山口県に、ついにgoogleストリートビューがローンチ!

ちょっと、遅すぎ!なんで日本で最後なんだ!

http://japanese.engadget.com/2013/09/26/google-7/

2013年9月26日、googleが、ストリートビューで、全国47都道府県の主要市街地に対応したと発表しました。

これで、全国制覇ということらしいです。

山口県は、最後となっていた未踏7県のうちの一つ。県内の山口市や周南市どころか、人口も多い下関市でさえ、ありませんでした。

萩市は、申し訳程度、城跡付近と松蔭神社だったかな?できてたと思います。

 

まあ、そんなこんなで、梅乃葉前は、こんな感じ。

https://www.google.com/maps/preview#!data=!1m8!1m3!1d3!2d131.606669!3d34.622481!2m2!1f128!2f73.85!4f75!2m4!1e1!2m2!1sAZDSRJjUmj_38uTbAG4LTw!2e0&fid=5

 

googleマップは、結構使ったりすると思いますが、

航空写真、精細度悪いですよね。(田舎は特に。。。)yahoo地図のほうが、正直、航空地図はまだいいです。

そんな航空写真から、まさか、こんなリアルなストリートビューが見れるとは思いもよらないですよね(笑)

梅乃葉は、おみせフォトというのも登録しておりますので、

本当は、このストリートビューから、いい感じにお店に入ってこれるんですが、まだ、接続できていないようです。

※(追記)現在は、できますよ!ストリートビューからおみせフォトの連携で、あなたの自宅の前から、梅乃葉のテーブルまで、シミュレーションできます!

山口県のおみせフォトならこちらへ!


大きな地図で見る
↑マウスでグリグリっと動かしてお店を覗いてみて下さい!(そのまま、店内に入れますよ!)

 

ホルンフェルス前や

https://www.google.co.jp/maps/preview#!data=!1m8!1m3!1d3!2d131.594719!3d34.64507!2m2!1f56.81!2f95.74!4f75!2m4!1e1!2m2!1sy0Ynj9nxqv9gIlAAb_s6ew!2e0&fid=5

唐人墓の方まで撮影しにいってますね。

https://www.google.com/maps/preview#!data=!1m8!1m3!1d3!2d131.596442!3d34.632097!2m2!1f8.16!2f82.85!4f75!2m4!1e1!2m2!1sZioQ5b6JY32fHAuHzhHPbA!2e0&fid=5

観光地だけでなく、一般の路地裏まで撮影していますね。

くしくも、被災する前の風景を撮影してくれているので、

ちょとしたデジタルアーカイブとなっているのです。

DSC01284-s DSC01283-s

唐津の風景であれば、災害前はこんな感じ↓

https://www.google.co.jp/maps/preview#!data=!1m8!1m3!1d3!2d131.620345!3d34.593576!2m2!1f315.02!2f83.74!4f75!2m4!1e1!2m2!1sYhO9Z8BU4CVrdaEeW91igQ!2e0&fid=5

 

DSC01192-s

真ん中で折れた港橋付近、災害前はこんな感じ↓

https://www.google.com/maps/preview#!data=!1m8!1m3!1d3!2d131.600266!3d34.620231!2m2!1f190.84!2f85.37!4f75!2m4!1e1!2m2!1sRQ7XRRW153TZmrcWGwFZJw!2e0&fid=5

 

DSC01178-s

被害のひどかった浦西地区の奥まで撮影されていますこんな感じ↓

https://www.google.com/maps/preview#!data=!1m8!1m3!1d3!2d131.599365!3d34.620493!2m2!1f254.28!2f76.77!4f75!2m4!1e1!2m2!1steMyQTVMBUqj48FciUlKVA!2e0&fid=5

そんな、使い方もできちゃう(結果的に)googleストリートビューです。

 

今までと違う情報の得方が、山口県内でも使えるようになります。

個人的には、今までも、行ったことのないところへ行く場合、なんとなく町の風景を予習しておくのに結構使っていましたが、

今度は、逆で、須佐や萩に来られる方が、先に下調べできちゃうという、

なんとも世の中のほうが勝手に動いてくれてるご時世です。

使っていきましょう!

