梅乃葉内装マイナーチェンジ!・・・足場板DIYにて

更新滞っておりますが。。。。

日々、出来後・珍事・事件・珍客にネタはあっても更新できずにおります。

そんな中、軽く、しかも、なんとなく進んでいる梅乃葉の内装マイナーチェンジが進行中です。

足場板

足場板は、字の通り、工事現場で大工さん・左官さんらが作業の足場に使っている板です。

http://www.ashiba21.com/

これを、多少のクリーニングしただけの古材なのですが、

ペンキやモルタルのこぼれた後、にささくれだった傷や凹凸などのある木材です。

梅乃葉の前面リノベーション時に、萩のスイケンさんから教えて頂いた素材で、

内装・外装に使っていました。

 

その後、テーブルの天板にしつらえたり、

おみやげコーナーの什器にと加工していました。

 

で、今回は、パーテーションを漆喰とともに設え、

窓際の棚板を前面取り替えるなど、結構、店内カラーが変わって来ました。

足場板と漆喰で作ったパーテーション
足場板と漆喰で作ったパーテーション
そこかしこに足場板です。
そこかしこに足場板です。

窓際にも足場板

商品やお店づくりに対するコンゼプト同様、

天然・自然のそのまんまを感じさせる素材感と、

使用済みのくたびれ感が、馴染みやすさや気軽さを感じさせてくれればと、

そんな思いのDIYです。

 

たまに、活イカが価格的にも価値的にも高い商品なので、

それに見合うちょっと高級な和食店、

はたまた、割烹や小料理屋を想像されて来られる方もおられるようで、

 

そんな方からすれば、「なんだこの安っぽい店は!?」と思われるかもしれませんが、

うちは、そんなお店をうたい、気取ったことはございませんし、

昔から、気軽な街場の飲食店というスタンスのままです。

 

中原木材工業

http://nakahara-mokuzai.com/

そして、このたび、GWまでに店内の一部の椅子を外注しています。

イカのオブジェを作って頂いた、萩市の中原木材工業のチューゲンさんにです。

しかし、本来この方は、徹底して、こだわりぬいた椅子やテーブルを作る方。

本当は、そんなこだわりの天然木テーブルや椅子を使ってみたいところですが、

うちのお店のコンセプトとはちょっと毛色がちがうのと、それなりの予算がいりますので、

この度の依頼は、この足場板を使ったもので、尚且つ、既存の椅子(ソファー)の材料をリメイクするというけちくさい依頼です。

 

きっぷの悪いオファーでしたが、チューゲンさん快く(←多分?)引き受けてくださいました。

足場板で作る椅子
足場板で作る椅子

いつも、感銘を受けるのは、ものづくりや素材感に対する捉え方です。

自身のDIYにはとても刺激をうけるのはもちろんですが、

人にとっての家具や設えに対するこだわりは、お店全体に対することにもつながるメソッドも多く、

長く付き合ってゆける家具とは!?が、長く付き合って頂けるお店とは!?

という新たなイメージをわかせてくれます。

 

さてさて、GWに向けてまだまだやらねばならぬことだらけ!

昨年以上に忙殺の日々ですが、足元疎かにならないよう、

日々、頑張ります!

懲りない挑戦と、挑戦の副産物

結局、常に挑戦・進化

昨日のブログで、挑戦の代償ともいうべき苦い失敗に凹んだ自分をつぶやいていましたが、

結局、事業に関わる全てのことは新たな挑戦・進化を意識していますので、

自ずとそういう姿勢になります。

 

とは言え、私自身、脆弱な胆力しかありませんから、

めげて、凹んで、挫けて、逃げることなど、

しょっちゅうです(笑)。

 

私の場合、

スタートダッシュ時に、高邁な理想とコンセプトを掲げ、

自分的に練りに練った計画に向かうのですが、

そうそう、100%うまくいくことはありません。

 

どちらかと言うと、メインで狙っていたことより、

その途中で得た副産物的な何かが、

後々、価値ある武器・資産となることの方が、圧倒的に多く、

「ま、いっか!」

とオチを付けつつ、ここまで来たような気がします。うん。

 

