4月初旬「活イカ漁」・活ウニ状況について
【活イカ】ヤリイカのシーズンが終わりました。
現在、春のヤリイカ(ササイカ)のシーズンが終わり、
剣先イカが出始めるまでの、端境期となっています。
大変、漁獲は厳しく、
春の時化もまだまだ多い状況で、
入荷は、厳しいところです。
本来のイカ漁のサイクルですと、
剣先イカは、4月後半のGWごろから出始めて、
5月後半頃に入荷が安定してくるという流れですが、
昨年の異常不漁もあり、
良い予想はできません。
近海だけでなく、中長距離漁場の状況が、例年ですと一切良い状況に転じていないことからも、
厳しい状況になることは、予想されています。
ちなみに、マグロは関係ありません。(中韓違法漁船の関係性も微妙なもんです)
温暖化・異常気象の影響と、日本の巻き網・底引き漁の無規制乱獲が、
核心的要因だと、みんなわかっています。
須佐の漁業者のみならず、関わる全ての方々が、
ご心配と期待を寄せてくださっている状況ですが、
今ある状況の中で、喜んで頂けるよう、今後も尽力してまいります。
【活ウニ】ムラサキウニ(クロウニ)基本的には今季見送りします。
こちらも、ウニファンの方々を随分お待たせしておりますが、
梅乃葉の活ウニシーズンは、3月末頃から例年スタートする予定でしたが、
どうも、身(生殖部)の太り方が悪く、サンプル的に検証しておりますが、
漁師と相談している中の推測では、
成長サイクルのずれが出てきているようで、
やはり、海水温の変化による影響と、
夏の異常気象(海水温の上昇)による藻場の激減が、
かなり主な要因だと思われます。
いずれにしても、梅乃葉で活ウニを楽しんで頂くスタイルは、
殻付きの生きてるウニそのものを食べる醍醐味が魅力ですので、
身のやせた状態では、お出しできないという状況です。
漁場が違えば、また、変わることでもありますが、
信頼のおける漁師との取引でしか、
仕入を行う気がないので、これもまた、
ご期待しているお客様には申し訳ないのですが、
3月末~5月にかけての活ウニ提供は、
現状、見送る状況にあります。
ただ、スポット的に、身の検証をするための入荷もありますので、
その折は、活イカ同様、入荷情報でお知らせできるものは、
発信してゆきたいと思っております。
おそらく、ムラサキウニは、今まで提供していなかった、
秋口から冬にかけての方が、良い状況になっている可能性が高いとの、
漁師の見立てです。
なので、秋ごろ、活ウニをお知らせでできるかもしれません。
いずれにしても、状況をお知らせしてゆきたいと思います。
宜しくお願い致します。