須佐弁天祭ドキュメント動画できました!—3年がかり(笑)

須佐弁天祭とは

山口県萩市須佐で毎年7月27日28日に行われている、

須佐湾海上での神事で、海上渡御と呼ばれる、船に御神体の載った神輿をのせ、

湾内の社までを、管弦船を従え、廻る、海の男達の祭りです。

特に、28日の還元祭という御旅処から御神体をお迎えするときには、花火大会が行われ、

海上での神事は、夏の夜の絵巻物といった風情です。

海上渡御

その祭りの様子・背景・由来をまとめたドキュメント動画を、

この度ようやく仕上げることができました。

須佐弁天祭ドキュメント

[youtube]https://www.youtube.com/watch?v=QRXWPptRwsA[/youtube]
動画の編集は、なんだかんだ進みますが、時間がかかったのは、須佐の古代史の検証です。

須佐の古代史は、神話のもとになっている幾つもの逸話が残っています。

正式な記録の中にも、すでに、失われている事柄も多く、様々な角度からの検証を余儀なくされます。

ただ、私自身のベースとなる知識を広げる時間の方が相当かかりましたけど。

 

漁師の元気のために!

おいおい、須佐の古代ロマンについては、別立てのブログにて語りますが、

このドキュメント動画、PR用でもなんでもなく、

この祭りを連綿と紡ぐ漁師の皆さんに見て頂き、

自分達の継承している祭りの素晴らしさを感じて頂ければいいなあっと、

思っています。

 

須佐之男命

古代史を検証しているところで、

とんでもない書物との出会いがありました。

須佐の地が、須佐之男命が駐留していた所という説を、

日本最古の歴史書「古事記」から解読・推察した大学教授の論文です。

博士号をとった別の論文では、いかに須佐という地が独特の地形に位置しており、

古代において、独立国家的、独自の発展をしていた場所であるかを解説しています。

(突っ込んだことは、別立てのブログにて。。。)

 

そんな須佐之男命の縁のある地に、縁のある神の信仰・神事が、

こういう形で残っていることが、本当に希少で素晴らしいことなんだって、

なんとなく、 伝わればいいな。

 

 

50分弱の動画です。

須佐の方は、必見です。

 

夏———-!!来ましたね!

アツーーーーーーー!!

すんごいですね、この落差!

つい数日前は、ドシャ降り&土砂崩れなどに見舞われていたというのに。

完全な梅雨明けですね。

(台風近づいてますけど・・・・)

 

イカにはちょっと・・・・・

しかし、この暑さは、要注意でして、

活イカにとっては、海水温がぐっと上がるタイミングでもあります。

漁師がストックする港の水槽の海水温も上がってしまって、

活イカが弱りやすく、長く持ちません。

 

対応様々・・・・・

だいたい、業者は、船が帰ってくる夜中に、船槽から直接活イカを仕入れるなど、漁師も業者もできるだけ弱らないように、対応に気を使います。

イカだけでなく、この暑さは、お客様や従業員にも、そして料理そのものにもかなりのストレスです。

配慮した対応をしてゆかねばなりません。

 

先々週の土日に、過去最高の来店者数&活イカの注文数を超えたかと思いきや、

この3連休は、例年のお盆やGW並の御来店者数、

中日の日曜日にいたっては、過去最高を軽く更新し、

11時オープンからクローズ(予定の)15時まで、行列とウェイティングが切れませんでした。

 

店内のテーブル席エリアギリギリまでウィティングのお客様が詰まり合う状態、

そんな中、暑さでグロッキー状態の子どもの姿もありました。(入口付近のためエアコンの効きが悪い・・)

外で、待つにしても、この暑さでは、ちょっとでも中で待ちたいですよね。。。(スミマセン)

その辺の対応も考えたいです。

 

影響は平日にも表れ、活イカを求めるお客様が絶えません。

本当に感謝です。

 

厳しい気候になります。

お客様や従業員のためにも、

少しでも快適になるための対応を考えたいと思います。

 

娘の誕生日

先日、2番目の子の誕生日だったので、

本人希望の回転寿司に行きました。

仙崎の回転寿司に先日フライングで行ってみたら、営業自体やめられてたので・・・・・・・・。。。。

益田でリベンジでした。

 

プレゼントの自転車にケーキに、そして回転寿司、(本人の希望通り)

ともかく楽しんでくれて何よりでした。

 

回転寿司経営

回転寿司といえど、勉強になります。

萩市内でさえ、回転寿司は経営が難しいのでしょう、生き残っているお店はありません。

仙崎のお店でさえ、そんな状態ですから。

この北浦の地域で、回転寿司という業態がダメなのか!?

