須佐地域集中豪雨からの復旧4日目—交通網(一部)・水道の回復&夏祭り

本日夕方から上水道再開

夕方から水道が回復する見通しです。

以降、継続的に水道は使用出来るようになるとのこと。

ありがたい知らせです。

これで、清掃も進みます。

 

しかし、下水処理施設の被災がひどいので、

水道が出た後も、トイレでの水の使用は控えながらとなります。

この問題も、かなり大きいので、

行政の方には、水道などと同じく、頑張って欲しいところです。

 

 

再開を受けて、明日から、梅乃葉も営業開始します。

活いかも活ウニもありませんが、

調理に不自由な方々もいますし、

支援で来られている方もいます。

少しでも、そういった部分に貢献できるようにと考え、再開いたします。

鮮魚は、市場から通常通り入荷できますので、

活イカ活ウニ以外のメニューは全て提供出来ますので、御利用下さい。

 

国道315号通過出来ます。

国道315号線が徳佐(9号線)まで通れるとのことです。

萩市に行く場合は、生雲・むつみ、阿武町福賀からのルートが使えます。

 

国道191号線を分断している災害現場写真を、

地元市議会議員の宮内議員のfacebookからシェアします。

災害箇所は、須佐トンネルと大刈トンネルの間です。

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凄まじい被災状況です。

国道の復旧に時間が相当掛かりそうな印象を受けます。

 

又、中津交差点付近の様子も少しシェアさせて頂きます。

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昨日も復旧作業をされていましたから、

現在は、もっと状況が変わっていると思います。

 

阿武町の夏祭り中止、萩の夏祭り続行

今日は、萩の夏祭りです。

先日、災害の日7月28日は、阿武町で夏祭り行事が行われる予定でしたが、

須佐田万川の状況を知った、阿武町の漁師の長が、「中止」を宣言したそうです。

当然、天候的にもやってやれないわけではなかったし、既に、準備のための費用はかけていますので、

損害は大きいのですが、(おそらく、続行を支持したい方はたくさんいたと思います。)

漁師の長の「道義」は、「仲間の災難時に祭りは絶対にやらない」でした。

 

ここで、この長は野村市長にも同じ事を求めました。

答えは当然NO。

「数千万の経済効果」それが理由だそうです。

 

おそらく、萩中心部の方も99%そう思っているでしょう。

「なんで止めなきゃいけないの?」と。

須佐で、それを望んだ人は、もちろん誰もいないでしょう。

どちらが正しいかと聞かれれば、

大半の人が「続行で問題ないんじゃない?」でしょう。

 

風評被害

災害後、周辺には配慮というか遠慮もあったと思います。

派手に、夏祭りを宣伝することも空気的にどうなのか?という葛藤はあったと思います。

ただ、被災地の名前を挙げて、「風評被害」という言葉を使って、

予約のキャンセルや祭りへの影響を懸念した説明をしている人は、

本当に、あなたは、全力で、情報発信に努めたのでしょうか?

 

須佐・田万川という萩のハズレの地のことなど影響無いと思っていたら、

思わぬ状況にあい、萩中心部は大丈夫なのに・・・と、

災害地の名前を挙げて「風評被害」と言えば、溜飲を下げるのでしょうか?

 

自分の顧客に対する情報のサービス・責任・配慮として、

「安心してお越しください。萩中心部は大丈夫です。アクセスも問題ありません」

「こんな時だからこそ、被災地のためにも、萩のこの夏祭りはいつもより盛り上げますよ!」

と、なぜ発信しないのでしょう?

