イカがないので、普段やれないことをやってみた。#2【剣先イカ一夜干し「ほろ酔い美人」】

店長雑感です。

「活イカより美味しいですよね!?」にちょっと感動!

先日、来店されたお客様が、

当店のメニューにある

「剣先イカ一夜干し”ほろ酔い美人”」×炭火コンロのセットを頼まれ、

↑こう感想をおっしゃってくださいました。

 

「活イカは、色んな所で食べてきた」

ともおっしゃるそのグルメなお客様。

「今まで食べたイカの中で一番美味しい!」

と感想をおっしゃってくださいました。

 

「うれしー!」

いやあ、この料理のツボ・意図を、ピンポイントでご理解してくださり、

そう、感想をいただけるなんて、

もうね、ズキューンって感じで嬉しかったんです。

ありがとうございます。

 

「いやいや、

干物を炭火で炙っただけだろ?」

(↑ 一般的な心の声)

 

ははははw、

全然違います!

 

素材の鮮度とその加工方法・調理法を、徹底的にこだわることで、

多くの方が知る剣先イカの美味しさの、

更にその先を知ることができます。

 

そのくらい、イカっていうのは、扱い方や調理方法で、変わるということを、

料理で表現してきたつもりでしたが、

こういった機会によって、ハッと我に返り、

いかに普段、情報をお伝えできていなかったかを思い知ります。

 

反省!m(__)m

先日はNHKさんによるイカ不漁の取材もあり、

( ・・・取材は多いのですが複雑ですね(^^;) )

その折にも聞かれて、お答えしたのですが、

 

「普段が活イカ中心の情報発信ですし、

他の料理や素材について情報発信すればするほど、

お店のイメージがわかりにくくなる懸念もあり、

あまりしてこなかったため、

活イカ以外のことは結構知られていないんです。」

と。

 

まあでも、

うちのお客様は、活イカ以外の料理のファンの方も大変多くいてくれて、

(それはそれで、めちゃめちゃ嬉しいのです!)

ありがたいのですが、

 

現在、イカが不漁で入荷がないんですと、

問い合わせに応えると、

 

「じゃあ、

お店はお休みなんですね!?」

 

いやいやいやいや、 ( ̄◇ ̄; あせ・・・

「ふつーに営業しとります。はい。。。」

とか、

 

「じゃあ、何があるんですか!?」

 

えーっと、 (━_━)ゝウーム

(※ 情報0かあ。。。)

 

というお客様も大変多く、

今まで、活イカ以外の料理について、

あまりお伝えしてこなかったことを反省しております。

申し訳ございません。

 

一応ここではっきりと。

活イカの入荷がなくて提供できないのは、

基本「活き造り」だけです。

 

※ただし、活イカだけでなく「鮮イカ」も異常不漁のため、

イカの種類を替えて提供したり、

剣先イカへのこだわりのため提供しないものもあります。

 

 

活イカとは!?

活イカ・活き造りというのは、

イカの食べ方が数多ある中の、

1つの方法であり、

 

透明感、コリッとした食感、吸い付く下足、などを

目で、舌で、楽しむことができる、

超高鮮度の生食ならではの限られた食べ方です。

 

その醍醐味・ライブ感覚は、食卓の上のエンターテイメントですので、

大人から子供まで、楽しめるイカLOVE感満載の逸品です。

 

しかし、美味しさ、というのは、味だけではなく、

もちろん、素材の鮮度だけによる話ではありません。

個人の嗜好もあります。

お店の空間・設え・サービスでも相当影響を受けるものです。

 

その上で、あえて「活イカを超える美味しさ!

