日本一を造り出す酒蔵の「こだわり」と梅乃葉が使命とする「こだわり」

日本一を造り出す山口県の酒蔵「澄川酒造場」

「東洋美人」の名で、全国区の知名度と、実力をもつ酒蔵が、山口県萩市にあります。

澄川酒造場です。

萩市小川という場所は、須佐のお隣さん。

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身近なところに、全国どころか、世界を視野に入れた酒造りをされている蔵があるんです。

 

日本酒の評価

日本酒業界では、長く、「金賞」とか称される全国新酒鑑評会での結果が、一定の評価基準でありましたが、

昔から、知っている人は、疑問に思っているところもあって、入賞用にわざわざその酒を作りこむことも珍しくないんですね。

要は、全国新酒鑑評会用しか作っていないんで、飲めないんです。

「金賞受賞」の蔵というプロパガンダですね。

 

それはそれで、過去の日本酒業界にとっては、そういうPRの仕方が続いたわけですが、

当然、しっくりこない。

 

そこで、業界の様々な習慣・イメージを払拭させる取り組みといえるのが、

日本一美味しい市販酒が決まるきき酒イベント、出品酒世界最多、唯一日本酒だけのコンペティション

SAKE COMPETITION

です。

 

日本?世界1位!澄川酒造場「東洋美人」の評価

2012年

【生酛山廃部門】  1位  「東洋美人 山廃純米」

2013年

【純米吟醸部門】  1位  「東洋美人 純米吟醸 611」

【生酛山廃部門】  1位  「東洋美人 山廃純米」

2014年

【純米吟醸部門】  3位  「東洋美人 純米吟醸 レトルトラベル」

【純米吟醸部門】  9位  「東洋美人 純米吟醸 2014FIFAワールドカップ」

【純米大吟醸部門】  10位  「東洋美人 壱番纏 純米大吟醸」

【FreeStyleUnder5000部門】  1位 「東洋美人 大吟醸 地帆紅」

 

年々、出品数も増え、品質・競合も高くなる中、常にTOP10に入り、

且つ、日本いや、世界1位の日本酒としての評価。

凄いですよね。

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梅乃葉の「こだわり」と澄川酒造の「こだわり」のコラボレーション

 

現社長であり、杜氏の澄川宜史氏の言葉が、

 

「東洋美人は稲をくぐり抜けた水でありたい」

 

そんな世界観を持つお酒、酒造りを続けている澄川氏を訪ねたのが一昨年前。

そこで、私が言った言葉とは、

 

「須佐男命いかを世に出したい。澄川さんのお力を貸して頂きたい。」

 

突然の依頼にもかかわらず、快諾してくださった澄川氏は、

それ以降、最大限の協力をしてくださいました。

途中、豪雨災害にあい、奇跡的な復興を成し遂げるなど、

澄川酒造場さんの軌跡は、ご存知のとおりです。

 

何を作る!梅乃葉は!?

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では、どうやって、コラボレーションしてゆくのか!?

「須佐男命いか」を食べて、「東洋美人」を飲んで頂く。

もちろん、そんな楽しみ方はありですし、今後も推奨してゆきますが、

基本的に、梅乃葉は、お昼の食事処ですので、そうそうお酒は皆さん召し上がりません。

 

そこで、当初から考えていたのが、

「須佐男命いかの加工品」に対してでした。

 

余計なものを足さず、

お互いのこだわりと存在意義を汚さず、

唯一無二の逸品を創りだす。

 

そして、私が依頼した澄川さんのこだわって造っているものの1つは、

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糀(こうじ)です。

 

澄川酒造場の酒造りの根幹ともなる、糀です。

日本最上級クラスの酒米(山田錦)を、

純米大吟醸用に精米歩合35%に磨いて、

手造りで作っている酒米糀です。

 

ようやく、目処が立ちました。

本年、秋・・・いや夏にはローンチできると思います。

 

その前に!

