2022年の振り返りと今後

2022年を振り返り

コロナ対応の変化

現在、コロナ規制も緩やかになってきていますが、本年初頭はまだまだ厳しい時期でした。

まん延防止等重点措置の適用が山口県でも決まって、当店の感染拡大防止対策も継続しておりましたので、大変、お客様にもご不便をおかけしておりました。

しかし、GW中の5月1日からは、入店時の記帳を止めるなど、徐々にその対応も緩和してゆくようになったのですが、ここで問題が出てきました。

ありがたいことに、行政の経済対策が様々行われはじめ、人流がお陰様で復調し、当店にも多くのお客様が増えてきたのですが、その勢いが大きく、サービス対応が困難になってきました。

サービス・システムの改定

そこで、お水やお茶のセルフサービス化や、LINEで事前の順番取りのシステムを停止、営業時間中の電話対応の原則停止・・・等など、お客様へのご協力を得ながら対応を進めてきました。

原料・経費コスト価格の上昇

今後も続くと言われている電気ガスなどのエネルギーコストの上昇、仕入全般にわたり、何度も価格が上がってきているため、7月にはメニューの価格改定を行わさせて頂きました。

水産資源の減少

活イカ・のどぐろ・うになどの不漁の影響が大きく、対応が大変厳しくなてきました。

■活イカ

特に、活イカに関しては、本年夏お盆には実施しましたが、提供制限を今後も一定の条件のもと行うことも出てくると思われます。

提供制限とは、多くのお客様がご来店くださる連休等で活イカの入荷が少ない時に、取り置きの数を人数の半分までの数に制限させて頂く措置です。(実施時はその都度告知いたします)

■のどぐろ

又、のどぐろに関しては、異常不漁状態が今後も続く限り、異次元のような市場価格の高騰となっています。流石にそこまでの価格上昇を踏まえた料理の提供は困難ですので、年明け早々には一旦、提供が止まる状況です。

■活うに

春の3月後半から提供開始するクロウニ(ムラサキウニ)は、今後も提供は大丈夫ですが、5月から夏に出るアカウニは、不漁状況が今後も続くと思われます。その価値は現在も上昇し続け、市場では海外からの引き合いも強く、資源が少ないのに、価格が上昇し続けているという異常事態にもなっています。

来年からのさらなる挑戦!

本年は、お伝えしきれない取り組みや出来事がありました。

コロナウィルスやロシア-ウクライナ戦争の影響にしても、目の前のことばかり気にしていては、世の中の変化に対応できなくなってしまいます。

新しい出会いもありました。

旧知の方のお声がけやアドバイスによって、新たな目標や展開を想像することもできました。

各資源の不漁は今に始まったことではないので、どうやったら今後もお客様に楽しんでいただけるかは、以前より、お店の対応を考えながら進めてきました。

様々な挑戦・経験をしたお陰で、当店レベルの一般的な小さな飲食店にしては、似つかわしくない、高品質・高機能な機器が当店には揃っていたり、優れたパートナー事業者や生産者との繋がりもあります。

その御蔭で、まだまだ、お客様に提供して喜んでもらいたい、料理・素材やサービスはありますので、ご来店されるお客様に今後も楽しんで頂きたい思いで一杯です。

なかなか、情報発信ができず、いつも来てくださるお客様の中には、来られるタイミングを失っていらっしゃる方も多いかと思い、反省しております。

年末になり特に思うのは、本当に遠方の当店に、いつも来てくださる素敵なお客様への感謝の気持ちです。

コロナであろうが、不漁であろうが、いつも応援してくれ、声をかけてくださる笑顔に、「あ~お店をやってて良かった~」としみじみ思わさせて頂きます。

いつもありがとうございます。

今後とも宜しくお願い致します。

 

来年からの、梅乃葉の進化・挑戦を、又、楽しんでくださいね!

感謝!

