梅乃葉60thAnniversary実は創業60周年!

実は梅乃葉、本年が創業60周年!

昭和25年 創業

「梅乃葉」の前身である「福梅」(ふくうめ)という屋号で、

現在の田万川の江津(えづ)に、

私のじいさん(梅雄)・ばあさん(千葉)がお店(食堂)を構えました。

親父が小学校の頃です。

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昭和44年 立ち退き・移住

国道191号線着工のため、立ち退きにあい、須佐に移住。

役場前に借家を借り(もともとお店をやっていたらしい居抜き物件)、

そこでも「福梅」として食堂を再スタートです。

役場の方によく利用して頂き、食堂としてぼちぼちやっていたそうです。

出前を始めたり、仕出し料理を始めたり、家族全員で精力的にコツコツと働きました。

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昭和63年 梅乃葉オープン

JR須佐駅横の現在の位置に「梅乃葉」(じいさん・ばあさんの名前から)をオープン。

「福梅」から名を変え、場所を変え、再スタート!

時代的にも、立地的にも順風で、物凄いお客様の数と仕事量を、家族全員、体力の限り尽くして働いていました。(私は、まだいませんでしたが。。。)

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ここまでくるのが、親父にとって一つの夢だったようで、その夢は実はじいさんの思いでもありました。

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創業間もない頃、口下手なじいさんは、いりこなどの魚の加工品をリアカーに載せて、

行商に出ても、声を出すことができず、話しかけることが出来ないので、商品は全く売れませんでした。

大きな注文をとっても、競合のお店に出し抜かれ、注文を奪われても、文句も言えない有様。

何をやってもうまくいかず、極貧だったそうです。

その頃から、じいさんの夢は、

「自分で営業しなくても、

お客さんの方から寄って来てくれるお店を持ちたい」

とのことでした。(切実ですね)

親父も、口は達者な方ではない。どちらかと言えば苦手。

じいさんと思いは同じだったようで、排他的な田舎の中でよそ者が商売を始めたとなれば、

風当たりは強く、それは梅乃葉がオープンしてもありましたから、余計に思いは強かったようです。

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平成12年 バカ息子帰郷

梅乃葉外観1988年~2002年
梅乃葉外観1988年~2002年

広島での料理修行から帰ってきた私。

しばらくは地域とお店の理解に努めねばと、せっせと励むが、なんとも問題は山積み。

今、振り返れば、梅乃葉50周年時に自分は戻ってきたんだな~と、感慨深い。

ちょうど、21世紀になったミレニアムの年でもある。


平成14年 活イカを始める

梅乃葉外観2003年~2009年
梅乃葉外観2002年~2009年

ちょっとした店舗改装をしたこの年、忘れもしない改装中のこと、

NHKのテレビ放送生放送のために、一本釣り船団の方と山口市へ。

その行き帰りの車中と帰ってからの打ち上げにて、船団長の熱意に圧倒され、

活イカを何とかしてやってやろうと心に誓ったのを覚えています。

ここから、数年間に及ぶ、活イカとの泣きそうな格闘の日々が始まるのです。

「イカが死んだ」「又、死んだ」「全部死んだ」「イカが共食い始めた」「水槽が真っ黒・・・」「あの・・・今日、団体予約あるんだけど・・・」「なんで?」「おかしい!?」「もう、活イカなんてやめんさい!」(←お袋)「もう無理やで。。。」(←おやじ)「今日も死んだ。。。」「イカが足りない」「冷凍庫が全部イカになってしもうた・・・」・・・・そんなことの繰り返しでした。


今思えば、その失敗が全部今の経験則となって状態を見抜けるようにもなりましたし、

その当時(今もですが)に必死で探し勉強した水生生物の基礎知識と

水槽・循環・ろ過技術などなど・・・もろもろの理論・技術が役に立っています。

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平成15年 お店のホームページ開設

萩ケーブルネットワークが須佐にも敷設され、それを機にホームページ制作を開始。ブログ(当時、楽天ブログでした)もスタート!