 

やまぐち美食コレクション2013投票はお済みですか?(笑)

https://www.yamaguchi-bishoku-collection.jp/

山口県のオススメの美味しい料理を全国に知ってもらおう!という企画です。

是非、投票よろしく!

エントリー1.「須佐命いかの活イカ定食」

須佐命いかの活イカ

投票はこちらをクリック!→  btn_buchiuma

 

他、梅乃葉メニューエントリーしています!

やまぐち美食コレクション「口福の馳走屋 梅乃葉」のエントリー!

※携帯からの挙動は、たいへんやりにくいので、問い合わせてみたら、

パソコンからの投票を推奨されました(笑)。

 

 

 

山口県のイチオシメニューにエントリーしています!

アンケート回答の感謝!

先日より、皆様にお願いしておりました、アンケートですが、

抽選対象期間を過ぎましたので、一旦、集計しております。

本当に、ご協力ありがとうございました。

たくさんの皆様の思いや、気付き、ご意見を頂戴し、

全て、目を通すだけでなく、内容は、スタッフ全員で、共有しております。

 

そして、全ての意見を集計・分析し、

そこから、新たな梅乃葉の動きが既に始まっています。

 

さて、やりますよ!

※抽選結果発表は、発送をもって代えさせて頂きます。

 

そして、お願い第2弾(笑)!

やまぐち美食コレクション2013

全国の方に、山口のイチオシメニューを投票によって決定し、知って頂こう!というもの(・・らしい)ですが、

梅乃葉も、エントリーしています。

しかも、5つ!(笑)

複数投票可ということですので、

ここはひとつ、梅乃葉押しの皆様w、宜しくお願いします。

私の同級生、ならびに、友人は必須です(笑)!

 ※各ページの「ぶちうま!★」っていうところを押せばOKです!

これです→ btn_buchiuma

(最初だけメルアドの登録が必要になります。)

(あと、コメントも感謝ですー!・・・投票にはなっていないようですが。)

エントリー1.「須佐命いかの活イカ定食」

須佐命いかの活イカ

投票はこちら→http://www.yamaguchi-bishoku-collection.jp/menus/81

 

エントリー2.「北浦の殻付き「活きアカウニ」」

アカウニ

投票はこちら→http://www.yamaguchi-bishoku-collection.jp/menus/537

 

エントリー3.「須佐の漁師のまかない丼」

まかない丼

投票はこちら→http://www.yamaguchi-bishoku-collection.jp/menus/533

 

エントリー4.「ケンサキイカのイカ天丼」

イカ天丼

投票はこちら→http://www.yamaguchi-bishoku-collection.jp/menus/536

 

エントリー5.「皮付きケンサキイカの一夜干し「しんしび」」

皮付き一夜干し「しんしび」

 

投票はこちら→https://www.yamaguchi-bishoku-collection.jp/menus/962

 

 

梅乃葉の使命

梅乃葉の屋号を通したエントリーですが、

「須佐のイカ」をもっともっと、世に伝えてゆくことは、

須佐が盛り上がるきっかけとなると信じております。

 

当店の使命とは、

「須佐のイカ」を

山口の次のブランドにする!

山口と言えば、「ふぐ」が絶対的な全国区の知名度です。

それも、下関。

ふぐを食べれる名店は、別に県内各地にあります。

全国区の知名度は、様々な要素が重なりあって、

時間を掛けて出来てものでしょう。

 

そんな価値を伝えてゆくこと、信頼を得てゆくこと、

私はできると思っています。

というより、この度の、皆様からのアンケートにあった熱いお言葉を通して、そう感じました。

(褒め言葉だけを見てそう思ったんじゃないですよ。)

 

「やまぐち美食コレクション2013」

こういった、イベントはただのきっかけでしかありませんが、

それを機に、ご来店してくださった方が、

自慢気に地元で土産話を語り、又、ご来店することを熱望される。

そのための努力・お店づくりを、

これからは、もっと、進めてゆきたいと思います。

 

最近は、素晴らしい縁・出会いに恵まれております。

図ったように、望む方向に賽が転ぶというか、

不安要素が実は強みだったとか、

必然に満ち溢れるきっかけに、困難もただの準備期間に思えてきます。

いやあぁ・・

やっぱり、俺ってついてる!