感謝!セルフ化で劇的に負担軽減となりました。

お水(お冷)のセルフサービス化始まっています。

’22/6/17より、お水(お冷)の提供やおかわりがセルフサービスとなりました。(冬季はお茶も同様です)

飲食店としての慣例もありますし、お店のスタイルにもよりますので、その線引は様々ですが、もとより、当店は、当店にしかできない料理や楽しみ方(口福)を提供するのが方針であり「らしさ」だと思っております。

一流のお店であっても、真似のできない料理やメソッドがあります。それでも、気安く食べに来て頂きたいというスタイルですので、あまり、他店がどうしてるから、同じにしておこうという気はありません。

ですが、お水の提供は、なんとなく、お店側が「出してあげたい」「出さなきゃいけない」という考えに囚われてはいました。

 

劇的な負担軽減

大変、びっくりしています。ここまでか!というくらい今まで「お水を提供する」に付随して起こっていた、無駄がなくなったのです。

無駄と言っているのは、直接的に「お水を提供する行為」ではありません。

ご注文を取りに伺ってお水が出てない時は、再度お水を持ってお届けしますし、早々にお水をご用意して案内しながらテーブルに着席されるまで待ち続けたり、または、その時点で、用意したお水と人数が違い再度入れ直しに行ったり、ある時は、他のスタッフが既に持って行っているのに、そこまで運んで行って気づいたり、これらのことって、お客様には、見えないことで、本当に完全なる無駄だったのです。

これが、来店の多い繁忙時間中永遠に繰り返されるわけですから、スタッフの疲弊も増すばかりでした。

もちろん、お水のおかわりというのも、たとえ、おかわり用のお水をサービスカウンターに用意しておいても、お客様から言われれば、お入れしていましたが、「セルフサービス」と最初から告知してあると、当たり前ですが、そのおかわりもお客様ご自身でやって頂けるのですから、本当にその業務がごっそりなくなるのは、大きいのです。

今までも各テーブルに用意しようとか、お客様のご案内の流れ・システムの改善で、無駄を省こうと検証していましたが、大した効果はありませんでした。

ご協力頂いたお客様への感謝!

大変、スムーズにご協力頂けております。

インフォメーションや店頭の告知をご覧になられた方もいらっしゃいますが、それでも、セルフサービスを普通に受け止めてくださっているお客様に感謝しきりです。

ファミレスや回転寿司といったチェーン店だけでなく、小さな飲食店でもセルフサービスは珍しくはありません。当店のような不特定多数のお客様が、どんどん入退店を繰り返す業態のお店では普通によくあることかもしれませんが、このたびは、当店スタッフにとって、大きな変化でした。

感謝!

 

他店紹介始めます

又、今後の方向として告知しています、他店の紹介は早々に始まります。

今後、繁忙期となって増え続けるお客様への対応は、ますます、難しくなり、具体的に言えば、土日祝日は待ち時間が長くなることは間違いありません。

同じ地域内に、活イカを提供するお店はありますので、

「別に梅乃葉でなくていい」

「イカさえ食べられリャどこでもいい」

「待ちたくない」

という方は、是非、活イカの有無をお問い合わせの上、他店に行かれることをおすすめします。

—- 須佐地域内の活イカのお店 —-

美志満屋   TEL:08387-6-2055

穂乃花    TEL:08387-6-3865

いかマルシェ TEL:08387-6-3380

ジョイフルセンター(2022年は休業)

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各店、こだわりや努力をされています。

ただし、その内容・価格などについて、当店が保証や推奨するという意味ではありませんので、ご検討の上、ご利用ください。

当店は、「当店が良い」「待ってでも当店で食べたい」と思われ、期待されて来られている方に、少ないスタッフで全力で対応させて頂きます。。

「天地がひっくり返るほどうまい!」のどぐろ一夜干しの清蒸とは!?

スタートしています!

新メニュー「のどぐろ一夜干しの清蒸(ちんじょん)」

梅乃葉で楽しめる「一夜干し ×  清蒸」シリーズ第1弾!

梅乃葉独自製法の一夜干しとは

梅乃葉独自の一夜干し製法「ほろ酔い干し」は、特許技術である素材の中心部から表面までの水分を低温で特殊な送風循環管理して揮発させることで、一般的なやや高い温度の熱風で乾燥させて干物の表面が過乾燥となるムラのある干物(焼くと表面の固さが際立ちます。)と違い、焼いた後もしっとりとした柔らかさの残るソフト干物をつくることができる特殊技術です。更に仕上げに、東洋美人の純米大吟醸を塗布・浸潤させるため、焼いた時の柔らかさや芳醇さが際立つ一夜干しになっています。

現在、「ケンサキイカ」と「のどぐろ」の2商品を「ほろ酔い美人シリーズ」用意しています。(近日、もう1種増えます!)

