今期最後のツアー団体夕食にて、つい・・・・・

今期最後のツアー団体での夕食

泊食分離がほんの少しだけ進んでいる萩市観光の中で、

ありがたいことに、萩中心部のお泊りであっても、夕食を当店で召し上がって頂けるツアーが有ります。

 

東京からお越しの団体様で、

数年前から受け入れしておりますが、

今期、最後の日程が昨晩ありました。

 

梅乃葉はご存知のように夜の営業をしておりませんので、

逆に、受け入れるお客様に集中して、料理の提供・サービスをできるので、

とても、ありがたく、やりがいのある仕事をさせて頂いておりますが・・・、

 

アカウニも絶不漁!!でした。。。

献立の柱は、活イカと活ウニです。

photo-s

赤ウニ

 

活ウニはアカウニです。

ただし、申し訳ないことに今期は全て、提供できませんでした。

 

ちょうど、ニュースでも取り上げられていましたが、

イカのみならず、

アカウニも記録的な異常な不漁だからです。

「こんなこと、初めてだ!」と、テレビの取材で漁師も応えていましたね。

 

採れたとしても身が少なく、

板ウニにしている一般的なウニの市場価格も高騰しています。

 

当然、殻付きの生きたまま提供する梅乃葉としては、

とても、この身の少なさでは提供することが出来ず、

店舗でも、今期のアカウニは、一切提供できませんでした。

 

そもそもアカウニの旬は終わっています。

アカウニの旬は盆明けから9月初旬で終わります。

しかし、板ウニ市場では、ミョウバンを使うために苦味を和らげ、

締りのない身をプリっとさせるため、旬を過ぎても出荷されますが、

天然自然のそのまんまを提供するウチとしては、出せません。

 

なので、9月のこの団体の献立は、ウニではなく、金太郎にしています。

金太郎

活イカと金太郎の天ぷら。

萩を訪れて、少しでも萩らしい素材をと、

ケンサキイカ(須佐命いか)、金太郎、

そして、小鉢には、平太郎も添えられています。

 

つい・・・・・・・

昨日は、この夕食のツアーが今期最後ということで、

つい、この金太郎の説明も長くなっていましました。

 

バスでの長旅で疲れていらっしゃるところ、

笑顔のお客様も多くみられ、こちらも、

つい、話しかけてしまいます。

 

お帰り間際、目の前のバスガイドさんに、

ある御客様が、

お客様:「須佐って地名は、「須佐之男命」と関係あるの?」と聞いたところ、

 

ガイド:「いや、ないです。ないです。」

 

 

・・・・・・・・・・って、  おい!

 

つい、「いや、あるんですよ!」

 

と、反射的にお応えし、

そこから、とうとうと、所縁を話させて頂きました。

個人的に大好きな、久しぶりの須佐のルーツ&古事記の世界の話です。

たぶん、聞いてもいない専門的な考古学の領域までしゃべりたおしていましたが、

もっと、語りたい衝動を抑え、(←話し始めた目的を忘れている。)

手短にしたつもりでしたが、さて、どうだったでしょう?

私は楽しかったですw.

 

スタッフも、他のお客様と、料理とは別の話で盛り上がったり、

普通に、会話を楽しんでいました。

 

笑顔のお客様を見ることが出来る幸せは、もちろんですが、

私達スタッフが、笑顔で、楽しんで仕事をすることが出来る幸せ。

いい仕事を頂きました。

つい・・てる!

感謝です!

 

来年は、活ウニの献立ではお受けできないであろうことも予測されます。

又、全体的に、団体ツアーの受け入れを抑えていく方向に、梅乃葉はしてゆくでしょう。

 

1人1人のお客様の期待にお応えできるお店であるように、

身の丈にあった仕事の在り方であり、

私達スタッフが笑顔で、楽しくできる仕事であり、

お客様が、「又、来るね!」って言って頂けるお店であるように。

精進いたします。
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店長:福島 について

山口県萩市須佐の料理屋「口福の馳走屋 梅乃葉」店主
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