しいものをご馳走してあげたい方と一緒にご来店されたりというケースなど、状況は違えど割といらっしゃいます。

自分たちだけの食事なら自分たちの意思なので待つのはまあ諦めるけど、お客様やご馳走してあげたい方に待たせるのは嫌だなというケースを前提に、まずは、こういった時に使っていただけるシステムを用意できないかと考え現在準備を進めています。

もちろん、ルールの範囲で、自分利用の方でも利用して頂いて構わないのですが、(この手の優遇システムを用意すると逆手に取って都合の良い使い方に自己解釈変換し、煽られる方もいますので)現在、様々なケースを想定しながら、使用基準を作成しております。

ファストパスは有料です。ただ、一定の食事券購入で無料~割引されるシステムで想定しています。

近日、ご案内できるよう、準備しております。

よろしくお願いいたします。

 

長々と、本年の思いを綴りましたが、

皆様とお店でお会いできることを切に願っております。

口福の馳走で、是非、楽しい時間を過ごしてください。

本年も、よろしくお願いいたします。

 

 

日本の食堂百名店2024年認定!

食べログ日本の食堂百名店2024年版に認定されてたようです。


ありがたいです。

お客様から推挙いただき、評価して頂けたそのお気持ちそのものに、心より感謝申し上げます。

活イカ異常不漁。。。

楽しんで頂きたい気持ちとは裏腹に、日々、天候も変われば、イカの釣果も不安定で、2024年9月26日を最後に、もうそろそろ活イカの入荷がない状態が2ヶ月経ちます。

この時期にこの状態は、そりゃあもう異常不漁でして、過去にないくらいひどい状況です。他の魚介類の水揚げ状況も例年の動きなど参考にならないくらいでして、萩沖でも沖縄の魚が取れたり、普段釣れない地域で大量に釣れたりと、日本近海の海の状況は、激動の予測不能状況です。

とは言え、イカに関して言えば、イカの水揚げが激減し始めたのは、ずっと前からのことですし、当時から活イカ以外の料理の魅力を提供し発信してきましたが、どうにも、「活イカ」を強烈にPRしてきた今までの影響は大きすぎ、

「活イカの入荷がない」=「全ての料理が提供できない」

という印象をお持ちの方が本当に多く、「じゃあ、お休みなの?」と聞いてくる方もいます。今までも一定数おられました。

反省しております。

正直、びっくりしながらも、PRの在り方をちょっと反省しております。(すみません)

自然に左右される天然自然の生きた素材を扱っていても、季節が時化の多い時期であっても、台風が接近していても、梅乃葉に活イカを食べに行こうと思い立ったお客様にとっては、それらはあまり考慮すべきことではなく、行けばあると信じて、電話もせず、WEBも見ず、来られる時は来られます。

そして、活イカの入荷がないと入口で見るやいなや、怒る方もいます。「イカの入荷がないのだから他に食べるものはない」と思ったのかもしれませんが、踵を返し、他所へ行かれる方もいます。

つらつら思うのですが、

食堂百名店として選出の土台となったいつも来てくださる素敵なお客様の声などは、決して、活イカだけのことで喜ばれてはいないのです。世の中、活イカを提供する店は、まあまあたくさんありますし、もちろん九州にもたくさんありますし、大都市にもありますよね?全て、百名店となってはいないですよね?いや、百名店の基準に、メニューに活イカがあれば選出されるというなら簡単ですが、そうではないですよね。

私は、その当店の良さを感じて、楽しんでくださって、人に紹介したい!教えたい!と思って、百名店に選出してくださったお客様の視点を、PRの中に、入れていなかったんだろうなと、反省したのです。

もちろん、お口に合わないとか、ご自身の想像・期待するイメージと違うとか、スタッフや料理などに不手際があったとか、ご期待に添えず、ご満足頂けないばかりか、お気に召さない印象を残された方もいると思います。(申し訳ございませんでした)

仮に、梅乃葉が提供できるパフォーマンスを全力で提供しても、世の全ての方の嗜好に、梅乃葉の料理やサービスが合うとは思いませんし、受ける印象の良し悪しはバラバラだとも思います。

 

だからこそ、事前にできるだけ、期待しイメージするお店の情報を、考えて発信してゆかねばならないなあって改めて思ったしだいです。

期待に応えられる楽しい時間を、今後も尽力してお作りしてゆきますね。

なかなかお店の経営としてはコロナ以上の困難なのですが、こんなにイカがとれない状況でも、それでも、

「いやあ、俺ってついてる!」

って思ってます!

いつも皆さん、ありがとうございます!

感謝!!

オフシーズンDIY、本年はテラス&ウェイティングスペースです!

毎年恒例DIY

1月~3月は、天候も悪く、活イカの入荷が不安定な時期ということもあって、例年来店されるお客様が少ない時期です。

そんなこの時期に、新商品開発や色々な設備の改修を行うのですが、今年は、いつも、ペット(ワンちゃんなど)とご利用いただいているデッキの屋根の改修と、ウェイティングスペース(屋根付き)の拡張を計画していまして、目下、進んでおります。

いや、お客様の来店が多ければ、この作業は進まないので、作業が進むというのもなんとも悩ましいとこなんですが。。。。まあ、ひまな時にやるべきことですので、そのへんは割り切ってやっちゃいます。

 

もともとは、↑こんな感じからスタートして、徐々に格子を付けたり、雨除けを追加したりと、ツギハギって感じでしたが、上を見上げると・・・・・

トタン1枚を被せているだけでして、雨漏りも結構な箇所しておりました。

めちゃめちゃ寒い中、コロナ時に、外で召し上がって頂いたお客様もいらしゃいました。(その節は、大変申し訳有りませんでした。)

錆びたトタンを最初から取り付けていたんですが、そろそろ、限界に来たようで、破損し、剥がれて飛んでゆきそうになってきましたので、これは、全面改修かなということで、屋根を全部取っ払って、改修です!

下地からの防水シートまでやって、(トタン屋根は変わらず、最後に取り付けです)ウェイティングエリアの拡張を先にやります。

拡張するというのは、駐車場エリア1台分つぶして、ウェイティングエリア(待って頂くスペース)にするというもので、これは大変悩みましたが、用途を鑑みまして、こちらの方が、今後、より大切になると判断しました。

現在、コロナをきっかけに、店内にはウィティングスペースを排除しています。基本的にはお車での順番待ちを推奨し、店外で待って頂くという形になる以上、風雨を避け、暑さ寒さなど天候に影響を受けにくいようにご用意したいという目的です。

 

ざっくり、壁と屋根で遮っちゃいます。なので、こちら側には車は駐められません。

細かい改修はまだまだ続きますが、待っている間が少しでも快適になるように、又、楽しくなるような取り組みをシてゆきたいと思っています。

もちろん、車のほうが快適という方は、お車内でお待ち頂くという方法も今まで通り、有りということで、サービスシステムを修正してゆきたいと思っています。

今、新しい、ウェイティングシステムを導入し、検証しておりますが、それらも踏まえて、梅乃葉の利用時に、お客様が快適になるよう、今後も、シミュレーションを重ね、色々と取り組んでゆくつもりです。

 

改修は、まだまだ続くので、しばらくぶりのご来店時は、印象が変わるかと思いますが、楽しんでください。(DIYの細かいアラはスルーしてくださいね。)