熊谷喜八氏&奥田政行氏からのヒント

以前、萩市の事業で来られた、日本を代表する有名な料理人・経営者のお二人、

KIHACHIでお馴染みの、無国籍料理の草分け的存在、熊谷喜八氏。

世界が評価する山形アルケッチャーノの人気シェフ、奥田政行氏。

この方々とそれぞれお話をする機会があったことは、本当にいい刺激となりました。

 

当時、お二人と会って、話をした時、どうしても聞きたいことがあったのです。

こんな機会は2度とないと思っていましたし、

今後、仕事の上で、交流をすることは現実的にはないと思っていましたから、

その時、かなり、図々しくお近づきになり、聞いたのです。

 

「うち、どうしたら良いと思います?」って。

 

もちろん、自分自身、お店づくりの方向性は確固として持っています。

要は、その手法です。

 

KIHACHIメソッド

特に、喜八氏は、うちに食べに来られていましたし、

男命いかを大変気に入られてもいました。

 

料理人として、経営者として、世界的視野を持つコンサルタントとして、

「あなただったらどうする?」的な、

この方の、ファーストインプレッションから湧く提案、アイデアの片鱗を頂きたかったのです。(←おこがましいでしょw)

 

 

↑で、いただきました(笑)!

注意すべき点、まだまだ及ばない点など、うちの店に対するピンポイントアドバイス付きです!

 

奥田メソッド

もうひとかた、奥田氏から学んだこと、得たことは、もっと、別の角度の刺激と引き寄せを感じました。

お店というより、料理人としての姿勢には、学ぶべきメソッドに満ちていました。

 

奥田氏は、うちには来られていないので、

質問するにしても具体的にイメージを沸かすことは出来ないので、

極力、今後、新たなお店を出すとしたらどういうスタイルにするかという視点で、根掘り葉掘り質問しました。

 

面白かったですね。

ヒントは多く、その中でも、もともと自分もやってみたいと思っていた料理の提供方法があって、

これは是非、やらなければ!と思ったのです。

 

その後、氏は何度も萩市を訪れていて、お会いする機会も本来あったのですが、

それ以降、あえて、お会いしていません。

 

多分、何度も会いに行って親交を深めたほうが、よりいい刺激や学びは得られるのでしょうけど、

欲しかったのは、あの方の名声と絡めた自分ではなく、学びによって進化した自分だからです。

 

懇親会を終える際には、年齢が1つ違いということもあって、今後の自分の頑張りに、ハッパを掛けてくださいました。

次にお会いする時は、得た学びをきっかけに、挑戦をスタートさせ、次のステージに上がっているべきだと考えていました。

 

その中の挑戦の一つは、地域の藻場再生事業「海の森をつくる会」となって、既にスタートしています。

で、もう一つが(ここ本題)、梅乃葉的、最大最高の品質を提供する、

活イカを使った1つの料理のメニュー(仮称)「極み御前」です。

 

 

カリスマシェフからの宿題

この「極み御前」、氏と会ってから、ずうっと実現できず、頓挫していたのです。

提供が難しく、繁忙日には相当の負担となることは目に見えています。

その上での安定供給です。最早諦めかけていました。

このメニューは、喜八氏から頂いた(笑)アイデアも融合させたもので、

梅乃葉の今後のイメージを、ガツンと変えるような商品だと思っています。

 

 

※ここで、長々とした話がようやく元に戻ります。

 

挑戦の副産物

で、このメニュー、ようやく、提供できるところまでこぎつけました。

それは、このところ続けてきた数々の挑戦の副産物が、

可能にしてくれたからです。

新たな設備投資から生まれた技術的な面も大きいのですが、

挑戦してきたからこそ生まれた、本物へのこだわりが、

このメニューの実現を近づけてくれたのです。

 

もう少し、詰めて、提供にこぎつけたいと思います。

 

半ば、諦めかけていたこのメニューの提供、

正直、狙っていても及ばなかった(実現させれなかった)自分の力のなさはこの程度。

ただ、いろんな挑戦を経て、気がついたら、

「あれ!?あるじゃん!」と、

ピースが揃っていたことに気づく自分の運とツキ。

 

いやいや、やっぱり、俺ってついてる(笑)!