梅乃葉お客様アンケートにご協力を!

募集中!

絶賛受付中です。

現在、梅乃葉ではアンケートを実施しております。

今まで、来店したことのあるお客様、及び、

今まで、梅乃葉の商品をご購入されたことのあるお客様(通販・店頭どちらでも)

が、今回の対象です。

お応えしてくださった方の中から、抽選でプレゼントを差し上げたいと思います。

そのため、抽選対象となるアンケート応募期間を、

9月24日(月)までとさせて頂きます。

 (※アンケートは、それ以降も受け付けています。)

 

 

 アンケートはこちら!→ ①梅乃葉ご来店お客様アンケート

(ご来店してくださったことのある方対象)

※PC、スマホ、ガラケーも対応しています。

 プレゼント

・梅乃葉店内で使える飲食・お土産の割引券(500円分)  30人(枚)

・活イカ定食無料お食事券  5人(枚)

 

もう1つのアンケート、(両方、書いて頂いても大丈夫です。)

 

アンケートはこちら!→ ②商品・お土産ご購入お客様アンケート

(梅乃葉の商品・お土産を購入したことのある方対象)

※PC、スマホ、ガラケーも対応しています。

プレゼント

・梅乃葉で使える商品割引券(500円) 20名様

(遠方の方は、梅乃葉通販ポイント500ポイントに変更可)

 

店頭でも、用紙を置いています。

FAXでも結構です。

宜しくお願いします。

 

 

更なる進化へ!

7月28日の集中豪雨で、当地が被災し、多くの方に、お見舞い・ご心配を頂きました。

ありがとうございます。

 

そういったお声に励まされ、

もっともっと、精進してゆかねばならないと、

気持ち新たに、お店づくりに取り組んでゆくつもりです。

 

アンケートを通して、今の梅乃葉を見つめなおし、

更なる進化へと続くよう、取り組んでゆきたいと思います。

基本的に、もっと、早くからアンケートは取る予定でしたが、

直書きの用紙ですと、集計もままならず、感覚的なフィードバックになりがちでした。

それで、集計しやすいメディアでという気でいましたが、

うちのお客様、なぜかガラケーが大変多いんです。

その対応(挙動確認)で、ちょっと、時間がかかってしまいました。

 

もちろん、店内でも、用紙はご用意いたします。

帰宅後、FAXして頂いても結構です。

 

ホントは、お聞きしたい項目ってもっとあるんですが、

今回は4項目だけです。

 

たくさんの方のご意見を頂ければと思います。

プレゼントなど用意しなくても。。。と言われた方もいますが、

そこは、せめて、少しでもお返しをということで、しておりますが、

抽選対象期間が過ぎても、お声をちょうだいできれば、幸いです。

是非!

 

なぜに今この時に、アンケート?

もちろん、梅乃葉の今後の指針は私の中にも確固としてあります。

ですが実際、水商売というのは、「水」が表すように、世相や環境にも影響されます。

目指すべき方向は言うまでもなく、あったとしても、

そのプロセスやスピードが、最適なのか!?は、経営者の資質でしょう。

 

私は、自分だけの考えで突き進めるほど、能力は高くありません。

なので、皆様の声を頂こうと思いました。

その声を、信頼の置けるパートナーと共に咀嚼し、

次のステップへと結びつけてゆくつもりです。

 

梅乃葉が出店!?

