梅雨の間の小休止。

どうも、ブログいじってないなあ・・と思ってたら、やっぱり結構たっていましたね。。。

梅雨ですので

梅雨らしく雨が続くようで、それを見計らったように仕事のわずかな谷間が見えたので、今週は少しだけ時間がもてそうな予感です。この1カ月はかなりハードでしたので、状況判断と事業計画を修正すべきちょうどいいタイミングでした。

出会い

いろいろな出会いがありました。

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ある方は、アイデアとセンス・キレ・・・そんな波動をビシバシ感じる方で、進めてた新しい事業に、具体的なエネルギーをくださいました。

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ある方は、仕事上ではありましたが、うちにとって大変タイムリーなお話を持ってきてくださいました。大きな決断と覚悟を必要としましたが、「今やらなくていつやるのか」と自分自身に思うところもあり、手を組むことにいたしました。

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又、ちょっとした挨拶程度のやり取りから、今後大きなパートナーとしてお互いが協力関係になれる相手と出会い、話を進めていける状況ができました。それも複数の方それぞれ以前よりお話をしてみたいと思ってた方達だったので、この出会いはうれしかったです。

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そして、当店への団体ツアーで訪れるたくさんのお客様が、ツアーの後もご家族や友人と一緒に来店してくださいました。嬉しそうに、自慢げに当店の料理を紹介してくださる姿に、本当に感謝です。

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何度も足を運ばれている常連さんや、何度も活イカの入荷がない日と重なった方のそれでもきてくれた再々々来店。

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みなさん、ありがとうございました。

出会いに感謝し、頂いたエネルギーやきっかけをこの夏からの梅乃葉に向けていこうと思います。

というわけで、

そんな、怒涛の出会いときっかけを、きちんと自分で消化できるように、整理したいと思います。相変わらず時間の使い方が下手なんで(笑)今年、何度目かの仕切り直しです。

待望の一眼レフふふふふ・・・w

日本海”北浦”の活きた赤ウニ
日本海”北浦”の活きた赤ウニ

一眼レフを姉から

オーストラリアに住んでいる姉が、しばらく帰省していてGW中ずーと手伝ってくれていました。(非常に助かりました)姉のダンナが写真が趣味で、姉に回ってたお古をくれるというので、念願の一眼レフを手にすることができました!

「一眼レフ」と言ってても、その意味も機能の違いもわかっていない自分。更に、姉からは取説はないよとのこと。いつもなら、取説など読まないのだが、今回は欲しかったなあ(笑)。

まあ、後で、カメラの機種名からググっったり、メーカーホームを訪ねてみることにして、とりあえず写すべしと、色々手探りでやってみた。

日本海”北浦”の活きた赤ウニ
日本海”北浦”の活きた赤ウニ

基本的に、一眼レフの特徴をしらないので、それをまったく意識できないまま撮りました。そのうち覚えるでしょう(←いいかげん)

日本海”北浦”の活きた赤ウニ
日本海”北浦”の活きた赤ウニ

「北浦の赤ウニ」出待ちです。

撮影を理由(言い訳)に、活き赤ウニの身を堪能したのは言うまでもありません(笑)そのうちリリースしますが、「北浦の赤ウニ」・・・只者ではないですよ。これが、日本トップクラスのウニの味でしょう。

私も北海道の馬糞ウニはもちろん食べたことがありますが、ウニ漁師は揃って言い切ります「大味だよなぁ!」って。私もこれを食べるまではそんなことは思いもよりませんでしたが、今は、なるほどと納得しています。

「北浦の赤ウニ」を殻付きの活きてるまんま食べれるのは、萩の見島か、漁師の家か、梅乃葉くらいでしょう(笑)。高級料亭・ホテルでもまず仕入れられないというより、仕入れないでしょう。(そのうち変わるかは、わかんないですけど。)

だってね、開けるまで身が入ってるかどうかわかんないもん、くじ引きじゃあるまいし、普通、仕入れないですよ(笑)

美味しい写真を!