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平成22年 60周年記念

今年度は、記念すべき年、年初に様々な計画を立てました。

  • 料理内容を見直し、更に充実させたい!
  • お店の特徴・コンセプトを目に見える形で、店舗リニューアルを!
  • サービスを含むお客様とのコミュニケーションの接点を見直したい!
  • 他、もろもろ・・・

色んな思い・背景がありました。

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さて、60th Anniversaryでの梅乃葉の変化

1つ1つやってみなければわからないようなこともあります。

自分自身積極的に学ばなければならないこともあります。

反省も多い年でした。

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先ずは、1月。炭火

活イカの美味さを堪能するバリエーションを更に広げ、炭火を使った「活イカの浜焼き」をローンチ!

※自分で切って炭火であぶる活イカの楽しみ方に、はまるお客様続出中です。


3月~4月梅乃葉前面改修・リノベーション

梅乃葉前面リノベーション工事!

※様々な問題をクリアにするため、田舎の喫茶店もどき食堂だった佇まいを増改築&デザイン一新。

方向性(コンセプト)を目で見えるようにと、新たにしました。


9月

梅乃葉ホームページスクリーンショット

ホームページリニューアル

※今現在でも、完全に仕上がってはいませんが、

ホームページデザインを刷新しました。

内容を整理し、お客様にもっと分かりやすく、もっと伝えたいことを表現したいと思っています。


イカ型ロボ

10月

イカ型ロボット開発

※お店に来られた記念に、結構、皆様記念撮影をされていらっしゃいます。

そんな旅のスナップに、活イカ屋ならではの思い出となるオブジェがあったら楽しんで頂けるかなと思ったのが、きっかけなんです。

現在、設置場所を改修中です。

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11月

〇〇キャンペーンスタート

※昨年より、ずっと、やりたかった新たなサービスの1つですが、近日、upします。

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12月

冬の一押しメニュー「〇〇」リニューアルスタート!

※季節限定メニューだった、幻?・・でもないけど〇〇がパワーアップして登場予定。

梅乃葉では、以前より評価の高かったメニューですが、とある問題のため、

主力になりきれていませんでした。

このたび、そこを解決し、更に、1年を通して主力級になる料理&サービスにしたい商品です。

とりあえず、今後の予定です。↑

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商売をさせて頂けている感謝

創業から現在まで、じいさん・ばあさん・おやじ・おふくろ他家族全員の他、

パートを含めて、本当によくやってきたと思います。

それ以上に地域の方・生産者の方に支えられてきたこと、

何より、ご利用頂いているお客様においては、

感謝に堪えません。

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この地、この時に、今の梅乃葉が営業させて頂けている感謝を、

日々の勉強と精進で、

価値のあるお店づくりで、

お返ししていこうと思います。

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ありがとうございました。

海峡エリア情報誌TADAda10月号掲載 あざッス!

海峡エリア情報誌TADAda10月号に掲載して頂けました。

関門情報誌TADAda10月号
海峡エリア情報誌TADAda10月号

下関や北九州を含む海峡エリアのタウン情報誌(フリーペーパー)「TADAda(ただだ)」にて、

先月号(スペシャル対談w)に続き、又、掲載して頂けました。

ありがとうございます。

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海峡エリア情報誌TADAda10月号
海峡エリア情報誌TADAda10月号

海峡エリアを超えての取材、本当にありがとうございました。

是非是非、TADAda読者様のお越しをお待ちしております。

イカ型ロボットのボディの色は実は醤油??

イカ型ロボットが来週にはやってくる。

ほぼ完成しているという連絡を受けた。

しかし、もう一息、再加工の手間が入るとの知らせ。

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どうも、製作者様(チューゲン氏)のこだわりで、

武器が気に入らないということで(笑)やり直しをしているらしい。(凄い。)

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最新スナップショットがこれ↓

イカ型ロボットの手
イカ型ロボットの手

錆色がアンティークでもあり、何か、あったかみを感じる。

開発中、つやっつやっの鋼鉄だったはずのパーツが、見事に錆ている。

その辺は、もちろん技によるものなんだけど、

ただ、錆びさせているだけではないのです。

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表面を錆びさせるだけでなく、

溶接し、グラインダーで削り、溶剤で腐食させ、

見事にベース部分からアンティークな仕様に仕上げている。

その技術力には脱帽です。

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イカのボディの出所

イカのメインボディにあたる鉄板というのが、

実は当店がお世話になっている萩市の味噌&醤油メーカーの、

岡田味噌醤油さんの蔵で使われていた鉄板だったというシロモノ。

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この見事な錆色は実は醤油の名残か?っていうくらい年期の入ったものらしい。

