レア・ホルンフェルス@「イカ墨美人カレー」
10年以上当店のメニューの中に、さり気なく存在し続け、
ものスンゴイこだわった製法・素材でありながら、
活イカを求めて食べに来られた方には、当然のようにスルーされながらもw、
コアなファンを増やし続けてきた梅乃葉の「イカスミカレー」。
1年ちょっとの休止期間を経て、ほぼほぼ、復活の準備が整いました!!
1年余りの休止
以前のイカスミカレーは多くの方に絡んで頂き、
メディア取材(実は全国放送まで)も結構あって、
割と多くの方にリアクションして頂いてたんですよ。
こだわっていたんですが。。。
味の構成的にも、
イギリス系の日本人向けルーの組み立て、
地の素材、
一切の牛豚鶏肉や油脂を使わず、
イタリア料理の技法など、
仕込むたびに、マイナーチェンジを繰り返し、
「もっと、美味しくなるはず」と
追いかけ続けていました。
納得感の限界
しかし、1年ちょっと前、
自分の中での納得感が、とうとう限界にきまして、
「これじゃあない。。。」
と思うところもあり、
納得いかないものを出したくないということもあって、
提供を休止したのです。
(在庫山ほどあったんですが。。。。)
何度もお客様から
「まだですか?」
というお声を頂いておりましたが、
とうとう、納得のいく、いや、
「これは、うまい!」と、
自分で絶賛したものができました(笑)。
開発テーマ
休止期間中に、復活すべきイカスミカレーの姿として、
決めていたことがあります。
- ひとくち食べて「うまい!」と言ってしまう味であること。
- 剣先イカを美味しく食べられること。
- エスニック系のスパイスと旨味のバランスで構成すること。
- ヘルシーであること。
- 地の素材を骨子に据えること。
です。
ふふふ、コンプリートです!(←自画自賛・・・笑)
最早、イカのカレーでは、日本一と自負しています。(笑)
1は、当たり前として、
2は考え方の転換が必要でした。
旧イカスミカレーの時からのジレンマと言うか、
「何かが違う」という中でもコアな課題でした。
3は調理法としてのそもそも論
長い間作り続けてきて、
イカのカレーは、インド・イギリス系ではないと、
確信した経緯があります。
(まあ、難しく考えなくても、シーフードカレーといえば、エスニックですからね。)
そりゃあ、食べ歩きましたよ~。
タイ料理!(ほとんどカレーですが-)
山口県内(少ないけど)、
東京・大阪の食べログランキング1位あたりはもちろんです。
お取り寄せでも、日常的でした。
なので、この度のカレーの風味は、
グリーンカレーベースです。
4・5は最高を目指すなら当然です!
これは、旧イカスミカレーから継続したテーマですが、
本当は、もっと厳しく複数の制約(テーマ)を課しています。
5にも共通する内容ですが、
金太郎の骨と昆布でスッキリしながらも旨味豊かな出汁をとり、
タイカレー(グリーンカレー)ではベースのココナッツミルクを使わず、
高品質のココナッツオイルと自家発酵した甘糀、そして
酒粕(東洋美人の純米大吟醸酒粕)を使用しています。
このカレーのイカ墨は外国産どころか、
他の品種のイカ墨など使っておらず、
100%須佐産(←これ凄いでしょ)の須佐男命いかのイカ墨です。
(ちまちまちまちまちまちま・・・集めるんです(笑))
当然ですが、牛・豚・鶏・獣の肉や由来する脂やエキスなどは、
一切入っていません。
(たいがい、一般的なカレー(シーフードでさえも)レトルトには入っています。)
6!? 更に!
おおよその構想と検証が進んでいる時に、
萩市の観光協会から、とあるお題を頂き、
第6のテーマとして、「ジオの素材をテーマに据えること。」
が付加され、開発が進みました。
イカのカレーはこう食べるべし!!
ご覧の通り、新しいイカ墨美人カレーは、
スキレットで、温野菜と共に、剣先イカを蒸し焼きにします。
ソースは後がけです。
この蒸し焼き、あなどれないどころか、
これ以上無いイカのポテンシャルを引き出しています。
プリッと弾力がありながら、柔らかく、甘みも活性化しており、
そこに、イカ墨とグリーンカレー風味のカレーソースをかけて
召し上がって頂きます。
もうね、声を大にして伝えます。
イカのカレーは、こう食べるべし!!
です。
レア・ホルンフェルス@イカ墨美人カレーって?
第6のお題と関連し、こんなメニュー名で、
梅乃葉に(3月末ころ)登場いたします。
ネーミングの理由は、その時に、ご説明しますね!
個数限定提供です。
あ、後ですね、スタート時は、1日の個数限定提供になります。
そのかわり、予約(料理のです。)は可能です。
ともかく、大変、お待たせしておりましたが、
ようやく、目処もたち、
日本一のイカカレーとして、復活させます。(笑)
宜しくお願いいたします。
3月末です。