と表現してもはばからないのが、

上記の炭火とのセットなのです。

 

剣先イカ一夜干し「ほろ酔い美人」炭火炙り蒸し

↑きちんと書くとこのようになるので、くどいのですがw。

「ほろ酔い美人」というのは、

梅乃葉で製作している一夜干しの独特な作り方による商品名です。

 

唯一無二の製法

  • イカの皮に透明感が残っており、細胞膜の虹色素胞がまだ動いている状態の鮮度を持ったもので作ります。
  • 皮をつけたまま干します。
  • 特殊冷風乾燥機によってただの低温だけでなく、内部水分を揮発させる特殊技術によって作ります。
  • オゾン生成-乾燥循環によってつくります。(イカの生臭さがなく、干物臭もしません)
  • 仕上げに、東洋美人の純米大吟醸を塗布しながら、乾かします。
  • -60℃の超低温保存によって、一切のタンパク質劣化を防ぎ、出来たての状態を保持しています。

 

以上の点だけでも、おそらくどこの大手であろうが、

そこまで面倒くさいこと、真似できるものではありません。

そのくらい、鮮度・手法は梅乃葉でしかできない、

アホみたいにイカにこだわったものです。

 

【柔らかい】

平たく言い換えれば、鮮度の良いイカの旨味をギュっと凝縮した生干物です。

風味を損ねることなく、水分を内部からも乾燥させているので、

表面が過乾燥した一般的な干物のように、焼いた時の表面の硬さがありません。

故に、冷めても柔らかく食べられます。(焼きすぎれば別ですが)

 

【芳醇】

更に秀逸なのが、

東洋美人の純米大吟醸が染みているので、

焼いた時の芳香香が絶妙で、

一般的な干物を焼いた時に感じるくぐもったような香りではなく、

袋に詰めてスーハーしたい!(←なんだそれ)

ってくらいの芳醇さです。

 

 

で、それを、

炭火で炙るのですが、

ただ、炙るのではなく「炙り蒸し」なんです。

 

【魯山人風炙り蒸し】

かの美食・陶芸家、北大路魯山人が一大秘訣とまで言わしめた

炭火焼きの方法です。

 

なんのことはない、多くの方が、野外のバーベキューでやってるあの方法です。

 

そう、蓋をするんです。

梅乃葉では、この蓋を、炭火には必ずお付けしています。

(もし、付いていなかったという方、ごめんなさい、マニュアルの徹底不足です)

 

【火が早く通ります。】

一般的には、イメージとして、炭火の上で、ちまちま弄りながら炙り焼きますが、

当然、焼く素材の上側(炭火と反対側)は、熱が伝わりませんので、

見た目にも、火の当たる側がどれだけ焼けてるかわからず、

結果的に、長い間、火の上で炙るため、

必要以上に水分は飛びますし、

焦げやすいのです。

当然、無駄に固くなります。

 

蓋をすることで、

熱をこもらせ、

全体から熱が通ります。

(もちろん、下側からの炭火の温度のほうが高いです)

 

無駄に水分を飛ばすことなく、

加熱できるため、

早く、焼けた良い状態にできます。

 

更に!

活イカのオプションとしても提供していますが、

この「ほろ酔い美人」で炙る場合、

既に、お酒(東洋美人の純米大吟醸)が染みていますので、

適度な酒蒸し状態になることで、

ただでさえ、剣先イカは加熱によって柔らかくなるところを、

もっと、柔らかくしてくれるのです。

 

水分の揮発が無駄に少ない分、

ぷりぷり感もあり、それでいて柔らかく、

干している分、味わいも濃い。

焼けた香ばしさも重なり、

 

焼きたてのその上質な味わい・香りは、

剣先イカのポテンシャルを最大限引き出した、

至高の食べ方といえます。

 

焼くときのコツはありますが、

実際にやられる時に、アドバイスさせて頂きます。

また、焼き上がりにつけて食べて頂いている

おすすめの調味料もありますので、是非。

 

っていうメニューですが、梅乃葉では、ふつーに、メニューに載せているんです。

しかし、私が説明を始めると、

上記のように、ひたすら長ーくなるのでw、

今まで、お伝えする機会を逃してきましたが、

※嫁や子供に、日頃から注意を受けてるもんで。

需要があれば、いつでもご説明致します(笑)

by 家族曰く「日本一鬱陶しい剣先イカの焼き方にうるさい店長」

 