のどぐろ一夜干し「ほろ酔い美人」
のどぐろ一夜干し「ほろ酔い美人」
剣先イカ一夜干し「ほろ酔い美人」
剣先イカ一夜干し「ほろ酔い美人」

この一夜干しを、高級中華ではお馴染みの技術「清蒸」(ちんじょん)で、味わって頂くサイドメニューを用意いたしました。

その第一弾が「のどぐろの一夜干し」です。

清蒸とは

清蒸は、多くの文豪や美食家が「天地がひっくり返るほど美味い!」と言わしめる高級中華ではお馴染みの料理で、本来は、生きた活魚(主に根魚[ハタ系とか])でやる調理法です。

ですが、このほぼほぼ同じ調理技術で、かつて、梅乃葉のメニューとなっていた献立を覚えていますか?三昧丼の中の1品「剣先イカ一夜干しの葱焼き丼」です。

剣先イカ一夜干しの葱焼き丼(三昧丼)

私(店長)が個人的にも大好きだったメニューですが、イカの不漁による原料不足で、グランドメニューから外さざるを得なかった献立です。(※現在、その代わりにイカ味噌丼がメニューには鎮座しています。)

梅乃葉の一夜干しだからできる清蒸!

梅乃葉が作っているほろ酔い干し仕立ての一夜干しだと、素材の水分が抜けて、旨味を凝縮・簡易熟成させているので、味が濃く感じやすく、柔らかさを保持できるのです。

焼いても、抜群に美味いのはもちろんですが、密閉されたホーロー鍋の中で軽く酒蒸しされた身は、のどぐろであれば、ふっくらとしたほぐれるような柔らかさで、鮮魚・活魚でやる場合の良さも併せ持ちながら、一夜干しならではの軽い熟成した身を楽しめます。

そして、ベースとなる調味料は、当店オリジナル調味料である「葱だれ」。無国籍料理界の草分け的レジェンドである熊谷喜八氏が、当店にいかのしゃぶしゃぶ用にと伝授してくれたエスニックなタレで、(現在、当店のイカ水餃子でお付けしています)蒸し揚がった身に掛けております。(魚介類との相性の良さが秀逸です。)

イカのしゃぶしゃぶ用のエスニックダレ「葱だれ」

清蒸の醍醐味といえば

そして、清蒸の醍醐味といえば、そのアツアツに蒸しあげた身の上に、白葱と生姜の千切りをモリッとのせて、アツアツのごま油を、ジュッ~と回しかける仕上げです。

清蒸にアツアツの金ごま油

もちろん、このアツアツのごま油は、お客様の目の前で、鍋蓋を外し、蒸気が立ち上るところで、かけさせて頂きます。立ち上がる蒸気と香りと音にワクワクが止まりません!

もう、この瞬間で、口の中に唾液が駄々洩れする、主役級のサイドメニューです。

ごま油が又秀逸なのです!

ごま油は、萩の胡麻衛門の金ごま油を使用しています。低温圧搾法と呼ばれる、玉締め機という専用の機械を使用して低圧力、常温で時間をかけてゆっくりと油を搾り取る製法です。

低圧力、常温で搾り取るため、ゴマの芳醇な香りやビタミンなどの栄養素がそのまま残り、鮮やかな琥珀色の上質な食用油に仕上がります。常温・低圧力・時間をかけた搾りのため摩擦熱が発生しないので、無駄な加工をする必要もなく、搾った油を単純に濾過しただけのエキストラバージンな油に仕上がっています。

胡麻衛門の油は、当店商品の「漬け丼」シリーズにも使用しており、ごまの焙煎香が、華やかに広がる品質で、清蒸の香り立つ香気には、かかせない調味料となっています。

 

剣先イカバージョンは、少々お待ちを!

先行して、「のどぐろの一夜干し」からのスタートですが、

イカバージョンは、少々お待ちください。

イカの原料不足もありますが、もろもろ、オペレーションが意外と煩雑で、大変なのです。何より、サービススタッフが提供にこなれてきたら、どんどん(?)、提供開始予定です。

ただ、夏秋の繁忙期は、オペレーション上の問題がありますが、地元の美味しい白葱がないこともあり、季節限定となるかもしれません。

ひとまず、この寒い時期には、アツアツの清蒸を是非、お楽しみください。

又、自宅で、やってみたいという方は、当店通販部から、ほろ酔い干しシリーズや葱だれをご購入して、お試しされるのも良いかと思います。

 

是非~!!