話は、脱線しましたが、一眼レフで美味しいもんバンバン撮れたらいいなあって、ずーと思っていましたので、結構嬉しいです。さあ、Allaboutでも見てみようかな!

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ゴールデンウィーク終了!ありがとうございました!

感謝!

まだまだ、お休みを長くとられている方や、ずらしてとられている方もいらっしゃると思いますが、ひとまず、ゴールデンウィーク期間を終えました。本当にたくさんのお客様にご来店頂き、感謝しきりです。

海外への不安やETC特需、経済不況といった要素が国内や県内・近圏への旅行・レジャーにシフトしたようで、近年にない来店数・インターネットにおいては、当店ホームページサイトへは通年より2倍のページビューがありました。

お詫び

ホームページ上では、事前に活イカの不漁についてやゴールデンウィーク中の入荷は期待できないなどのアナウンスをして参りましたが、やはり、大半の活イカ目当ての御客様は、来店して初めて活イカがないことを知る方が多く、大変申し訳ない思いでした。

改めて、活イカ入荷情報をもっと身近に簡単に入手できる方法、手段を提案していければと思いました。

新兵器

ご来店頂いた方は気がつかれた方もいらっしゃるかと思いますが、入り口正面に、須佐の観光PRキャラクターみことちゃんにPOPで登場してもらい、携帯電話をかざすだけで梅乃葉ホームページにアクセスできる、おさいふケータイ(Felica)機能を利用したナビゲーションを案内していましたが、気がつきました?

どうも、人前でかざすことが恥ずかしいのかもしれませんね、あまり、かざしている方をお見かけしませんでした。各テーブルにあればいいんですが、結構費用も掛かりますので、もっと、いい方法を考えたいと思います。

今度ご来店される方は、是非、試してください。(あ、でもブログ見てる人はだいたいケータイサイトも既にブックマークしてるでしょうね・・・・・・うーん)

喜び

多くの方に来て頂けた事も嬉しいのですが、新しい梅乃葉の味「活きウニ」を食べて頂けた事、そして、その味をたくさんの方が喜ばれた事は、本当に嬉しかったです。

活イカ同様、活きてるまんまの本物の味です。割ったウニの殻がごにょごにょ動く姿は、子どもばかりか、大人の方まで喜ばれ、

「生まれて初めて食べた!」

「こんな味なんだ!」

と感動の声をたくさん聞けました。そんな声を糧に、この味をもっと広げていこうと思います。

又、たくさんの方が実はネットを見て来られているということを聞きました。活イカ状況を見ながら来店されたり、実際にきて活イカがなかったので、その場でホームページをケータイに登録し、次の日に入荷した活イカを目指して、二日連続来店した方もいらっしゃいました。

こんな風にネットを活用して頂けるなんて、本当に嬉しい話でした。

お客様から受けた使命

最終日の最後のお客様とお話した時のことです。

ご家族に活イカの味を食べてあげさせようと、活イカを目指してご連絡されて来られたお客様でした。活イカは入荷量がある程度ありましたので、そのお客様にはもちろん活イカは提供ができたのですが、その中で以前活イカを食べられたことのある方が、もっと、活きた状態の活イカを求められていました。

その方は大変料理にも造詣が深いのでしょう、逆にこうしたらどうか等とご提案までされ、活イカの「活き」のクオリティの中でも最上級の状態を欲していたのです。多分ほとんどのお客様にはわからないくらいの、ちょっとしたレベルの高い違いなんです。

活イカの活きのクオリティを上げる要素

その方が注目・提案されていたのは、活イカの提供スピードが念頭にあったようです。もちろん、提供スピード(活イカを捌いてから提供するまでの時間)は最重要とも言える要素ですが、もっと決定的な要素があります。

活イカそのものです。

活イカそのものの違い

人に例えると「年寄り」と「若者」という違いというのもありますが、「アスリート」と「ヒッキー」というような違い、それは、生命力あふれる生鮮素材には必ずそんな特徴があります。