活イカが入荷がなければ、

絶対におすすめのメニューです。

是非、次の機会には狙ってください。

 

ただ、イカ不漁のため、追加生産も止まっています。

在庫があるマデとなっています。

 

イカがないので、普段やれないことをやってみた。。。

店長雑感です。

「のどぐろ炙り丼」、「鯛アラのレッドカレー」ローンチ!更に・・

普段からイカに夢中で、イカのことしか考えてないので、(嫁は呆れて諦めてますが・・)

特に、剣先イカを「どう美味しく食べられるか!?」「どう楽しんで頂けるか!?」ってことばかりになってまして、

 

梅乃葉として、須佐のケンサキイカの素晴らしさを伝えてゆくために

奔走している、ケンサキイカ加工品(惣菜)・ギフトなどは、

おかげさまで、多数の百貨店様や専門店様にお声を掛けていただき、

少しづつではありますが、ケンサキイカの商品性・価値を伝えてこれたのではないかと思っています。

(まだまだですが)

すんごい出会いの中で

その過程でですね、

素晴らしい地の素材と出会い、

素晴らしい生産者や経営者・料理人と出会い、

新たな技法・調理技術・化学変化・別分野での斬新な考え方に出会い、

公的な支援で得た、世界最先端技術の設備機器を使った新たな価値に気づき、

失敗や無意識の中から発見できた独自の技術を見つけるなど、

(↑ いや、これマジで凄いんです。)

 

それを全部「剣先イカ」に注いできました。

ま、売れる売れないは別の問題なんですけどね。(笑)

 

でですね、こういう1つ1つの出会いや発見がある度に思うのが、

「あ-あの素材でこうしたら美味いんだろうなあ・・」とか、

「この素材で、あのやり方でやってみたら絶対いいよな・・」とか、

イカ料理でもあります。「こういうイカ料理で出したいな・・・」とか。

なんて、やっぱり出てくるんですよ。

どんどんどんどんどんどんどんどん・・・・。

 

人手不足と忙しさで

ただ、普段は、あまりの忙しさでとてもそれを仕込めないとか、

キッチンスタッフに負担になるとか、

サービススタッフの負担が大きくなるとかで、

結局出せない。

むしろ、メニューは、どんどん絞っていく傾向になり、

年々、減ってゆきました。(お店が回らないからです。)

 

梅乃葉の全国放送連弾がまだ続いてた!

今年はテレビでの全国放送紹介や、雑誌などの紹介のご縁に恵まれ、

先月は立て続けの放映でしたが、(今月も続きます。)

先日、日本テレビさんの報道「剣先イカの不漁」のニュースでのお店の紹介というオチもありましたが(笑)、

この超絶異常不漁という過去類を見ない状況というタイミングが今です。

 

色々、思うところもありますが、

それはさておき、

こんな時に、どうせ、イカがないんだし、(ないものはないし)

やりたかったメニューをどんどん出してゆこう!

明日(2019/10/6)から出します。新メニュー連弾です。

鯛アラのレッドカレー【ごま茶漬け風】

酒粕・甘糀・白味噌の発酵カレーです。

鯛アラの旨味を、スパイシーなレッドカレー&酒粕・甘糀・白味噌・ごまの濃厚なコクで楽しむ

「鯛のごま茶漬け風」アレンジ。

ごはんがススムので危険です!