先日も、遠方より、出店のお誘いがありました。

2度目でした。

山口県で一番人口の多い都市の

インターチェンジからわずかという場所に、出来る予定という

ショッピングモールでのテナントです。

大手大型スーパーも早々に立地の良さに乗り出したそうです。

 

正直、面白そうな場所ですよね。

こんなお店を出したら、うけるのでは?とか想像は膨らみます。

飲食店なら挑戦したくなる立地の1つでしょう。

ですが、

うちが都会に出ることはもちろん、ありませんし、

2店舗目を持つことはありません。

 

面白く無いからです。

興味がわきません。(自分の)

 

山口県の最北、萩市の僻地というめちゃめちゃハンデのある立地に、

全国からお客様がわざわざやって来てくれている醍醐味に比べれば、

なんちゅーこともない刺激のない話です。

 

もっと、うちで、こんなサービスをしてみたい。

もっと、こんな商品を提供したい。

そんなお店づくりに共感してくれるお客様に、

全力を尽くしたい。

そんな思いの方が、強いのです。

それが、もっと、多くのお客様との出会いや信頼の獲得につながるなら、

尚の事たまらない魅力です。

 

十中八九、私は、儲けることのできない人です。(笑)

 

被災から多くの励ましを受け、

今こそ、大きなステップを踏み出すべきと思い、

皆様が見ている梅乃葉への声を見て、

ぶれない確固たる思いを作りたいと思います。

是非、よろしくお願いします。

 

ピアニストと料理人と自然栽培生産者のプロフェッショナル

インスパイアされたプロフェッショナルの姿勢

合鴨ローストのバルサミコソース
(合鴨ローストのバルサミコソース)

 

さあ、自分も始動するぞ!

と、鼓舞する縁に恵まれました。

この必然とタイミングに感謝!

 

 

中島剛さん

中島剛オフィシャルホームページ

0827

 

YAMAHAで、ピアノを習う娘にもプロの演奏を・・という思いもあって、

8/27に行われた、

山口島根豪雨災害復興祈願

中島剛ピアノコンサート

聞きに行きました。最前列かぶりつきです。

 

思わず聞き入っていました。

奏者の集中した顔を見ながらというのは、こちらもシンクロしてしまいます。

クラッシックも素敵でしたが、

グッときたのは、オリジナル曲。

須佐の美しい自然が目に浮かぶように音色が入り込んできました。

自分的には、頭の切り替えができる、本当に良い時間を過ごせました。

感謝!

 

タイミング

復興支援のライブとしては、ちょっと早い時期とも思えるタイミングでしたが、

メッセージを送った高校生の思いに応えたい気持ちと、

ご本人のあけられるスケジュールという都合もあります。

 

タイミング以外でも、

そもそも、音楽を聴く余裕などないという方もおられるでしょう。

又、音楽を聞く習慣のない方にとっては、コンサート自体どうでもいいことかもしれません。

 

そういうことを、中島さんご本人も、事務局も十分わかった上でこの度のコンサートは行われています。

「少しの方でもいい」

「少しでも元気になれるのなら」

「少しでも、復興の疲れを癒せるのなら」

 

そんな思いは、十分に伝わってきました。

実際、まさにこれから、復興してゆこうとしているのです。

そんなタイミングで、1人でも多くの方の、気持ちのきっかけになるのなら、

今こそベストなタイミングだと私は思いました。

 

DSC01346-s

 

コンサート後うちへお食事に。

事務局の方と来られました。

 

色々なお話をさせて頂きました。

真面目なお人柄というのが一層伺え、

須佐に対し、本当に気を置いてくださっていることを嬉しく思いました。

 

今まで、7回も須佐に来られているのに、

お話する機会はありませんでしたが、

演奏といい、人柄といい、気がつけば、ファンになっていました。

 

オリジナル曲「海」。よかったですね~、

自分の中では、めちゃめちゃ胸に刺さりました。

聞けば、CD化していないとのこと。(残念)

先ずは、ほかのCDから聞かさせて頂こうと思います。

 

会場に来られていた知人から聞いた話で、

ご本人に伺ったのですが、

浅倉大介さんとも親交があるということで、

何やら、演劇を通してお仕事をされたとか。

音楽業界ってジャンルを超えてつながっているもんなんですね。

 

クリエイティブな世界には、本当に純粋さ、音楽に対するハングリーさが必要だということ。

それでも、結果が出る出ないは別の話。

ジャンルを問わず、音楽業界の厳しさは、共通の話。

 

それに最近、よく耳にします。

音楽をやられている方々の純粋さは、本当に凄いと感じます。

プロであれアマチュアであれ、音楽を通して、人の心とコミュニケーションをしようとする方々

その熱い思いを聞く機会が、個人的に最近多いのは、

きっと、意味があるのだろうと、

私の中でも何か、感じるものがありました。

 