 

はっきり言っておきます。

「風評被害」などという言葉を使った事業者など、顧客のことをそこまで考えていない、

情報発信の怠慢を転嫁しているだけだということを。

 

祭りを続行したことに、野村市長に是も非もないと思います。

もちろん、阿武町のこの漁師の長がした決断もそうです。

ですが、多くのこの事実を知っている須佐の漁師達にとって、

阿武町のした道義は、絶対に忘れないでしょう。

 

宣伝を行政や他者に依存して、普段から日和った商売をしている方には、

そのことを「萩の地」にいる特権くらいにしか考えていない方には、

永久に理解できないことかもしれません。

 

住吉神社で奉納

 

と、あまりの考えのない言葉だったので、つい書きましたが、

うちの嫁と子どもは萩中心部の実家に行っていますので、

今日の花火は、須佐がなかった分、本当に楽しみだと思います。

 

加えて、被災地でもある弥富地区から、

花火終了後の住吉神社にて、石見神楽を奉納するそうです。

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萩の人には馴染みのない石見神楽ですが、

そもそも、萩の花火は何のために始まったのか?

もう、知っている人も、知ろうとする意味もないイベントになったのかもしれませんが、

 

こんなときだからこそ、住吉の神様に対し、被災地より舞に行きます。

そして、須佐で弁天神事をもりあげるために唄う予定だった、2-EIGHTが、神楽の中休み中に、

LIVEを行います。15分程度ですが、是非、皆さん、宜しくお願いします。

花火終了後、住吉神社境内で、石見神楽&2-EIGHTライブが行われます。

[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=RUDJnToG_iQ[/youtube]

 

 

店長:福島 について

山口県萩市須佐の料理屋「口福の馳走屋 梅乃葉」店主
カテゴリー: 災害, 田舎時間, 祭り パーマリンク

須佐地域集中豪雨からの復旧4日目—交通網(一部)・水道の回復&夏祭り への4件のフィードバック

  1. 中野 のコメント:

    突然すいません。私は父が須佐出身で、大阪に在住の者です。今は、須佐には、お墓(法隆寺)しかありませんが、毎年お盆の時期にお墓参りに帰っています。そして、梅乃葉さんで食事させていいただいています。今回の豪雨の被害み見たときは、本当に言葉を失いました。それゆえに、目的が墓参りとはいえ今年は、控えたほうがいいかと思っていますが、地元におられる店長さんは、どう感じられますか?(失礼な質問をお許し下さい。)

  2. 河村 のコメント:

    福島さま

    明日から梅乃葉、営業再開との事大変でしょうが頑張ってください。
    おととい主人が須佐に帰ると、実家は随分片付けが進んでいたそうです。
    年配者ばかりの中、15人体制で片付けてあったそうです。

    みなさんそれぞれが被災されて大変な中、多くの助けを頂いていました。
    本当にありがたいです。

    私は手伝いに行けない為、何かと歯がゆい思いでいっぱいですが、
    一日も早く須佐の町が元に戻り、義父の活イカがそちらの梅乃葉さんで多くの方に食べていただけるようになればいいと祈っています。

    被災直後の沢山の情報をいただきまして、ありがとうございました。

    暑い中の作業、本当に大変でしょうがお身体に気をつけてくださいね。

  3. 店長:福島 のコメント:

    河村様

    コメントありがとうございます。
    本当は、水さえ出れば、営業は次の日からでも行いたいつもりでした。
    被災した方に、活イカや磯の幸といった料理でなくても、
    普段食の温かいものを召し上がって頂ければという思いでしたが、
    ようやく、明日から行えます。

    みんなが、協力して助け合ったこのことで、
    須佐が一段と強くなって再出発できると信じています。

    又、落ち着いた頃に、須佐をお訪ね下さい。

  4. 店長:福島 のコメント:

    中野様
    コメントありがとうございます。
    須佐を訪れることで、誰かが不幸になるなんて話、あるわけありません。
    特に、本日から水が出始めましたので、宿でも営業再開できるところはあるでしょう。
    被災直後のインフラもガタガタの時なら、まだしも、
    お墓参りという、目的があって、
    その後、萩に観光にゆかれたとしても、問題などあるわけがないと思います。

    今、控えるべきことというなら、被災地観光ツアー的なことでしょう。
    誰も、そんなことはしていませんが。
    気になさらず、須佐を訪れて下さい。

    このブログは、被災集落を中心に発信していますが、
    他の集落では無傷な家屋のほうが多いのですから、
    あまり、須佐全体が被災しているとは思わなくて結構ですよ。

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