活イカであれば、ちょっとした透明感の違い、ぬめりをまとい、その泳ぎにも余裕があります。まな板に載せて包丁を入れると、自分の筋力で開いてしまうくらい力強さがあります。そんな活イカは、盛り付けてお客様の目の前に出してもしばらくは、パフォーマンスを発揮してくれます。透明感、発色、食感、ゲソの動き・・・・「これぞ活イカ!」と言いたくなります。

以前、テレビ番組「ミヤネ屋」の取材の時、神足氏が「まるで命を食っているような感じ」と評していました。

しかし、そんな活イカの状態を常に用意しておくことができるのか?という大きな問題があります。

漁の違い環境の違い・・・

現在のイカ漁は昼に行なわれる縦縄漁と呼んでいますが、言い方を稚拙にすればトローリングのようなもんでしょうか、釣り糸を流しながら船を走らせ続ける漁ですから、イカが疑似餌に食いついても、しばらくは引っ張り続けるので、イカ自体大変消耗した状態で弱くなっています。ですので、うちに入荷しても長くは活きません。

これが、漁火で特徴的な夜の漁に変わると、まさしく一本釣りで、生命力溢れる釣りたてのイカが入荷できます。こういうイカは強く、ある程度は長く生きてくれます。

しかし、暑い真夏は港に着くまでに活イカは弱りますし、現在発生しているような、赤潮が近海に出ている時は。そんな海水が混ざれば、活イカはてきめん弱ります。水槽では、環境が悪ければ共食いを始めます。墨を吐き、仲間を道連れにします。

こんな活イカの状態の不安定さ、その後の水槽の状態、そして調理工程・調理時間といういくつものハードルを乗り越えて、活イカは提供します。普通で考えれば、このお客様の欲する状態を常に出し続けるのは困難を通り越して無理でしょう。

「やってみたい」そして、「やれる」

しかし、その後ずーと考えていたのですが、「もしかしてできるかもしれない・・・・」と思うようになりました。それには、それなりの設備も検証にかかる費用も時間もかかります。あまりにリスクの大きいドンキホーテのようなものかもしれません。

活イカ資源が希少になりつつある今、そのこと自体に価値はあるし、汎用性もある。「やってみたい」ですね。活イカの専門知識をまったくもっていなかった当初、漁師の重鎮達にも「どうせ失敗する」(笑)と思われながらここまでこれました。

うちの水槽は、うちの親父と自分で作っています。専門業者を入れて設置したことはありません。別の機器で専門業者を入れたことはありますが、それは経験豊富な佐賀県から来て頂きました。そのくらい、自分で理屈を納得しながら活イカの水槽システムを作ってきました。

そうやってきたのは、まるで根拠のない「やれる」という思いからです。(←バカでしょ)

長くなりましたが(www毎度)・・・・・

ゴールデンウィーク最後のお客様に頂いた宿題は、現状に甘んじることを戒める私への宿題というより使命となって、これからの目標にしたいと思います。うちが恵まれていると思うのは、こうしたお客様のフィードバックに成長させて頂いてる時です。

ありがとうございました。

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広島-須佐-活イカ!

 2009年4月16日

先日広島まで行ってきました。「須佐男命いか認定店」として、養老乃瀧グループの高品質素材を扱う海鮮居酒屋「だんまや水産」の新店舗のレセプションにお呼ばれでした。

寿司居酒屋だんまやOPENチラシ3
寿司居酒屋だんまやOPENチラシ3

新たな挑戦です。

既に「男命いか」の広島への流通はあるものの、正式な認定店はありませんでした。得てして、活イカなどは県境を超え九州など他の地に運ばれて消費されてきた経緯もあり、その大消費地の地域や飲食店事業者(水産業者)が

「活イカなんてどこでとったって一緒だろ!」

と言わんばかりに、活イカ業界を引っ張ってきましたからね。産地をブランド化する行為そのものにとっては大きな壁でした。色んな魚が御当地ブランド として名を上げている中、我も我もと、ただブランド化すれば儲かるかのように乱立して消費者を混乱させているのも事実です。ただ、イカは難しいのです。産 地による特徴の差異なんて微妙すぎて一般的にはわかりませんし、海の自然環境も変わってきており、同種の同じイカが必ず同じ地域に来ているのかさえ怪しい のです。完全養殖も、肥え太らせる養蓄さえもできません。