被災1ヶ月を過ぎ。。。

夏のお盆を挟んだ、この1ヶ月というもの、

お店としても大きな痛手でした。

幸いにして店舗は無事ですが、

スタッフ、仕入先(漁師・事業者)の被災のため、

十分な対応ができず、お断りした話も多く、

 

又、道路事情・雨天による通行止めは、仕出しの配達が不可能なため、お断りしたり、

団体予約のキャンセルにもつながりました。

須佐湾に堆積した土砂のために、今期の活きウニの提供は、全面滞ってしまいました。

あまちゃんの効果もあって、少しづつ人気の出てきた「活きウニ」。

もうシーズンは終わります。(普通の板ウニと違いますので)

 

小さな飲食店ですから、

正直、売り上げ的には、大打撃です。

予定していたキャッシュ・フローなどぶっ飛び、

事業計画そのものも、練り直しは当然です。

そんな状況に対応してゆかねばなりません。

 

プロの音楽家から受けた刺激もあり、

思う所もあって、水曜日の休みは、

家族サービスをついでに、

益田市のノブにランチに行ってきました。

 

Restaurant BONNE-MAMAN NOBU

思わず、ニヤけてしまったノブでのランチ。

気になった料理を2点

はんだ牛蒡のスープ・冷製
(はんだ牛蒡のスープ・冷製)

 

美味いですね~。

牛蒡のスープは個人的にも好きなんですが、

格別でした。

牛蒡はしっかり主張しています。それでいてバランスのいいスープ。

 

合鴨ローストと一緒に盛り付けられた野菜。
(合鴨ローストと一緒に盛り付けられた野菜。)

 

ノブらしいメインの肉料理です。

野菜の種類・調理法・使い方にシェフのこだわりが表れています。

 

ナス・ピーマン・とうもろこし・ソーメンウリらが生です。

ちょっとびっくり!

サラダナスってシロモノがあるそうです。

オクラ・インゲン・長芋などの絶妙な火入れ。

どれも食感が生きてて、歯ごたえの違いも楽しめる野菜の数々。。。

 

ほとんどが自家栽培。

みずみずしさが本当にそのまんま皿の上にあります。

野菜が生きていると感じる点でも、

活イカを出すうちのお店にとって刺激的です。

 

いつもながら、料理は美味しく、気持ちの良いサービスに感心・満足させられたのは言うまでもないのですが、

素材(特に野菜)の扱いと盛り付けや料理の構成にシェフの熱い思いが伝わってきます。

 

素材や料理に対する純粋さ、それに対するハングリーさ。

 

そこで受けた刺激は、中島さんと同じものでした。

思わず、そこにニヤけてしまいました。

 

料理を通して、人の心とコミュニケーションしようとしているシェフ。

私の中にあった立ち位置を再確認するには、十分な刺激でした。

ありがとうございます。

 

お土産に、はんだ牛蒡をいただきました。

思いがけず嬉しかったのですが、

これが又、インスパイアの種に。。。

 

自然栽培「はんだ牛蒡」

シェフが気に入って農家から直送で仕入れている「はんだ牛蒡」。

実は、この度の島根県の豪雨で被災の大きかった地(島根県江津市桜江)で作られているそうです。

 

ノブで教えて頂き、

帰ってから、この「はんだ牛蒡」を調べて、またしても感銘を受けました。

反田社長のブログ

自然栽培への取り組みも、相当勇気が必要だったと思いますが、

目先にとらわれず、信念に準じた取り組み方。

ブログには、ぶっちゃけて思いを綴っている生産者の本音が見られました。

 

小手先のマーケティング、農家への助成金によって姿勢そのものがブレることを良しとせず、

自らの手と責任で、工夫し切り開いていらっしゃいます。

 

特に、感心したのは、

牛蒡の特性というより、

土壌の特性を作り上げた洪水の多い土地柄において、

「洪水との共生」を一生のテーマと公言されているというところです。

 