 

そうは思えないのが、益田市では何店舗もあるという点です。浜田もありますね。

行った印象や細かいことを言えばきりがありませんが、

結局運営者(企業)の店舗運営に対する姿勢やネタへの姿勢、

そして、決め手ではないでしょうけど、ターゲットへの認識については思うところがあります。

 

お客様は、観光客であっても、地元の方であっても、たえず成長し、変化しています。

こちらの思い込みの枠を勝手にあてがっておいて、時が経っても、その枠を検証し再確認しない姿勢は、

お客様を舐めていることと変わりないですよね。

 

中には、強烈なオリジナリティと高付加価値を持つお店であれば、

お客様の方から支持するでしょうけど。。。

その付加価値の維持というのも、相当な経営努力です。

勉強になりました。

 

 

 

さて、私も頑張らねば!

お客様が楽しんで頂けるように、従業員が快適に働けるように。

夏本番、活イカも本番です!

 

 

 

 

イカ墨カレーたくさんのお取り寄せ注文、アザッス!

「熱血テレビ」放送後・・・

先日6/13日のKRY「熱血テレビ」での「イカ墨カレー」の放送直後には

電話は殺到、

通販オーダー どどどどど・・・・。

FAXでのご依頼も数々・・・・。

誠にありがとうございました。

イカ墨カレー

商品がいつものストック量では間に合わず、

この週末に、再仕込みを経て、本日出荷し終わりました。

「とりあえず、食べてみたい。」

正直、そんなきっかけだけで、十分ありがたいご注文でした。

 

こだわっていることとは

発展途上の料理

この商品への思い入れは自分的には深く、練りこんだレシピは、

今では、かなり洗練されているつもりですが、

「もっと深く・美味しくなるはず!」って、

まだまだ、もっとこだわってゆきたいと思っています。

 

イカ料理のスタンス

取材の中で、(カットされていましたが)

「活イカと、イカ墨カレー、あえておすすめなのはどちら?」

という問いがありました。

 

迷わず、「活イカです」と応えました。

(↑番組の狙い的にはカレーと言ったほうが面白かったのかもしれませんが。。。)

「しかし、その裏側・対局に、こんな剣先イカの味わいの世界があるんだというのがイカ墨カレーの魅力なんです」

とも言っています。

 

活イカの醍醐味を楽しんでいただくのは、当店の揺るがない使命です。

活イカ以外のこういったイカ料理の数々は、

浮気させるために、あるいは、あれもあるこれもあるといった並列に並べて、

メニューの選択肢の幅を見せるためではありません。

 

男命いか(剣先イカ)という素材は、

色々な角度から突き詰めてこだわると、

そのどれもが主役級の味・看板料理となるポテンシャルを秘めており、

その真骨頂が「活イカ」なんだということを表現しているのが、

梅乃葉の「イカ」メニューラインナップなんです。

 

この度、KRY「熱血テレビ」さんにスポットをあてて頂いた「イカ墨カレー」とは、

そんな剣先イカ料理の突き詰めたこだわりの1面、

それに対して、取材のお話を頂けたことは、本当に嬉しかったです。

 

思わぬ副産物!?

ご注文は大変ありがたく、

今回を機に勉強になったことがいくつもあります。

そこを魅力と捉えて頂けるんだ。。。!とか、

パッケージ上こんな注意点があったのか。。。!

などなどの気づき、

事業のステップとしてもう少し先と考えていたことも、

この機会に、内部的な理解や、ヤル気を得ることができ、

今季早々に進めることとなったのは、嬉しい誤算です。

様々な、出会いと引き寄せを感じました。

 

そう、自分がこう進めてゆきたいと思い描く事業の進化を、

色々な方のご縁が、造ってくださるという感じです。

それに見合う、自助努力はこれまた難しいんですけどね。

ほんとうに感謝です。

 

放送は、各県で、8月末くらいまでバラバラの日程で放送されます。

各県でのリアクションも参考になります。

今度は、6/21に、福井県で、放送です。

先ずは、本日発送しましたイカ墨カレーを、お客様が楽しんで頂けるだろうか!?

その心配ばかりです。

イカ墨カレーパッケージ

昔、魚屋で使われていたという蝋引き紙に包んだシンプルなパッケージで、販売しております。

ご注文は、イカ料理通販部

 

 

ん~、やっぱり、俺ってついてる!!