試作・研究の期間中というのは、本当に苦しかったのですが、

そのおかげで、たくさんのフィードバックや派生するアイデアが生まれました。

すでに、その学びと実践は、梅乃葉の現行メニューに侵食しつつあります。

 

たった1つの商品を追いかけていたはずが、

気付けば、梅乃葉全体の料理に影響のある種となって、

徐々に表れています。

 

少しづつ、提供してゆくものもあれば、

既存のメニューが、実は裏でアップデートしているものも出てきます。

例えば、

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こんなのにも!

お楽しみください。

 

梅乃葉の特定モニターメンバーに先行して楽しんで頂きます。

ちなみに新商品は、一定の検証を踏んだ後に、

梅乃葉のファンでもあり、登録して頂いた、モニターメンバーさんに先行して楽しんで頂きます。

モニターメンバーの登録は、

「梅食うポン会員」さんの方は、ログイン後、メニューの中に、案内が表示されますので、

興味ある!!応援しますよー!私、東洋美人ファンとしては黙っていられない!という方は、

是非、この機会にご登録ください。

(上記、ネット上でしか、受け付けておりません。又、あまり協力的でないと判断した場合は、メンバーをご遠慮して頂いております。)

 

 

活イカの大型バス昼食対応を本年は見送ります。

観光バス・団体旅行(大型・中型バス等)での活イカ昼食

現在、ホームページ刷新予定につき、

詳細の掲載は、後日となりますが、

数年前より対応が厳しくなっておりました、

活イカ料理の団体昼食の対応ですが、

本年、オンシーズン(4月~11月)は、下記条件では、

土日祝日のみならず、平日も対応を見送らさせて頂きます。

 

団体対応不可の条件

  • 4月~11月期間全日程活イカ昼食
  • 大型・中型バス等(21名以上)での
  • 場所・時間指定の予約。

以上が対象です。

つまり、大型バス等での活イカ昼食の対応ができないことになりました。

※オフシーズン(12月~3月)や、夕食での対応は、大型であってもお受けしております。

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 団体昼食のご要望の大半は土日祝日。

これに関しては、既に、対応できないことにしておりましたが、

平日においても、普通にお店にご来店くださるお客様へのサービスとの両立が、

困難になってまいりました。

 

ありがたい話であり、心苦しい話でもあるのは、

こうした団体昼食の機会が今まであったからこそ、

多くの方に、知っていただくことが出来、

それが、クチコミを広げ、一般の店舗来店のお客様が多くなってきたためです。

 

旅行エージェント様への心からの感謝

活イカを取扱い始めてからお世話になってまいりました、

旅行会社(エージェント)の皆様には、

本当に多くのお客様をご紹介頂き、ご支援・アドバイスを頂きながら、

当店の拙い対応力を支えて頂きました。

 

当店の今は、そういった事業者様や担当の皆様方に、

鍛えられ、助けられ、成長させて頂けたからこそ

あると思っております。

 

須佐に来られるお客様の流れを止めてはいけない!

特に、須佐湾遊覧船が発足した時には、

既に、当店の土日祝日の団体対応は、限界を迎えておりました。

 

しかし、当店の都合で、須佐に来て頂けるかもしれないお客様の可能性をなくしてはいけないと、

僭越ではありましたが、当店を御利用頂いた、旅行エージェント様のリストを須佐観光協会に提供(共有)し、

新しい須佐の観光レジャーを、DMや観光協会ホームページでご紹介させて頂くとともに、

土日祝日も団体対応が可能な、須佐の他店舗(旅館)様の情報の提供もさせて頂きました。

 

今では、当店のみを御利用頂いていたエージェント様であっても、他の店舗をご紹介させて頂いております。

須佐全体で、対応することこそ、お客様、そして地域の利益だと思っております。

 

 

梅乃葉としての使命感

同時に、こういった団体旅行で、

須佐に来て頂いて、須佐男命いかを知って頂き、ファンとなって、

家族や友人と個人的に行きたいと思って頂いた時、

 

