活イカの大型バス昼食対応を本年は見送ります。

観光バス・団体旅行(大型・中型バス等)での活イカ昼食

現在、ホームページ刷新予定につき、

詳細の掲載は、後日となりますが、

数年前より対応が厳しくなっておりました、

活イカ料理の団体昼食の対応ですが、

本年、オンシーズン(4月~11月)は、下記条件では、

土日祝日のみならず、平日も対応を見送らさせて頂きます。

 

団体対応不可の条件

  • 4月~11月期間全日程活イカ昼食
  • 大型・中型バス等(21名以上)での
  • 場所・時間指定の予約。

以上が対象です。

つまり、大型バス等での活イカ昼食の対応ができないことになりました。

※オフシーズン(12月~3月)や、夕食での対応は、大型であってもお受けしております。

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 団体昼食のご要望の大半は土日祝日。

これに関しては、既に、対応できないことにしておりましたが、

平日においても、普通にお店にご来店くださるお客様へのサービスとの両立が、

困難になってまいりました。

 

ありがたい話であり、心苦しい話でもあるのは、

こうした団体昼食の機会が今まであったからこそ、

多くの方に、知っていただくことが出来、

それが、クチコミを広げ、一般の店舗来店のお客様が多くなってきたためです。

 

旅行エージェント様への心からの感謝

活イカを取扱い始めてからお世話になってまいりました、

旅行会社(エージェント)の皆様には、

本当に多くのお客様をご紹介頂き、ご支援・アドバイスを頂きながら、

当店の拙い対応力を支えて頂きました。

 

当店の今は、そういった事業者様や担当の皆様方に、

鍛えられ、助けられ、成長させて頂けたからこそ

あると思っております。

 

須佐に来られるお客様の流れを止めてはいけない!

特に、須佐湾遊覧船が発足した時には、

既に、当店の土日祝日の団体対応は、限界を迎えておりました。

 

しかし、当店の都合で、須佐に来て頂けるかもしれないお客様の可能性をなくしてはいけないと、

僭越ではありましたが、当店を御利用頂いた、旅行エージェント様のリストを須佐観光協会に提供(共有)し、

新しい須佐の観光レジャーを、DMや観光協会ホームページでご紹介させて頂くとともに、

土日祝日も団体対応が可能な、須佐の他店舗(旅館)様の情報の提供もさせて頂きました。

 

今では、当店のみを御利用頂いていたエージェント様であっても、他の店舗をご紹介させて頂いております。

須佐全体で、対応することこそ、お客様、そして地域の利益だと思っております。

 

 

梅乃葉としての使命感

同時に、こういった団体旅行で、

須佐に来て頂いて、須佐男命いかを知って頂き、ファンとなって、

家族や友人と個人的に行きたいと思って頂いた時、

 

きっちりと、その期待に応えられるお店として、

須佐の活イカ文化を、もっと進化させるお店として、

当店は存在していなければならないと思っています。

 

イカの町、活イカの店は、世にたくさんありますが、

全国から、わざわざ食べに行きたいお店として、

今後も進化してゆきたいと思っています。

 

実は次へのステップです。

この度、上記団体対応をさせて頂きましたが、

これは数年前から、想定していたことで、

(極力対応できるところまでは頑張ろうとやってきました。)

今後、梅乃葉として、お客様に提案したい料理・サービスの形のためには必要な段階だと思っております。

 

特に、私個人がこういう料理を出したいと考えている(今はまだ無理ですが・・・)スタイルがありまして、

「自分だったら、こういう料理を出す店だったら、遠くても、並んでも、絶対に行きたい!」

と思っているものです。

この度の澄川さんとのコラボも、そのための基礎作りとなっています。

 

それは、個人や小グループでなければできないものでもあります。

広がるイメージを現実のものにしてゆくには、

着実に、力をつけてゆかねばなりません。

 

さてさて、頑張りますよ!

 

 

 

活況の寒仕込み!澄川酒造場にて。

新造高層蔵での寒仕込み

澄川さんが高層の蔵で仕込みを開始しているのは知っていましたが、

なかなか、行く機会を作れず、とうとう、一番忙しいこの時期となりましたが、

朝っぱらから、見学に行ってきました。

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雪も散らつく萩市小川。

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新しい蔵で、仕込みは始まっていました。

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ちょうど、見たかった蒸し米の作業。

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次々とほぐされて、仕込み蔵へ運びだされます。

 

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3階フロアですが、各フロアは天井が高いので、

ガラス張りの壁面からは、結構な景色が広がります。

 

 

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小川の景色を背景に仕込まれる酒、いいですねえ。

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3階フロアから1階別棟の仕込み蔵へ蒸し米がエアーで運ばれます。