※アラがある時だけのメニューです。

 

のどぐろ炙り丼【アラ汁付き】

今度、入荷したら、やろうって思ってたやつですw。

で、もう、こそこそっと提供しています。

 

今、のどぐろも市場では高騰しています。取り合いです。

のどぐろは、大きさと色で、ランク分けされていて、ちょっとした大きさ・色の違いで、

価格が跳ね上がります。

でも、この炙りの造りは、ある程度の大きさがないと、美味しくないし面白くない。

しかし、ちょっと大きめのものにすると、価格が倍以上に跳ね上がるというギリギリのサイズ狙いです(笑)

 

もっと、色んなメニューを出したいんですが、

スタッフというか、身内に怒られるので、(←結構、仕込みと調理オペレーションは手間がかかるんです。)

完全にオフシーズンに入ったら、又、出します。(笑)

 

イカのために培ってきた技術やネタですが、

少しづつ、提案してゆきますね。

お楽しみください。

 

テレビをご覧になられて、

電話で、漁の様子を問い合わせされて、

来店時期を改める方や、

それでも、行くからって、おっしゃってくださったり、

 

不漁とわかった上で来店し、

他のメニューを目当てに楽しまれる方もいらっしゃいます。

励ましのお声までいただきます。

 

胸が熱くなります。

感謝!

 

本当に、

うちのお店は、素敵なお客様が多いんです。

皆さんに笑顔になって頂くために、

頑張りますよ~!!

梅乃葉メニュー
2019年10月5日現在

NHK放送記念?イカ墨美人カレールーお試し限定販売

NHKで放送される!?「イカ墨美人カレー」とは!!

 

さて、放送延期となっておりますNHKでの、放送ですが、

9月22日(月)12時15分~NHK総合「うまい!」です。

 

この、全国に、剣先イカの素晴らしさをお伝えできるこの機会に、

過去例を見ない、史上最大のイカの異常不漁に見舞われているという、

絶妙のタイミング。

どうしましょう。。。。。。。

 

という事態もあり、

多くの方が、ネットなどは利用せず、電話での問い合わせもせず、

活イカがあるものと信じてご来店される方も多いと思います。

(申し訳ありません。)

 

しかし、

放送で、私から、剣先イカの素晴らしさを紹介させて頂いたメニューは、

実は、活イカではないんです。

 

そう、当店の、本年リニューアルして再開した「イカ墨美人カレー」が、

紹介されるのです。

※以前、メニューローンチ時の記事はこちら↓

「イカのカレーはこう食べるべし!」

 

この記事で、思いの丈は、だらだら書きなぐっておりますが、

このカレーは、イカ(を美味しく食べる)のために開発したカレーです。

ひたすら食べ歩き、

試作し続け、

なぜ、この食べ方、調理方法、この味が、イカにとって最上であるのかを

イカLOVE料理人の私がアホほどこだわった逸品です。

その内容は、放送でお楽しみください。

 

スルメイカで試してみました(笑)。

現在、不漁が続く中で、メニューの原材料である剣先イカが不足しています。

市場で異常な高値をつけたものを仕入れ続けるにも限界がありますので、

例年、剣先イカが穫れなくなる2~3月ころが、ヤリイカ(ささいか)に切り替えるように、

この度は、スルメイカで、様々なイカメニューを提供し始めています。

※9/21インフォメーション【イカ天丼がスルメイカバージョンに切り替わりました】

 

イカなら、何でも同じかというと、

当然、違います。

スルメイカ、面白いですね。普段は殆ど扱うことはないのですが、

部位別の扱い方の違いを検証しながら、

どの部位を、どう調理し、どのメニューに使うか!?

こういうの大好きなんです。(←ちょっと、ヲタ入ってます。)

楽しいですね~。

 

おそらく、梅乃葉では、この機会でしかこの試みはしないと思いますので、

普段、梅乃葉のイカメニューを召し上がって楽しんでおられる方にこそ、

イカの違いを、楽しんで頂きたいと思います。

絶賛、今!です!

 

イカ墨美人カレーの提供には、9/21現在、まだ、剣先イカで提供していますが、

おそらく、近日中には、スルメイカでの提供に切り替わるかと思います。

(インフォメーションで告知致します)

 

 

さて、イカ墨美人カレールー限定発売します!!