きっちりと、その期待に応えられるお店として、

須佐の活イカ文化を、もっと進化させるお店として、

当店は存在していなければならないと思っています。

 

イカの町、活イカの店は、世にたくさんありますが、

全国から、わざわざ食べに行きたいお店として、

今後も進化してゆきたいと思っています。

 

実は次へのステップです。

この度、上記団体対応をさせて頂きましたが、

これは数年前から、想定していたことで、

(極力対応できるところまでは頑張ろうとやってきました。)

今後、梅乃葉として、お客様に提案したい料理・サービスの形のためには必要な段階だと思っております。

 

特に、私個人がこういう料理を出したいと考えている(今はまだ無理ですが・・・)スタイルがありまして、

「自分だったら、こういう料理を出す店だったら、遠くても、並んでも、絶対に行きたい!」

と思っているものです。

この度の澄川さんとのコラボも、そのための基礎作りとなっています。

 

それは、個人や小グループでなければできないものでもあります。

広がるイメージを現実のものにしてゆくには、

着実に、力をつけてゆかねばなりません。

 

さてさて、頑張りますよ!

 

 

 

活況の寒仕込み!澄川酒造場にて。

新造高層蔵での寒仕込み

澄川さんが高層の蔵で仕込みを開始しているのは知っていましたが、

なかなか、行く機会を作れず、とうとう、一番忙しいこの時期となりましたが、

朝っぱらから、見学に行ってきました。

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雪も散らつく萩市小川。

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新しい蔵で、仕込みは始まっていました。

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ちょうど、見たかった蒸し米の作業。

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次々とほぐされて、仕込み蔵へ運びだされます。

 

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3階フロアですが、各フロアは天井が高いので、

ガラス張りの壁面からは、結構な景色が広がります。

 

 

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小川の景色を背景に仕込まれる酒、いいですねえ。

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3階フロアから1階別棟の仕込み蔵へ蒸し米がエアーで運ばれます。

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設備・環境も新しく、新たな酒は造られてゆきます。

 

活気のある仕込み時間、ひょうひょうとお邪魔いたしました。

新しい蔵での仕込みをただ見るだけではなく、

より、合理的に進化した澄川さんの酒造りを知ることが出来ました。

その考え方は、現在進行中の開発作業に非常に参考になります。

 

梅乃葉 × 澄川酒造

昨年来、澄川さんの協力を得て進めてきた開発の肝(素材)はこれ。

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麹(こうじ)です。

 

「一麹、二もと、三造り」といわれるように、酒造りで最も大切なものの一つが麹と言われています。

澄川さんが、東洋美人の純米大吟醸のために、

手造りで仕込んだ生きた麹が、梅乃葉とのコラボレーションに、

新たなイノベーション生んでいます。

 

私が、開発上大切にしているのは、

澄川さんが、どういう思いで、何のために

この麹を仕込んでいるかという点です。

精神論や情の話ではなく、科学的な意図です。

 

日本の国菌とまで言われている麹ですから、

世の中には、麹と言っても、沢山の種類、性格のものが存在します。

ただ、くっつける、混ぜてみるだけの実験のようでは、中学生の理科です。

用途が違えば、最適な麹はもっと他にあります。

 

酒造り、純米大吟醸造りにおいて、この麹が何の役目を担って選ばれて、仕込まれたものなのか!?

蔵人の思いの詰まったこの麹が、梅乃葉でどう化けてゆくか!?

既に、たくさんの検証を終え、商品化へのプロセスを突き進んでおります。

まずは、特定のお客様に楽しんでいただきたいと思っています。(詳しくは、今度の梅食うポンメルマガで)

 

 

梅乃葉のファンの方のみならず、

澄川酒造「東洋美人」ファンの方にも、一緒に楽しんでいただけるよう、

確かなものを作ってゆこうと思います。

 

 

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しかし、いつ行っても、刺激を頂けるところです。

仕事が進化している場というのは、エネルギーに満ちています。

 

 

感謝!