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設備・環境も新しく、新たな酒は造られてゆきます。

 

活気のある仕込み時間、ひょうひょうとお邪魔いたしました。

新しい蔵での仕込みをただ見るだけではなく、

より、合理的に進化した澄川さんの酒造りを知ることが出来ました。

その考え方は、現在進行中の開発作業に非常に参考になります。

 

梅乃葉 × 澄川酒造

昨年来、澄川さんの協力を得て進めてきた開発の肝(素材)はこれ。

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麹(こうじ)です。

 

「一麹、二もと、三造り」といわれるように、酒造りで最も大切なものの一つが麹と言われています。

澄川さんが、東洋美人の純米大吟醸のために、

手造りで仕込んだ生きた麹が、梅乃葉とのコラボレーションに、

新たなイノベーション生んでいます。

 

私が、開発上大切にしているのは、

澄川さんが、どういう思いで、何のために

この麹を仕込んでいるかという点です。

精神論や情の話ではなく、科学的な意図です。

 

日本の国菌とまで言われている麹ですから、

世の中には、麹と言っても、沢山の種類、性格のものが存在します。

ただ、くっつける、混ぜてみるだけの実験のようでは、中学生の理科です。

用途が違えば、最適な麹はもっと他にあります。

 

酒造り、純米大吟醸造りにおいて、この麹が何の役目を担って選ばれて、仕込まれたものなのか!?

蔵人の思いの詰まったこの麹が、梅乃葉でどう化けてゆくか!?

既に、たくさんの検証を終え、商品化へのプロセスを突き進んでおります。

まずは、特定のお客様に楽しんでいただきたいと思っています。(詳しくは、今度の梅食うポンメルマガで)

 

 

梅乃葉のファンの方のみならず、

澄川酒造「東洋美人」ファンの方にも、一緒に楽しんでいただけるよう、

確かなものを作ってゆこうと思います。

 

 

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しかし、いつ行っても、刺激を頂けるところです。

仕事が進化している場というのは、エネルギーに満ちています。

 

 

感謝!

 

 

 

 

 

よし!見えてきた梅乃葉アップデート in 2015

ブログ放置の影で。。。

さて、昨年秋口よりブログもほとんど書けず、

お客様への情報発信も滞っておりました。(スミマセン)

 

そんな中、常連の方だけでなく、たくさんのお客様にご来店頂けている状況に、

あぐらをかき感謝しつつ、粛々と進めている事がありました。

一言でいうと、

 

 

「勉強」です!

 

今までの梅乃葉にはなかった新しい食のジャンル(科学)についてです。

 

日々、様々なことに学びを求めるのは当たり前ですが、

経営の課題の大きさと、取り組む範囲の広さに、

心が折れそうになる不安定感や孤独感。

(やるべきことは何か、わかっているのですが・・・)

昨年末までは、そんな焦燥感との戦いでしたが、

 

本年に入り、待っていた「ソレ」が、ようやく来てくれました。

 

待っていた「ソレ」とは、

点と点が線で繋がる瞬間、自分の中のイノベーションです。

 

特に、大きな課題でもあった、

新商品の開発のためにずっと研究・検証をしてきたものが、

面白いように、様々な点を結んでいったのです。

 

「あ、これは、「アレ」に応用できる。」

「ということは、既存の「アレ」がよりブラッシュアップできる」

「これで、あの問題を回避できるのでは!?」

そんな感じで、イメージは拡散してゆきます。

 

まあ、自分の性格はわかっていますので、

はやる気持ちを抑えて、大切な部分のみにフォーカスし、

現在、検証をし続けております。

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新たな梅乃葉をお客様と作ってゆきたいと思います。

ということで、平たく言えば、

目下進めている案件は、新しい商品(料理)の開発です。

その上で、梅乃葉のメニューであったり、新しいサービスのシステムだったり、

様々な変革に挑戦してゆきます。

2015年、梅乃葉のアップデートをお楽しみください。

 

その一つ一つに、モニターとしてのお客様の声を頂戴してゆく予定です。

詳しくは、当店メンバーサービス、「梅食うポン」のメールマガジンにて、

お声がけいたしますので、気になった方は、次回のメルマガからは、よく読んでくださいね。

(携帯電話での登録でお願いしております。)

 

 

「イノベーションは、人との出会いが運んでくれる」と思っていましたが、

この度は、「本との出会い」でした。

面白いですね。

この先にある、お客様の笑顔がイメージできるようになってきました。

粛々と、研鑽を積んでゆこうと思います。

 

感謝!

 

 

 

 

 

 

 

お客様から頂く時間

年の暮れ!?