さて、NHK全国放送デビューwを記念(?)して、

「イカ墨美人カレールー」の通販及び店頭販売を、限定的に行います。

 

ルーのみの販売は実は後ろ向きだったのですが、

イカ不漁という残念な事態もあり、せっかくのNHKさんの紹介の機会を無駄にしては、申し訳ないので、

販売致します。

こんなんです↓。

カレーのパッケージのラベルデザインですが、

実はこれ、以前、売る気があんまりなかった時の(←なんだそれ)、

シャレで作ったイカの曼茶羅デザインなんです。(笑)

 

流通させて、販売するとなると、

もっと、価値を訴求しなければならないデザインやコピーなど必要になってくるのでしょうけど、

ルー単体で販売すると、

世のスーパーさんやらがどこでもやってる、

ご当地レトルトカレー自慢コーナーに陳列されて、

埋もれてしまいますので、あまり前向きではないんです。

 

余談ですが、どちらかと言うと、

このソースで、イカ墨美人カレーを、自店舗で提供したいと思われた、

カフェや飲食店の事業者の方に、剣先イカとセットで卸提供したいとか、

加工品での販売などなど、

別の販売(提供)方法でしかあまり考えていないんです。

 

で、今回は、放送もあるので、

特別に通販&店頭販売を放送日より開始したいと思います。

で、ご注意・概要ですが、

  • レトルト殺菌した常温保存商品です。(←うち、自前の装置持ってますのよ。)
  • イカの身や固形の野菜などは入っていません。 ルー(ソース)のみです。
  • お店で提供するルーと同じものです。(ちなみに、放送のスタジオで召し上がられているルーと同じものです)
  • この度の通販ではバラ販売いたしません。
  • どうせ、たいして売れないとタカをくくってますので(←なんだそれ)、在庫切れの場合は、製造後の発送となります。
  • イカLOVE(ヲタ)料理人の店長の超絶主観ではありますが、東京大阪等食べ歩いたどの人気タイ料理店のグリーンカレーや、市販(高質スーパー取扱)レトルトグリーンカレーよりも美味いです。 いや、イカのためのグリーンカレーです。(黒いけど)
  • 「イカ墨が臭う?」って思っている方、こちらのイカ墨は臭いませんよ~。内容物を見て、ピンと来る方は料理好きの方ですね。(使う前に人手間かけてます)更に、イカ墨は100%「須佐男命いか」のイカ墨です。
  • 「で、どんな味なんだよ!」って思っている方、端的に言えば、グリーンカレーのミルキーっぽさをなくしたシャープなくせに本格的な味です。(黒いけど)
  • 「なんで美人なんだよ!」って思っている方、味の骨子となっているのが、萩の銘酒「東洋美人」の純米大吟醸の酒粕であることと、内容物をご覧になるとわかるのですが、超絶、体に優しいヘルシーな構成であることからです。「牛豚鶏由来の肉・エキス・脂などは、一切入っていません」「化学調味料・保存料・着色料、入っていません」「砂糖、入っていません」

梅乃葉 通販サイト  http://umenoha.com/

まだ、未掲載です。(9/22)

台風接近中ですね。

又、再度、放送が延期されたらどうしよう。。。。。。

その時、考えます。

 

 

 

 

 

過去最悪の異常不漁!!・・・さて、どうしようかな。

市場価格6倍以上~!?

現在、活イカより、市場で競られる死んだイカ(鮮イカ)のほうが高い値がついています。。。(・_・;)

もはや、異常な海の状態ですが。

イカの不漁もここまで来ると、しゃれになりませんね。

梅乃葉のメニューも、そろそろ、提供不可なものが出てきました。

活イカは、もちろん、獲れなければ提供できませんが、

鮮イカ(市場に出される箱詰めのイカ)として仕入れていたイカが、高騰しており、

(回復するまで、しのごうと思って、それでも無理して、仕入れていましたが)

 

そもそも、それさえも、入らない状況になってきました。

ガーン!ですよ。(←どころじゃない)

 

お盆あたりから、下降気味になってきましたが、

よもや、ここまでか!?という感じです。

 

常日頃、5-6年も経てば、こんな感じだろうと、思っていた資源減少の姿が、

まさか、今目の前にきてしまいました。(早いよ!)