島根県江津市桜江というところにあります。
大きな江の川沿いにある桜江は、川が運んできた肥沃な土壌が堆積されています。

・・・・

ユンボでゴボウの横を掘ったところです。
見えづらいかもしれませんが、50〜60cm掘っても地層の変化はありません。
そして見事なまでの砂壌土。
以前、反田氏が可能な限り掘り下げたけど何m掘ってもずっと同じ土だったそうです。

普通なら数十センチ掘れば赤土や固い粘土層が出て来たり、川沿いだったら石がゴロゴロ出て来たりするのもですが、こういうのは見たことがありません。
ここまで堆積されたということは並大抵の水量ではないことは想像に難くありません。

「洪水と共存」との言葉通り、毎年のように洪水被害のある土地なのです。
しかも洪水とは簡単には言えないようなスケールの大きい洪水です。
行けば驚くと思いますが川を渡る橋が非常に高く、畑に立ちながら20m以上も高い所を指差して「あの辺まで水があがりますよ」というほど。

もちろん田畑は完全に水没して水面から竹が見えるくらいという状況になると言います。
日本でそういうところがあるなんて知りませんでした。

洪水は農業経営に致命的なダメージを与えかねないけど、その洪水が上流の土や砂だけでなく山の腐植という恩恵を運んでくれたものでもあります。
その土地の自然や環境としっかりと向き合い、人と自然がともにつくりあげていく。
そういう姿勢で作物をつくるということが自然栽培の一つの姿であると思うのです。

そういう意味で、反田氏の「洪水と共存」という決意が見事に表れているのが
「はんだ牛蒡」だと思うのです。

蒜山耕藝さんのブログ より)

 

 

須佐湾の今後

この話を通して、

すぐに浮かんだのは、今回須佐で被災影響のあった「須佐湾」のことです。

土砂が堆積し、今年度の潜り漁に関しては、絶望。

サザエ・アワビ・ウニ・・など死滅するまでのことはないですが、

漁はできず、藻場も土砂をかぶっています。

環境的にも危惧はありますが、

その一方で、個人的に(現在は)不謹慎ですが、楽しみにしていることがあります。

 

今回、災害にあった須佐の地の大半の土壌は、

須佐層群と呼ばれるいわゆる土の堆積地です。

弥富地区などは田万川カルデラを生成する岩石の地です。

 

須佐川に流れ込む、上流の土砂崩れの土はほとんど赤土です。

赤土の赤は、鉄分を多く含んでいます。

その鉄成分が、一気に、海に流れ込んだのです。

海の森をつくる会の立ち上げ時は、

この鉄での藻場再生も大きなテーマでしたから、

これだけの鉄成分の海への流入だけ考えると、

めちゃくちゃ大きなカンフル剤です。

 

昔から、漁師の間では、大水の後は、豊漁になると言われています。

山間部の腐葉土に含まれる肥沃な栄養と一緒に鉄分が多く流出することで、

沿岸部の生態系が変化するからですが、

 

今回堆積した土砂は全てが栄養というわけではありません。

この度は特に、須佐湾内海を覆い尽くしています。

多少の大水とは規模が違います。

 

いつから、どの程度、海中の環境がもとに戻ってゆくかはわかりませんが、

更に、漁ができないことは、漁師には、経済的に大打撃ですが、

環境に対して、漁師達はどこか楽観的です。

感覚的に、循環し、育ってゆく自然のすごさを知っているかもしれません。

 

こういう、自然の中で共生してゆく生業。

そして、それをお客様に提供するお店の立ち位置と使命感。

 

はんだ牛蒡生産者の方の姿勢を知ることで、

より、自分とお店の立ち位置を再考するきっかけとなりました。

 

音楽家、料理人、自然栽培生産者それぞれのプロフェッショナルの姿勢に、

被災から1ヶ月たった、今このタイミングで触れたこと、必然に、

感謝!

 

事業への集中の仕方をより進化させ、

本来の使命に傾倒してゆこうと思います。

 

被災からの復興作業は、まだまだ、続きます。

台風シーズン到来によって、気も抜けません。

多大なご支援を須佐は頂いて進んでいます。

それを見守りつつ、

頑張ってゆきます!