おっと、気づくとブログも更新しておりませんで、

気がつけば年の暮れ。

あっという間だったとは思いますが、

いつからがあっという間なのかもわからないくらい、

ここ数ヶ月は時間を忘れておりました。

 

課題も多く、得難い経験も多く、一息を入れることが出来ずにいましたが、

ここにきて、ようやく探していたモノが見つかったような、

今の気分です。

 

迷走!?

今年の前半は、様々なことに挑戦し、その勢いのままに、事業も進める予定でしたが、

さて、これから手に持っているはずのボールを投げようとした矢先に、

そのボールが何処にいったのかわからなくなってしまって、

 

確かに、ここにおいてあったのに・・・・、

このへんにあるはずなのに・・・・

早く投げないと間に合わないような気になったり・・・・・、

あれ?そもそも投げるのはあのボールで良かったっけ・・・・?

 

といった感じの迷走もあって、なかなか周囲にもご心配をお掛けしております。

そんな自分を客観的に見ている自分もそこにいるのですが、

今一歩、腹落ちしない日々でした。

 

 

教えてくれたのは、お客様

達成できた小さな目標

本年の梅乃葉は、過去最高の来店者数と過去最高の売り上げで、現在まできています。

とても、ありがたく、本当に感謝の日々なのですが、

こういったことより、達成感をしみじみ感じたのが、

3年前に立てた、1つの目標の達成です。

 

「顧客満足度を上げるサービス体制をつくる」

といった内容のテーマで、

「顧客サービスを評価して頂く」

というものがありました。(実際は細かく詳細が書いてあるのですが)

 

当時、お客様の増加に追われるままのサービス状況に、

お叱りも多く、トラブルもあり、お食事への評価はあっても、サービスへの評価は皆無でした。

 

少しづつ、体制を変え、システムを見直し、

時間を掛けて段階的に、色々な取り組みをしてきました。

スタッフの能力に依存せず、システムや習慣、雰囲気をそのレベルにまで上げたいと考えながら、

やって来ました。

 

もちろん、サービスは、これで、100%というものはありませんし、

来られるお客様の全てが、同じ嗜好・動機で来られるわけもなく、十人十色です。

 

ブランドプロミス

そんな中で、「梅乃葉」「男命いか」「須佐」といったことを気にされて、

又は求めて来られたお客様に、どれだけのおもてなしができるか、楽しんで頂けるかが、

私達が最大限に意識すべきブランドプロミスだと思っています。

 

とは言え、気安い客単価のお昼だけの食事処ですので、営業中は、相当の喧騒です。

十分な時間も余裕もない中ですので、なかなか思いを届けることはできません。

私達の中に、(今もですが)もう十分やれているというサービスへの100%の満足感はないのですが、

それでも、嬉しい事がありました。

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先日、あるお客様から、匿名でお手紙を頂きました。

お店をいつも楽しみに来られているとのこと、

そして、若いホールスタッフのサービスに対する感謝が、

丁寧に、溢れるように綴られていました。

 

胸の中の「不安」を優しく包んでくれるような思いにグッと来るものがあり、

最早、追いかけるのが当たり前になっていたそんな目標を、

改めて思い出しました。

 

若いスタッフに、その手紙を見せると、すぐに、どなたであるかは気づいていました。

(月に1回は来店されていた広島から来られる方でした。)

 

その後も、来店する度に、スタッフとの会話を笑顔でされているのをみながら、

私自身がサービス(接客)の業種を学び始めた頃を思い出していました。

こういうお客様から、サービスを学び、仕事へのモチベーションを頂き、

向上心を掻き立てられ、もっと、自分自身はできるという自信を頂いていました。

 

私が、若いスタッフに理屈や知識を教えるよりも、数倍も大切なことを経験させて頂くようなものです。

 

お客様から頂く時間

お客様から、私達に

「美味しいものを頼むよ!」

「楽しい時間を過ごさせてね!」

そんな風に、お客様自身の時間を委ねて頂く職業でもあることを、

いつも、お客様の声によって気付かされます。

 

私達の仕事の原点です。

 

今年は、そんなサービスについて評価してくださるメールや手紙(又は直接)が何件もあり、

お客様への感謝と共に、そこまで、雰囲気を作ってくれたスタッフに

「ありがとう」と言いたい年でした。

 

残念なことに、本年で去ってしまうスタッフもいますが、

そういうサービスの雰囲気を作り、システムや体制を、一緒に作ってきてくれましたので、

来年は、新しいスタッフと共に、心機一転、頑張ってゆきたいと思います。

 

 

 

 

 

迷走していた自分の足元に、

ないないと探していたボールがあった時、

何かが腹に落ちた気がしました。

 

 

 

やっぱり、俺って、ついてる!