 

 

 

 

 

 

 

新メニュー続々登場~自家製炙り生姜糀の土鍋ごはん

2月からのメニューをアップしています!

アッという間に、1月が終わっていますね。

コロナ(オミクロン株)の影響は、この度は大きく、来店するお客様も過去一少ない状態ですので、皆さん、自粛生活をされていることと思います。

山口県は、そうそうにまんえん防止措置地域となっていましたので、警戒するのも致し方ないのですが、外出できないのはやっぱり不自由ですね。早く、収束することを願うばかりです。(頑張りましょう!)

さて、昨年末から粛々と準備しておりましたが、店内メニューがアップグレードしております。新メニューが増えたり、献立内容が変わったり、増えたりと、結構欲張っております。おそらく、どれにしようか、どれを頼むべきか迷うところですが、今の時期のような、お客様の来店が少ない時期だからこそ、とりあえず、丁寧に、新メニュー体制を進めたいと思い一気に増やしました。

梅乃葉メニュー2022年2月~

結構、スタッフ的には、オペレーションが増え、大変になります。なので、夏秋の繁忙期には、メニュー数は減らすとは思いますので、この時期のラインナップを是非、楽しんでいただければと思っています。

新メニューなどちょっとづつ紹介してゆきますね。

炙り生姜糀土鍋ごはん

以前より梅乃葉の身内的には昔からある料理で、登場させる機会がなかなかないため日の目を見なかったのですが、のどぐろ生姜釜飯や釜飯メニューのベースにしているもので、「むしろこれだけでよくね!?」的なシンプルで美味しい一品です。

これが、美味いんですよ。

メインの素材の味を活かすために、凄い薄味なんですが、自家製の皮ごと炙った生姜と米糀を発酵熟成させた「生姜酵素」の入った「炙り生姜糀」を使い、ほんのり甘味があって、ピリッと生姜が効いています。ヘルシーでさっぱり!心も体も温まります!

土鍋で炊き上げますので、アツアツの炊きたてを楽しみながら、生姜と相性の良い「イカ」やその他の料理との組み合わせを楽しんで頂けます。いや、むしろ、活イカを召し上がる時、この生姜糀ごはんと一緒に味わうことで、より一層、イカ料理屋ならではの「イカ」を体験して頂くことができます。

で、そんなお膳を用意いたしました。

生姜糀土鍋御膳

生姜糀土鍋御膳

イカは低糖質・低脂質・高タンパクの滋養素材。「須佐男命いか」の活き造りと、「イカ水餃子」、「サラダ」(写真には写っていませんがミニサラダが付いています。)、そして熟成発酵させた生姜酵素たっぷりの「生姜糀土鍋ごはん」で、イカを堪能しながら美味しく食べて健康に!

活イカの定食・活イカの御膳全てにミニサラダが付くようになりました!

意図して、今後梅乃葉では献立の中に、よりヘルシーなバランスを持ち込みたいために、サラダメニューを増やしてゆく予定です。そのためにも、サラダメニューに使用する「野菜」の使用率を上げてゆくことで、生鮮のクオリティを上げたいと考え、ひとまず、「男命いか釜飯御膳」「生姜糀土鍋御膳」「活イカ定食」に、ミニサラダが付くようになりました。

サラダのドレッシングには、東洋美人の酒粕を酵素発酵させて作っている「夏みかんとお米のとろとろ発酵ソース」です。

夏みかんとお米のとろとろ発酵ソース

このソースは、もともと、焼いたイカを野菜サラダと一緒に食べていただくために、益田市のNOBUの上田シェフの料理に感銘を受けて作ったフルーティーな味のソースです。

そんな活イカメニューをアップグレードさせつつ、本年の活イカ料理を楽しんでいただければと思っています。

 

是非~!

 

 

ところで、インフォメーションにも上げておりますが、まんえん防止措置の山口県全域指定に合わせて一旦お休みし、2月6日より再開しましたが、入店後の感染防止対策をより強化する形にシフトすることで、お住まいによる入店制限を撤廃いたしました。

今後とも、ご理解、ご協力のほど、よろしくお願いいたします。