 

 

 

卒園式

娘(次女)の卒園式

先日、娘(次女)の卒園式がありました。

春の陽気の中、仕事は詰んでいましたが、

小一時間仕事を抜けて、着慣れないジャケットを羽織り、保育園に。

 

感慨深いですね。

長女の時は、完全に出席は無理でしたが、

今回は、なんとか出席できてホッとしています。

卒園式

こういうイベント事は、基本的に土日に行われるので、

子供の行事には自分は参加できない覚悟はあるのですが、

次女の子は長女に比べて、特に、イベントで一緒にいてやれることが少なかったので、

卒園式は出たいと思っていました。

 

無事、元気に卒園できて何よりの感謝です。

泣くことはないと、終盤まで思っていましたが、

最後の最後に先生方が泣いているのを見て、

思わず、うるっと来ちゃいましたね。

 

あとで、聞けば、会場から退場後、

園児の中でうちの子だけ、ハンカチを出して泣いていたそうです。(自己申告)

そんな子が、可愛いです。

 

 挑戦への代償!?

泣きそうといえば、

昨年末以来、自分自身、急ピッチで様々な挑戦をして来ましたが、

最近は特に、何か、ストレスを感じていて、苛つくことが多いと自覚症状がありました。

 

得てして、そんな時は負のサイクルが続いたり、

感情的に言えば、泣きそうな思いに苛むことがあったので、

「これは、まずい。どこかで修正しなければ!」

と思っていました。

 

自分の余裕の無さが、相手への配慮を欠き、縁が切れてしまった時などは、

流石にこたえました。

 

ただ、

面白いもので、どこかで確信はあったのですが、

というか、いつの頃からか、信じるようになっていたのですが、

「目の前で起こる事象は全て必然であり、今後の自分にベストな道程を歩んでいる」

という確信です。

 

今回のマイナスと思えるような出来事も、

よくよく、「本当に損失なのか?」と自問してゆくと、

現実的に言えば、たいした損害やマイナスがあるわけでもなく、

角度を変えてみれば、むしろプラスに転じていることの方が多かったり、

全てが必然と言える出来事や、学びを得る機会であったと言えました。

 

新たな挑戦をしていれば、こういうことはつきものです。

過去、そうでした。(プラスに考えるには、当時は時間がかかりましたが。。。)

得がたい機会ですね。

 

そんな中でも、お店のお客様は、春になったこともあり、どんどん、増えてきており、

従業員も意識高く、関係業者も積極的に提案をしてきたり、

相談した事業者の方は、親身に応えてくれ、皆が、梅乃葉を支えてくれます。

家族は皆、健康でいてくれ、

そして、次女はとうとう卒園、そして、1年生になります。

 

ん~、やっぱり俺ってついてる!

感謝!

 

流し雛

お雛様

最近のイベントごとの飾り物は、

子どもたちが保育園や学校で作ってくれる作品が殆どで、

華やかさはないですが、家族的にはほっこりします。

※そう言えばクリスマスツリーはレゴだったし。。。

レゴツリー&サンタ

で、このたびは、お雛様。

保育園の年長さんの子作の折り紙で作ったお雛さんの筏を作ってくれというので、

木切れで作り、目の前の川に流しました。

流し雛

無病息災を祈念し、流します。

ゆっくりと流れていく雛を見ながら、

娘も嬉しそうでした。

 

ところが!

そこに、居合わせた近所の方と、おしゃべりをしてたんですが、

話に夢中になってるというのに、

娘が何やらあちこちチョロチョロ動き回るし、話しかけてくるので、

もう少し待って!と言わんばかりに話し終わるまで、放ったらかしにしていたら、

とうとう、困った顔して擦り寄ってきたので、

 

私:「どうしたん?」

って聞いたら、

 

娘:「お雛さんが、帰ってきた。。。。」

 

私:「は?」

 

聞けば、既に、流し始めた場所より上流に、雛は流れているというのです。

 

そうそう!ここの川は、潮の満引きで、日中何度も逆流するんでした。

メジやスズキまで、梅乃葉の側まで上がってきます(笑)

 

私:「ん・・・・・・・・、離れたくないって言ってんのかもよ。」

 

と、解説しておいたのですが。

そんな説明で、とりあえず娘的には行事は終了したようで、

「じゃ、帰ろうか!」

と、サクッとしたもんでしたww。

 

 

なんとも、締まらない行事でしたが、

子どもたちの無病息災だけは、こんなオチにならないで欲しいと願いました(笑)。

 

 

萩市の流し雛イベントは、4月3日にあるそうです!