で、この鉄板に住み着く麹菌が覚醒して、この色になった・・・・・・・・ような感じの色です。(なんじゃそりゃ)

もう一度、映像にてご確認下さいませ。。。(笑)

http://www.youtube.com/watch?v=hFV4-8WSCMI

もともと、チューゲン氏を紹介してくれたのは、

岡田味噌醤油の若社長なんです。(←この方もちょっと変わった?アーティストです。ww)

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構想を話して、対応できるかを尋ねた時、

太鼓判を押してくれたので、

木工職人であるチューゲン氏に依頼することになったという経緯がありました。

いやあ、さすが、萩の中のネットワークは面白い。

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さてさて、来週の納品が増々楽しみです。

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「見せてもらおうか。連邦のMSの性能とやらを!」 by シャア・アズナブル

「新しき時代のために!」

開発が進む(http://goo.gl/Metm)新型モビルスーツの状況を探りに、南米ジャブロー萩市椿東にある(有)中原木材工業にマッドアングラー隊が向かった。

(有)中原木工所 (画像はHPより拝借)
(有)中原木材工業 (画像はHPより拝借)

以前の打ち合わせでは、作品やアンティークな雑貨が置いてある中原ワールドなインテリア&内装のゲストルームでしたが、

この度は、即現場の工房内です。

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『あれがか……見掛け倒しでなけりゃいいがな』

薄暗い工房内。雑然とした工作機械や廃材・工具の数々。。。。ある意味凄い。

何やら、バックトゥーザフューチャーの博士んちのような、

ガラクタのようでいて、ちゃんと使われているような、全てが意味があるような廃屋にさえ見える。

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開発者「チューゲン」氏を探すがすぐには見当たらなかった。

しばらくして、工房奥の影でうごめく氏があいさつしてくれ、

開発中のMS(モビルスーツ?)を目の当たりに。

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「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

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凄い存在感・・・・・・・・。

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「私にプレッシャーを与える○○とは・・一体?」

よく見ればサイズこそそんなに大きくないのに、

質感とと言おうか、所々に鈍く光る鉄のツヤ、

いかにも動き出しそうな細部のディテールへのこだわり、

どこか、レトロで、10代の頃に上映されていた「ロケッティア」を思わせるフォルム。

MS

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かっこよさげで、どこか愛らしい。

安彦良和というより、宮崎駿風のジブリっぽいMSが、

ジオングのように、足(下足?)のない状態で、

作業台の上に置いてあった。

中原木工所
中原木材工業工房でのロボット開発

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「えぇいっ!連邦のモビルスーツは化け物か!」

新型イカ・モビルスーツ
新型イカ・モビルスーツ。まるでザクやグフを思わすチューブやパーツ。
イカMS開発中
イカMS開発中

「凄い!」

アンティーク?いや、やはりジブリ系か?

見れば見るほど魅力的なボディ。

今にも動き出しそうだ。

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想定より、かなり進化したバージョンになっており、

なぜ、そこまでやれるのかとほとほと感心する。

イカMS

その技術力も脱帽だが、氏の技術屋としてのこだわりと言おうか、哲学を感じた。

本業で製作されている、テーブルや椅子のクオリティの高さを感じずにいられない。

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「見える、見えるぞ!私にも敵が見える!!」

ここまで来ると、チューゲン氏の影響というか教えを学び、

曖昧だったMS開発プロジェクトの細部も見えてきた。

いわゆる妥協という敵の存在がわかるようになると、

ポンポンっと次の展開も見えてくる。

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店先に配した新型MS用ドックと名付けているやぐらがこの度完成した。

チューゲン氏の影響をもろに受けて、本来のコンセプトと練りこんだ中々お気に入りの空間となった。

梅乃葉MS用ドック
梅乃葉MS用ドックとなるデッキ部分

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「戦いとは、常に二手三手先を考えてするものだ!」

何のためにMSを?ロボットを?

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理由はあった。ただ、その考えも変化していった。

チューゲン氏によってブラッシュアップされた「存在感」は、

当初の理由だけではもったいなかったからだ。

そのうち、詳細まで公開します。いや、実物が実戦配備されるでしょう。

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※シャア・アズナブル名言集より