違うのは「扱い方」、 そして「扱う人」

イカは、死に方、死なせ方、その後の扱い方ではっきりとその状態が分かれてきます。イカの価値とは、先ず「種としての価値」(ケンサキイカが最高ですw)。そして、「熟達した扱い方の価値」だと思います。

この不況の中の新機出店

広島はもともと「マツダ」のお膝元。世界的不況の影響は大きく、飲み屋・飲食店は大打撃です。そんな中の出店に敬意を評しています。活イカがなくともうまくいっている居酒屋ブランドがベースにありますから、全てが冒険ではないにしても、出店までの経緯の中で関れたかとは大変勉強になりました。

梅乃葉との関り

最初に、養老乃瀧グループの役員の方からコンタクトが私の方にあり、「須佐男命いかを扱いたい」それが始まりでした。須佐観光協会の理事の立場からしても、須佐の第1次産業の生産者が元気になることが、これからの須佐観光や経済のキーワードにもなると思っていましたので、活イカのみならず情報の提供やアドバイスをさせて頂きました。

又、新店舗の精鋭である熟練調理人の方に活イカを扱うノウハウや秘密をできるかぎりお教えしたのも、先ずは「男命いか」を扱う店舗が成功しなければ次のステップに進めないと思っていたからです。

e697a5e59091e7838fe8b38a_s_s期せずして新店舗の看板に当店の写真素材を使いたいという申し出がありましたので、それも、無償でOKにしました。まあ、もともとブランド委員会で使うのも許可していましたし、数多くのメディアにすでに「須佐男命いか」の公式な写真素材として露出していますので、須佐から離れた広島の地でそれが看板として使われても、問題などありませんでした。

それに、「須佐男命いか」という言葉が、インターネット上に1ページも存在しない2004年1月私が始めてブログを開設し、ハンドルネーム「みこと」で、この写真素材を使って活イカをPRし始めたという、しょうもない自負がありましたので、この写真こそ「男命いか」だ!と思って頂けるのは光栄な話です。

それに、うちで使っている看板と同じものですからね、なんか勝手にうちの支店ができたような気分になります。(規模は支店の方が大きいですが・・・・爆)

※この写真素材は、梅乃葉の宣伝やクチコミに関してでしたら、使用は自由です。その他に関しては、許可が必要です。

広島からの御客様へのこだわり

広島で修行した私にとっては、広島の御客様を須佐のうちのお店まで来てもらうことは、以前より目標にしていたことで、どんどんその数は増えているところでした。そこで、今回の話は、「養老乃瀧グループの新規出店」ではなく、

「須佐ってどこよ?」

「男命いか(活イカ)って何?」

っていう広島でのきっかけ作りという位置付けでした。お蔭様で、この出店以来当店への問合せも増えています。話をさせて頂いた役員の方が何度も、

「お宅にメリットは無いのにご協力ありがとうございます」

といつもおっしゃってくれますが、なんのことはない、メリットだらけです(笑)。これで漁師たちが元気になるんなら、お礼はうちの方がすべきですw。

古巣への感謝・・・・・そして哀悼

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本通り・・・微妙に店舗が様変わり
んー変わんない概観・・
んー変わんない概観・・
古巣の一つ
古巣の一つ

広島への久々のドライブ&ショッピング&散策です。昔の職場にも顔を出し、近況を聞いたり、経済話を話したり、色んな刺激を受けて充実した時間を過ごせました。

最後帰る道中に、和食修行でお世話になった料亭を見に行きました。当時お世話になった板長が亡くなっていたと言う話を聞いたからです。

極短い間でしたがお世話になり、今でも頻繁に思い出す職場です。入り口前で一礼し、帰りました。「ありがとうございました。」

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