※といっても、今期中には、ある程度回復はするとは思いますが。

 

というわけで、

5-6年後に想定していたことを早めてゆかねばなりません。

(いや、急には無理ですが。)

 

本日も、つい先日放映されたBS朝日の番組を見られた方々が、

たくさん来られましたが、活イカがないというショックの中、

又、リベンジを期して帰られていかれました。

秋の連休です。

本来なら、剣先イカはバンバン獲れているときです。

皆様が、全員ネットを見られるわけじゃありませんし、

電話で、入荷状況を確認して来るわけじゃありませんので、

状況確認できないで来店されます。

申し訳ない思いです。

 

その時期、折々そのものを楽しんで頂けるファンづくり。

 

当店の使命としては、地元の須佐男命いか・剣先イカをより楽しんで頂くために、こだわっていますが、

2・3月ころは、剣先イカが獲れないため、ヤリイカ(ささいか)をお出しすることもあります。

同様に、この度も、今手に入れられる、別のイカ(スルメイカ)を限定的にお出ししてゆくことに、

いたします。(時期は未定ですが、状況によっては、近日になるかもしれません。)

 

こういう時期に、いつも思うのは、別のイカで料理をすると、より、違いがわかって面白いと言う点があります。

まずいんじゃなくて、色々、違うのです。それぞれの食感、旨味、甘みなど。

 

おつきあいさせて頂いている、「東洋美人」の澄川社長と、

以前、お話したときにお互いに共感を得た話だったのですが、

澄川酒造社長と梅乃葉社長

ものづくりをしていて、自然のものを原料にしていれば、当然、味の違いや、良し悪しなども出てきます。

(もちろん、常に、過去よりも、より美味しく、つくってゆこうとする姿勢は変わらない前提でです。)

 

そんな中で、今年のお酒は昨年と比べてこうだったね。一昨年はこうだったね。

といった会話があるように、

イカも、何月ころのイカは、身がこうだったよね。あの別のイカの時は、こうだったよね。

と、折々の時期、品種の良し悪しや味の違いそのものを楽しんでいただきたい。

そんなファンづくりをやっている。

というお話だったのです。

 

澄川社長がやられている、「東洋美人」のファンのためのものづくりがあるように、

梅乃葉が今までしてきたのは、

良いときも悪いときも、「イカ」を好きでいてくれるファンのためのお店作りです。

 

今、そんな素敵なお客様に、支えられています。

「不漁なんですよ」

と、こちらが言うと、来店タイミングを改める方も多いのですが、

「いや、活イカだけが食べたいわけじゃないから」とか、

「いやいや、梅乃葉の丼が食べたいんだよ!」とか、

お帰り時には、笑顔で又の来店を語られてゆかれます。

私の、長々しい「イカうんちく」も、ニコニコして聞いてくれます。(それは、すみません。)

ありがたいですね。(感謝!)

 

本当に、お店をしていて、良かった~って思う嬉しいときって、

食べて頂いた後の「ごちそうさま」や「ありがとう」といった笑顔も、もちろんですが、

お店が、不本意な状況で困っている時に、斜め上の笑顔で、

さらっと、声をかけて頂く時ですね。

 

しびれます。

 

胸が熱くなります。

 

必ず、この方々のために、

喜んでいただけるお店に成長させて頂こうと、

何度も思わさせられます。

 

 

ないものはない。

ない時に、どんなことを提供して差し上げられるかも、

お店の力であり、魅力です。

イカ屋らしく、梅乃葉らしく在りたいと思っています。

 

素敵なお客様のために、

5年後程度に想定していたお店のイメージを、

前倒しに進化させてゆきます!

宜しくお願い致します。

 

 

本年直近からも、随時、改定が続きます。

人手不足、イカ不足を乗り越えて!