 

藻場の再生へ!「海の森をつくる会」とは。。。

2012年4月21日設立「海の森をつくる会」

GW前の超テンパっているその時期に、こんな会を設立しました。

「海の森をつくる会」 (海森会)です。  ※発起人は私+2名の合計3名でです。

GW明けも活イカのシーズンinに向けたもろもろの忙しさもあって、

このことをアップできなかったんですが、

その後も増え続ける会員の方もいらっしゃいますし、(現在、100名を超えました。。。)

自分自身が予てから考察していた実験モジュール(←自分で勝手にそう呼んでる)の設計案と、

その素材の準備もできたので、

そんな節目に、設立までの思いを書いておきます。

 

藻場の減少・磯焼け・貧酸素状態の沿岸部・・・

理由にまでは誰も関心はない。

今に始まったことじゃないのですが、

興味ない人や、言われるまで気づきもしなかったという人は意外に多いのが、磯の現状についてです。

 

魚介類が昔に比べて捕れていないことは、よく耳にしていると思いますが、

そこからは興味の薄い部分で、そんなもんです。

普段、消費環境にはいても、生産現場にいくことはないですからね。

 

疑問・出会い・学び

梅乃葉が活イカを始めた時は、イカについてというより、水生生物についてかなり勉強しました。

いや、勉強しなきゃやっていけませんでした。

同時にそれは、海の環境を学ぶきっかけでもいあったのですが、

地元の海でとれる素材に出会い、向き合えば向き合うほど、

この不思議な自然の素晴らしさと、バランスが、いかに、崩れてゆきつつあるのかを感じます。

で、いつも思っていたのは、

 

「崩れるには崩れるなりの、かならず根拠がある」ということです。

 

荒唐無稽な自然破壊理論や漠然としたエコ活動に、しっくりくるものが自分にはなく、

自分自身というより、この地域で商売をさせて頂いている梅乃葉として、

何か、できることがあるのではないか!?って、いつも思っていました。

 

日々、自然から頂いているたくさんの恵みに対して、

循環する環境の中の、コチラから自然に与えられるものとは!?

 

って追いかけていると、不思議ですね、ひょんなことから出会うんですよ、こういうことって。

それが、とある理論に基づいた海中の緑化を図る取り組みです。

 

発足!

細かい理論は、さておき、

昨年から、漁師で、顔も広く、こういったことにも積極的な方とともに、

色々と、取り組み方を模索しました。

取り組みの中には、子供たちに、故郷の海のことや、循環環境について知ってもらいたい思いもあって、

小中学校の教育現場との関わりと、地域の方を巻き込む継続的な事業・組織づくりが柱となりました。

ほぼ、その漁師の方の超人的な働きによって、GW前の4/21に、会を発足することが出来ました。

(萩ケーブルさんでも放映)

その時点で、70名余りの人が会に入って頂いており、趣旨に思いのほか賛同して頂けたことに感謝です。

若い方の参加もあって、今後の活動に期待もかかります。

 

会の名前の通り、海の森を作ることが、何を変え、何を生み出し、何を巻き起こすのか、

自然だけでなく、水生生物、あるいは、漁師や地域の方に、はたまた、商売屋に、

どんなイノベーションが待っているのか!?

本年のメイン事業は、藻場再生の取り組みを実際に行われている、外部の先生&生徒さんをお呼びして、

中学校で講演を行って頂き、実際に、秋口にはその実験を始めます。

再生には時間も必要。ゆっくりじっくり、トライしてゆきます。

 

私の実験モジュール初号機~参号機(予定)も、裏側で進みます。

この実験で得られるあらゆるデータは、全て公開するつもりです。

(もちろん、成果の上がる状態にしてからですけど。)

起こりうる、あらゆる問題に対する対策・方法についても同様にです。

こういうことは、みんなでやらなきゃ意味が無いですからね。特に海つながってるし。

 

私も、漁師さんも本業や本業以外でも、なんだかんだ抱えた上で、更に、この活動です。

正直、首を占める思いでした。(GW前は特に。。。)

でもですね、この活動、今後、ずーーーーーーーーーーーーーーと、連綿と紡いでいくことだと思っています。

 

がんばりますよ!

PS.

会に興味を持って賛同・ご入会していただける方は、私の方にでも連絡を。年会費500円です!

(賛同されるほど、まだご説明しておりませんが。。。)