BS朝日の放送を経て、再来週9月23日には、NHKでの全国放送などが、

再放送を含めれば、年内、何度も放送されます。

正直、イカの回復は、いつになるかわかりませんが、入荷状況をご確認ください。

 

10月には、消費税増税があります。

価格改定

このタイミングで、昨年より検討していた、価格改定を同時に行いますので、

(メニューを何度も刷るようになるので、同時にさせて頂くという意図です。)

ご注意ください。事前に告知できるようにいたしますが、

現在、トラブル続きで、まだまだ、準備ができておりません。

キャッシュレスの受け皿拡大と、

「梅食うポン」&「LINE@」の現金会員サービス化

キャッシュレスの受け皿を広げます。

現在、d払いも増えました。PAYPAYも近日中に増えます。

 

しかし、正直、これらは、お客様の利便性を上げるためのサービス提供であると同時に、

決済会社に、手数料をお店側は取られます。

 

お店側からすると、キャッシュレス決済のサービス提供をしておきながら、

更に、割引(手数料分の)までしているようなものです。(それもお客様ご自身にでない会社にです)

(現在は、キャンペーンなどで、取られないところもありますが、一時的です)

 

なので、当店の会員サービス、「梅食うポン」「LINE@」による、食後のドリンク1杯サービスや、

活イカ料理の200円割引といったサービスは、現金払いの方のみとさせていただくことにします。

※ドリンクサービスも、キャッシュレス決済ご利用のお客様は、

対象外となり、普通のドリンクの値段をお支払い頂く形です。

 

来店ポイント各ステージ達成時の、プレゼントまでありますので、

はっきり言いますと、現金払いのほうが、完全にお得です。

 

 

営業日・休日の改定

これは、ご迷惑にならないように、告知してゆきますが、

現在、定休日を毎月5日と毎週水曜日としていますが、

これを変更する予定(検討しております)です。

お休みを増やす方向になると思います。

本年年末及び年始のお休み・営業も、例年とは違う予定です。

又、来年のGWやお盆の営業予定も変わってきます。

 

これらに関しては、重々早めに告知して参りますので、

ご注意ください。

 

営業時間の変更

こちらも、ご迷惑にならないように、告知してまいりますが、

実質は、あまり変わらないのですが、

11時オープンは変わりません。

 

15時までという表現を、厳密にしまして、

平日は、14時45分ラストオーダー

土日祝日は、14時半ラストオーダー

という形に変わってゆきます。

※すでに、実際の案内ではこのようにしております。

 

改めて、告知してゆきますので、

ご注意ください。

 

注文システム(OES)導入による、サービスの遅延

平たく言うと、注文を取るのを紙の伝票から機械に変えるのですが、

スタッフが、覚えるのが大変なんで、覚えるまでは、寛大な生温かい目で見てやってください

しかし、このシステム導入ですが、本来、9月には導入予定でしたが、

トラブルも有り、かなり遅くなります。

年末か年明けかわかりませんが、今後、変わる時には、よろしくお願いいたします。

 

今年はおせちをやるぞ!

と、意気込んでいます。(おせちを停止してからはや5・6年以上経ってますね。。。)

 

ただ、お重のフルセットではなく、単品限定惣菜の数品を通販でという形で準備しています。

イカの不漁もあり、影響を受けるかもしれませんので、

改めて、告知いたします。

その折は、ぜひ、ご利用・ご検討お願いいたします。

 

などなど、

正式な告知は、お店のインフォメーションで出します。

店頭でも告知してゆきます。

 

こんなことをやってゆきますよという

あくまで、今の時点での想定イメージということで、

よろしくお願いします。

 

以上、

これら、改定は、お客様に直接影響するものばかりですので、

告知をしながら、行ってまいります。

お客様とともに、より時代や状況にあった梅乃葉の在り方に進化するために、

行うものです。ご理解の程、宜しくお願い致します。

 

不漁で困ってはいるけど、

お客様に支えられて、嬉しいやら、

逆に、この状況にメラメラ、やる気を出している店長でした。